皆さんどうも。瑞です。えっと、小説は凄く書いているので迷惑ですけど、ちょくちょく書こうと思います。それでちょっと自分的にルールを考えました。これで4作品になるので(小説板では)2作品はあげて、もう2作品は『hoge』ようと思います。
ルール
荒らし禁止。面白くないなら書き込みしないでください。削除依頼を出します。
主は小説を書くのがとても下手なのでアドバイスをくれるとありがたいです!
あと、なるべく感想も欲しいです。
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 主の作品
>>5 プロローグ
登場人物
黒島 マナ(くろしま まな)
小5。5-1の生徒。少しクールだが、元気なところが凄くある。星子のめんどう?を見る。星子とは一応友達と思っている。
阿部 星子(あべ ほしこ)
小5。マナと同じように5-1の生徒。あだ名は『アホ少女』。阿部の『あ』、星子の『ほ』で『あほ』だからアホ少女というあだ名になった。とてもアホ?過ぎる女子。クラスの盛り上げ役。
追加キャラクターが出るかもしれません…詳しいプロフは『メモ板』に書いときます。
ストーリー
主人公のマナは、転校生としてやってきた。マナは新しい学校生活を楽しみにしていたが…仲良くなったのは、5-1の一番の明るい子星子だった。ところが、星子はアホなところもあり、『アホ少女』というあだ名だった!ハチャメチャな学校生活が今始まる!
主の作品
ー小説板ー
あの日の物語
私の恋は叶うの?
心に声を響かせて…
ー創作板ー
4つの四季フレンズ
ー短編小説板ー
短編物語…〜はじまりを一つに…〜
『あの日の物語』は主が最初に書いた小説です。最初は凄くあんまり表現を上手くできませんでしたが、いろんな方々からアドバイスを貰い、少しずつ小説の書き方も覚えてきました。
この作品だけではなく、ここに書いてある小説も見てくれると嬉しいです!
プロローグ
私の名前は、黒島マナ。今日からここ星野山小学校に転校することになった。元々は星野砂小学校に居たが、お父さんの都合により、ここの町に帰ってきた。幼稚園の時まで住んでいた星野山町に帰ってきた。
私は今、廊下で待っている。廊下を見渡すと、田舎……前と変わっていないところと変わっている景色があった。『5-1』と書いてある板がぶら下がっている。
「それでは、転校生を紹介します。入ってきてください」
先生が言うと、私は床に置いていたランドセルを背負って、グレーの色のドアをガラッと開けて教室に入った。
「では、自己紹介をしてください」
先生は、ニコッとふんわりとした笑顔で言った。
「はじめまして。星野砂小学校から転校してきました。黒島マナです。幼稚園の時まで星野山町に住んでいました。どうぞ、よろしくお願いします」
私が自己紹介が終わり、ぺこりとお辞儀をすると、パラパラと大きな拍手が教室に響いた。
「では、黒島さんの席は窓側の一番後ろね」
私は先生が指を指したところまでスタスタと歩き、席についた。
「はじめまして!私、阿部星子!よろしくね!」
私が席につくと、隣の阿部さんは、ニコッと明るい笑顔で自己紹介をした。なんだか、眩しいな…この子と仲良くなれるかな……?
第1章ー君と友達に…ー
「では!今日から2学期ですね!」
先生は楽しそうに話している。みんなも楽しそうに聞いている。意外に面白いのね……
「では、1時間目は黒島さんに質問をいろいろとしましょう!」
「あ、はい……」
私はこくりとうなずいた。
質問か…一応前の学校で、友達にプロフ書いてあげた時あったから良いけど…
「では、廊下側からスタートです」
先生は、廊下側の一番前の人に指名をした。
「えっと誕生日はいつですか?」
「昨日の8月31日です」
こういう風に、会話や質問でいろいろとみんなの質問を答えた。
「では、最後に阿部さん」
「好きな食べ物はなーんですか?!」
「あははは!!」
阿部さんが私に質問をした時に、みんなは笑った。
「星子また〜?」
あちこちから次々と『またかよ』などと聞こえてくる。『また』って?
