一行で恋の物語を書くスレ

主人公　河崎妃那(かわさきひな)と片野浩輝(かたのこうき)

少し落ち着いて、家に帰るとこの１週間の事が走馬灯の様に思い出された。…カップルになれたと思ったのに。仲良くなれたのに…また、涙がこぼれ落ちる。私はそのまま眠っていた

そして翌日、月曜日。教室内は、もうすぐ夏休みということもあって、夏祭りの話で持ちきりだった。

片野と夏祭り、行きたかったな…でも、無理かな

片野｢なぁ、話したい事があるから…屋上来てくんね？｣

なんだろう、私は屋上に行った

片野｢もう一度やり直したい！！クラスの奴に冷やかされてあんな事、つい言っちまったけど…本当はお前が、お前が大好きだ！！！！｣

｢ふふっ、｣私は照れながらも、笑っていた。

『え〜？ど〜しよっかな〜？』

｢だってねぇ、この学校の屋上入れないようになってたじゃん〜だからって廊下ってさあ〜へへっ｣

｢でもその言葉、ずっと待っててんで。嬉しいわ、ありがとぉ。｣

片野は黙って私を抱きしめた。私は｢キャッ｣と声を漏らした。他学年がこちらを見ている。３年の先輩も物珍しそうにジロジロ見てくる。｢私達、中１なのに！目ェつけられるよ？｣私は焦りながら言った。

結論として、私の片想いは、未来の両思いと変わったのです。カップルになったと思いきや、別れかけたり。でもこの恋は、そう簡単にはおわりませんでした。あの日に屋上へと呼び出されました。

｢冗談やめろぉ〜｣さすがに冗談はダメぁったかな〜？だって私たちはまだ、小６なんだよ〜

それからというもの、私とこうきではかなり思い出が出来た。

飼育小屋の、誰もみられないところで手を繋いだり…

ハグしたり…

もちろん夏祭りの約束もしたし…

大きくなったら、キス…とかもしたいな…

そう思っていたら、誰も居ない放課後の階段で…いきなり片野にキスされた。｢…！？か、片野…ッ何、するのよ…ああッ｣キスされただけなのに私は変な声を漏らした。それを聞き、片野は軽く微笑みながら｢バカ｣と言った。何故か、その｢バカ｣が心地よく耳に残っている

そして、私と片野はその帰り道Iceを買ってきて食べた。ヒンヤリ冷たくて、舌に気持ちいい。食べ終わった後、私達は公園に寄り道してブランコを思い切りこいだ！なんだかとても懐かしくなってきた

