>>381の続き
〜まもなく10時〜
イブ「そろそろ動くとするか、ミア、シャドウ」
舞はイブニング・バンパイアになり、声をかける
ミア「はい、お嬢様」
シャドウ「任せておいて!“天才ハッカー”の名にかけて上手くやってみせるわ!」
3人は怪しく微笑み、イブとミアは部屋を出ていった
ボーン ボーン ボーン
会場から振り子時計の音が聞こえる
恐らくは10時になったのだろう
ドタバタ、ドーン!ガシャーン!
何かが割れるような音が聞こえてきた
イブ「お出ましか………(ニヤリ」
腰の日本刀を1本だけ抜いて笑う
そして………
ガチャッ!
会場の扉が開き、人影がふたつと大量とのふたつにわかれて出てきた
最初のふたつはクイーンとジョーカー、後の大量のは警備員だろう
そして、扉の外で待ち構えていたミアが、大量の人影の方を足止めする
イブ「クイーンの相手は、わ・た・く・し🎵ふふっ」
愉しそうに言うイブ
その笑顔は見ている者の恐怖を呼ぶ
クイーン「やあ、またあったね」
のんきに声をかけるクイーン
イブ「こんばんわ。早速で悪いのだが………」
笑顔で言うイブ
しかし次の瞬間
イブ「少し捕まってもらおうか………!」
殺気を出して切りかかった
その剣技はクイーンですら見切ることはできなかった
わずか10分でクイーンは喉元に日本刀を突き付けられた
これには誰もが驚いてた
???「さすがは舞!ちゃんと押さえてくれたわ!」
そこに響いてきた場違いな明るい声
間違いなく彩名だ
クイーン「彼女は?」
彩名「私、あなたの正体を聞きに来ました!神影 彩名です!」
イブ「漆黒の星返して?あなたが持つと危なそうですから」
若干舞に戻った口調で言うイブ
クイーン「何が危ないんだい?」
イブ「何でも良いでしょう。庭城を破壊するために必要なの」
RD【庭城?何の事だ?調べてみよう………?何の反応もでない。なら、彼女のパソコンに入り込んで………見つからない⁉それほどまでして隠したいものなのか?クイーンに関心を持たせてはならないもの?】
RDは“庭城”について調べたが、データが見つからず、驚きと疑問に満ちていた
クイーン「じゃあその“庭城”とやらに案内すればこれは返そう。何だか“庭城”に怪盗の美学を感じる」
このとき、イブと彩名、ちょうどこちらに向かってきたミアにはひとつの疑問が出てきた
イブ/彩名/ミア【怪盗の美学?】
ミア「お嬢様、終わりました。と言うかどうするんですか?興味を待たれてしまったじゃないですか」
少し怒っているようだ
イブ「ゴメン、それとお疲れさま。ちゃんと生かしてるよな?」
ミア「はい、意識を失っておりますが、すぐに目を覚ますでしょう」
なにげに怖いことを言うメイドさんだった
シュカッ!
突如ナイフがイブに向かって飛んできた
もちろんよけたが
???「破壊は困りますね」
彩名「誰!?」
???「ダーク・ビーストと呼ばれている者です」
イブ「ダーク・ビースト。闇の獣か」
ダーク・ビースト「はい。我が主は“庭城”の力を欲しています。どうか力を頂けませんかね?」
イブは少し恐れを浮かべていった
イブ「あの力は世界を滅ぼす。人間が持って良いものではない!」
ダーク・ビースト「ではどうすると?」
イブ「あの力は本来の持ち主に返す。そして、“庭城”は破壊する!」
ダーク・ビースト「そうですか………神にも匹敵する強大な力を封じ込める場所の破壊とは。どうやらあなたとは分かりあえないようです」
ダーク・ビーストはナイフを構えた
それを見て、イブは焦った
ここには彩名もいるのだ
イブ「仕方ない………(ボソッ クイーン!とある場所へ連れていってくれ!」
ミア「お嬢様⁉まさかこのふたりを」
イブ「そうするしか………取り合えず撤退するぞ!」
5人は逃げ出し、ダーク・ビーストは追いかける
クイーン「RD!トルバドゥールへ上げてくれ!」
RD「すでにコンテナを屋上へと下ろしています」
クイーン「屋上へ走れ!」
彩名「あ!ちょっと待って!抜け道があるの」
なんとか屋上にたどり着き、トルバドゥールに入った5人
どうやらダーク・ビーストは撒けたようだ
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最後適当でゴメン