「星子ちゃんはね、質問するとき必ず好きな食べ物を聞くんだよ!」
最初に私に質問をしてくれた子は、クククと笑いをこらえながら言った。
「えへへ…」
阿部さんは、みんなが笑ったのを怒らないでニヒヒと笑っていた。
「では、黒島さん。阿部さんの質問に答えてください」
「アップルパイです」
私はふんわりとしたクールな笑顔で阿倍さんの質問を答えた。
「さすが都会の町…星野砂町…ちなみにー!私の好きな食べ物は『うんめぇ棒』!!」
「あははは!!」
阿倍さんはピースをして言ったら、みんなはまた笑った。うんめぇ棒って、駄菓子屋とかに売ってる10円のお菓子のことだよね…?
新連載おめでとう!
8:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/01/09(火) 20:31 >>7
ありがとう!
「え、えっと〜!先生から質問ね!星野砂町ってどんなところですか?」
「そうですね…景色がとても綺麗です!星野山町とは隣ですが、まるで都会のような雰囲気でした!星野山町はとても自然が良くてここに戻ってきたのは凄く感謝してます」
私はニコッと笑いながら言った。み、みんな話について行ってる?
「おぉー!!君は神!?」
阿倍さんは席から立ち上がってパラパラを大きな拍手をした。しかも泣いてるの!?
「すんばらすぅい!!」
え、えっと……何を言ってのかがさっぱり……
「あぁ………これだから…」
「黒島さんに迷惑かけてんじゃん…」
あちこちからため息などが次々と現れる。え……?何?
「実はね……こいつ…学年のアホなんだよ…」
私の前の席の男子はあきれた顔で阿倍さんを見ながら言った。
どういうことなの……?
阿部さんの駆け出し…。
着いていけるの〜?
>>10
私だったら着いていける……かも…(たぶんw)
まぁ、私もアホだから星子とお互いのアホ少女としてふざけていきまーす!
↑いつもこんなテンションでごめん!
いやいや!
それが瑞ちゃんのいいところだよ!
頑張ってね〜♪
>>12
そう言われると嬉しい!ありがとう!
いえいえ!
私のコメントに返信しなくていいよ。
小説更新に全力を注いでね♪
第2章ー阿倍さんの正体ー
(阿倍さんっていったい…どんな人なの……)
と、私は窓を見ながらはぁ……とため息をついた。
「マーナちゃん!」
阿倍さんはニコッと明るい笑顔をして私の目の前に来た。
「えっと…どうしたの…?」
私は首をかしげて、阿倍さんに聞いた。
「もう!私のことは星子で良いよ!」
阿倍さんはニヒヒと明るい笑顔をして言った。
「うん!星子ちゃん!」
こうして……いろいろと星子ちゃんと少しずつだけど仲良くなれた…
凄く明るすぎて追い付けない時もあったけど、星子ちゃんといて楽しい!
ある日のことだった……私が教室に戻ろうとしたときだった。
「いたっ!」
私は急にお腹に痛みがビリッときたような痛みを感じた。
「マナちゃん!?」
私は倒れこんでしまった。頭の中はお腹が痛いことしかなかった。
「どうしたの?」
「あ!星子ちゃん!マナちゃんが!」
星子ちゃんの声が聞こえ、ピクッとしたけど、お腹に激痛が走り、顔をあげることができなかった。
それからは意識が……なかった…
「………ん…」
私はゆっくりと目を開けた。私は起き上がって周りを見た。保健室らしい…
「マナちゃん!」
星子ちゃんは泣きながら笑っていた。私は悪いことしちゃったかな……と少しオロオロしていた。
「みんなが、マナちゃんが倒れたって言ってたからびっくりしたよ!」
星子ちゃんは涙を拭いて、ニコッと笑って言った。
星子ちゃん………私の心配してくれたんだ…星子ちゃんと友達で良かった…涙が溢れるほど嬉しいよ…
「教室戻ろう?大丈夫?」
「うん!」
私と星子ちゃんは手を繋いで教室に戻った。
「みんなお帰り!!」
「ただいまだろ…」
みんなは星子ちゃんのふざけっぷりにドッと笑った。
「今日もおかしいなアホ少女!」
「よっ!アホ少女?」
私は一瞬自分のことかと思い、ビクッとした。
「ど、どういうこと…?」
私は少し頭がパニック状態になりながら聞いた。
「実は、こいつ…学年一のアホなんだ!」
「えーーーーーー!?」
お帰りとただいまは間違えちゃダメだよ、星子ちゃ〜ん!
