*アイカツスターズ*〜恋愛小説その3〜

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1:ミル:2018/03/29(木) 23:27 ID:zFg

ルール
・人の嫌がることはしない
・暴言禁止

590:せれなU:2024/01/18(木) 12:50 ID:a9M

ゆめ「何?開き直ったつもり?」

すばる「ゆめ!お前、ここで死ぬつもりか!」

真昼「死なないよ。大丈夫。安心してお兄ちゃん。」

すばる「しばらくはお前のリクエストは聞かないからな……。」

それでいい。

こんな人間達と、世界を救うなんて嫌だから。

もし、真昼にもっと力があったなら、世界を変えれたかもしれない。

『よく願ったわね、フリューレ家の少女。』

高理ソラ「誰だっ!」

リサ「後ろよ、後ろ。」

高理ソラ「なっ!」

ローラ「貴女は……」

そこには、不意に現れた2人の少女がいた。

リサ あおい、人前に姿を出すなど許されませんよ?

?? いいの、リサ。やっと正解の意思を持つ人間が現れたのだから。」

ゆめ「えっ……?」

ローラ「あおい、まさかっ!」

あおい「そうよ?伝説のブリザード!、霧矢あおいよ。」

驚くローラなんて見ず知らず、リサと呼ばれた少女は話を進める。

大神官(ドラゴンボール)「唐突ですが、貴女達フォルテ,桜庭家の街の住民を、掃除させていただきます。」

夜空「掃除って、街の人たちを消す気!?」

大神官「そんな面倒くさい事はしない。ただ、間違った発想をちょっと直すだけよ。」

そういうと、黒という少女は地に手を付け、呪文のようなものを唱え始める。

あおい「中心座標の固定を完了、固定概念、認知完了。これより、記憶及び感性の置換を行います。」

その瞬間、2人からはあり得ないような光が溢れ出す。

それに触れた私以外の人間は気を失ってしまった。

リサ「半径13キロメートルで魔法陣展開。対象人物、フォルテ,桜庭家の民。新概念、置換準備終了。
いけるわ、あおい!」

591:せれなU:2024/01/18(木) 18:27 ID:fEA

そう唱え終わると、3人を中心に不思議な円形のものが広がっていく。

ゆめ「なっ、何が起こっているの?」

リサ「簡単よ。貴女が望んだことを私達がするの。」

ゆめ「私の望み……?」

リサ「私達が、貴女が望むように世界を変えるのです。」

ゆめ「世界を、変える……?」
真昼 というと…

リサ「いくら莫大な魔法が使えても、私達にはできない事を貴女に任せたい。」

私にしかできないこと?

リサ「貴女が世界を救うのよ。だから、私達はそれのお手伝いをするの。」

まただ。

“世界を救え”

このフレーズを何回聞いたことやら。

あおい「そんなに難しく考えちゃダメ。そうね、じゃあまずは先代の不思議な歌の神に出会ってみて?」

ゆめ「不思議な歌の神って死んだんじゃないかな……?」
真昼「不思議な歌の神はもういないじゃないかな……?」

あおい「貴女が力を使うためには、その必要があるの。」

リサ「詳しいことは言えませんが、香澄真昼と出会った時のようなことが起こるはずです。」

それって、力を手に入れた事かな?

他の力を手に入れたら、私は神様になれるのかな?

