フェアリーテイル:ルーシィ×??

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1:みかん姫:2016/03/31(木) 11:41 ID:UGA

ルーシィ受けだったらなんでも大好きなみかん姫です。
ぐれルーナツルー恋愛小説の方で書いてるうちに、他のカップリングでも書きたい、読みたいなと思ってこのスレを立てました。
気軽にコメント、小説あげてください!

24:みかん姫:2016/04/05(火) 19:19 ID:BUI



「じゃあ1時間目の準備しろー」

リオンがそう言うと、みんながざわざわと話し出す。

あたしには友達も居ないし、作ろうとも思わないから後ろのロッカーへ。

「…ルーシィは…これね。」

ロッカーを見つけ、鍵を鍵穴から取り出し、中にコートと鞄を入れる。

ご丁寧に教科書などの本類とコートなどの上着かけ、体操着入れと鞄掛けに分かれている。

席に戻ろうと立ち上がった時、クラス全員がこっちを見ていることに気づく。

…もしかして虐められる?

心の中で焦っていると、目の前に誰かが立ちはだかった。

…これが本物の仁王立。

彼女は髪の毛をコバルトブルーに染めていて、顔もメイクがケバい。

って、何でこんなにあたしってば冷静なんだろう。

虐められるかもしれないのに。

「ねぇあんた、何で黒の制服なのかしら?」

…黒の制服?可愛かったし、黒が好きだからだけど。

別に制限される必要ないじゃん、思ったことを口にする。

「理由とか…「何とか言いなさいよ!」」

あんたの言葉で消えたんですけどー?!

うわ、こいつは典型的な馬鹿だ。

「あのさ、あたしの言葉を消したのあんたでしょ?周り気遣えないとか、幼稚園以下よ」

…あーあ、やっちゃった。

あたしはいつもは喋れないけど、イラつくど思う存分暴言を吐く癖があって…

「なっ!その黒の制服は、妖精王とその聖女しか着れないのよ?!」

妖精王と…聖女?

意味がわからない。この女ってギャルかと思えば意外と乙女思考。

「はぁ…」

「あんた!ふざけないでくれる?!」

っていうかなんでクラスは見守ってるわけ?!

リオンもふざけんじゃないわよ!

上をもう一度見ようとすると、女があたしにビンタしようとしていた。

『…ヤバイ、触られるッ!』

咄嗟に自己防衛と言う名の本能が働いたあたしは、リオンの元へ駆けて隠れる。

服を掴むんだけど、助けてくれなかった怒りで背中も抓った。

25:みかん姫:2016/04/05(火) 19:21 ID:BUI


「1時間目は俺の授業なんだが…はぁ、用事が出来た。1時間目は自習だ。」

リオンが喋ったところで、教室の空気は変わらない。

これからいじめの標的になったりするのかしら?

…考えても無駄よね、決めるのはあの女達なんだし。

「ルーシィ、来い。教えてやる。」

「ちょ、リオン、何よっ…」

抵抗する間もなく、あたしはみんなの視線を浴びながら教室から出た。

「ルーシィは暴走族って知ってるか?」

「知ってるわ、だって…」

ちょ、ダメでしょあたし!

…言っちゃうところだった“散々暴走族を殴ってきたし”って。

「で、その暴走族が何なの?」

「…妖精王は暴走族の名前、聖女はその暴走族の姫だ。」

…なるほど。だから姫になりたいあの女はあたしに突っかかってきたわけね。

「制服、買い替えたりしないわよ。大体、黒の制服は妖精王のなんて校則ないじゃない」

「あぁ、そんなものない。周りがそういう空気にしているだけだ。だからお前は悪くない。」

あったりまえでしょ。

知らなかったのもあるけど、校則にないんだったら別に自由じゃない。

「どこに向かってるの?」

「…妖精王の溜まり場だ。」

「はっ?!無理に決まってるでしょ?!馬鹿じゃないの?」

暴走族も人間も大っ嫌いなあたしはそんなところに行きたくない。

「溜まり場って言っても空き教室に幹部がいるだけだ。それにあいつら曰く正統派らしい」

「暴走族なんかやってる時点で正統派なんてないに決まってるでしょ!」

「お前、少しくらい静かにしろよ…ここだ。」

…なんか、此処までの道のりが長く感じた。

目の前にはオアシス室と書かれた空き教室。

もう「オアシス室って何?!」なんてツッコミは諦めた。

「お前ら、入るぞ。」

「あんた、待ちなさいよっ!」

リオンがあたしの腕を引っ張ったため、自動的にあたしもその教室へ。

どんなに怒ってても人見知りは発動するみたいで、リオンの後ろにくっつく。

なんか今日でリオンの背中とはもう親友だ。居なくてはならぬ存在よ。

チラッと前を見るとイケメンがズラり( ^ω^ )

だからあの女も聖女の座を狙ってたのね…

…あ、でも1人女の子がいる。あの子が聖女かしら?