頑張って!
>>18
ちょっとおかしくやってみました(笑)
ありがとう!
第3章ー星子はアホ少女!ー
私は一瞬頭がぽかーんとなった。あの優しい星子ちゃんが!?
「ほんとなの…?」
私はカチコチになりながら星子ちゃんに聞いた。
「もちのぽんさ!」
あぁーーーーー!?もちろんだろ……ちょっとキレそう……
「とにかく!黒島さん!アホ少女のお世話よろしくぅ!」
男子はなぜかニコニコ笑いながら私に押し付けてきた。
「うん……」
一応星子ちゃんの友達だけど…まさか星子ちゃんがこういう子だなんて……
給食の時間……今日はお弁当の日だった。
「黒島さんって、ここの町のどこら辺に住んでたの?」
私がパクパクとお弁当を食べていると、同じ班の男子から話しかけられた。
「えっと…幼稚園の時だったから覚えてないな…ごめんね…」
私は少し苦笑いをしながら言った。どこら辺に住んでたっけ…?
「………」
星子ちゃんはよだれをたらして、私のお弁当を見ていた。
「え、えっと…星子ちゃん…?」
「卵焼き美味しそう…」
私はあわあわとしながら聞くと、星子ちゃんはさっきと同じようによだれをたらし、おまけに目を輝かせていた。
「卵焼きあげる!」
私はよだれをたらしている星子ちゃんの空っぽになったお弁当箱に卵焼きを一個入れた。
「良いの!?」
星子ちゃん目を輝かせて、私に聞いて、私はこくりとにっこりしてうなずいた。
「わぁ!ありがとう!う〜ん!マナちゃんの家の卵焼きいつ食べても美味しい!」
「今日初めて食べるでしょ…?」
私はあははと苦笑いをして言った。
「ごちそうさまでした!」
弁当を食べ終わり、机を運んで掃除をすることになった。
「えっと、マナちゃんは、6班だから教室掃除だよ!1週間に掃除が変わるんだよ!」
星子ちゃんは、掃除の役割表を指をさして教えてくれた。
「んじゃ、マナちゃん黒板でいいかな?」
「うん!」
私は黒板のところに行き、黒板消しを持って、消し始めた。
一応私は、前の学校で児童会に入ってたから、黒板記者とかだったから…消したりするのはまぁまぁ得意。
「よぉ〜し!行くぞぉ〜!」
私が後ろを向くと、男子がほうきをバットに雑巾をボールにして野球をしていた。
「えい!」
雑巾が私の頭に軽くぶつかった。一応頭には痛みはなかった。
「マナちゃん!!」
女子はそれぞれ私を囲み集まってきた。
「おい……男子……今何やった?」
私はニコッと笑い男子に聞いた。
「え、えっと…野球ですぅ」
男子はにっこりしながら言った。どうやら……わからないか…
「そっか…お前ら……掃除しろや!」
「えっ!?」
私はニコッと笑ってた笑顔から男子を思いっきり睨み付けて、黒板を思いっきり叩いた。
「ほうきと雑巾にゴミがついてるんだぞ!?ゴミが目に入ったらどうすんだよ!!」
私は雑巾を投げた男子に、雑巾を投げつけた。
「で、でも!こいつが悪いだぞ!?」
雑巾を投げた男子は、ほうきで雑巾をを打った男子を指さした。
「お前もわりぃんだよ!」
「す、すみませんでしたぁ!!」
男子2人は私の前に土下座をした。わかったならよろしい!