あおい「難しく考えない事。とりあえず、今は眠りなさい?」

ゆめ「ちょっ……」
真昼「ちょっ……」

にっこりと笑うあおいという少女。

私の意識はそこで途切れた。

すばる「いつまで寝てるんだ、真昼」

真昼「んん〜!あれ?暗い?」

いつもと違うベット。

そこからはとあるものが見えた。

すばる「あれが本物の月だってよ。まるでお前みたいに綺麗だな。」

ただの夢かなー? うーん……

ゆめ「あ、ありかと……///」


そうだ。

私達は買い物に来て見つかって、桜庭家に行って、そこで不思議な2人に出会って……


ゆめ「あれ?」

すばる「何があれ?だ。そろそろ晩飯をご馳走になる時間だろ?」

ゆめ「えっ?ここに泊まってくの!?」

すばる「当たり前だろ。こんな時間に帰ったら家に着くのがいつになるかわからない。」

ゆめ「でも、ここはあの桜庭家なんだよ?!」

すばる「あのってどの“あの”だよ。いずれお前と肩を並べる歌の天使が住んでいる桜庭家だ。」


ゆめ「そんなことは知ってるよ……。」

あれは、夢だったのだろうか。

エルザ「そろそろ夕食のお時間です。準備が出来次第リビングにお越しください。」

扉越しに聞こえる七倉小春の声。

すばる「ほら、早く行くぞ?」

ゆめ「う、うん……。」

なぜか腑に落ちない。

『ごめんね、記憶、消し損ねちゃた』

ゆめ「え、記憶?」

どこからか、あおいさんの声がする。


すばる「何1人で言ってんだ?」

真昼「今、声が聞こえなかった?」

すばる「聞こえねーよバーカ。」

真昼「馬鹿じゃないもん!」

『この街は、貴女が望むように上書きしたわ。だから、その環境に他を適応させたの。』

真昼「そういう事だったんだ……。」

すばる「お前、そろそろひくぞ?」

真昼「いや!それだけはダメ!」

『まぁ、その記憶を持っているなら、この街の過ちにも気付くわよね。だから、また踏み間違えたら助けてあげて?』

うん。

わかったよ。

きっと私がなんとかしてみせるから。

『それは頼もしいわ。それじゃあ、任せるわよ?』

はい!

『それから、1つ忠告。貴女に眠るフォルテ,桜庭家の力、
 それはとてつもない力よ。むやみに使ったらダメ。』

真昼 じゃあ、やっぱり私はあの力を使えるんですね?

『えぇ。そして、次はあかりの街に行きなさい。そこで舞の神みおに出会い、思考を
読み取るだけじゃなく、相手の事実を見抜く力を手に入れるの。』

592:せれなU:2024/01/18(木) 18:52 ID:fEA

どうしてですか?

『それは内緒。』

すばる「ほら、置いて行くぞ?」

真昼「待って待って!すぐ行くから!」

ひめ さぁ御飯を戴きに行きましょう!
わかば カレーのいい匂いがします。
すばる カレーは何処までも追いかけて来るのな!
ゆめ 皆だーいすき!
ゆめが皆に抱きつく
ひめ 知ってる。ふふ。

こうして、私は1つのやるべきことをこなした。

残りの仕事が、どれだけ大変かも知らずに……。


わかば「これが……」

ひめ「カレー、なの……?」

私達の前に出されたのは、今までに見たことのないカレーだった。

すばる「な、なぁ、これ、めちゃくちゃ黒いけど焦がしたわけじゃないよな?」

高理ソラ「うん。タネも仕掛けもない普通のカレーだよ?」

ひめ「具が入ってない……?」

夜空「具なんて必要ないじゃない。煮込む過程で溶けちゃうもの。」

カレン「どうしたの?もしかして、カレーが嫌い?」

ゆめ「そ、そうじゃなくて……」

黒い。具がない。

というか、なんで生のキャベツ!?

真昼「これ、本当にカレーなの?」

アリシア「うん。」

そう自信満々に答えられても、困りますよ……?


だって、私の知ってるカレーって最も鮮やかな茶色だし、変な色でも赤しか知らないし。

目の前に出されたカレーに動揺していると、七倉小春が席を立つ。

小春「カレン様、お飲物をご用意しましょうか?」

そう語りかける小春に、カレンは呆れた表情でこう返す。

カレン「ねぇ、小春?」

小春「なんでしょうか?」

ローラ「さぁまつり、一緒に食べよ?」

まつり「……うんっ!私が腕を振るって作ったんだから、きっと美味しいよ!」

すばる「……。まぁ、ひめのカレーよりかはマシか。頂きます。」

ひめ「すばる?」

すばる「なんでもない。」

わかば「!?」

ゆめ「ど、どうしたのわかば!?」

やっぱり、変な味なのかな!?