「リオンっ?!おはようございます!」

起きてるのは3人だけで、他2人は寝ている。

…たしかに、全員黒の制服。

「って後ろに誰かいる…お前、何でお前黒い制服着てるんだよ!」

「ナツ兄落ち着けって…」

うわわぁわぁああぁわぁぁああ、あたしの話してる…

早く帰りたいのに…もう一回前をチラッと見ると、暗い紫をした髪の毛の少年と目があう。

なんでか恥ずかしくなり、あたしはリオンの背中に顔を隠す。

「ロメオ、止めんなっ!」

「なら俺が止めるぞ。」

「リオン、その女は何なんだよっ!」

何この単細胞は。

26:みかん姫:2016/04/05(火) 19:22 ID:BUI

「り、リオン、怖い…」

心で色々言ってるけど、やっぱりすごく怖い。

身体も限界なのか、少しずつ震えてきてる。

「ルーシィ?!泣くとは思ってなかった…大丈夫だ、安心しろ。」

そう言ってリオンは優しく涙を拭ってくれた。

そんな事言うなら最初からここに連れてこなければ良かったのに。

「…リオン嫌い。」

「はっ!嫌わないでくれ!ルーシィーー!」

「…煩い、静かにして。」

嫌いになるはずないんだけど、意地はってそっぽを向く。

すこし反省してもらわないといけないし。

「…ルーシィ姉って言うの?よろしくね!」

…にこにこ駆け寄ってきたロメオから離れてもう一回リオンの背中に隠れる。

「ごめん、なさ、い…」

怖いよ、こんな事になるなら黒の制服にするんじゃなかった…

「…良いって、人間苦手なんだろ?…俺も、そうだから。」

ロメオは少し辛そうに苦笑した。

一瞬、その切なげな瞳が昔の“彼”と重なった。

…何でだろう。

「…リオン、あたしもう帰る。」

「おい待てって…行っちまった。」



「ロメオ、何でお前…」

「……初恋。」

「…初恋?」

「なっ!ち、ちげぇーよ!」

「そうかぁ、ロメオもとうとう…」

「ナツ兄、違うってば!」

27:みかん姫:2016/04/05(火) 19:24 ID:BUI


あたしは繁華街をぶらぶらとしていた。

お気に入りのお店を見つけるため。

いい感じでひっそりとしていて、おしゃれな喫茶店、バーがいい。

見つけた路地裏に入っていくと、「close」と言う名の喫茶店があった。

…これは理想通りかもね。

少し右側にあったOpenのドアを開けてあたしは中へ入った。


「いらっしゃいませ。」

「…いない。」

人が数人すらいないこの喫茶店。

インテリアや紅茶の良い香りなんかもあたしの理想通り。

マスターと思われる若い男性が立つカウンターまで行く。

「…ん〜、オススメとかありますか?」

「ありますよ。こちらのオレンジショコラです。」

そう言いながら渡されたメニューには、オレンジ輪切りの半分にチョコがかけられているもの。

それがチョコケーキの上、周りに飾ってあった。

「可愛いし美味しそう…これでお願いします。」

気に入ったお店のマスターなら怖がらなくて済む。

前住んでいたところでもお気に入りのお店を見つけて、店長とよく喋っていた。

「かしこまりました。…貴女は来店初めてですよね?」

「はい。つい最近引っ越してきたばかりで。」

「そうなんですか。……貴女、麗狂をご存知でしょうか。」

久しぶりに聞いた麗狂、という単語に肩が揺れたのが分かる。

…まぁ、隠さなくても良いか。

「……はい、あたしがその麗狂です。」

「フフ、やっぱり。知人から聞いていてねぇ。」

麗狂…あたしの事を知る人?

それは…リオンとリサしかいないはず。

全てを知っているような目をするこの男……何者?