「おぉ…!」
私の周りからパラパラと拍手がなった。なんだか照れくさい……
「男子ぃ!」
星子ちゃんは掃除中に野球をやっていた男子の前に立った。
「な、なんだよ!」
男子は少し星子ちゃんを睨み付けながら聞いた。
「野球なら…外でして来いよ!」
「掃除中に行けねーだろ!」
「しかも、休み時間に野球禁止だぞ!?」
男子は、黒板に貼ってある紙を指さした。
「?」
私は黒板に貼ってある紙を見た。
『グラウンドの使い方
ボール運動は、サッカー、ドッヂボール、バレー以外は禁止です。
下級生などの迷惑にならないようにしましょう。』
と書いてあった。なるほどね〜……
「だったら遊びに行けよ!」
「行けねーよ!」
星子ちゃんと男子の戦いが始まった…なんだかすげーみにくい戦いだな…
「お前ら…さっさと掃除しなさーい!」
私は凄くイライラが止まらなくなり、男子と星子ちゃんに怒った。
「うぅ……星子ちゃん…さっきはごめんね…」
帰り道…星子ちゃんと途中まで同じだから一緒に帰った。
「良いよ!私が悪いんだし!」
星子ちゃんはニヒヒと笑っていた。私を元気づけてくれてるの…?
「あ!私歩道橋のぼるから!じゃあね!」
「うん!バイバイ!」
歩道橋をのぼる星子ちゃんを見送りながら手を振った。
「ただいま〜!」
私は鍵を開けて、家のドアを開けた。
「あ!マナお帰り」
リビングでテレビを見ながらポテチを食べているのは私のお姉ちゃんのマユお姉ちゃん。
お姉ちゃんは、私より一つ年上…
「あ。お母さんから電話でしばらく入院するってさ…」
お姉ちゃんはキッチンに移動をして料理をする準備をしながら言った。
「わかった。荷物置いてくるね」
私はリビングから出て、2階にあがって自分の部屋に入った。
「はぁ……」
私はランドセルをベッドに置くと、ため息をついた。
実は、私のお母さんは入院している。あともう少しで私の弟か妹ができる…
「あ!マナ手伝って!」
私は宿題が終わり、リビングへ戻ると、お姉ちゃんは忙しそうに料理しながら私に言った。
私はリビングにあった自分のエプロンを着て、お姉ちゃんの手伝いをした。
「今日のご飯はハンバーグだから焼いて!」
お姉ちゃんは、フライパンを指さして教えてくれた。
「よぉし!」
私は自信満々でお手伝いをした。私は家庭科の特に料理は苦手だけどお姉ちゃんは家庭科が得意だからいろいろと家庭科のことを教えてくれる。
「えい!」
私はハンバーグを優しくひっくり返すといい色に焼けていた。
「ん〜!」
私は美味しそうな匂いがして足をバタバタしていた。
「マナ!お家壊れちゃうよ!」
ハンバーグの形を作っているお姉ちゃんは私に注意した。
「ごめん…」
私はハンバーグを見ながら謝った。静かな部屋にはジュージューとハンバーグを焼いている音しかなかった。
「いただきまーす」
私とお姉ちゃんは二人で夕食を食べた。お父さんは夜20時に帰ってくる。お母さんのためにも頑張っている。
「静かだね…」
私は白米をパクパクと食べながら言った。
「いつものことよ…」
お姉ちゃんはコップに麦茶を注ぎながら言った。
「あ、新しい友達できた?」
お姉ちゃんは箸を止めて、私に聞いてきた。
「うん。まぁね…」
私は苦笑いをしてお姉ちゃんに言った。アホって言われてる子が一番仲良くなれた子…
「お姉ちゃんは?」
私は首をかしげて聞いた。
「うん。私もかな…」
お姉ちゃんはニコッと明るい笑顔で言った。こういうときはお姉ちゃんすぐに機嫌が良いからな……
めっちゃ面白いわ、、、
普通にごめん。
>>28
ありがとうございます!!
>>29
いえ!2回目を書くときにこのスレをあげるのでちょうど良かったです!
