私の最初で最後の小学校日記

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1:ユー:2018/12/14(金) 20:49

〜登場人物〜
美加理、小学六年生世間渡りだけが特技
朱莉、クラスの中心、ギャル
真美華、美加理の親友でクラスの中心…
(他にもまだまだいます)
〜あらすじ〜
もうすぐ中学生という秋の終わりから始まる美加理が見る複雑な人間関係の中で見つける本当に大切なこと…

30:ユー 第5章告白:2019/01/06(日) 07:37

『ねぇ私さぁ

31:ふたば◆r.:2019/01/06(日) 07:42

スマホですか?

32:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/06(日) 07:48

好きな人鈴木が好きなの。』
ある日の朝クラスの美佳ちゃんに言われた。
美佳ちゃんと私は委員会で仲良くなった。美佳ちゃんは明るくてサッカーを地域のクラブチームでやっていてサッカーをやっている。見かけも差が高めで肌は日に焼けて小麦色でポニーテール。サッカーやってる感じの見かけだよね。
そして鈴木っていうのは私も2年生の頃クラス一緒になっただけだから、詳しくは知らないけど、

33:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/06(日) 09:56

隣のクラスの男子でおちゃらけ系の男子で野球少年で結構モテる。
そんなことを考えていたら、銀座の女子達が来た。そして朱莉が
『ねぇ去年美佳と鈴木仲良かったし、告ってみれば?』と満面の笑みで言った。そして美佳が顔を少し赤くして
『そうなの。今それを伝えたくて。頑張って告白しようかなぁって思ってて。』
『ほんと?!すごい!頑張って!応援してる!!』と真美華。私もそれに合わせてテンションを上げて
『そうだよ!大丈夫だよ!頑張って!私も応援してる!』という。
でもただ1人。この5人の中で悲しんでいる人が1人だけいた。私達4人は今は全くそのことに気づかなかった。

34:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/08(火) 16:28

『なんであいつ泣いてるの?』


一時間目の授業中、秋口が不思議そうに教室の一番後ろの席に座っているみゆきが下を向いて大粒の涙をしずかに流していた。まわりもみんな気づいていてみんなみゆきの方を向いている。何人か気づいていない子もいる。
私は今日の記憶をたどってみゆきの泣いている理由を頭の中で探した。
『あっ!』
小さな声で私が言った。
私は気づいて声を上げるしまった。秋口が不思議そうに私を見ている。私は秋口の視線を無視した。
そう。きっと、みゆきちゃんは鈴木が好きなんだ。それでいきなり美佳ちゃんがかかるって言い出したから、2人が結ばれたら、みゆきちゃんは失恋することになる。きっとそれが怖くて……

35:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/09(水) 15:53

『ごめん、私何にも考えてなかった。みゆきちゃん、鈴木のこと好きなんでしょ?』

中休み。教室前の廊下でみゆきちゃんと私の2人だけ。教室からは男子達の騒ぎ声が聞こえる。。肌寒い。みゆきちゃんを呼び出した。どうしても謝りたかった。人の気持ち考えないで、話してたから。
『あっ。違うよ!美加理ちゃんのせいじゃない!でも……確かに、私鈴木好きなんだ。去年からずっと。美佳ちゃんと鈴木はすごい仲良かったし、それで告るって言い出したから、もうダメだって思うと涙が出てきちゃって。でも、それが現実だから仕方ない。』
とみゆきがほうを赤くし、かなしみをこらえて私に笑いかけた。
するとチャイムが鳴ってみゆきが『教室の中に入ろう!』と言い、私は『あっうん。』それしか言えなかった。
頭の中が真っ白。
この世の中はなんでみんなの恋が叶わないなの?
誰かの恋が叶うと誰が失恋して、
私も失恋する側の人間なのかな。男子と楽しそうにしゃべっている秋口の後ろ姿を見つめながらそう思った。

36:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/13(日) 06:31

ある日の中休み……教室で私が一人で本を読んでいたら声をかけられた。
『助けて!美加理、私振られたかも、、』
後ろから声をかけられた。白い紙を持ちながら私のところに走ってきた。
『はっ?どういうこと?』私はすぐ振り向いて白い紙を見た。
なんか英文が書いてある。

37:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/13(日) 19:15

『なんて書いてあるの?読めない、、どういうこと?』
と私。見せられた紙を読んでみると英文が書いてある。私英語読めないのに。美佳の解説だと
私はあなたの事が嫌い
って書いてあるらしいんだけど、
『意味が分からないから鈴木のところ行って聞いてきてくれない?ごめん本当にお願い。』
はぁ。美佳がその紙を見ている間に私はため息をついた。

38:ユー:2019/01/14(月) 08:00

隣のクラスの前をフラフラと歩く。昨日、聞いてこいと頼まれ断れず、鈴木のクラスの前に朝から寒いなか待っている。
気づけばもう12月半ば。一日一日は長いけど振り返ってみるとあっという間で、もうすぐ、冬休みだ〜個人的に冬休みや夏休みは好きじゃない。特に私は受験生だから一日中自習室にこもってるだろうし、みんなもそうだと思う。みんなこのクラスの3分の2の人達が受験するし。はぁ。
また、ため息。年が明けたらみんな受験の話しかしない。私はみんなに受験することを言ってない。何故か?
それは志望校とか面接がどうだとか、学校でまで話すのは嫌だから。
このことは明菜と真美華知らない。
すると狙いの鈴木、がきた。
『あっ!姉ちゃんょっと待って。教室に入ろうとする、鈴木に私が声をかけた。

39:ユー 第5章複雑な片思い:2019/01/16(水) 14:32

『はっ?なんで俺が姉ちゃんなんだよ!あっごめん。つい口がすべった』そう。美佳と話してて鈴木の性格があだ名っぽいということから鈴木のことを私が勝手に姉ちゃんって読んでた。


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