「そうですか。」

「あ、そうだ。良ければ奥の部屋に来てくれませんか?会いたがってる人がいるんですよ」

「良いんですか?」

「はい、ではこちらへどうぞ。」

カウンターの向こうから出てきた彼は、あたしを奥の部屋へと誘導してくれた。

28:みかん姫:2016/04/05(火) 19:25 ID:BUI


「スティング、ローグ、入るぞ。」

「…ディルア(オリキャラっす、すいません。)か。」

ディルアと呼ばれたマスターは渋い赤色のドアを開けた。

中に入った彼に続き、あたしも中へと入る。

中に入ると金髪と黒紙が座っていた。

人がいる恐怖に、思わずマスターの裾を握る。

……あれ、なんであたし触れてるの…?

前の店長にも触れる事は不可能だった。

毎回リサと一緒に来ていたし。

……自分の行動に自分でびっくり。

「え、れ、麗狂さん?」

「…怖い。」

「「「…は?」」」

みんな「何言ってんだこの人」みたいな顔してる。

失礼かもしれないけど、怖いんだもん。

「…ごめんなさい、人が苦手で…」

「そ、そうだったんですか…俺も知らずにすいません…」

眉を下げたディルアさんはあたしから離れようとする。

いやいやいや待って、行かないで!

「あ、の…行かないで…」

あたしはディルアさんにひっつく。

今までこんな事は無かったんだけど、何でかこの人なら大丈夫、って思ってる。

「ディルアさんだけは大丈夫…だから…」

「はぁ?!おいディルア!ずりぃじゃないか!」

「やめろスティング。彼女にも事情があるんだろう。」

少ししか見えないけど、黒紙の人が金髪…スティングに怒ってるのが分かる。

あたしのせい…だよね。

ディルアさんに隠れながら、あたしは声を出す。

「…貴方達、悪い人じゃなさそうだから…もう少し時間をかけて仲良くなりたい」

何でか心を許せる人、ディルアさんの友達。

しかも奥の部屋に入れてるって事は信用してるってこと…でしょ?

