私の大好きなナミちゃんを取り巻く、キセキの世代や他のみんなのお話。
とりま帝光から書きます
帝光中学生のナミ
二年前の姿(まだFカップやな)
帰宅部だが、キセキの世代と仲良し
黒いセーターを着てる
今吉翔一
ーーたしか、あたしの元カレ。彼のことは、私もよく覚えているわ
ーーそうなの?
ーーええ。あなたに危害を加えるワケでもなから、彼は結構お気に入りだったわ
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「ねーねー、君って帝光の子だよねー?」
「俺らと遊ばなーい?」
コンビニに寄ったのが運の尽き。ガラの悪い高校生ぐらいの三人組に絡まれてしまった。
「えー無視ー?」
うざい。どうやって逃げようか、と考えていると1人の男が吹っ飛んだ。そして、もう2人も吹っ飛ぶ
「大丈夫やったか?嬢ちゃん」
「え、あ、うん…」
この人も、中学生だろうか。立ち去ろうとするその人の裾を、あたしは慌てて掴んだ
「あ、あの!!」
「ん?」
「あ…ありがとうございました!」
「礼にはおよばへんって。」
「あたし…ナミっていいます!!あなたの名前を教えてください!」
「今吉翔一や。よろしゅう頼むわ」
これが彼との出会いだ。今吉さんとはそのコンビニで頻繁に会って、友達になった。
それが、今吉翔一との出会いだ。
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ワーッと会場が盛り上がり、あたしは一気に過去から今に意識を戻した。
コートでは、大ちゃんがギリギリのところでシュートを打っていた。DFは、火神ちゃん。
点数は、51対39
(さすがね、火神ちゃん…ここまで大ちゃんに付いて来れた選手を見るのは初めてよ…でも、視えた!!)
一気に火神ちゃんがボールを投げる。速攻だ。
でもここで、アイツが速攻に追いついてシュートを防ぐ。
(あたしの眼で見たのは火神ちゃんが止められる未来…計算からして、今のは大ちゃんの未来じゃなくて火神ちゃんの未来…)
つまり、火神ちゃんの体力の消耗が激しいのに対して、大ちゃんの体力はまだ大分残っているということだ。
すると、大ちゃんのフンイキが変わった。
そして、誠凛のみんなをトリッキーな動きであざむかせる。
(このバスケ…知ってる!)
昔、修兄とアメリカに行った時に見た
ーー変幻自在
路上の(ストリート)バスケ…!
火神ちゃんを避けると、次は日向さんたちが3人がかりで大ちゃんをとめるために飛ぶ。
でも、大ちゃんはそのまま行った。
そして、ボールをゴールの裏に投げる。
誰もが外すと思われたそのシュートは、不思議なことにゴールに入った。
(これが、キセキの世代のエースの力…アイツのこの強引でめちゃくちゃなバスケは、常識(セオリー)が全く通じない)
それでも火神ちゃんの目に、諦めはなかった。