私が書く短編集です。
感想など、文才ないですけどお願いします。
小説板に書かせていただいている、
『ここは明確スイーツ研究部!』
シリーズの短編も書く予定です。
良ければ、小説板で読んでください。
『類木川小学校児童会☆』
主な登場人物
葉金井 睦美 ハカナイ ムツミ
類木川小学校の児童会会長。
元気が取り柄の小学6年生。
みんなの前に立つことが好き。
真弓 大輔 マユミ ダイスケ
類木川小学校の児童会副会長。
頭がよくて、学年1秀才。
運動もできちゃうスーパー小学生。
広川 梨依 ヒロカワ リエ
類木川小学校の児童会書記。
野々村 咲子 ノノムラ サキコ
類木川小学校の児童会会計。
小山田 和樹
類木川小学校の児童会会計。
1.わたしが児童会会長!
『先日行われた、児童会選挙の結果を発表します。会長が、葉金井睦美。副会長が、真弓大輔。書記が、広川梨依。会計が、野々村咲子、小山田和樹です。1年間、この5人が児童会です。これで連絡を終わります。』
や、やった〜!!!
児童会『会長』になれた〜!!!
「睦美、やったじゃん!」
「おめでとう、睦美ちゃん。」
親友の香織と、学級委員長の美結ちゃんが言ってくれた。
「ふたりとも、ありがとう!」
3人でワイワイしていると、6年1組に広川さんが来た。
後ろに、野々村さんもいる。
「葉金井さん。ちょっと。」
ああ〜!
きっと、児童会の集まりだ〜!
「普通は、葉金井さんが集めるはずよね。真弓くんと小山田くん呼んで来てくれるよね?」
「う、うん。ごめんね、呼ばなくて。わたし、児童会会長になったのに。」
「別に。早く呼んで来てよね!」
わたしたち、仲良くやっていけるのかな、このままで。
ちょっと不安かも。
「大輔。児童会の、集まるよ。」
他の男の子たちとワイワイしていた大輔を呼び出した。
ピタッっと動きが止まって、だ、大輔どうしたのよっ!
「も、もう!早く来て!あ、ついでに呼んどいてよ、和樹。」
あぁ〜、わたし、何してるんだ。
もっとしっかり児童会会長頑張らなきゃだよね〜!!!
2.自己紹介
児童会室に行くと、広川さんと野々村さんがお茶を飲んで待っていた。
はぁ、かなりくつろいでる。
「葉金井さん、男子たちは?」
「大輔に、和樹を呼ばせたから。そろそろ来るはずだよ。」
広川さんが、ケッっとした顔をして、野々村さんはツンとした顔をした。
やっぱり、わたしが呼べってことね。
これから気を付けますって。
いつもツンツンしてるんだもん。
ゆるゆるしたらいいのに。
「遅れてごめん。」
「ごめん!遅れちゃって。」
広川さんは、大輔と和樹の方を見て、またツンとした顔で「別に。」と言う。顔隠してるみたい。
この広川さん、カワイイっ!
「葉金井さん。進めなよ。」
突然厳しい声で野々村さんに言われ、児童会の会を始めた。
「まず、みんな自己紹介しようよ!わたしたちが仲良くやらなくちゃね!」
周りを見回すと、広川さんはフンとそっぽを向いている。
そんな強気でいるの、辞めたらいいのにさっ、もう。
「わたしからするね。わたしは、児童会会長になる葉金井睦美。広川さん、野々村さん、大輔、和樹。これからよろしくね。」
ペコリと頭を下げると、開いている窓から桜が舞い降りてきた。
ああ、いい香り。
今は4月。
新しい一年生が入学したばかり。
桜の香りが…ステキっ!
「わたしから自己紹介するわね。広川梨依です。書記よ、よろしく。」
「わ、わたしは野々村咲子。」
もっとちゃんと自己紹介くらいしたらいいのにさっ!
もうっ!