莉愛の短編集

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1:莉愛◆8Q:2017/03/17(金) 21:31

私が書く短編集です。
感想など、文才ないですけどお願いします。

2:莉愛◆8Q:2017/03/17(金) 21:33

小説板に書かせていただいている、
『ここは明確スイーツ研究部!』
シリーズの短編も書く予定です。
良ければ、小説板で読んでください。

3:莉愛◆8Q:2017/03/17(金) 21:43

『類木川小学校児童会☆』

主な登場人物

葉金井 睦美 ハカナイ ムツミ
類木川小学校の児童会会長。
元気が取り柄の小学6年生。
みんなの前に立つことが好き。

真弓 大輔 マユミ ダイスケ
類木川小学校の児童会副会長。
頭がよくて、学年1秀才。
運動もできちゃうスーパー小学生。

広川 梨依 ヒロカワ リエ
類木川小学校の児童会書記。

野々村 咲子 ノノムラ サキコ
類木川小学校の児童会会計。

小山田 和樹
類木川小学校の児童会会計。

4:莉愛◆8Q:2017/03/18(土) 08:03

1.わたしが児童会会長!
『先日行われた、児童会選挙の結果を発表します。会長が、葉金井睦美。副会長が、真弓大輔。書記が、広川梨依。会計が、野々村咲子、小山田和樹です。1年間、この5人が児童会です。これで連絡を終わります。』

や、やった〜!!!
児童会『会長』になれた〜!!!

「睦美、やったじゃん!」

「おめでとう、睦美ちゃん。」

親友の香織と、学級委員長の美結ちゃんが言ってくれた。

「ふたりとも、ありがとう!」

3人でワイワイしていると、6年1組に広川さんが来た。
後ろに、野々村さんもいる。

「葉金井さん。ちょっと。」

ああ〜!
きっと、児童会の集まりだ〜!

「普通は、葉金井さんが集めるはずよね。真弓くんと小山田くん呼んで来てくれるよね?」

「う、うん。ごめんね、呼ばなくて。わたし、児童会会長になったのに。」

「別に。早く呼んで来てよね!」

わたしたち、仲良くやっていけるのかな、このままで。
ちょっと不安かも。

「大輔。児童会の、集まるよ。」

他の男の子たちとワイワイしていた大輔を呼び出した。
ピタッっと動きが止まって、だ、大輔どうしたのよっ!

「も、もう!早く来て!あ、ついでに呼んどいてよ、和樹。」

あぁ〜、わたし、何してるんだ。
もっとしっかり児童会会長頑張らなきゃだよね〜!!!

5:莉愛◆8Q:2017/03/18(土) 19:52

2.自己紹介
児童会室に行くと、広川さんと野々村さんがお茶を飲んで待っていた。
はぁ、かなりくつろいでる。

「葉金井さん、男子たちは?」

「大輔に、和樹を呼ばせたから。そろそろ来るはずだよ。」

広川さんが、ケッっとした顔をして、野々村さんはツンとした顔をした。
やっぱり、わたしが呼べってことね。
これから気を付けますって。
いつもツンツンしてるんだもん。
ゆるゆるしたらいいのに。

「遅れてごめん。」

「ごめん!遅れちゃって。」

広川さんは、大輔と和樹の方を見て、またツンとした顔で「別に。」と言う。顔隠してるみたい。
この広川さん、カワイイっ!

「葉金井さん。進めなよ。」

突然厳しい声で野々村さんに言われ、児童会の会を始めた。

「まず、みんな自己紹介しようよ!わたしたちが仲良くやらなくちゃね!」

周りを見回すと、広川さんはフンとそっぽを向いている。
そんな強気でいるの、辞めたらいいのにさっ、もう。

「わたしからするね。わたしは、児童会会長になる葉金井睦美。広川さん、野々村さん、大輔、和樹。これからよろしくね。」

ペコリと頭を下げると、開いている窓から桜が舞い降りてきた。
ああ、いい香り。
今は4月。
新しい一年生が入学したばかり。
桜の香りが…ステキっ!

「わたしから自己紹介するわね。広川梨依です。書記よ、よろしく。」

「わ、わたしは野々村咲子。」

もっとちゃんと自己紹介くらいしたらいいのにさっ!
もうっ!

6:莉愛◆8Q:2017/04/08(土) 10:20

「俺の名前は、真弓大輔。副会長だ。みんな、よろしくな。」

「よろしくぅ〜!」

「仲良くしてね〜!」

広川さんと野々村さん、大輔が自己紹介したとたんにめっちゃ女の子っぽくなった!
さっきまで怖かったのに!

「俺、次いい?」

「いいよ。」

わたしが答えると、みんなの視線が小山田くんにうつる。

「俺は、会計の小山田和樹。」

ああ〜、和樹も自己紹介短い。
と、広川さんと野々村さんは和樹にも反応した。

「小山田くんも、よろしくね〜♪」

「一緒に会計頑張りましょうね♪」

もう、この児童会どうなっちゃうの。
大輔と和樹に無駄に話しかける広川さんと野々村さん。

「ん〜、もう!児童会の活動するよ!どんな活動する?」

「葉金井は何をやりたいの?」

は!?
それ、みんなで考えることじゃない!?

7:絵菜◆8Q:2017/05/01(月) 19:15

名前を絵菜にチェンジします!

8:絵菜◆8Q:2017/05/01(月) 19:35

3.和樹の発言
「広川さん。ノートそこにあるから、書き取っていってね。じゃあ、とりあえず始めるよ!」

わたしが声をかけ、児童会活動が一応始まった。(よね!)
ホワイトボードを前に持ってきて、一番上に、『第一回児童会会議』と書いた。

「提案!みんな、名前で呼ぶようにしようぜ。俺たちだけでも、仲良くやっていきたいだろ?」

大輔が提案した。
すぐ、広川さんが反応する。

「大輔くんがそういうなら、そうしてもいいけどぉ。」

大輔も、嬉しそうに笑った。
ホワイトボードのすみっこに、児童会メンバー名前呼びと書いた。

「はい。いいですか?そのことは、またやりましょう。イベントなどの企画を考えますよ!」

わたしが周りを見回すと、ドアノブがカチャカチャ動いているのに気付いた。

「どうかしましたか?」

そう言って、ドアを開ける。
すると、細身のかわいらしい女の子が立っていた。

「葉金井児童会長に話があって来ました。」

「はい。わたしが葉金井です。」

すると、女の子は普通に児童会室に入り、会議に参加しようとしている。
ダメダメダメッ!
ただでさえ今ヤバイのに。

「ちょっと、アンタ。後にしてよ。児童会じゃないでしょ!」

広川さんが、その女の子を追い払うように外に出た。
野々村さんはその光景を見てため息をついた。

「梨依って、いっつもそう。だから、わたし以外の友達ができないのよ。」

電卓を叩きながら言う野々村さんは、ピリピリしている顔ではなく、広川さんを心配している、乙女の顔だ。

「咲子ちゃんって、お姉さんみたいでかわいいね。」

和樹がそっぽを向いて言うけど、耳まで真っ赤。
もちろん、野々村さんも。
名前で呼んでくれて、かわいいって言われるんだもの。
嬉しいに決まってるよね。

「はぁ。もう疲れたわ。わたし、とりあえず帰るわね。」

そう言って、ため息を何度もつきながら児童会室を出ていく広川さんの姿があった。


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