私は小さいときに男の子の大親友がいてた。でも、引っ越してしまったのだ。その時のことが、懐かしくなってきた。ただ、それだけだ。

よく、その子に会いたいって思ってた。けれど今は片野…いや、こうきがいる。私はもう、一人じゃないんだ。

そんな中、私は言った。｢小６にして、ちょっと色々、早くない？キ　キ、キスとか…ぁ、｣

｢誰がそんなこと、決めたんや？｣

こうきは凄くかっこよく微笑んで、私にハグしてキスをした。３０秒…、いやもっとあった。凄く長い時間、公園でラブラブになっていた。

もう、普通のカップルこえてるんじゃないか。それくらい、私達はラブっラブだった。そんなとき…公園にたまたまやって来たのがクラスメイトの北野くんだった。

北野は私たちの方をずっと見ていた。北野はこうきと仲が良いのだ。こうきは北野に気付いていたが、ハグもキスもやめようとしない。

そこで北野が言ってきた。

北野「お前ら、何イチャついてんだよーwww」

でも、こうきはやめない。

「おい、こうきお前ちょっとこい！」北野がそういって返事も聞かずにこうきを連れていった……

「お前はちょっと待っとけ！」北野はそういいながらこうきの腕をひっぱってる。私はひき止めたがこうきはすぐに連れて行かれた。

北野とこうきの間で、こんな話をしていたという。

｢こうき、まだひなとかいうやつと付き合っとんのか？アイツ、裏でこうきのことめっちゃ悪口言ってるで？｣

北野は、私とこうきがラブなことを羨ましがっていたから言ったそうだ。でも北野はめったに嘘をつかないやつだった。だから、こうきは信じてしまった。

「ひなって、そんな奴だったんだ…」こうきは、向こうに行ってしまった。

私は北野とこうきの話を聞けなかったので、こうきが帰っていく姿を見て、不自然に思った。

だから、理由が聞きたくて私は追いかけた。全力で。｢こうき、待って！！｣私は叫んだ。やった、振り向いた！

｢なんで帰るの？｣私は勇気を振り絞って聞いてみた。するとこうきは、全部話してくれた。

｢そんなこと、言うわけないじゃん‼言ったなら、こうきを追いかけたりしない。｣

｢知ってるよ、バーカ。｣そしてこうきと私は北野を追いかけた。なんで嘘ついたの？それが聞きたくて。

やっと北野に追い付いた。私とこうきは｢なんで嘘ついたの？｣と聞いた。北野は｢二人が羨ましくて。ごめん。｣と話してくれた。

これで一件落着。私とこうきはまたまた、ラブに包まれたのであった。

そして夏祭り当日。こうきは二人乗りの自転車で迎えに来てくれた。こうきを抱き締めるように乗る自転車は、緊張しかならなかった。

やっぱり、小６がこんなことしてていいのかなぁ？そう思ったけど、こうきといるなら大丈夫、か。そして夏祭り開場へと着いた。

｢浴衣、可愛いやん。｣そうだった。私は今日、浴衣着てたんだね。

｢さあお姫様、行こう。｣こうきは私に手をさしのべた。嗚呼、嬉しくてたまらない。｢も〜こうきったらー！｣私たちは手を繋いで、屋台に向かった。

こうきは優しく、｢何食う？オレ奢るから気軽に言えよ｣

｢ポッポ、ポップコーン食べたい…。｣

｢じゃあ、ポップコーン買おーう！｣

でも、小６がこんなことしてていいのかなぁ。と思ったその時、歩いてきたのは６年３組、私たちの担任の先生だった。

担任「お前ら、こんなとこで何してるんだ？」

怒られると思ったけど｢青春は今しか無いんだ。思い切り楽しみなさい。｣と言って、去って行った

私たちは顔を見合わせて笑った

そこからは思いっ切り楽しんだ。クラスメートに会ってからかわれても、全然嫌な気分にならなかった。

もう、ずっと手を繋いでる。

私は、どうしても聞きたいことがあった。｢ねぇ、こうき。私たち、中学になったら学校はなれるでしょ…？もうこの恋は今年度まで…なの？｣

「終わる訳ないだろ、バーカ」こうきは、私の頬をつねった。

｢もう、こうきったら…痛いわよ。でも…やっぱ不安だよ…学校離れたら…ッど、どうなるか｣

「学校離れたぐらいで別れると思ってんのかよ！」

ふざけたように笑う無邪気なこうきは、憎めない。大好き。

それに、とこうきは続けた。｢オレ、お前と同じ学校行く事にした。受験、落ちちゃってさ。｣私はビックリした。頭の良いこうきが落ちたなんて…！！

「これで、中学も一緒だよな」

｢うんっ！｣心に刺さっていた物が取れた気がした。とっても嬉しい。中学も付き合えるんだ、

｢でも…何で落ちたの？あんな頭良いこうきが…｣私は恐る恐る聞いてみた

「俺は…勉強より、ひなを優先したいんだ」

「そんな、私より、こうきの未来の方が大事じゃない！」

「…いいんだよ、お前のいない未来なんていらねぇ」

「俺とお前は、ずっと一緒だからな」

｢あぁ、恥ずかしい…｣つい、言葉に出してしまった！

そして、夜になった。キレイな星空だ。

太鼓の音が鳴り響き、盆踊りの始まりです。

｢さ、俺たちも踊るか？｣元気よく、こうきに言われて盆踊りをした。あやふやな躍りで恥ずかしい…

お祭りもクライマックス。盆踊りはさらに盛り上がってきた。

突然、こうきが手をつかんで来た

え、どうしたの？私は思った。

「ちょっと来て。」私はとりあえず付いていく。

「ここは…境内の裏じゃない。」

すみません…。鏡内の裏ってなんですか…？

私はこうきに、夏祭り会場の裏側に連れていかれた。

そしてなんやかんやあって2人は幸せに暮らしましたとさ

｢妃那、大好きだよん。｣私はこうきにキスされた。

芝生に寝転んで、手を繋いで。私たちはイチャイチャした。そのイチャイチャの内容…はね、

将来、結婚した後の話をしてた

｢私たち、大人になったらどうなるの？｣私はそう言ったのだ。

「もちろん、俺らはずっと一緒だろ」

「…そうだよね」

｢でも…不安なんだ。高校も大学も一緒とはかぎらないでしょ？｣

こうきからの返事はなかった。そして迎えた卒業式…ここでの話は少し長くなる。

「これから、第十回目、卒業式を始めます」校長が、司会を言う。卒業式が終わったら、こうきと別の学校に行くのかなぁ…？

私の頭はこれしかなかった。体育館の舞台にたって、賞状をもらうときも。

私は、卒業式が終わって欲しくなかった。こうきと、別れたくない…

しかし時の流れは残酷で、卒業式は終わってしまった。

長いようで、あっという間な卒業式だった…

みんなは、今日の卒業を思い出に残そうと、仲良しな人同士でランドセルにマーカーでメッセージを書いている。

あそこのラブラブだった二人は、愛の言葉を書きあってる。私も…、こうきと…。そう思ってこうきのいるだろう方を向いた。

「あの…私達も、言葉書き合いたいな」

しかし、そこにいたのは浩輝ではなくクラスの違う男子大森だった。

「ごめん、片野だと思ったか？でも、片野から手紙は預かってるから。はい。河崎に渡してくれ、って。」

その手紙には｢一緒の中学楽しみだな^^｣と書いてある。