どうも!
『解決事務所 パワフル☆ピース』(解フル☆)
『わじ小ラジオ部ON AIR!』(わじラジ部!)
『ガールズバンド フピガルッ!』(フピガルッ!)
シリーズ作者の、薫+*Mio+*です!(基本的には、薫)
掛け持ちは3作まで!と決めたので、飽きないように(小声)スレ建てました!
各物語のキャラクターの物語を書いていきます。
昔の物語だったり、本編に関係ある短編だったり、いろいろです。
感想などもぜひお願いします。
それでは………start‼
2.ひのきの協力
翌日、早速調査開始!
まずはテッパンの、さりげなく事情を聞くところから!
でも、これには期待しない方がいいね。
このくぬぎ様の過去の経験から、こんなのじゃ簡単に誤魔化されることを知ってるんだから!
じゃ、ねーちゃんの部屋に……
「行ってきます!あぁ、ミサンガ遅れちゃう‼」
しまったぁ!
今日はねーちゃんの習い事の日じゃん。
プラン2に変更だ!
オレは抜き足、差し足、忍び足……でねーちゃんの部屋の前まで行くと、ドアノブにそっと手を掛ける。
こっそりねーちゃんの部屋に入って、ヒミツを探るんだ!
「くぬぎ?何してるの?」
ビクゥッ!見付かった?
「?くぬぎ?」
あ、ひのきじゃん。
「ビックリさせるなよぉ」
「で、何してるの?」
目をキラキラさせて、ひのきが聞く。
フフン。
ひのきは外では大人しいけど、好奇心旺盛でイタズラ好きなんだよな!
これは、きっとオレしか知らない。
「じ、つ、は……」
今までの経緯(?)を説明すると………ひのきは目をキラッキラにさせる。
次のセリフは、当然……
「わたしもやるっ!」
だよなぁ。まあ、悪くはない。
ひのきだって、賢いし。
二人で協力すれば、ねーちゃんのことなんてすぐ分かっちゃうんだなぁ〜
このくぬぎ様とひのきで、ねーちゃんのヒミツをすぐに暴いちゃうぞ!
3.後をつける!
で、それから。
ねーちゃんが何をしているかを調べるために、放課後、ねーちゃんを尾行した。
放課後、いつもどこかに出掛けてるねーちゃん。
ここにヒミツが隠されてる!
……はず。
薫ちゃん上手いね!
29:薫+*Mio+*◆v.:2018/03/23(金) 15:48 オレの予想は当たった。
毎日、ねーちゃんは同じ所に欠かさず行ってる。
それが分かって調子に乗ったオレたちだが……。
そこから先が分からなかった。
毎日行く公園も突き止めた。
でも、そこから先がどうしてもわからない。
公園に入るとすぐに見失う。
消える?ねーちゃんが。
そんな風に、ねーちゃん宇宙人説まで浮上した。
そして、毎日が過ぎていく。
オレとひのきも分からない、暴けないヒミツって……
なんなんだよーーーーっ!!!!
(おわり?)
あとがき
最後の方、雑ですみません。
ただ単に、トウナに双子の弟妹がいるのを知って欲しかっただけです(笑)
皆さんのまわり、双子っていますか?
私は学年にいました。
双子の男の子、全然似てない二人でした。
だから似ている女の子の双子や男女の双子……実際に会ってみたいです。
また、徐々に葉っぱ復帰していきますので、よろしくお願いします!
薫でした!
《あの子に負けたくないから byモナミ》
『解フル☆』登場人物
神野最那実(かんの もなみ)
気の強い、プライドの高い小学一年生。
ユイカの幼馴染。
真田唯科(さなだ ゆいか)
気の弱い小学一年生。
モナミの幼馴染だが、本心は分からない。
はい!ちょっと>>31休みます!
