――私はスキ人がいる。
だけどあの日から彼の態度が変わった。――
でも私はこの想いが何でアレ、彼の隣に一緒にいたいっていつから思ったのだろうか…………?
これは「思春期シンデレラ」の登場人物も出て来ます!
心愛ちゃんと仁湖君のラブコメになっている感じです。
恋歌が海外に行く少し前からストーリーが始まります!
コメント💬も必ず下さい!
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
登場人物
*楠 心愛(くすのき ここあ)
本作の主人公。
しっかり者で,素直じゃない性格。
委員長もやっていることもあり、時折騙される。
そして仁湖に弱味を握られつつある。
赤松 勇馬と鴇田 ひなたとは親戚同士。
*青村 仁湖(あおむら にこ)
素直じゃない心愛を苛めるのが好きだけど、最近は心愛に対する態度が少し変わってドSの小悪魔を心愛だけに見せている。
兄の解斗に少し似ている。
*間宮 美穂(まみや みほ)
心愛と仁湖と同じクラスで,可愛らしくか弱い感じなことで男子皆が寄って行くぐらいモテる。
心愛の親友だけど、四人いつも一緒にいる。
仁湖が好き。
*瀬戸口 優(せとぐち ゆう)
心愛と仁湖と同じクラスで、少しお節介で四人に対してはいつも優しく助けてくれては心配してくれる。
無自覚にモテるけど、他人がモテることとかは分かっている。
仁湖の親友だけど、四人いつも一緒にいる。
美穂が好き。
これは四人の恋模様で、一方通行な恋心がどう行くかを楽しめる様に描きます!
@1.歩きながらの挨拶
私は楠 心愛。
中学三年生よ。
いきなりだけど、私は生徒会メンバーの四人が集まっていたのを見てしまって解斗先輩は恋歌先輩とだけど……
勇馬先輩は初音先輩と一緒に座ってるから、少しだけズキッとした。
何で胸がズキッてしたのか,分からなかった……
新作おめでとう(*^^*)
心愛ちゃんのストーリー、スゴい楽しみ(*´ω`*)
頑張ってね♪
@2.私と勇兄T
ファミレスで楽しそうにしてるところを見てもっとまた嫌な感じがした。
私は勇兄の親戚の妹みたいに、可愛がってもらえた。
けれどこの感情は何か何かと考えていると,勇兄達がファミレスから出てきた。
私は出てきた勇兄の方に掛けろうとしたのと同時に、恋歌先輩が初音先輩を見て勇兄の背中を押した。
たぶん恋歌先輩は、夕方になったから危ないってことにだけど私は見ているのが辛くなってきた……
私はよく分からないけど、泣きそうになって走った。
走っているのと同時に私と同じ様に,李斗先輩も切なそうに恋歌先輩のことを見ていた。
「あれ心愛,何一人?」
ひなたちゃんが私に気付いているけど、李斗先輩は今の私と一緒な感じに見える。
「うん一人だけど、ひなたちゃんは李斗先輩と……」
ひなたちゃんが私の目がどこを向いているのかを見てから否定した。
「恋の相談ってところかな?」
「恋の相談?」
私はまだ恋をしたことがないから、分からないけど何の相談をしたのか聞いてみたい。
「何の相談したの?」
いきなりだったからか李斗先輩が顔を伏せていたのを持ち上げて驚いた様に私を見た。
「えっ、何のって……何で俺を見てくれないとか」
私も勇兄にはいつも見て欲しいって思う様に,李斗先輩も同じだったのかなって感じた。
「そして今日は他の男と一緒にいるなって、嫉妬までしたんだって……アレ心愛ちゃん」
「どうしたの心愛!!?」
私を心配するひなたちゃんに李斗先輩だけど、私この感情に気付いちゃった……
「私帰るね……」
またしても走って走って行くけど、途中強く握って呼び止められた……!?
