薫の小説キャラクターの裏物語☆

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1:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/22(火) 21:28

どうも!
『解決事務所 パワフル☆ピース』(解フル☆)
『わじ小ラジオ部ON AIR!』(わじラジ部!)
『ガールズバンド フピガルッ!』(フピガルッ!)
シリーズ作者の、薫+*Mio+*です!(基本的には、薫)
掛け持ちは3作まで!と決めたので、飽きないように(小声)スレ建てました!
各物語のキャラクターの物語を書いていきます。
昔の物語だったり、本編に関係ある短編だったり、いろいろです。
感想などもぜひお願いします。
それでは………start‼

2:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/22(火) 21:32

その1

『解フル☆』&『フピガルッ!』



『正直*嘘つき*好き*嫌い byミオウ』

3:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/22(火) 21:38

《登場人物紹介》

真路美桜 シンジミオウ

小学4年生。有名な私立進学校に通う。
友達といるより、1人でいる方が気楽。
姉も優秀だが、本当にやりたいことを見つけたと言われて……。


真路美桐 シンジミキリ

中学3年生。ミオウと同じ学校(中高一貫校)に通う。
1人だが、友達といるのは好き。
優秀だが、本当にやりたいことを見つけて……。

4:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/23(水) 08:56

『ミオウもミキリも、自分のやりたいと思えることを見付けるんだ』

亡くなったお父さんからの遺言。

私は、勉強をしたい。

とっくに、見付かってると思っていた。

でも、何かが欠けている。

脳内のパズルで、1かけら足りない。

そんなの、気にしてたけど気にしてなかったんだ…………


《正直*嘘つき*好き*嫌い byミオウ》

5:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/23(水) 09:17

1.推薦


なんで児童会長戦に立候補する人を推薦で決めるの?

やりたい人が立候補すればいい話じゃん。

大体、立候補できる学年でも1番下じゃない。

児童会長?なれるわけないよ。

そう思うのは私だけではない。

児童会なんてやりたい人が好きにやって、自分達は勉強をしていたい。

みんなの瞳に、そう書いてある。

「だれか、推薦する人はいますか?」

誰が手を挙げますか。

絶対に、挙げない。

しかし、高畑さんは違った。

堂々と手を挙げて、指名される。

ま、関係ないんだけど。

「真路さんがいいと思います!」

……………

……………

……………は?

私?真路って、私だよね。

私なんかが?

「他にいませんか?」

先生が確認を取るが、誰も反論はしない。

だって、自分には関係ないことだから。

ふんっ。

「じゃあ、真路さんで決まりでいいですね。真路さん、いいですか?」

なんだよ。

でも、4年生は推薦されたから、と直ぐに立候補という形になるわけではない。

4年生の推薦された人同士で予選(?)がある。

だから、悪くはない。辞退もできるし。

それに………私がやればいいんでしょ。

そうすれば、面倒臭いことにならないもんね。

時間だってかからない。

自分が推薦されるかも、と怯えることもない。

……私がやれば。

……………私が、やれば。

6:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/23(水) 09:25

>>3
小中一貫校です。すいません。

7:薫+*Mio+* ◆v. 好きな人に会いたいよーー!:2017/08/25(金) 11:36

2.姉


その日私が家に帰ると、珍しく姉、美桐がいた。

いつもはソフトボール部として活動して、その後塾に行き、学校の宿題、予習復習をしている。

いわゆる『文武両道』というやつだが、今日何故かソファーで休んでいる。

「お帰り、ミオウ。その顔どうしたの?」

は?

顔?

「いつも通り。地顔だし、何もついてないと思うけど」

なに?

姉さん、おかしくなった?

「違うわよ。表情。なにかあったの?」

なによ。

なんでそんなことも分かるわけ。

神様は酷い。

世の中は不公平だ。

私がいくら頑張っても、姉さんにはすぐ見抜かれて、先を越される。

姉さんだって努力しているのは知っている。

でも、なんで美人で性格も良くて、勉強も運動もできる人なの?