わかば「これ、見た目とは違ってとっても美味しいです!」

すばる「う、うめぇ!ひめのカレーなんか比にならねぇ!」

そ、そんなに……?

昔の私なら疑ってたかもしれないけど、生憎私には桜庭家の能力がある。

その目を持って視ても嘘はついてない。

ゆめ「い、頂きます……。」

ドロドロのルーをお米にかけて、一口だけ。

恐る恐る、口に運ぶ

ゆめ「っ………!!」

な、何これ……!

私でも分かる味の深さ。

煮込まれて、溶けた具材の味わいが後からやってくる。

玉ねぎの甘み、ソースのようなコク。

初めて食べる味。

593:せれなU:2024/01/18(木) 21:47 ID:fEA

私は無意識のうちにフォークを落としていた。

まつり「だ、大丈夫!?」

わかば「ゆめちゃん!?」

目がさめると、私はカレーは無くなっていた。

ゆめ「あ、あれ?私のカレーは?」


翌朝、朝食を食べたのち帰る準備を終えた。

場所は桜庭家の門。

帰る前に最後のあいさつを、みたいな感じ。

すばる「色々と世話になった。その、ありがとな。」

ひめ「こんな風におもてなしされるなんて、とっても幸せだったわ!」

わかば「私達の家にも今度来て欲しいです!」

夜空「あら、いいの?」

わかば「もちろんです!わかば、もっともっとみなさんとおはなししたいです!」

高理ソラ「そうだね!僕ももっとみんなと仲良くなりたいな!」

まつり「ゆめちゃん、私もまた一緒にご飯食べたいな!」

ローラ「うん!私達、もう友達でしょ!」

ゆめ「もちろん!まつりちゃん、ローラちゃん!私達、きっとまた会えるよ!」

まつり&ローラ「うん!」

ひめ「じゃあ、そろそろ行きましょうか。」

わかば「はい!」

ゆめ「待って!」

すばる「なんだよ?まだカレーが食べたりないのか?」

ゆめ「ううん。1つだけやり残した事があってね!」

すばる「やり残した事?」

私の初めての友達が教えてくれた事。

グレーの髪を持つ、私の初めての友達。

らき「歌はね、惑わす為だけにあるんじゃないの。」

ゆめ「え、そうなの?」

らき「そうよ。例えば、挨拶とか、相手を喜ばせたい時とか。」

ゆめ「でも、歌ったらみんな滅びちゃうよ?」

らき「それは滅びさせようとして歌うから悪いの。相手の事を思って歌ったら、そんな事は起きないから。」

ゆめ「へぇ〜。」

まだ未熟だけど、私なりにみんなを喜ばせたい。

お礼の気持ちも込めて、心から歌う。


真昼「la〜la〜lala〜lalalalalala〜♪」

歌詞は分からない。

けど、聞いたことのある、きっとみんなで歌ったら楽しい歌。

緋呂斗「これが、本当の歌……。」

夜空「なんて綺麗な音なのかしら……。」

ローラ「凄い。真昼ちゃんの歌を聞くと心があったまる。」

あこ「うん……。ずっと聞いていたいですわ。」

不思議。

あの力に頼らないでこんなにみんなを幸せにできるなんて。

わかば「真昼ちゃん……凄いです。」

ひめ「そうね。まるで神様みたい。」

すばる「あぁ。これがゆめと真昼の力なのかもしれないな。」

真昼「lalala〜lala〜lala〜la〜la〜la〜la……。」

これが、歌の力。


ゆめ「ローラちゃん、まつりちゃん、ソラさん、夜空さん、ありがとう!絶対、また会おうね!」

てっきり私は、他の街の人たちは悪い人だらけだと思っていたの。

けど、そんな事はなくて、みんなとっても親切だったよ。

ゆめ「さぁ、帰ろ!お兄ちゃん、お姉ちゃん、わかば!」

家に着いた頃、ミナの街の青空にうっすらと浮かぶ満月が私達を見て微笑んでいた。

ミナ うーん・・・?