「そうか!俺はスティング、でこっちがローグ。よろしくな、麗狂!…って」

「…今更か。」

「はぁ?!麗狂?!こんな美人さんが?!あの噂は本当だったんすか!」

美人…そう言われて嬉しくなる。

あたしの顔はお父さんよりお母さん寄りの顔だから、嬉しくなる。

…大好きなお母さんだから。

「…ありがとう。」

「いやー、でもあの麗狂に会えるとは…ディルアさんまじありがとっす!!」

スティングは太陽のような笑顔で笑った。

…この人達なら、すぐに慣れるはず。

29:みかん姫:2016/04/05(火) 19:27 ID:BUI


それから2人と打ち解けるのは早かった。

あたしはスティングと髪色同じだな、って言ったら何でか髪を染めることに。

3人の髪色をあたしの髪に入れる。

ローグの黒色は後ろ髪の毛先に、ディルアさんはピンクと黒の混ざったような色。

…なんだけど、あたしは左右で少しずつ髪を肩にかけてあって、そこにサクラ色のメッシュが入っている。

だからディルアさんはそれでいっか、となった。

「いやー、でもルーシィもすぐに馴染めて良かったなぁ。」

「…必死に頑張ってたお前が何言ってんだ。」

分かったことがいくつかある。

まず、スティングとローグは幼馴染。もう1人の女の子もいるらしい。

その女の子はあたしと同じ学校。

彼らも喧嘩は強いらしい。妖精王に入っていたとか。

ディルアさんはちゃんとした大人。

…なんか、心に引っかかる、ディルアさんの存在。

……それは今度考えよ。

今はこの幸せな時間を楽しみたい。…リサもいれば良かったな。

「…そうだ、あたし、スティング達にプレゼントする。一緒に行こ?」

「いや、友達だろ?そんなもんいらねーよ。」

「…俺も同感だ。」

でも何かあげたい…もので釣るわけじゃないんだけどね。

「よし、友達の証よ!」

「おぉ、それならいいな!ルーシィのも買うかんな!」

「…まぁいいか。」

「悪いけど、俺は仕事に戻るよ。」

そんな流れで、あたし達は繁華街へと出掛けに行った。

30:みかん姫:2016/04/05(火) 19:28 ID:BUI

ロメルーになるかな?…なるよ、大丈夫。


「じゃあ、これで良いかしら?」

あたし達はお揃いのブレスレットを買った。

月と太陽を反対に付けてあり、紐の部分は星に。

…あたしとお母さん、お父さんが大好きな星。

あたしは首につけてチョーカーに。スティングは左腕、ローグが右腕。

もちろん、もう1人の女の子『ユキノ』の分もちゃんとある。

「ルーシィも星好きなんだな!」

「…も?」

「ユキノも星が好きなんだ。お前らは親友になれそうだ。」

「…そうなんだ。」

自然と身体が綻ぶ。

宝石を使った、お洒落なアクセサリーショップから出ると人混み。

当然人混みも嫌いなあたしは、お店の壁に沿って歩く。

そんななか、見覚えのある2人を発見した。

その2人もこっちに気づき、何故かあたしに向かって歩いてくる。

「ルーシィ、今日の朝のヤツでマークされてんじゃねぇか。」

隣でスティングが耳打ちしてくる。

3人には色々と話してた。両親のことやリサの事、勿論朝の制服事件も。

…あの人達の会ってすぐに家に帰って繁華街に行った。

で、スティング達と喋ってたから…今の時間は5時くらいで、学校も終わってる時間。

…あぁ、最悪だ。

何て思ってたら、聖女さんとロメオが目の前にいた。

不良にしては背の低いロメオはあたしでも見下ろせる。

「ルーシィ姉!朝振りだな!」

「ルーシィさん、私はウェンディです。」

ウェンディはふわりと笑った。

…だけど、隣のロメオはスティングとローグを凝視している。

「…総長…」

「スティング、やめろ。」

総長…?…あぁ、2人とも前は妖精王にいたんだっけ。

…ロメオが総長なのね。

「ロメオ君、ナツさん達を待たせてます。」

ウェンディがちょこんとロメオの服の裾を掴むと、ロメオ達は行った。

最後、彼女は

『…可哀想な人』

と小さな声を残して。

31:みかん姫:2016/04/05(火) 19:29 ID:BUI


「…ッ!」

…何が言いたいの、あの子は…。

「ルーシィ、どうかしたか…「キャーーー!」」

「「「何っ?!」」」

スティングの声を遮った金切り声。

それが聞こえたのは路地裏の方で…誰かが危ない!

「行ってくる!」

「「あぁ!」」

そこでは、1人の女の子が50人ほどの男に囲まれていた。

…大人数で1人の女性を追い込むとか、弱ッ。

彼女の銀髪が親友の姿に見えたあたしは、怒りで我を忘れたーーーー


「ルーシィ、やめろ!」

…、。スティングの声で冷めたあたし。

手には原型をとどめない男の顔…そっか、あたし……

「…ふぅ。」

一息ついて、ドサッと男を落とす。

「…あの子は?」

「……ルーシィ!」

先程見た少女はこっちに突進してきた。

銀髪の彼女の香りには覚えがある。

「…さっきのルーシィ、いつもより凄かったね。」

顔を上げた少女はへらりと笑った。

…何でだろう、涙で、前がよく見えなっ…

「…リサーナ…」

「…うん。」

「リサが襲われてるって思って、怖くて、あたしっ…」

「…大丈夫。」

やっぱり、リサだとどんな不安なところも教えちゃう。

涙も落ち着いてきたあたしは、「帰ろっか」とリサの手を握る。

「スティング、ローグ、ごめん。」

ーーーー油断していた。

『ルーシィ!』

重なる3人の声、あたしは眠りについた。

32:みかん姫:2016/04/05(火) 19:31 ID:BUI


「…ここ、は?」

目を開けると見覚えのある天井。

聞き覚えのある声。

あたしは身体を起こして周りを見た。

「ルーシィ、大丈夫?!丸一日も寝てたんだよ!心配した!」

ぎゅっとリサが抱きついてくる。

あれ?でもあたしってあの集団に捕まったんじゃ…

「集団について考える?ふふ、スティングとローグが助けてくれたの!」

…あの2人、喧嘩も強いんだもんね。

「…リサ、何でここに?」

「う〜ん、彼氏がこっちに居るから、ルーシィの家に住もうかな〜って…駄目かな?」

「…リサなら大歓迎。」

けど、リサの彼氏ってどんな人なんだろう?

リサは美人だし性格も明るいからイケメンな彼氏作ってそう。

「あたし、リオンに会わないと…」

あの過保護なリオンだ。

今頃探し回ってるかもしれない。

「それなら大丈夫、伝えておいた。」

…だったら尚更会わないといけないかも。

「ルーシィ?」

ドアを開ける音がして、ドアの方を見るとスティングとローグが立っていた。

「はい、ディルアのお粥。食べれるか?」

そうだ、ここはお店の奥の部屋か…

ローグはブレスレットのついた右腕でお粥を渡してくれた。

「…助けてくれて、ありがとう。」

「いいって。俺ら、友達だろ?」

「…うん。」

あったかいなぁ。

リサとリオン以外の人とこんなに話せるなんて、夢にも思ってなかった。

「でも、ルーシィが他の人と喋ってるなんて、不思議〜。」

「そうかもね。だけど3人だけ、特別…かな。」

「…私は嬉しい。親友が幸せそうに笑ってるんだもん。」

「ありがと、リサ。」

それから話をしたり、リオンが来て怒られたりしてけど…あたしはずっと笑ってた。

しかし、衝撃の事実。

『リオンは妖精王の元総長で、その副総長がディルアさん。2人は幼馴染。』

33:みかん姫:2016/04/05(火) 19:31 ID:BUI

一気に投稿&キャラ崩壊ごめんね!