次の日の朝……私はお姉ちゃんと一緒に登校した。
外に出ると、秋に近づいているのに涼しい風…青い空…
「ちゃんと勉強頑張りなさいよ?」
「お姉ちゃん!」
お姉ちゃんは意地悪そうに言って、私はお姉ちゃんに怒った。
「冗談よ。でも体育は頑張りなさいよ?」
「うん……」
お姉ちゃんが言う通り…私は運動が苦手…できるとしたら、長距離、縄跳び、水泳しかできない…跳び箱なんて6段も跳べない…
「あ!マナちゃ〜ん!」
上を向くと、歩道橋で大きく手を振っている星子ちゃんが居た。
「お友達?私行くね!」
お姉ちゃんは私に気を使って私より学校へ向かった。
「あの子誰?」
星子ちゃんは首をかしげて聞いてきた。
「私のお姉ちゃん」
「お姉ちゃん居たんだ!」
星子ちゃんは羨ましそうに目を輝かせて私を見た。
「今日応援団以外の運動会の係を決めるのか〜!」
星子ちゃんはニコニコしながら言った。
「あるの?」
「うん!ちなみに私は応援団!」
星子ちゃんは自慢をするように言った。
「そうなの!?スゴい!」
私は目を輝かせて星子ちゃんを見た。星子ちゃんって運動神経良さそう!
「どんな係があるの?」
私は首をかしげて星子ちゃんに聞いた。
「それは授業でのお楽しみだよ!」
星子ちゃんはウィンクをしながら言った。
「はい!皆さん、今日は運動会の係を決めますよ〜!」
先生は楽しそうな笑顔で言った。
運動会か…あっちの星野砂小学校でも9月に運動会があったな…
「では、黒板に書いてある係を選んでくださいね〜!これは希望なのでなれるかどうかわかりませんからね〜」
先生は紙を次々に渡しながら言った。
これに書くのか…
私は第一希望は、イラスト。星野山町に星野山小学校の運動会のポスターを書いたり、赤組、白組の絵を描く仕事。第二希望は放送。
「では、希望を書いた人は先生の机に出してくださいね〜!」
私は紙を裏返して先生の机にそっと置いた。
「よし!これで完了!」
星子ちゃんは『ふぅ!』と疲れきって笑顔になっていた。
「って!応援団でしょー!」
私は星子ちゃんのプリントをバッと取った。
「えーー!?応援団も書くんじゃないの!?」
星子ちゃんはびっくりしてきょとんとしていた。
「応援団以外って黒板に書いてあるよ…」
私は黒板に書いてあることを星子ちゃんに見せた。
「本当だねぇ〜!」
星子ちゃんはニッコニコに笑っていた。腹が立ってきますねぇ…(^言^)
次の日になると、係がもう決まっていた。私は廊下に貼ってある係を見た。
「放送か…」
私は少し嬉しそうに言った。
「マナちゃんおはよ〜!」
星子ちゃんは私の後ろからヒョコッと出てきた。
「何の係だったぁ〜?」
「放送だったよ」
私は嬉しそうな顔で答えた。
「なれて良かったじゃん!」
星子ちゃんはニヒヒと笑った。
「おーい!マナちゃ〜ん!」
教室の出入り口からクラスメイトの子が私を呼んだ。
「何?」
私は首をかしげて聞くと、お姉ちゃんが居た。
「お姉ちゃんどうかした?」
「あぁ。間違ってマナの箸入れてた。マナの方に私の入ってると思うから持ってきて」
お姉ちゃんから箸を受けとると、私はランドセルを探すと、『黒島マユ』とお姉ちゃんの名前が書いてある箸を見つけて、お姉ちゃんに渡した。
「サンキュー!」
お姉ちゃんはポニーテールの髪を揺らしながら自分のクラスに戻った。
「ねぇねぇマナちゃん!あれってマナちゃんのお姉ちゃん?」
クラスの子はバッと、私の周りに来て聞いてきた。私は小さくこくりとうなずいた。
「大人っぽいね〜!」
「スタイル良いね〜!」
など、誉め言葉がたくさん出てきた。そう言えば、お姉ちゃん前の小学校で凄く告白されまくってたな…
「てか、ヤバッ!着替えないと!」
みんなは次々と体操着を持って、廊下に出た。私も体操着を持って、更衣室までダッシュした。
「今日って何かあるの?」
私は首をかしげて聞いた。
「あ、今日はね、リレーの練習なの!」
星子ちゃんはニコニコと笑いながら言った。
リレーか…私リレー得意じゃないんだよね…
着替え終わると、いつの間にか休み時間が終わりそうだった。私は赤白帽子を被って、早めに並んだ。
「はぁ…はぁ……」
グラウンドに行くと、グラウンド1周をマラソン…つ、辛い……
「や、やっと……」
私は荒い息をしながら集合場所に向かった。私は白組。
「では、今日は6年生と合同でリレーをやります。先に5年生が走って、最後に6年生が走ります」
6年生と合同!?お姉ちゃんと一緒に授業できるんだ…
「では、5年生の皆さんさっそくですが、リレーの準備をしてください!」
先生はさっき並ぶ場所を教えてもらった。私は4番目に…自信ないなぁ…
「では、位置について!よーい!」
先生の大きな声の後に、ピストルの大きな音が聞こえた。
「はい!」
3番目の人が走りに行くと、私は準備をした。すごく緊張する…
「はい!」
3番目の人は少し強めにバトンを渡した。どうしよう…私足遅いから…
私は後ろをチラッと向くと、驚いてしまう光景が…!