〜乙葉にお礼する短編〜
こちら、◯◯県M市、律鎌小学校にて。
モナミは会議室の机をイライラと叩く。
「もう、なんでこんな時にあの人は遅いのよ!まったく」
「まあまあ、モナ落ち着いて……」
「トウナは本当に時間にルーズだから……。初めて会ったときなんて、待ち合わせ場所の前で45分も躊躇ってたのよ」
ユイカ、ミオウの言葉を聞いたモナミが、フンッと鼻を鳴らしたその時。
「遅くなってごめん!いやー、間違えて教室行っちゃったー」
トウナが騒がしく入ってきた。
「「遅い!」」
案の定、モナミとミオウに怒鳴られる。
「ごめんってば!!ユイカー!助けてー!」
助けて……と言っているが運動神経だけは良いトウナ、逃げ足もめちゃくちゃ速い。
「みんな、集まったんだからちゃんとしないと……」
ユイカの声に、みんなの動きが止まった。
「せーのっ」
「改めて!乙葉、七瀬ちゃん夏音ちゃん紗彩ちゃん、お祝いありがとう!これからもよろしくね!!」
END☆
>>32
一人称で、トウナが事務所に行く〜事務所メンバーで挨拶っていうのにしようかと思ったけど、こっちで。
ミオウとモナミは面識ある……って、本編でちょっとやったよね?(多分……)
ってことで小説再開します!
>>31
あたし、モナミの幼友達ユイは、本当にヘタレだ。
ヘタレというか、弱い。
とにかく内向的で、幼稚園ではあたししか友達がいなかった。
っていうか、他に友達が出来ないようにしていた、というところだろうか。
あたしだったのだ。友達がいないのは。
仲の良い子はたくさんいる。
でも、本当の友達はユイだけだった。
でも、バカなあたしは
「ユイよりすごい」
と威張ることで、ユイに必要とされたかったのだ。
だから小学生になってユイにも仲良しが出来たとき、言った。
詳しくは記憶にないが、
「あたしだけと話すか絶交するか選んで」
という感じだったと思う。
それで、
「これからもモナと仲良くしたい」
と言って欲しかったのだ。
これからも、あたしと仲良くしてね。
その一言が言えれば。
意地を張らずにいれたのに。
その一言が言える人は、強い。
言えなかったあたしが、ヘタレなんだ。
あたしが言えたら、あたしが……。
あたしがもっと、強かったら。
強がらずにいれたら、ユイは………
あの子に事実上、負けていると思われたくなかったあたし。
負けたくない、その意地がなければ。
その意地がなければ、よかったのに…………
《解フル☆1話に続く》
〜ユイカの場合〜
私が、弱かったから。
小学生になって、いけると思った。
みんな友達を作ろうとしている。
その波に乗れば、私もたくさん友達ができる。
そう思って。
幼稚園でも、友達を作ることはできた。
でも、モナが言ったから。
「ユイはあたしといればいい。他に友達いなくても大丈夫」
それは、『あたしと仲良くしてね』っていう、モナの優しさの裏返し。
それに縛られていた。
内気でも内向的でもない私は、モナに必要とされない。
モナと仲良くしていたいから、内気だ、内向的だって自分に言い聞かせた。
そう。
モナに迫られたあの選択の意味を私は分かっていた。
『あたしとも仲良くしてね』ってモナは言いたかったんだ。
それを知りつつ、絶交を選んだ私。
私が強ければ、「みんなで仲良くしよう」って言えたら。
その一言が言えたら、また違ったはずなのに。
その、一言が言えなかった。
ヘタレなんだ。弱いんだ。
内気でも内向的でもない。弱い。
その事実を受け止められない人は、もっと弱い。
一言言えなかったヘタレは、弱虫は、強くなれたのだろうか。
強くなれて、その一言を言えたら、また、きっと………
《解フル☆1話に続く》
あとがきっぽいもの
この話は、いつか書かないと、と思っていました。
モナミとユイカのゴタゴタは1話にありましたが、少々ぶっ飛んだところがあるので。
解フルの、「こんなの初めて聞きました!」という感じの物語進行は、非常に良くないなぁと作者も思っていたところなので、その説明をいつか、と思ってました。
果たしてそれはいつなのか……?