@3.私と勇兄U (*仁湖side)
僕が買い物をしていた時に、勇兄と初音先輩が珍しく二人で歩いてた。
そして偶然にも何分後に心愛ちゃんが走って涙を流して突っ走って行くのが,見えたから心愛ちゃんの手首を掴み取った。
「心愛ちゃん!」
心愛ちゃんが振り向かずに立ち止まってくれたけど、何も反応してくれなかった。
「どうしたの,どこか痛いの?」
「……全然」
そう言ってから心愛ちゃんは、去ったけどただことじゃないって伝わった。
@4.あんな表情で…
私は仁湖に気付かれない様に言って走ったけど、あんなにイジワルな言い方をしたりされると困る……
「……急に男になるから、ドキッとするよ」
私は仁湖に,またドキッとしたけど何でか困惑した。
〉〉7の続き。
➰➰➰➰➰
でも私は勇兄の表情が,少し紅く染まっていたのを見て胸が痛んだ。
けどこれは、なんだか違う感じの様に思える。
ー1ヶ月後ー
私は秋風が吹く外を出て学校へと向かった。
「寒い,もう少ししたら修学旅行だよ」
修学旅行が近くなっているけど、1ヶ月もしたけどまだ胸の心は痛いけど仁湖が時々だけどまた私のお尻を触って来る様になった。
「おはよう心愛,宿題やって来た?」
「美穂おはよう、やって来たけど何で?」
私は首を傾げたけど仁湖はやって来たかが心配になった。
「ねぇ心愛って仁湖の事好きだったりする?」
「えっ!?」
時々ドキドキさせられるけど、好きって思いは……
「好きじゃないよ、だけど……」
私は少し美穂に嘘を言ってしまった。
だってイジワルさせられる時に、ドキッとしていることで好きって想うことで自覚しそうだから。
美穂が紅くなっているから先に勇兄に好きかもしれない仁湖の事が、好きだからって伝えたい。
私はまだ仁湖の事が本当に好きなのかも分からないけど、勇兄には言いたい。
だって初音先輩の事が好きって言っていたのを聞いたからだ。
@8.『好きだった人』T
学校に着いて間もなく勇兄がいた。
「勇兄!」
私の言葉に振り返って挨拶をしてきてくれた。
言えなかったことを言った。
「勇兄のことが、好きだったけどね…今は兄として好きだよ」
好きって言われた勇兄は驚いてたけど、「心愛の初恋は、俺じゃあなくってアイツだよ」って言ってきて私は首を傾げるしかなかった。
私の初恋は、まさか…仁湖なの⁉
勇兄はもういなくって、かわりに仁湖が私の目に映ってまさかのまさかだよね…
バカだけれども鋭いっていうか私はもう混乱状態に入った。
「おはよう心愛ちゃん、…またね」
すぐに去っていった。
@7.『好きだった人』U (*仁湖side)
心愛ちゃんに早く会う為に、当校したけど僕は運が良かったのか心愛ちゃんと会えた。
笑顔で心愛ちゃんの方に駆けて走った。
「心愛ちゃーーー」
「勇兄!」
僕と心愛ちゃんの声が重なってしまい、僕は何故か最後まで言えなかった言葉を喉にしまった。
勇兄は心愛ちゃんの言葉に振り向いたけど、何か用事なのかな?
「勇兄のことが,好きだったけどね……今は兄として好きだよ」
「………僕振られたの……?」
小さな声で俯きながら消えそうに呟いた。
それに心愛ちゃんに好きな人がいた時点で大きく落ち込んでしまった。
数分ぐらい思考停止していたけど、我に戻って心愛ちゃんの方まで行き挨拶した。
「おはよう心愛ちゃん、…またね」
すぐに去りながら泣きそうになりながらも、走った。
僕は振られたんだ……
@8.無意識に考えちゃう……
私は勇兄が言った言葉が,引っ掛かってしまって授業にも集中できない状態だった…
『心愛の初恋は、俺じゃあなくってアイツだよ』の言葉が脳裏に焼き付いてしまって、どうも仁湖のことが無意識に見ている自分が気恥ずかしくって左右に首を振った。
「じゃあ最後の班は、委員長の楠さんと青村君と間宮さんと瀬戸口君の4班ですね」
先生が眈々と進めて、私と仁湖は横隣にいるから美穂と優が後ろの席だから机と椅子をくっ付けさせて話し合いをする。
「じゃあ美穂と優は横隣だから動かなくっても良いんだけど、私と仁湖は動かした方が良いから待ってね!」
「椅子だけで良いんじゃね?」
机を持とうとすると優が椅子だけで良いと,言うから椅子だけ向きを二人の方に向くようにして座った。
「修学旅行どこに行くんだっけ?」
美穂がキョトンとする表情で、言うから忘れているのって疑ってしまった!?
それに仁湖の様子が気になって仕方がないんだよね……
「京都に奈良で、最終日は大阪だったかな?」
男の子の表情といつもの可愛い表情が混じっている感じに、私達に言う。
急にそんな顔を,しないで欲しいって思うよ。
@9.さすがに難しいT (*優side)
最終日が大阪と言われてしまうと,俺達はお互いに顔を見合せて目配して語った。
「やっぱり……足りないよな、時間的に」
「確かに、足りないから考えているのよ………」
俺が首を俯かして肩を竦めた瞬間に、心愛も机に両肘をつき頬杖をしている。
「……ねぇ落ち着いて思ったけど、言っても良い?」
「何を?」
俺と心愛と仁湖は、美穂の落ち着いたのを聞いてみると「大阪観光はバスでして,後は自由時間が少し!!?」って俺は先生が美穂と同じ意見でショックで机に伏せ倒れした。
心愛と美穂は「仕方が無いって……」おいおい二人も同じ気持ちだって目を疑い,そうだ仁湖は「うん………しょうがないよね」何コレ俺三人に同情させられている!?