私がいくら努力したって、姉さんには追い付けないし、抜かせることなんてなにもない。

だから私は、姉さんが嫌い。

だから一方的に話しかけられても、優しくされても困るのは私。

児童会長戦のことも絶対に話さない。

なんで今日は帰りが早いかなんて、絶対に聞かない。

「なんかあったんでしょ?話聞くよ?」

姉さんはずるい。

姉さんなんかに分かるはずない。

私は、塾の予習、復習で忙しいの。

そう言おうとしたけれど、私の口から出たのは絶対に言わないと決めていた言葉だった。

「実は、児童会長戦に………」

神様は酷い。

世の中は不公平だ。

どうして、姉さんばかり恵まれているのだろう。

8:薫+*Mio+* ◆v. 好きな人に会いたいよーー!:2017/08/25(金) 11:58

3.大鳥湖子


『そうねぇ。ミオウは学校をどういう風にしたい?それを言えばいいと思うな。最初は自分の理想でいいのよ』

昨日、姉さんから言われた言葉。

私が求める環境。

それを言葉にすれば良い、と。

早速、学年予選で読み上げる原稿を作った。

別に、なにも難しくない。

完璧な原稿だし、完璧な話し方も身に付けた。

だから、きっと予選は通過するだろうな。

心の何処かで、そう思っていた。

予選を通過したら、本戦が待っている。

それを思うと、ドキドキしたけれど。

その気持ちが幼稚すぎて、気付いていたけれど気付いていない振りをした。

自分の気持ちに蓋をして、心の中で唱える。

私は、やりたくてやるんじゃない。

仕方なくやるんだ。

そうすると、教室の入り口からワアッと騒がしい声があがった。

9:薫+*Mio+* ◆v. 好きな人に会いたいよーー!:2017/08/25(金) 12:15

「ねぇ〜真路さんている?」

幼稚なねちっこい話し方。

気持ち悪いくらい幼い。

ふんっ、なにあの人。

「真路さんて、テスト毎回1位の人でしょ?」

「あー、テスト以外で見たことも聞いたこともないわ」

ケラケラ、下品に笑う声。

あんな下品でレベルの低い人たちに知られてなくて良かった。

心底そう思った。

私に何の用よ。

朱に交われば赤くなる、って知らない?

私のレベル下げないでよ。

ふんっ。

「あ〜れ〜、真路さんはぁ?いないのぉ?」

1番はじめの、ねちっこい話し方の人が聞く。

……うざったい。

でも、空気を読めない高畑さんが、手をブンブン振る。

「この子だよぉ〜真路美桜ちゃん!」

ミオウちゃん、って。

馴れ馴れしく呼ばないで。

「あ〜、あれが真路さん?初めて見たわぁ。ダサくない?ははっ、うけるー!」

あ、そうですか。

だからなんだ。

あなた達に関係あるの?

「ねー、真路さん?私、大鳥湖子!お、お、と、り、こ、こ!」

耳の悪い人に言うようにのんびり言われて、カチンと来る。

でも、あなた達と同じレベルになりたくないの。

言い返したら、この人達よりずっとレベルが低い。

「あのねぇ、ウチ〜生徒会戦、立候補したの!ぜぇーったい、負けないよ?」

あっそ。

私だってあんたには負けたくないわ。

「何の用ですか?」

私はたまらず、声を出す。

が、意外にも冷たい声になってしまい、場の空気が変わる。

「えー、これが真路?だっさ〜」

「声聞いた?イカれてない?」

「てか湖子〜、こんな奴には絶対に負けないっしょ!湖子と戦うにはレベル低すぎない?」

あんたらのレベルが低いんだよ。

そう言いそうになって、口をおさえる。

「なんの用か聞いているんです。用が無いなら帰ってください」

私がピシャリと言うと、他のクラスの人は悪口を言いながら出ていく。

うざったい。

でも、この件でより私は自信がついた。

あんな低レベルの人には負けない、って。

10:薫+*Mio+* ◆v. 本編も読んでね!:2017/08/25(金) 13:43

4.どうして


「それじゃあ、予選突破したのは〜っ、大鳥湖子さんです。皆さん、拍手‼」

なんで………どうして……。

私の方がレベル高かった。

完璧だったもん。

なのに……なんであんな人が?

なんでこんな人が?

なんでこんな低レベルな人が選ばれるの………

11:薫+*Mio+* ◆v. 本編も読んでね!:2017/08/25(金) 14:18

この予選は、4年生の立候補者以外の人の投票で勝負をつける。

自信あったのに……。

なんて、思ってないしっ!