それまでお付き合い、よろしくお願いします。
感謝を込めて、薫
解フル☆SS
@始まり
水晶を見つめて、声をかける。
「ソウマ、そろそろ」
「おう」
今年はどんな奴が来るんだろうな、ミクさん。
ソウマの声が聞こえた気がした。
1年が始まる、今日―――
A呼び方
「ねえ、ユイカー」
「なに、トウナちゃん」
「ユイカって、わたしのことちゃん付けするよね」
「えっ?うん」
「トウナ、って呼んでくれる?」
こっちは呼び捨てなのにちゃん付けされると、変な感じだから。
そう付け足す、トウナちゃん……じゃなくてトウナ。
「えっと、トウナ……」
今日も平和である。
Bあの子の分も
運動は、そこまで得意ではない。
トロいと言われているのにも無理はない。
実際、トロいし鈍いのだから。
でも今回の持久走は、頑張ると決めていた。
できるなら、りんごちゃんの分も。
喘息がひどいから、持久走大会には出たことがないと言っていた。
だから、りんごちゃんの分も。
持久走は、練習した分だけ速くなる。
だからわたしが頑張って練習したら、いい記録が出せる。
だから―――
トウナさんに手紙を送ろう。
トウナさんなら、持久走で速く走るコツも知っている。
C私の分も、きっと
そろそろ持久走大会の季節だ。
私は1度も出たことがないけれど、まことちゃんは出るのだろう。
――元気にしているかな。
きっと沖縄で頑張っている。
私の分も頑張ってくれるだろう。
まことちゃんなら。
手紙を書こう。
まことちゃんが頑張っている。
そう思うことで、狭い東京での入院生活にも耐えられるから。
『沖縄県那覇市……空閑まこと様』
元気に、していますか?
今回のSS4つ、
@ララさん(ららこ みく)
Aユイカ(真田唯科)
Bまことちゃん(空閑まこと)
Cりんごちゃん(飴石りんご)
視点になっています。
沖縄の二人組の話(覚えていますか?)でも特に、まことちゃんは出番が無いに等しいな……と思っていたので、またちょくちょく出していきたいです。
どうでもいいですが、まことちゃんとりんごちゃんは作者の私が唯一ちゃん付けで呼ぶキャラクターです。
出番がないから、忖度しているといったところでしょうか……。
《5年生の時のトウナと大地》
浄坂桃奈(じょうざかとうな)
底抜けに明るく能天気な小学5年生。
友達とクラスが別れ、現在ぼっち。
チアダンスが得意で、運動神経が良い。
天宮大地(あまみやだいち)
トウナと同じクラス、隣の席になった男子。
爽やかなスポーツ少年で勉強もそこそこでき、まあまあイケメン。
女子の事は余り好ましく思わないが……。
>>43
名前間違えました……。
トリップかえました、これからはこれで統一しようと思います。
《大地side》
5年生に進級した。
仲が良いヤツがいるとかいないとか、そういうことはどうでも良かった。
友達がいないなら、作ればいいじゃん。
そんな考え、女子にはないらしい。
もしくは、そう思っても行動に移せないのか。
……女子って、面倒だ。
なんて思っていたオレが、女子に惚れるなんて。
当時は信じられなかった……。
《トウナside》
なんでこうなんだろう。
……クラスが離れたら、親しくなくなるなんて。
毎年おかしいと思っている。
だから話しかける。
遊ぼうって言う。
おはようって挨拶する。
でも、だんだん距離が離れて行くのは何故だろう。
なら、新しい友達を作ろうって思う。
だから話しかける。
遊ぼうって言う。
おはようって挨拶する。
それなのに、会話が続かないのはどうしてだろう。
わたしは、わたしは……。
《大地side》
席替えをした。
最初だから、クジ引きだった。
そんで隣になったのは、浄坂桃奈。
朝、会った人に必ず挨拶していて、周りに積極的に声をかけて。
明るくて元気で、クラスの中心にいてもおかしくないようなヤツだ。
この数週間、そう思っていた。
それなのに女子は、なんとなく距離を置いているモンだから、よく分からない。
普通に接しているようで、壁を1枚挟んでいる。
女子は本当によくわからない。
群れてキャーキャー騒いで、何が楽しいんだ。
でも、そんな事せずに、一人でも頑張っているあいつが隣。
