「起きたか、ルーシィ」
隣を見るとエルザちゃんがいて、時計を見ると0時を過ぎていた。
「ママとパパには連絡しておいた。もう少しでここに着くそうだ」
「だ、ダメだよ!エルザちゃん!!」
ママとパパは今日、西の大陸に行った。しかもお仕事で…
「私ならもう元気!だからママとパパには早く西の大陸に帰るように言って!!」
「ルーシィ…」
私のせいでお仕事が失敗するのはイヤ!!
すると、エルザちゃんは私の頭を撫でた。エルザちゃんは微笑んでいる。
「ルーシィ、ママもパパもお前が心配だから帰って来るんだ。たとえお仕事が失敗しても、それはお前のせいではない。」
「エルザ、ミラとラクサスだ。」
「ああ、分かった。ルーシィ、ママとパパが来た。」
私のパパとママは優しいって知ってるけど、なんだか今はとっても冷たい人だと思ってしまう
お仕事を優先して、娘の誕生日も忘れて、でも私を愛してると言ってくれた人
「ッ!」
また頭が痛くなった。痛いのもあるけど、苦しい…!
「けほ、苦しい…!」
「ッルーシィ!!」
ママが私を抱き締めた。なんでママが…?
「ミラ!何故ここにお前が?」
「来るのが遅ェんだよ…」
いつの間にかパパもいる!ママは私を抱き締めて、パパは私の隣に座って頭に手を置く。
「ママ…」