こうして
ミナ・フリューレが復活してしまったww

ひめ 色々あったわね...あとゆめ
ゆめ ナッナニ?
すばる ミナの民の掟は?
ゆめ 他の民の前では歌ってはいけない。
すばる 厳しい事言うが、皆が皆救えるって訳じゃない。皆が仲良くなんて、独裁者が言う事だ。お前一人居たところで、その人の考えが変わる事はない。でも、神の力を持つお前なら、目の前にある命を救えるはず!それを目標にしろ、ゆめにならそれができる。

すばる 誰かの為になりたいって思いが間違いじゃないならきっと、ゆめは間違えてない。

すばる「大丈夫。もし踏み間違えたら俺が誰よりもお前を叱る。」

594:せれなU:2024/01/20(土) 10:50 ID:fEA

ゆめ「えっ……?」

すばる「いつだって俺はお前の味方だ。お前だけの正義の味方だからな。」

ゆめ「っ………!!」

すばる「ゆめが抱く幻想を、ゆめのやり方で現実にすればいい。」

それは、沢山の人がいなくなるかもしれない。

もし、24年前のような事がまた起きたら、次は私の番だ。

すばる「沢山寄り道するかもしれないし、沢山迷うと思う。今回だって、気が付いたら終わっていたように見えて、実はゆめが頑張ってくれたんだろ?」

ゆめ「どうして、わかるの……?」

すばる「ゆめっ!」

ゆめ「ひゃい!」

すばる「そろそろ離れろ。ってか起きろ。25年ぶりの朝だ。」

ゆめ「え、離れろ……?」

昨日、泣いたまま寝てしまったのか、私はお兄ちゃんを抱き枕にして寝ていた。

ゆめ「っ………///」

すばる「わかったら早く離れ……」

ひめ「すばる、おはよー………?」

すばる「……ろ」


あかりの街中心部。

みお お久しぶりです、全王様。
噴水の上で遊ばれている全王様に話しかける。
全王 みおっち、元気にしてた!?

ア「ゆめちゃん!一緒にお出かけしませんか?」

ゆめ「お出かけって、どこに?」

わかば「ジャニスの街には行ったので次はあかりの街です!」

ゆめ「いやいや!そんな簡単に行けるものじゃないよ!?」

わかば「それなら大丈夫です!ローラちゃんから一緒に行こうとお手紙が届きました!」

ゆめ「いやぁ……、そんなすぐに他の街に行きたくないんだけどなぁ……?」

わかば「前回からもう1週間も経ちましたよ!」

ゆめ「まだ1週間じゃん。」

ひめ「あら、とうしたの?」

ゆめ「わかばがのあかり街に行きたいとか言い出して……。」

ひめ「あら!いいじゃない!私も是非行きたいわ!」

ゆめ「え?」

ひめ「行くとなったら急ぎましょう!きっと楽しい旅が待ってるわ!」

ゆめ「いやぁだぁ!絶対にいや!」

その後行われた家族会議では私の意思は尊重されず、明日ローラちゃん達とのあかり街に行くことが決まった。

ローラ&まつり ゆめー(ゆめちゃーん)
ひめ すいません。遅れてしまって、
夜空 いいのよ、こっちも急に決まったことだし
朝 僕も女の子だったら。小春ちゃんと腕を組んだり
すばる うっわお前気持ち悪!でもいけんじゃね
朝 本当!
すばる お前男の娘だし、っておい!
朝 小春ちゃーん、
まつり 朝、次はないわよ!
ゆめ わかば早く早く!
わかば ゆめちゃーん待って下さいー

