ホラーに挑んでみたいなと思いましてこのようなスレをたてさせていただきました。
普段はシリアスなものはあまりかかないので研究も含めのものです。私自身も楽しんでかこうと思います!(短期間のお話にしたい)
スレ立ては初めてなのでなにか至らない点などがありましたらなんなりとお申し付け下さい……。
失礼します。
今>>1から>>27…今書かれているところまで読んだんですけど……。
超面白いです…!
何かむっちゃ文才あるし、凄い読みやすいし……物語が、続きはどうなるんだろう?と気になるような
感じで書かれていて、本当に凄いです。
ホラー系あんまり好きじゃなかったんですけど、この小説を読んで好きになりました……。
全然言葉の使い方おかしくないし、むしろ上手いです。超上手いです。
続きを楽しみにしておりますっっ!(^.^)/~~~
うわ〜!ありがとうございます!初めて言われる言葉ばかりで大変恐縮です…。このスレが自分のか何回も確認してしまいました。
本当に嬉しいです。励みになります。
期待に答えられるよう頑張りたいと思います。
最後にもう一度ありがとうございます。何度読み返しても興奮が止まりません。
止まった瞬間耳鳴りが起きた。
キーンという嫌な音がする。
出来れば聞いていたくない音だが、私は何かが起こる前兆じゃないかと考え
警戒する。
「……あ」
慣れてきてしまっていた耳鳴りに終止符を打ったのが原因不明の雑音だった。
その音は例えるならテレビから聞こえる砂嵐のようで、徐々に大きくなっていった。
その現象に底知れない恐怖を覚えた私は止まっていた足をまた動かそうとする。
「ちょっと待ってよ」
「は……?」
突然女性とも男性とも言い切れない中性的な声で呼び止められた。
超面白いです…。
声をかけてきたのは誰だろう。ホントに続きが気になります…。
「誰ですか……?」
私の声は恐怖で震えていた。
「ん〜? さて、誰だろうね」
誰かがそういったすぐ後に、後ろから視線を感じた。
心臓の音が徐々に速くなっていく。そして、大きくなっていく。
後ろをみたい、だが怖い。
振り向いたら後悔するのではないか、という感情が好奇心よりも強かった。
「そんなに緊張しなくてもいいのに。名前は……えーっと双葉ゆり、だっけ?」
「え……?」
自分の名前を知っていた。
それだけで大量の涙が溢れてきた。
よくわからなかった。何故自分はこんなにも涙が止まらないのか、声の主は誰なのか。
「あーちょっと待って、泣かないで。まーそうなるのも仕方ないんだけどさー」
「あれ……」
鈍器で殴られたかのような頭痛がした。
同時にもやもやした。何かを思い出せそうなのだがその何かがわからない。
そんな中ふと家族のことを思い出した。
嬉しいです!ありがとうございます。
おかげで書くのが捗ります。
描き方が上手いから読み手にも寒気がしてきます…Σ(゚□゚;)
続きも楽しみにしています!
お母さんは優しくて、料理が上手くて、私を第一に考えていてくれた。
お父さんは強くて、私を笑顔にしてくれて、それでいて結構会社では上の方の立場なんだっけ。
兄弟は……
__思い出せない。
なにかがもやもやした。
それが嫌で私は自分の記憶……双葉ゆりの記憶を辿っていこうとした。
でも何かがそれを邪魔してなにも思い出せない。
それでも無理矢理捻り出そうとする。
「いっ……!」
そのとき頭に激痛が走った。電流が左から右へ流れていくような痛みだった。
「なんなのこれ……」
鼻を煤って泣きながら誰にいったわけでもない言葉を吐く。
「あーあのさ、僕が言うのもあれだけど__」
「本当になんなの!? これお前がやったの!?」
思いのままに吐き出す。
「うーん、わかんないね!」
そう愉快に言いながら、真実を隠すやり方がどうも気にくわなかった。
なんで私だけ……こんなに……。
「ああそう。ま、いつかは向くかと思ってたけど、まさかこんなはやいとは」
振り向いてしまった。
みてしまった。『後ろ』を。
本当ですか!良かったです……!
何せ今まで感想を貰ったことがあまり無かったもので…。
これを読んでいる人は面白いと感じてくれているのかとかそういうことばっかり気にしていまして…安心しました。ありがとうございます。
目覚まし時計のジリリリという音が朝をしらせる。
まだ眠っていたいな……なんて思いながら欠伸をし、目を擦りながら自分からだを起こす。
なぜか異様に光が眩しい。
瞑ったままの目を開けられない。
そして眠い。まるでいつもより睡眠時間が短くなったような……。
__あれ?
そうだ……どうして忘れていたんだ私。
そんなに振り向いてはいけなかったのか?
確か、私と背丈が同じくらいの黒い影がみえただけだったはず……。
「ゆりー! ご飯よー」
考え込んでいると、母の声が一階から聞こえてきた。
「……ごめん、いまいくー」
「ごちそうさまでした」
手を合わせ、立ち上がる。
自分が使った食器を持って台所に向かう。
「そういえば、近所の橋本さん家、虐待があったみたいね」
母がそういったその時、救急車の音、パトカーの音、消防車の音が急に聞こえてきた。
「へー」
それをなんでもないかのように受け流す父。
他人のことなのに私はなぜか異様に不安になり、台所に行って固まったままだった手を動かし、お皿を洗ってから「ちょっとみてくるー」と言って外に飛び出す。
寝間着とか、髪がボサボサとか、そんなの気にしない。
今は、ただただ虐待があったということが気になって、不安で、心配で仕方ない。
それが?