「これは難しいってことよね」
心愛って本当にしっかりとしているから諦めも早いけど、今は動揺がチラッと見えたんだけど?
それに美穂と同じ班ってことと,横隣の席で浮かれてもいるけどこんなに嬉しさがあるのって逆に怖い……
@10.さすがに難しいU (*美穂side)
仁湖と同じ班になれたけど、それに親友の心愛とも同じ班になれた……
「自由時間があるんであれば、四人で一緒に自由時間回る?」
優はそう言ってから私は賛成するけど、この二人はどうなのかな?
「良いんじゃないかな」
「僕もそう思うよ、じゃあ決定かな?」
二人が言ってから班長決めも決めようとしたら、仁湖が早速手を挙げた。
「僕が副班長になっても良い,班長は心愛ちゃんがするからね!」
さすがの私は、どうして心愛なの仁湖と心が叫びそうだった……
だって仁湖は心愛のことを見つめていて、胸が凄い痛かった…
@11,嫌な予感が的中99%
決まりそうになっているから後の4班の班長と副班長を、どうするか相談しようとした時にとんでもないことを言い出してきた。
仁湖が手を挙げて私を見て笑顔で言う。
「僕が副班長になっても良い,班長は心愛ちゃんがするからね!」
言った後に仁湖が私を見てから笑顔が黒い笑みに変わった。
仁湖は何で私と一緒にやりたいのかは、多分イジワルする為にとか……?
そして黒い笑みのまんま「心愛ちゃん一緒に頑張ろうねぇ!」なんだかニヤリとする仁湖で不安を持ってしまったけど、優と美穂は多分黒い笑みの仁湖は見えていないって思った。
もう全部決まっているけど不安だらけて、嫌な予感が的中しないで欲しいよ……………
@12.兄との仲 (*仁湖side)
僕は授業が終えて自宅に戻ってから、馬鹿馬鹿しく解兄がふざけていた。
「……朝のことは、ショックだったなぁ………」
部屋に入りながら呟いたけど、隣の解兄の部屋から大きな物音がした。
「何やっているのだろ?」
少し苛ついて気になるけど、無視をして宿題に入って惚れさせることとかを考えていた。
@13.私の家に,いらっしゃい!T (*美穂side)
学校帰りに自宅に寄ってからの,心愛の自宅に訪問と言ってもお泊まりするの。
「洋菓子とか買ったけど、口にあうかな?」
買った洋菓子だけど……、実は私の手作りの物までも持ってきた。
秋風が少しずつ吹いていて、秋が近付いているのかもしれないと目を閉じて深呼吸してみた。
そしていつの間にか心愛の自宅に着いた。
「もう心愛も、学校から戻っているよね?」
ヨシッと意気込み入れて、チャイムを押した。
「はい,あれ美穂早かったね」
私と分かったのは画面チャイムだからかな?
@14.私の家に、いらっしゃい!U
もうそろそろ来る頃とか思っていたら、本当に来た!!
私はソワソワしてない様に,チャイムの画面前に立った。
「はい,美穂早かったね」
そう言ってから玄関まで行くから待ってと言って、扉を開けた。
「美穂いらっしゃい,何か荷物いっぱいだけど?」
私は荷物の方に目が行ってしまう。
「ああ,これね人気店の洋菓子屋のところで買ったケーキなの」
新しいケーキ屋は、まだ私も行っていないんだよね。
「彼処並ばないといけないから、大変だったよね?」
私は玄関に入りながら言うと,美穂はキョトンとする。
「全然大丈夫だったんだけど……、疑ってしまう光景を見て…」
「えっ……、疑う光景って何?」
美穂は信じられない物を見てしまったって感じに言うけど、何か私が言うと悩みながら考えている。
私の部屋に入り、美穂がコレもと私に渡してくれた。
「コレは?」
クッキーだよね?
「手作りクッキーなの……」
「てっ,手作りクッキーは作ったの!?」
美穂が頷きながらいると,私はなんだか感心してしまった。
「じゃあ、ケーキを食べながらさっきの続き聞かせてくれる?」
そう言って「うん……」と言った美穂にニッコリ笑った。
「何も動じないでよね……!」
動じないって何の?
私はよく分からないまま聞く態勢をした。