夜空 ふふ、賑やかなのもいいわね

わかば「それでゆめちゃん、すばるくんに抱きついて寝ていたんです!」

ゆめ「ちょっ!わかば!それは言わない約束でしょ!///」

桜庭家から歩き始めて32分ほど。

いい感じに打ち明けてきて、どうでもいい話すら話し始める。

小春「すばるさんって、わかばちゃんのお兄さん?」

わかば「はい!」

真昼「に、兄さんに抱きついて寝るなんて、私は死んでもしたくないわ……」

朝「へぇ?ゆめに抱き枕にされたんだぁ!」

すばる「マジでそろそろぶん殴るぞ?」

真昼「よかったら満足するまで殴ってください。」

朝「えっ!?真昼さん!嘘でしょ!?」

真昼「ほんと。朝は一度痛い目にあった方がいい。」

朝「そ、そんなぁ!」

すばる「よかったな。」

朝「よくないよ!全然!」

ひめ「うん。分かるわ……。すばるもわかばもすぐゆめにべったりで……」

すばる「お前、それで苦労人風な雰囲気出しても無駄だからな?」

ひめ「じゃあ、すばるが苦労人だって言いたいの?」

すばる「当たり前だろ。お前は放っておいたら一日三食全部カレー、しかも、
ゆめにべったりなのはひめも一緒だろ?」

595:せれなU:2024/01/20(土) 10:50 ID:fEA

わかば「ひめちゃんもなんだかんだでゆめちゃんの事好きですよ!」

ゆめ「そういうことは言わなくていいから///」

朝「いいなぁ……。僕もこは…痛い!」

真昼「誰がいつ名前で呼んでいいって言った?」

朝「もう僕にはそんな権利もないの!?」

真昼「逆にあるとでも思ったの?」

朝「うん!」

真昼「そんな自信満々で返さないで?」

目的地まではあっという間についてしまった。

ゆめ「ここが、風薫る舞の街……。」

すばる「壁で中なんか見えねぇだろ馬鹿。」

ゆめ「うっ、うるさい!」

美と歌の時のように、境界には大きな壁がある。

入る事は不可。

美の街に入れたのは人が通れるサイズの穴があったから。

ひめ「またあんな風に穴があったらいいのだけれど……。」

わかば「その穴って、こんな感じですか!」

ひめ「そうそれよ!」

すばる「なんであるんだよ……。」

夜空「まぁ、手段はあった訳だし、行ってみましょう?」

まつり「そうだよ!きっと素敵な人に出会えるよ!」

ゆめ「そうだね!」

勇気を持っていざのあかり街へ!

わかば「わかば、もう帰りたいです……。」


風のように自由な人物しかいない。

話をしてもすぐに内容を忘れるし、ここで生きていくのは大変そう……。

望「お困りかい、旅のお方?」

わかば「もちろんです!」

596:せれなU:2024/01/20(土) 11:05 ID:fEA

望「ごめんね、あかりの街は何もかもが自由だから……」

すばる「なんだ、その口調だとお前、まるでここの人間じゃないな?」

望「うん……。壁に穴があっただろ?ローラの街で迷子になって、気が付きたらここにいたんだ……。」

『あぁ……。思い出すだけで泣けてくるよ……』

心の声、辛辣!

そんなに辛いんですか!?

ソラ「早速で悪いんだけど、ここの神様に合わせてくれるかな?」

望「それはできない……」

真昼「ど、どうしてですか!」

ローラ「この街で神様を隠す必要があるの?」

ひめ「そうよ。それじゃまるで賢者だけまともな人間みたいじゃない。」

一方的に攻められる男性。

私も、てっきり『外部の人間に神との顔合わせをさせることはできない』と言われると思った。

けど、予想は斜め上を行った。

望「できるものなら今すぐ合わせてあげたいよ。でも、どこにいるかわからないんだよ……」

全員「あっ………」

私達の中で、パズルの最後の一枚がはまるかのような納得が走る。

まつり「まさか、賢者まで自由人なんですか!?」

望「うん……。その認識で間違い無いよ……。」

まちがいないんですか!!

