怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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220:蒼月 空太◆eko:2017/01/20(金) 21:42 ID:E5Y

「なぁアスカ・・・これはコイツらを倒せばいいのか?」

「で、でも私今動いたら死ぬんだよ!?」

「そんな玩具で人を殺せるってのは馬鹿の発想だな」

コルウスは手馴れた手つきなのか、私の首に当てられているナイフを、ポッキーでも折るかのように折って、折った部分を金髪の人の首に投げた。

「ぐっ・・・・」

金髪の人は血を流しながら倒れた。

「致命傷じゃあないが、もう動くのは無理だろうな」

コルウスは血を指に当てて、ペロッ、と舐めた。

「マズっ」

コルウスはそう呟いて赤髪の女の人の後ろに回りこんで、手刀を食らわせて気絶させた。

「今のうちに逃げるぞ」

コルウスと私は倉庫の扉を開けて逃げ出そうとすると、そこには数人の男がいた。多分さっきの男が呼んだ人だろうけど。

「ったく・・・・邪魔なんだよなぁ」

コルウスはどんどん黒服の人を殴って倒すけれど、倒し損ねた黒服の男が何かスプレーみたいなのをコルウスに吹きかけた。

「ッ・・・・・・!!」

コルウスは一瞬で表情を変えて、ショックでもしたのか、そのまま気絶した。

「コルウス!」

「へっ、手間取らせやがって!さぁ連れてくぞ!」

黒服の男の手が私に伸びた瞬間―

その手は止まった。

「何をやってんだ?」

そこには、目が殺意に満ちたお父さんだった。いつも熊みたいに大きい体が、一回りも二周りも大きく見える状態だった。

「ウチの娘に手を出したあげく・・・また連れて行こうとはな。相手も自分も無傷―今はその掟を捨てる。容赦ない処刑を見せてやる」

お父さんは、私が目で追えない速度で黒服の男達の頭を叩き潰していた。お父さんと一緒に来た千桜くんと、蒼太も目を見開いていた。きっと目で追えなかったんだと思うけれど。

「さぁアスカ、帰るぞ。」

お父さんは、まるで修羅のようだった・・・・それが私の感じたことだった。

終わり(なんだったんだいったい)


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