あー、幼稚幼稚。

自分が嫌になるよ。

でも、なんで大鳥湖子が?

あのうざったい大鳥湖子がなんで‼

教室に戻る途中、ひそひそとした声が聞こえた。

「真路さんなんかに投票する人いるのかな?」

「いないっしょ〜っいたら凄い!」

「湖子は友達多いし?あんなボッチに誰が投票すんの?」

ケラケラ、下品に笑う声。

あっそ。

そんなこと言う人に投票する人、いるんでしょうかね?

「ね〜ぇ、ミ〜オウちゃん?誰に投票した?」

高畑さんだ。

「私……」

「あ〜そっか、立候補したんだったね。ごめぇん、忘れてたぁ」

は?

高畑さんが推薦したんでしょ?

「ウチねぇ、誰に投票したと思う?」

そんなの誰でもいいし。

関係ないじゃん。

「あのねぇ、湖子ちゃんに投票したよ〜ねっ、ねっ?」

なんだよ。

うざったい。

自分で推薦したくせに。

なによ。

この風景を、大鳥湖子が満足そうに見ていた……。

12:薫+*Mio+* ◆v. 本編も読んでね!:2017/08/25(金) 14:54

5.菅名茜さん


下校中。

「真路さん‼」

………………?

地味な見た目の女子(ここは女子校だけどね)が走ってくるのが見えた。

あっ!

いつもテストが2位の……

「菅名さん?」

菅名茜。

私の勉強のライバルのような人。

「あっのっ、ハア、ハア……わた、し……ハァ……」

菅名さん?

大丈夫……ですかね?

息が静まって、菅名さんは言った。

「あの、大鳥湖子さんの事なんですけど……みんな、仲良から、って理由で投票して不公平だって先生たちが話していましたよ」

「はい……?」

「うん、だから……じゃあね?」

え?

これを言うためだけに?

なんで………?

なんで………?

13:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/25(金) 22:19

>>12

仲良いから、です。すいません!

14:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 07:20

6.正直*嘘つき*好き*嫌い


「ミオウ、じ……」

「ほっといて‼」

なんでだろう、姉さんを拒絶してしまう。

でも姉さんは悲しそうな、でも嬉しそうな顔をしている。

姉さんにとって、私はなんでもない。

ただの家族。

家族は特別だと言うけれど、姉さんなんて。

私の苦労も知らずに生きているんだから。

姉さんのやりたいことなんて、勉強に決まってる…………ふと、お父さんからの遺言を思い出した。

自分のやりたいことを見つけろ。

姉さんなんて、とっくに見つかってるはずだよ。

私は……私は、なにかが足りないのに。

姉さんになんて、私の気持ちが分かるわけない。

15:薫+*Mio+* ◆v. 本編も、ぜひ読んで!:2017/08/26(土) 07:42

私が勉強の合間に水を取りに行こうとした時、事件は起こった。

私は2階にある自分の部屋で勉強をしていて、1階のリビングにある水を取りに行こうと階段を下りた。

半分ほど行った所だろうか。

話し声が聞こえた。

姉さんと、お母さんの。

「だから私は、やりたいことを見つけたんですっ………!」

頭が真っ白になった。

なんで……見付かってなかったの?

自分のやりたいこと。

じゃあ、なんで隠してたの………。

急に頭にクラッシュバックされた。

部活に行かず、早く帰ってきた姉さん。

どこか嬉しそうな顔の姉さん………。

「それは、何?」

お母さんが聞く。

勉強でしょ。

勉強と言って。

私は何故こんな気持ちになるんだろう……

でも、それを私は知っている。

姉さんに、自分の憧れを押し付けているんだ。

そして、姉さんが言った言葉、それは………

「バンド」

16:薫+*Mio+* ◆v. やっぱり新作書きたーーーい!:2017/08/26(土) 10:28

嘘つき。

嘘つき。

私にはなにも言わなかったのに。

でも、正直。

でも、嘘つき。

嘘つき。

嘘つき。

嘘つき―――――

17:薫+*Mio+* ◆v. やっぱり新作書きたーーーい!:2017/08/26(土) 10:31

姉さんなんか大嫌い。

大嫌い。

大嫌い。

大大大嫌い。

なんだよ。

悔しい。

また、先を越された。

また、先を越された。

なんでよ。

なんでよ。

なんでいつも、私は姉さんに追い付けないのだろう――――

18:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 11:32

先を越された、悔しさ。
私には何も伝えてくれなかった、という嫉妬。
この件があって、私は姉さんが嫌いになった。
バンドだって。大嫌い。
心の狭い人だ、くだらない。
自分でもそう思うけど、今更姉さんを応援するなんて、私のプライドが許さない。
だから、人とは関わらずに生きていきたかったんだ。



