第二十一話
雪奈 思うわけないでしょ！
叶愛 お前の嘘で、蜜柑が、どんだけ傷ついたか、お前は！わかってんのか！？激怒
雪奈 雪奈は、悪くないわよ！殴られたとは、言ったけど、
叶愛 仕返ししてとは、言ってないで、済まされると思ってるのかッ！？
雪奈 な！
叶愛 お前には、棗を渡さない！誰がなんと言おうと！これ以上棗を汚されてたまるか！
雪奈 なんですって！
叶愛 当然だ！イケメンの男が、欲しいから、嘘なんて、つくなんて！棗のことを本気で、愛せない女など！ゴミ以下の価値だ！
蜜柑を攻めたこと、しかも、風香さんのことまで！
雪奈 な、なんで！風香のことまで！
叶愛 バカだろ。
それをつぶやいただけで、きれた。
雪奈 うるさい！だいたい佐倉が、悪いからよ！さっさと棗をくれれば、こんなことには、ならなかったのよ！佐倉の味方を操って正解だったわ！
叶愛 やっぱりな！それは、心読み、正田、キツネ目だろ？
雪奈 な！
叶愛 やっと、蜜柑の味方に戻ってくれたよ。 お前のせいで、あいつらも傷ついたんだ。
雪奈 うるさあぁああい！
と、叫んで、叶愛の頬を殴った。
雪奈 痛いよね！でも、まだ、マシのほうよ！
一方体育館では、
棗 なに言ってるんだ！こいつ！佐倉が、無実？
皆、同じような、ことを言っていた。