__.・°*おまじない*°・.__
>>0002 Character
>>0003 Rule
>>0004 Etc
Character
*篠原 望 Shinohara Nozomi
主人公。
金持ちの1人娘。
おまじないや占いが大好き。
*麻生 結理 Asou Yuri
望の親友。
友達思いで優しい。
成績優秀で運動神経抜群の優等生。
*峯岸 星也 Minegishi Seiya
望の片想いの相手。
イケメンで優しく、完璧。
結理の事が気になっている。
*香月 実穂 Katsuki Miho
星也の事が好き。
所謂ぶりっ子で嫌われている。
望とは犬猿の仲。
*篠原 玲子 Shinohara Reiko
望の母親。
専業主婦で、望を溺愛している。
料理と裁縫が得意。
*篠原 宏樹 Shinohara Hiroki
望の父親。
とある大きな会社の社長。
好かれやすい。
Rule
*荒らし、なりすまし禁止。
*「つまらない」等の罵倒禁止。
根拠等を述べて頂ければ結構です。
*亀更新ですが「早く書け」等禁止。
*感想やアドバイスはお願いします。
Etc
恋愛ものになるように頑張ります。
まだまだ未熟者ですが……。
楽しんで頂ければ幸いです!
Prologue
__占いは、
『当たるもハッケ当たらぬもハッケ』
とかなんとか言うけど。
正直言って意味不明。
でもおまじないは、
そんなこと言わない。
ってことは、
信じていれば効果があるってこと?
でも、信じていなければ、
叶うものも叶わないよね__。
Episode.1
「もうっ!またですわーっ!!」
私は篠原望。
お金持ちの1人娘。
おまじないや占いが大好きな、至って普通の小6、12歳。
さて、今日も篠原家に私の怒鳴り声が響き渡る。
そう、原因はおまじない。
いつもいつもやっては叶わないの繰り返し。なんで叶わないのかしら?
この私がやってあげているのに。
__恋のおまじない。
私が今熱中しているおまじない。
席替えの時、小指に月と太陽を描くだとか、赤い糸を投げ飛ばすだとか、そういった具合のものだ。
だが、いつも何をやっても上手くいかないのだ。
一体どうすれば、私の想い人へと想いは届くのかしら?
Episode.2
「行ってきまーす」
「あらぁ?もう行くのぉ?」
お母さんが甘ったるい声て叫ぶ。
そのまま近づいてくると、私の頬にキスをする。
「はい、行ってきますのチュウ♡」
「あのさぁ、お母さん?私はもう6年生ですのよ?恥ずかしいですわ……」
私はそう文句を言い放ち、無言でドアを開けた。
__.・°**°・.__
「ごきげんよう」
そう挨拶すると、クラス全員が一瞬クルリと振り返る。
だがすぐに談笑に戻ってしまった。
「望……おはよ」
「あら、結理さん。ごきげんよう」
机に荷物を下ろすと、隣の机で項垂れていた親友、麻生結理さんがゆっくりとこちらを振り向いて言った。
「ご……ごきげん麗しゅう?」
「麗しくない」
結理さんはキッパリと断言する。
「何かあったんですの?」
「望のせいだよ!?」
「あら……?私、結理さんを不機嫌にするようなこと……しましたっけ?」
私は必死で心当たりとなる記憶を辿るが、さっぱり分からなかった。
「あれだよ、あーれ」
「ふぁふぇ?」