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登場人物
#浅田 佳乃 Yoshino Asada
学校でもおとなしい方。スポーツが苦手。読書は大好き。なのので友達もおとなしい子が多い。
#飯田 彩乃 Ayano Iida
家でも学校でもおとなしい。
佳乃の大親友。
スレ主よりお願い
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スレ主より挨拶
文才の欠片もない私が書く、つまらない小説ですが、応援宜しくお願いします。
プロローグ
これは、余命宣告された少女が
残りの人生を悔いなく懸命に
生きる物語___。
「もう手術は不可能だと思われます。」
シーン…………
「長くて、半年の命だと………」
病室に先生の重い声が響く。
6月5日。
この日が私__浅田佳乃が余命宣告をされた日だった。
「余命だなんて……この子はまだ中学1年生ですよ!?」
お母さんがハンカチを片手に先生に訴えかけた。
「残念ですが、今のままではいつ容態が急変してもおかしくない状態でして…。」
「……なんで佳乃がっ………」
お母さんは声をあげて泣いた。
まるで、私の代わりに泣いてくれてるように。
そして、余命宣告をされた私は__
おかしな事に、一粒も涙を流さなかった。
何でだろう。全然寂しくも悲しくもない。
私、あと半年しか生きられないのに。
私は、学校で倒れて病院に救急車で運ばれたんだ。
それは、授業中だった。
突然とてつもないほどの痛みが私を襲った。
私はあまりにも痛くてその場に倒れこんでしまった。
でもそこから私の意識は途絶えたんだ。
病院に運ばれて、精密検査をしたんだ。私がまだ眠っている間に。
その結果…ね……
脳に腫瘍が見つかったらしい。
腫瘍はかなり大きくなってて、
手術は不可能らしい。
このまま、最期を待つしかない。と。
いう訳。なんか最近よく頭が痛くなるなぁとは思ってた。
しかも朝起きた時に。いつも。
私は医療ドラマや、病気と闘った人の体験談が書かれている本が好きだから、
まぁ、なんとなく分かった。
この、脳腫瘍っていう病気についても。
私は余命宣告をされてからも一度も泣かなかった。
というより、家族を心配させたくなかった。
私一人の為に泣いてほしくなんかない。
でもお母さんは、もう涙が出ない程まで泣いた。
そんなに泣かなくても大丈夫だよ。
私はまだ死んでないよ。
今ここに、浅田佳乃として生きてるよ。
だからそんなに泣かないでよ。
私はちゃんと病気のことについても
分かってるし、
自分があとどれだけ生きられるのか。
それもわかってるよ。
お母さん。現実を受け止めなきゃ。
手術が出来ない以上は、何人、いや何万人の人が泣いたって、叫んだって、
私が生きられるのはあと半年。
もしも私が大泣きしたとしても、
病気はそんなの見てくれない。
だから、残りの人生を頑張って生きるしかないの。
私の今の課題______
それは、
残りの人生を悔いなく生きること。
そして、
後で後悔しない人生を送ること。