面倒なヤツじゃなくて、良かった。
これが、トウナの第一印象だ。
《トウナside》
席替えで隣になったのは、天宮大地という男子。
同じクラスになったのは初めてだ。
「よろしく」
って声をかけると、
「こっちこそ、よろしく」
と返って来たので安心した。
というより、嬉しかった。
話しかけても心をこちらに向けて返事をしてくれる人が、いなかったから。
「同じクラスになるのは初めてだよね。大地って呼んでいい?」
隣の席だもん。これから楽しく会話したい。
そう思って言うと、
「うん。トウナは面白そうだから、隣で嬉しい」
ちゃんと会話が続いた。それだけで楽しくなってしまう。
そして何より、『トウナ』と呼んでくれたのが嬉しかった。
大地は、私と対等に接してくれる。
直感した。
《大地side》
トウナは面白そう。
そんな風に言ってしまったが、それはオレの語彙力がないだけ。
良い意味で女子らしくない。
誰にでも対等に接している…男子とか女子とか、友達とか他人とか関係なく。
だから、ちょっと言ってみた。
「トウナって、前向きだな」
と。
「ありがとう。わたしの唯一の長所だよ!前向きに、楽しく過ごしていれば良いことあるから!」
ああ、いいな。
こんな女子って、凄くいい。
語彙力がなくて上手く表せないが、とにかく…そういうトウナに、オレはいつの間にか惚れていたんだ。
消しゴム貸して、って言うと笑って貸してくれる。
オレの冗談に笑ってくれる。
ノリがいいというか、素直。
皆の違いを認めて受け入れている彼女は、オレが会った中で、1番…………
《おわり?》
スペシャル短編《告白前夜》
トウナがオレのものになったら。
トウナは、いろいろな表情や感情をオレだけに見せてくれるのだろうか。
それは魅力的だが、それはトウナでは無いような気がした。
だから、気持ちだけを伝えて、楽になろう…そう思っていたのに。
恋に楽になる道は、無いらしい。
スペシャル短編《楽しいお返事》
トウナがあの告白に返事をしてくれる…返事をくれ、とは一言も言っていないのに。
オレの前で恥じらう女子は、本当にトウナなのだろうか。
そう思ってしまったほど、普段見せない表情を見れたことに、喜びを覚えた。
オレ以外の男子には、見せるなよ。
……そんな台詞、絶対に言えないけれど。
解フル☆特別編
『ドキドキ☆修学旅行‼』
登場人物 ※名前のみの紹介です
★トウナ(主人公)
★光璃(ひかり)
★杏(あん)
★志乃(しの)
★美亜(みあ)
★大星(たいせい)
★誠(まこと)
〜ホテルにて〜
「ん〜っ!着いた〜‼」
同室の杏ちゃんとひかりちゃんと、誰がどのベッドにするかを決めて。
狭い窮屈な室内に、どうにか荷物を置いた。
修学旅行、1日目の夜。
あとは、お風呂に入って寝るだけです。
そこまで親しくなかった二人に、同じ部屋にしないかと言われたときは驚いたけれど、楽しくなりそうだし嬉しい!
外村杏ちゃんと、高野光璃ちゃん。
二人とも明るくて優しいの。
ピンポーン
チャイムが鳴ったため、1番近くにいたわたしが出る。
先生達、見に来るって言ってたよね。
「あ…あれ?開かない」
手間取ってるうちに、もう一度ピンポーン。
「あ…開いた開いた」
押すんじゃなくて、引くんだね!
何て考えてると、
「ここ、こう」
学年主任の河西先生が、ドアを外からでも開けられるようにする。
そして、ズカズカ入ってきて、
「お風呂入る順番決めてるでしょ、待ってる間にまとめとか色々書いときなね」
はーい。
先生が出て行ったら、ひかりちゃんが
「じゃああたし、お風呂行くね」
と浴室へ入っていった。
その後、お風呂に入ったりまとめを書いたりして、消灯時間に。
……とは言いつつ、先生が見回りに来たあとは、コソコソお喋り。
基本的には、杏ちゃんとひかりちゃんが話しているんだけど。
「じゃあ、あたしもう寝るね」
というひかりちゃんの声に、わたしと杏ちゃんも
「おやすみ」
と布団に潜った。
ウサギの耳が付いたフードをかぶって、目を閉じる。
『トウナって、うさぎみたいだよね。ツインテールだし、小さくて可愛いし』
そう言ってくれた、同室の二人の声を思い出しながら。