怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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539:べるなに◆Lg:2017/05/19(金) 20:59 ID:QOU

続き

そんなこんな色々あって、蒼香ちゃんは、男女問わず人気のまま、学校が終わった。

「にしても、蒼香ちゃん人気だったね。」

「転校生は最初のうちは人気が出るものだよ。でも、あそこまで人気なのは聞いたことないよ。」

実咲が笑いながら言う。
先輩たちまで来たのは、流石に私も驚いたけど。

「………青葉蒼志、彼の語る理論は興味深かった。」

ケイはケイで、蒼志くんと仲良くなってるみたい。

「でもさ、髪色が青なんて、かなり珍しいよね。」

優月が不思議そうに言った。

「青髪は基本、いや普通なら染めない限り、見られない髪の色だが、あの自然的な色なら生まれつきとみても、違和感はないはず。」

ケイはペラペラと説明していた。
優月と実咲はへぇ〜。
と納得していたけど、あの蒼髪じゃ、詩織先輩が飛んできそうだなぁ。



「ギャアアアアアアス!」

「なんの音!?」

いきなり男子生徒の悲鳴と、何か殴る音が聞こえたので、私と実咲は走って音の方向に着いた。
そこには、肩を痛そうに押さえる、男子生徒と、手をペシペシと誇りを払うように叩いてる蒼香ちゃんがいた。

「えっ、えーと………蒼香ちゃん?」

「ああ、氷室さんに………えーと………アスナちゃんだっけ?」

「アスカだよ!」

アスナって誰!?
と思った私はすかさず訂正した。

「ていうか、何があったの?青葉さん。」

心配そうに実咲が蒼香ちゃんに聞いた。

「あ、はい。武道が強い人がタイプって言ったのが上級生に知れたみたいで、俺が勝ったら付き合えなんて言い出す人がいたので。」

「それで?」

私は少し興味があったので聞いてみた。

「肩を捻りながら背負い投げして、肩をやりました。」

「「絶対折れてるよそれは!」」

実咲と私が突っ込む。
もしかして、蒼香ちゃんって、超超超超武道派だったり!?

続く


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