ゆめ「じゃ、じゃあどうやって賢者を決めたんですか!?」

望「その代の賢者と最後まで踊り続けたものが神になる。それは長ければ三日三晩続くよ。」

すばる「まっ、マジで!?」

望「うん……。僕は2日目で倒れちゃったけどね。」

『あぁ……。僕が賢者になっていたらもっと街のあり方を変えようと思ったのに……』

真昼「朝さんもここに住めば?」

朝「なんで僕だけのけのも扱い!?」

真昼「あたりまでしょ?」

597:せれなU:2024/01/20(土) 17:26 ID:fEA

リサ「余を呼び出したのだから、大層大事なんだろうな!」

あおい「あんたが勝手に来たんでしょ?!」

あおい もうほんとなんなのよ!

構ってほしいなら自分から遊びに来なさいよ!

あおい「リサ様、本当に申し訳ありません……。」

リサ「あおい、貴女が感じた予感って、レベルで言うならどれくらい?」

精霊ガァララ,オネーム「おそらく、24年前と同等、もしくはそれ以上かと……。」

あおい「ま、マジ?」

あおい「この危機感は嫌でも忘れません。」

リサ「じゃあ、また異変が起きるって事ですか?」

大神官(ドラゴンボール)「恐らくは、歌の神.ミナ・フリューレの復活が原因かと……」

かれこれ一時間。

あかりの街をひたすらに歩き回ったのに全然いない。

ゆめ「みおさん、本当に自由人すぎますよ……。」

その時、私の肩を何者かが叩いた。

振り返ると、青髪の少女。

みお「それって、私のこと?」

望「み、見つけたぁ!!」

みお「みお、見つかっちゃったぞ!」

みおと名乗る少女。

彼女の目を見て、私は再び謎の発熱に見舞われる。

柚「みお、勝手にどこかにいっちゃだめだゾ☆!」

みお「あっ、柚先輩!みお、面白い人を見つけました!」

彼女が再び口を開く事で熱が収まる。

ゆめ「先輩……?」

望「先代賢者まで……。」

視える。

きっとそれはこの力にこそ相応しい呼び名だろう。

桜庭の力は相手の思考が“読める”

湊と大空の力。

それは相手の全てが真実として“視えてしまう”

柚「お?そこにいるのは夜空たん?」

夜空「えぇ。最後にあったのは儀式の時だから、半年ぶりね、ゆず。」

儀式、毎年行われるもので、それぞれの個性で神を楽しませるもの。

みお「じゃあ、この人が香澄夜空たん?」

ゆめ「ちょっと、“夜空たん”って!」

夜空「反抗するだけ無力よ、ゆめ……。」

ハルカ「ハルカ、ゆめと真昼だけ、全く見えない!」

ゆず「ゆずも見えないゾ!」

ひめ「ゆめ、貴女、どこを見ているの?」

真実を見抜く目。思考を読み取る目。

この2つの目を持って空を見上げると、8人の人物が宙に浮いているように見える。

ゆめ「あれは、全王様……?」

その瞬間、あり得ないほどの情報量が頭に入ってくる。

脳処理が追いつかない。頭が爆発しそう。

そうなる前に、私の意識はシャットダウンする。

リサ 時よ、止まれ! あおいすばるをゆめが倒れてくる位置に動かしてあとガァララは、
ゆめの私たちに関する記憶を消して!

あおいガァララ 分かった!

598:せれなU:2024/01/20(土) 17:29 ID:fEA

あおい 力が強すぎるわ、ガァララ力を抑えるネックレスを作るから、魔力を貸して!
ガァララ 了承しました!

599:匿名さん:2024/01/23(火) 06:36 ID:fEA

月属性 クール ジュリィ/ガァララ
霧矢あおい 不思議な力:なし! 劇の市民

月属性 セクシー ジュリィ/ガァララ
白樺リサ 不思議な力:なし! 美の市民

月属性 ポップ ジュリィ/ガァララ
上葉みあ 不思議な力:なし!舞の市民

太陽属性 キュート ジュリィ/ガァララ
大瑠璃あやみ 不思議な力:なし!歌の市民

月属性 キュート ジャニス/ファララ
彩瀬なる 不思議な力:なし!歌の市民


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