つぶやき民リレー小説 .!! 

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1: 彗 ◆92:2019/09/16(月) 13:19


  つぶやき民の希望者のみでやるリレー小説です。
  対象はつぶやき民の皆様。
  感想などは無し、みんなで楽しんでやりましょう .!!
  では、すたーと!
  

2:新見川 すみれ◆96 参加者/飼育委員:2019/09/16(月) 13:19

スレ建て乙ッス!

3:Invincible:2019/09/16(月) 15:23

4: 優妃 ◆QI:2019/09/17(火) 16:28


 遅くなったけどスレ建て乙〜〜
  

5:新見川 すみれ◆96 テンションがハイ:2019/09/17(火) 19:08



プロローグ《彼女の名は「smile」》

___私、新見川すみれは、聳え立つ学園……のその前に建っていた。

コレと云って、目立った特技がある訳じゃない。
ちょっと前向きで裁縫が得意な、平々凡々な少女ッス。
別に狐耳を生やしたり音速で走ったり出来る訳でもない。

「だから普通に学園生活を送ろうと……思ったんスけど……」

そう思っていた矢先、私はこの学園の学園長とやらにスカウトされたのだ。
何のコトはないッス、中学校の卒業式を終えて仲間達と恙無しく御別れを終えた後に、通学路を歩いて帰っている内に話し掛けられただけ。

元から志望校が決まってたからお断りしようと思ったんスけど、
どうやら学園長の勧める学園が「超名門校」だと聞いて、致し方なく肩書と名誉と富に弱い私は入るコトに。

だって其処は名門校、入った暁には素晴らしい未来が約束される……そんな単純なイメージを思い描いていたモノッスから。

でもこの学園を見ている内にある懸念が出て来ました。

「私、間違ってスカウトされたのでは?」
「だってこんなトコロに私は見合ってないッスよ!明らかに分不相応ッス!おうち帰りたいッスー!」

暫くみっともなく愚図っていたッスけど何の解決にもならないコトに気付いて、しょうがないので

「間違ってたら謝って素早く出て行けば良いッスね!」
「ダイジョブッス、大体世間は土下座と土下寝で何とかなりますから!」

そんな極端なポジティブ思考を血走らせながら、周りの目を避けて全速力で走ると、学園の校舎の中へと飛び込んしだッス。

__其処からッスかね、私の日常が狂い始めたのは。
まさかあんなにカオスで熾烈な日常に巻き込まれるなんて、黄金の脳細胞を持つ私でも予測不可能でした。
何処で間違えたのかも分かりませんが、確かに其処で私の学園生活は始まったのです!

非日常に飛び込んでしまった私が思っていたコトは……

「しまった!名札制服に付けていくの忘れたッス!」

 続く

6:新見川 すみれ◆96 飼育委員:2019/09/18(水) 16:22

chapter1《フレンドシップ・パレード》

「....確か、この教室で入学式まで待機だった筈ッス。」

扉の閉まり切っている、如何にも質素な雰囲気の教室の前に立つ。
来た時間的に中には誰かが居ると思うんスけど、初登校日特有の眉を顰める程の騒音どころか足音一つ聞こえてこないッス。

「もしかして、ホントに騙されてたりして?コレは私を嵌める為の悪人の策略だったとか....」
「ま、そんなんに恨まれる様な生涯は送ってきてないッスけどね!」

心当たりがないコトもないが、私は恐らく善人に分類される側ッス。
仮に愉快犯の犯行だとしても、こんなに大掛かりなコトが出来る愉快犯も見たコトがない。
入ったトコロで、いきなり銃に撃ち貫かれる訳でもないでしょうし?

「....今更戻る訳にもいかないッスよね」

裏での事情も考慮しながら、私は大人しく腹を括ると、扉を緩やかに開き教室の中へと立ち入った。

「わぁ、新しい新入生の子ですかね?」
「妙に派手な格好してるのう、学園に送り込まれた工作員ぞな?」
「それは違うと思う。というか絶対違うでしょ、学校を何だと考えてるのさ。」

....まさか、クラスメートらしき方々にお出迎えされるなんて思ってなかったッス。
というか全員来てたんスか!?コレでも早めに来たつもりだったのに!

「フフン、やっぱり驚いてるね?」
「わざわざ皆で無言で待機してたもんね!」
「その労力を別の事に裂けばいいのに」

各々様々な反応を見せてるッスけど、結局物音しなかったのはこの人達が原因だったんスね....
「私のドギマギを返せ」って切実に言いたいッス。別に要らんけども。

 続く

7:新見川すみれ◆96:2019/09/18(水) 19:04

chapter1《個性豊かな「friend」》

暫くの間クラスメートと見つめ合っていたんスけど、その状況を解消したのは目の前の女の子でした。

「皆さん初対面ですし、セオリー通り自己紹介でもしませんかぁ?お互いの事も把握してる方が何かと便利でしょうしぃ。」
「ナイスだよ鈴ちゃん。私もそう思うけど、皆はどうかな?」

「さんせーい」「俺も賛成かな」

諸々の経緯があり自己紹介をする流れになったんスけど、何を話して良いか正直何も考えてないんスよね。と云う訳で先ずは周りの人からアレコレ聞いていくッスか。

最初は一番近くの人に話し掛けてみるコトにするッス。
私の近くに居るのは....随分と身体が大きい上に機械的な方ッスね、私の好みッス。

「ふぅ、ワシってもしかして浮いてんの?若干距離取られてるけど....」
「私は浮いてないと思うッスよ?」

私には周りの人が引いてる理由は分かんないッスけどね。見た目が船体なだけじゃないッスか。

「それなら良かった....おっと、自己紹介やったね。」
「ワシの名前はInvincible。軍艦や軍隊を心から愛してるで。」
「偶にオイルとか足りなくなったり鉄屑とか湧いたりするから管理宜しくな。」

知性溢れてる人ッスね、雰囲気も厳かだけど親しみ深い感じ。
私もいつかこんな高校生になれたら嬉しいッス。

「此方こそ宜しくお願いしまッス!」
「おーおー、元気な子やなー」

少しだけ、仲良くなれたんスかね?
 