2年後、解決事務所という不思議な空間で、浄坂桃奈と共に成長していくことを、この時の私はまだ知らない。

《正直*嘘つき*好き*嫌い byミオウ》END

19:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 11:45

ミニあとがき&解説


はじめまして!こんにちは!薫といいます。
このスレの説明……とかはいいとして、この物語について解説。
本編『解決事務所 パワフル☆ピース』の主役の一人、ミオウの4年生の時の物語。
なぜミオウが人とは関わりたくない、楽しいだけじゃやっていけない……と考えるようになったのかについてのエピソードです。
詳しくは、ぜひ本編を読んでください。
もう一人、ミキリはミオウの姉。
まだ始まっていませんが、『ガールズバンド フピガルッ!』の登場人物。
意外と大事な役です。
このエピソードを心にとめて、読んでいただければと思います。
また、詳しいキャラクター設定についても創作板で書いておりますので、ぜひ見てください。(ウザいくらいの宣伝すみません)
読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
次はトウナの話かな……お楽しみに!
(byミオウってことは、ミキリも書くことになるのかなぁ←独り言)


本編です!感想もぜひお願いします。

『解決事務所 パワフル☆ピース』(小説板)
http://ha10.net/novel/1501480340.html

『ガールズバンド フピガルッ!』(小説板)
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1503290818/l50

『薫の小説裏設定集』(創作板)
http://ha10.net/sou/1502247037.html


もう一度いいます。
ウザいくらいの宣伝、ごめんなさい‼

20:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 11:57

ちょ〜っと付けたし。
掛け持ち3作までとか言いつつ、新作スレ立てることにした(バカな)作者です(笑)

21:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 12:53

その2

『解フル☆』特別編

『ねーちゃんのヒミツを暴け!』

22:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/26(土) 13:16

《登場人物紹介》


浄坂檪(じょうざか くぬぎ)

小学3年生。トウナの弟。
双子の兄。お調子者でおちゃらけているが頭はいい。


浄坂檜(じょうざか ひのき)

小学3年生。トウナの妹。
双子の妹。落ち着いていてシャイな性格だが、頭はいい。


浄坂桃奈(じょうざか とうな)

小学6年生。くぬぎとひのきの姉。
解決事務所員として人の悩み相談に乗り、前向きにするヒミツの仕事をしている。

23: 薫+*Mio+*◆T. 受験合格*プロジェクト!:2017/08/27(日) 07:12

怪しい。

ねーちゃんは、絶対に怪しい。

今までより、出掛けることが多くなった。

普通なら、有名アイドルや名門校の児童会長と仲良くなったりしない。

去年までボッチだったねーちゃんが。

絶対に秘密があるんだ。

絶対に、このくぬぎ様が暴くのだ!

ねーちゃんの、秘密!

《ねーちゃんのヒミツを暴け!》

24: 薫+*Mio+*◆v. さっき、トリップ間違えました!:2017/08/27(日) 07:21

1.ねーちゃん


オレのねーちゃんはバカだ。

そして超ポジティブだ。

とても賢い天才の弟、くぬぎ様とは大違い!

とても賢い天才の妹、ひのきとは大違い!

それに、ポジティブな所だって、オレ達とは違う。

ひのきはいつもオドオドした、ネガティブな妹なのに。

そんなねーちゃんは、今年になってものすごく変わった。

今までボッチだったのに、友達が沢山出来た。

ユイカさんやモナミさん、ミオウさんのような素敵な人達の他に、超有名アイドルや名門校の児童会長さん等も。

他にも、沖縄宛の手紙を書いていたのも見たことある。

そんなこと、ある?

オレ達はねーちゃんが思っている以上に、ねーちゃんのことを知っている。

だから決めた。

オレがねーちゃんのヒミツを暴く!


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