34:お香◆kk:2016/04/05(火) 19:44 ID:nNU

全然大丈夫!

35:お香◆kk:2016/04/05(火) 20:03 ID:nNU

ルーシィ
ノーベル賞候補と言われる父を持つ天才少女。頭がいいだけでなく、驚くほどの行動力で、さまざまな問題を解決したり、ときには発生させたりする。名言好き!

リサーナ
いじめにあっているところをルーシィに助けられ、イメチェンして美少女に。
ルーシィ総受けの妄想を日々膨らます、私の分身てきな。

ジェラール
ノーベル賞候補と言われる天才。ルーシィの父である。娘のルーシィをかなり溺愛している。

36:みかん姫:2016/04/05(火) 20:24 ID:BUI

ジェラールをジュビアと読み間違えていっしゅん「は?」となった。
ごめね!

37:お香◆kk:2016/04/05(火) 20:25 ID:nNU

それを読んでアホか、って思った!ごめんね!笑

38:みかん姫:2016/04/05(火) 20:59 ID:BUI

えー、アホだから全然いいよ?

39:お香◆kk:2016/04/05(火) 22:26 ID:nNU

「お父さ〜ん!猫拾ったー!」
部屋の外から叫ぶオレを拾った女。でも、すぐに捨てるだろ、オレの正体を知ったら
「飼っていい?」
「大切にするならな…」
「よっしゃ!ありがとう!」

ザアァァァ

外は雨。バレるのも時間の問題だな
「うわ雨!洗濯も取り込まなきゃ!」
女が窓を開けると、オレに雨がかかった
「きゃあ!大丈夫?」

ボフン!

オレが煙に包まれる。
「え、猫ちゃん!?」
煙が晴れて、オレの姿を見て女が口をあんぐりする。
なぜなら、オレの姿は黄色の猫から金髪の男になったからだ。

「にゃ〜。お嬢さん、オレの名はスティング。人猫ですにゃ」
「人猫…?」
オレは黄色の尻尾と耳が生えるてるが、人間の姿になった。

「人猫…猫であり、人間でもある。
雨に濡れると、人の姿となる。しかし、全裸で猫の耳と尻尾が生えている状態。自分の意思で猫から人間になることもできる。
猫の姿ではにゃーと鳴くが、人間の姿では普通に喋る。
だ、そうだ。ルーシィは人猫を拾ってきたんだろう」

ああ、オレ、また捨てられんのかな?
「お父さん、あたしこの子飼うよ?いいよね?大切にしろって言ったのお父さんだし」
え?
オレは聞く耳を疑った。
「そうだな…生物は大切に…」
オレ、捨てられない?

40:お香◆kk:2016/04/05(火) 22:26 ID:nNU

ダメだよ!否定しろよ!

41:お香しゃちょー◆kk:2016/06/26(日) 01:02

久々に…

「あなた…名前は?」

「オレは…名前なんかねぇ。お嬢さんは?」

「あたしはルーシィ!よろしくね!」

「よろしくにゃ!」

オレは、名前が付く前に捨てられてたから名前なんかなかった。

「じゃあ、ルーシィ。お前が付けてくれ。その方が嬉しいにゃ」

「あ…あたし!?そうねぇ…じゃぁ!

フェメラール・ジャンタン。
通称【猫界の王子】
驚く程の戦闘力で数々の敵を圧倒させて来た。兄のナツラルク・ショットは宿敵である。父親のファキナウェイは実は闇の帝王であり、そのことを知ったフェメラールはナツラルクと運命をかけた勝負で和解し、父親を倒す」

「何その中二感!」

「じゃあ…スティング!なんてどう?」

スティング

それがオレの名前…?

「スッゲーいいにゃ!オレは今日からスティングだ!」

42:みかん姫:2016/06/26(日) 20:15

こっちも来たよ!林檎ちゃんが来てくれて嬉しいよこのヤロー!

43:お香しゃちょー◆kk:2016/06/27(月) 16:33

ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ
発情期ですか?コノヤロー

…照れてます♡


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