怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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578:べるなに◆Lg:2017/07/28(金) 09:32 ID:8c6

次は苦手なもの、白里 響 編!

「あの、何故僕がこのような場所に・・・?」

「フッフー、響よ、実はね、君に、苦手なコーヒーを克服してもらうためさ!」

やや強引に響を連れてきて、響をイスに座らせ、コーヒーを持って来た、いつものべるなに。

「いや、あの・・・何故に苦手なものを克服するんですか?」

「え〜、お前嫌なの?」

「コーヒーが飲めない程度、別に問題は・・・」

「怪盗レッドは、苦手なものを克服しようとしたんだぜ。」

べるなには、ケイに使った手口で、響を挑発する。
響は、少し考えた後、やりましょう、と言った。

「よしじゃあ、まずは・・・ご○うさとか、そういうとこのコーヒー出したいけど、高いから、インスタントコーヒーでどうにか頑張ってくれ。」

「ちょっと待てっ!」

「なんだ?」

いきなり響が突っ込みを入れ始めたので、べるなには止まる。

「前にやった二人は、結構工夫してたじゃないですか!」

「ケイは正攻法だろうが」

「でも僕インスタントコーヒーって、段々差が出てませんか?」

「仕方ないだろ、コーヒーって言われても、どんなコーヒーがいいか知らないし。あと俺、作者の分身みたいなもんだし、意味ないぞ」

べるなにのメタ発言、更には間抜けっぷりに、響は唖然とする。
そう、工夫して書いてるように見えて、ちょっとだけある、小さい雑学を言っていただけなのだ。

「くっ、飲めばいいんでしょう飲めばっ!」

響はコーヒーカップに注がれているコーヒーを、一口で飲んだ!

「おいまて、まだ粉しか入れてないって・・・遅かったか」

「ニャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

猫のような悲鳴を上げながら、響は崩れ落ちる。インスタントコーヒーの、粉だけ入っていて、お湯が入っていないと、人はこういう悲鳴を上げる。

「すいません・・・速すぎましたか・・・」

「まず眼鏡についてる粉と、顔についてる粉落として、洗って来い」

べるなにはそう言って、その間に、コーヒーを準備する。
響は、顔を洗って、眼鏡を拭いてから、改めてコーヒーを一口飲む

そう。それはまるで、仕事の昼休みのさなか、喫茶店で、優雅にコーヒーブレイクする、ハードボイルドな男のように!

と、格好よかったのは、ここまでであり、一口目を飲んだ瞬間、響は青い顔をした。

「あれ?怪盗レッド二人が頑張ったのに、お前ここでギブ?ねぇ怪盗レッドが頑張ったのにギブ?」

べるなにが、響をあおり、あおり、響の負けず嫌いな心に火が付き、響は、ムカついたのか、コーヒーを一気に飲み干した。

「ってまた粉がっ・・・」

「インスタントコーヒーには、よく粉が下に沈んでるテロあるからな、気をつけとけ」

そう言われて、響はなんだかんだでコーヒーを攻略。

続く(次回はアイツになるっ)


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