 続き

8:紅蓮◆jk:2019/09/18(水) 20:14

すみれさんの続きです

私はその隣にいた人に声をかけたッス。
船体さんの隣の人はどんな人か気になるッス。

「あの____」
「何?」

振り向いたその姿はとてもナチュラルで私の好みだったッス。(>>435参照)

「ああ、自己紹介ね。あちきの名前は紅蓮だってばよ。東海オンエアが好きだってばよ」
「は、はぁぁそうですか..... よろしく紅蓮ちゃん」
「男ですけど」

なんだか独自のオーラを身に纏っていたが、悪い人な気は一切しないッス。
いつか親しくなれると思うッス。

9:新見川すみれ◆96 テンションがハイ:2019/09/18(水) 20:29

chapter1《サヨナラ常識革命》

次に話し掛けるのは....何だかワイルドかつナチュラルな雰囲気の男の子が居るッスね。あのコにするッスか。

話し掛けてみようとした矢先にその男の子は此方に気付いたのか、踵をくるっと返して

「ん、あちきに何か用だってばよ?」

と逆に話し掛けてきたッス。先程までで自己紹介の流れになってたのを知っている筈なのに、フリーダムなコッスね....

でも、ちょびっと好みではあるんスよね。独自の雰囲気を纏った格好いいコって。
申し訳ないッス、Invincibleちゃん!キミも好みではあるッスけど、女の子ッスからね!

「さっき自己紹介の流れになってたッスよね?自己紹介お願いしたいんスけど....」
「ん、イイよ。あちきの名前は紅蓮だってばよ。好きなモノは爽快オンイアだってばよ。」

思いっ切り二回続けて言ってるッスけど、こういうキャラ性嫌いになれないのが辛いッス。
オマケに野性的な表情も標準装備と来たら、多少のマイナス面は見逃せるッスね....

何処か手の平で踊らされている様な気がして肩を落とすと、紅蓮と名乗った青年に不思議がられた。

「いきなり顔色悪くしてどしたんだってばよ?」
「....何でもないッスよ、紅蓮ちゃん。」
「男だってば」

少しだけ疲れる対話をしながら、紅蓮ちゃんのトコロから去った後、心置きなく肩を鳴らして次に行くコトにしたッス。

 続く

10:新見川すみれ◆96 テンションがハイ:2019/09/18(水) 20:30


【被ったので紅蓮さんのシナリオ採用でおなしゃっす!】

11:新見川 すみれ◆96 テンションがハイ:2019/09/19(木) 18:57


番外編《もしも呟き民が異能力者だったら》

新見川すみれ
能力名:《 音響の刃 》

すずぎつね
能力名:《 狐憑き 》

菜月
能力名:《 秩序の枷 》

あーかんざす
能力名:《 一夜物語 》

優妃
能力名:《 ブロックエゴ 》

ゆず
能力名:《 ピュアリティーア 》


能力名:《 黒染めの真相 》

Invincble
能力名:《 音速誘導兵器 》


能力名:《 サイコメトリー 》

紅蓮
能力名:《 エントロピーメモリ 》

一騎
能力名:《 ムードメイク 》

設定、委員と係、性格、イメージなど色々加味して考えましたッス。能力内容は御自由に御想像下さいッス。
 

12:紅蓮◆jk hoge:2019/09/19(木) 22:45

>>435とはこれです、
https://cdn.picrew.me/app/share/201909/32223_piKx99IA.png

13:◆To:2019/09/21(土) 00:11

番外編〈軽音楽部の優雅な朝練〉

気付けば朝日は登りきっていて、窓から見える景色を燦々と照らしている。時計は既に8時を示している。あと数十分もすれば教室に行かなければならないと思うと途端に憂鬱さに襲われる。左手でギターの指板を撫で、ため息を吐き出す。音楽室の隣の小部屋。「朝練」という名目で行う、眠れなかった日の始業までの暇潰し。それが、私一人の軽音楽部での恒例行事になっていた。最初こそ一人の部活なんて、と受け入れられなかったものの、ずっと一人でギターを弾いているうちに学校中で評判が広がり、何故か部活扱いをしてもらうことに成功したこの部。部活か否かは正直どうでもよかったのだが、早朝から広い学校に来てギターを好きに弾いたり、放課後暇な連中のリクエストを受けながら弾き語りをしたりといった活動を合法的に行うには、「軽音楽部」という肩書きは必要不可欠だ。そのため半ば仕方なく部を名乗っている、という所存だ。

ふと外の空気を吸おうと窓の外に身を乗り出してみると、校門の前に人が立っているのが見えた。この学校の制服は着ているものの見たことがない顔だ、はて誰だろうかと首を傾げる。そういえば、担任が転校生が来るとかなんとか言っていたような気がする。もっとも私はキュウリネコカブリの新曲について考えていたために話は聞いていなかったが。
「ダイジョブッス、大体世間は土下座と土下寝で何とかなりますから!」
一人思考を巡らせていると人物が唐突に叫んだ。大きな声で話した、という方が正しいだろうか。土下寝では何にもならないだろう、と心の中で突っ込んだが、彼女も初めての土地に緊張しているのだろう。
彼女のこれからと軽音楽部に入ってくれる僅かな可能性に想いを馳せ、Fコードをぽろんと鳴らした。


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