「はぁ…!はぁ…」
3人とも私の後ろで遅い!これって完全に漫画にある展開じゃん!
私は思いきって走り、5番目の人にバトンを渡した。
「マナ!」
お姉ちゃんは私に手を振ってハイタッチをした。少し恥ずかしいな…
「青!」
青は私のリレーの色。みんな喜んでるなか私も喜んだ。心が凄くぴょんぴょん弾む!
「楽しかった〜!」
着替え終わると、嬉しそうな顔をして、水筒に入ってる冷たい水をゴクゴクと飲んだ、
「ぷはぁ〜!」
隣から声がして、隣を見ると星子ちゃんがいた。『ぷはぁ〜』ってビールを飲んだあとかよ…
「運動後になんか飲むと美味しく感じるよね!」
星子ちゃんはニカッと笑った。私はこくりとうなずいた。
確かに、運動した後の飲み物は美味しく感じる……
「あ!そうだ!今週の土曜日お祭り行かない?」
下校の時、電柱に貼ってあったポスターを指さして星子ちゃんは聞いてきた。
「う〜ん…お父さんに聞いてみるね」
私は少しう〜んと考えた。お姉ちゃんにも言わないとな…
「んじゃ、明日教えてくれる?」
星子ちゃんはニコニコして聞いてきた。私はこくりとうなずいた。
「了解!じゃあね!」
星子ちゃんは嬉しそうに歩道橋を走っていった。なるべく行けるようにしたいな…
「ただいま〜」
私は玄関を開けた。いつもお姉ちゃんはいるけど、今はいない
「誰もいない…」
私はリビングをうろちょろしていると手紙があった。
『マナへ
お父さんが行けなくなったので、私が病院に行っています。17時には帰ります。
マユより』
と書いてあった。お姉ちゃん出掛けたのか…
「う〜んと…ここは…」
私は算数のプリントとにらめっこをしながら悩んだ。
「こうかな?」
私はスラスラと問題を解いた。
解き終わると、なんだか暇になってきた。
「テレビみよ…」
私は階段をおりて、テレビをつけた。その時にはニュースがやっていた。次々とチャンネルを変えると、ほとんどがニュース。別に、ニュースば勉強になるし…
「さて…今週の土曜日は星が綺麗に見える日ですね!」
私はビクッとした。今週の土曜日…お祭りの日だ…
私は少し考えていると、ポツポツと窓に何かが当たった。私はカーテンを開けると雨が降っていた。
「や、ヤバッ!」
私はベランダへ走って、洗濯物を取り込んだ。少し洗濯物が湿っている。
「ただいま〜」
どうやらお姉ちゃんが帰ってきたみたいだ。お姉ちゃんがリビングに来ると、後ろに誰かが居た。
「お姉ちゃん後ろに居るのは誰?」
私は首をかしげて聞いた。
「お父さんだよ」
お姉ちゃんはあははと笑いながら言った。
「な、なんだ〜!てっきり不審者かと…」
「お父さんのこと不審者って思ってたの!?」
お父さんは青ざめながらびっくりしていた。
「いや、悪気はないよ…あ、そうだ。友達から今週の土曜日にあるお祭りに誘われたんだけど行ってもいいかな?」
私はお祭りのことを思い出してお父さんに聞いた。
「あぁ。良いぞ。20時前には帰るんだぞ」
お父さんはこくりこくりとうなずきながら言った。お祭りの日に早くならないかな…