40:あ hoge:2018/02/27(火) 13:55 〜前置き〜お久しぶりです……。肉体的には全くといっていいほど忙しくなかったのですが精神的にとても忙しくて疲れていたので少々…?のお休みをとっておりました。更新再開すると思います!思いたいです!>>39 それが…
ここから本編
「うわっ……」
早朝と言えど夏は夏だった。
いつかとは違う蒸されるような、とてもねっとりとした暑さだ。
家の庭を抜けて道路に出る。
と、そこで私は足を止める。
前からの異様な気配と共に黒い靄がみえた。
見覚えがある。これはあの時の影と同じ形だ。そしてこの気味の悪さも、もう何度も体験している。
「あれれ?」
最近聞いた声。
「ふーん、もうここまできちゃったかぁ」
出来れば聞きたくない声。相変わらず嫌なしゃべり方で寒気がする。
「まあ、こうなってくるとこちらとしては……限られてくるからそれもまた良しとしよう!」
なにを言っているのか……話の流れからすると恐らく私に関することだろう。
「じゃあ、君にはそれまでの最後の手順を踏んでもらわなきゃ!」
「じゃあ、君にはそれまでの最後の手順を踏んでもらわなきゃ!」
どういうことだ?
意味はわからないがなんとなく嫌なことというのはわかる。
「動いちゃダメだよ?」
その言葉をきいて思い出したかのように動こうとする。
だがぴくりとも動かない。
せめて自分の今の状態だけでも確認しようとするが、視線も黒い靄に釘付けになりそらそうにもそらせない。瞬きも出来ない。
「ちょっと強引だけど……これでいいかなあ? 僕もこんなことするのはじめてなんだけどさあ」
まわりの景色から色が抜き取られていく。
いや、正確には白と黒になっていっている。
そして黒が徐々に強くなっていき、やがて私の視界は闇に染まる。
「うまくいったかな! ふふ、楽しかったよ。ありがと」
暗闇の中でぽつんと声だけが聞こえる。
その声色は最後まで楽しそうだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだ続きますよ。
あ、すみません上げてませんでしたか。
あげます!
(そろそろコテハンがほしい)
目を開くと白い天井が見えた。所々汚れており、私の真上に四角形の特徴的なシミがある。
だがしかし私はそこで疑問を感じた。
これ、私の部屋じゃないよね?
家でもないよね?
少なくとも知っている場所ではない。
においもなんか違う。
じゃあここはどこ?
もしかして拉致された?
だとしたら誰に?
と、一通り疑問を浮かべた後、冷静に深呼吸をして寝転がったまま左右をみる。
右には色素が薄い緑色のカーテンがある。
そして何かよくわからない……写真や折り紙。鶴がおられている。さらに花束やテレビ、懐中電灯なども小さなテーブルにギリギリで置いてあった。
左をみると窓と折り畳み式の椅子が置いてある。
なにか見覚えがあった。
でもまだわからない。他にも決定的なものがないと、と考え何故か重い体を起こして辺りを見回す。
左と後ろの壁以外カーテンで、部屋はまだあるらしいがみえなかった。
でも私はその"決定的なもの"を見付けた。
ここがどこだかわかった。
みたことがある。何度も訪れたことがある。
もうこの世にはいない祖母や祖父がお世話になっていた。
そうここは……病院だ。
「生きてたんだ……」
つい独り言が口から漏れる。
今思い返しても何があったのか本当にわからないままだ。
ということは……夢だったのか。
嫌な夢だ。でも妙にリアルだった。
内容もはっきりと覚えている。
これからも忘れることなんて無いんだろうな、と直感的にそう思った。
__安心した。
夢だとするともう私はあんな経験をすることもないだろう。
生きててよかった、ただただそう思う。
双葉ゆりにはまだまだやり残したことが沢山ある。
だから生きなければならないのだ。
双葉ゆりは生きる希望に道溢れていた。
「生きてたんじゃなくて生かしてもらったんだけど」
この声を聞くまでは。
__幻聴だよね。夢が印象に残りすぎて現実にも影響をもたらしちゃってるんだよね。
「ねえ、感謝してよ?」
これは幻聴。自分が勝手に考えてしまっているだけ、そう強く心に言い聞かせる。
「僕今ちょっと不機嫌なんだよね。あんまりイライラさせないでね」
「どうして……」
声に出してしまった。聞こえていることを認めたようで嫌になる。
動悸が止まらない。
小刻みに震えている右手を左手でおさえる。
聞きたくない。
これも夢だ、夢なんだ。夢であってほしい。
両手を離し掌を耳に押し付ける。私は今何も聞こえていない。
そう思うしかなかった。あの声を聞くと今までの嫌なことがフラッシュバックされる。
「アハハ、おもしろーいその反応」
「違う……違う違う違う! これは現実じゃない……ちがう……」
そう自己暗示する。
全身から嫌な汗が吹き出てとまらない。
__あの吐き気がするような出来事はもう思い出したくない__!
__でもコイツがいる限り、悪夢はきっと終わらない。
「ついに壊れちゃった? まー無理もないよね。酒で泥酔した両親に暴力ふられて意識不明だもんね」
「……は?」
唐突な話に頭が真っ白になった。
理解不能だった。
けれど何故か心当たりがあった。
私の心は、脳は、その事実を忘れさせてはくれなかった。