オリジンロンパ_希望の学舎と絶望の指導者

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1:三弦色 すみれ ◆96:2019/10/04(金) 19:03 ID:exU


・更新は非常に遅い
・文才は無い事に幾ばくか定評のある程
・やや一部キャラ贔屓や出番のバラつきなどが有る
・ノベル風に物語が進行する

弾丸論破に置いてオリキャラ視点で仲間達と愉快に不愉快に学園生活を過ごすだけの話ッス。77期生の方々は登場するかは不明なので、期待は程々にッス。

37: チェーホフの閃光銃 ◆96:2019/10/20(日) 19:59 ID:exU


>>36
ふははは!時を消費してしまうがイイッス!

38:匿名さん:2019/10/20(日) 20:01 ID:6Wo

魔法カード!時の魔術師!

39: 三弦色 すみれ ◆96:2019/10/20(日) 20:12 ID:exU


>>38
つよそう(小並感)

40:匿名さん:2019/10/20(日) 20:33 ID:6Wo

魔法カード!村人キック!

41: 三弦色 すみれ ◆96:2019/10/20(日) 22:07 ID:exU


石丸「 …ぐ、だが、あれを操作しているのは人間ではないかね!話し合えばきっと… 」

霧切「 忘れたの?彼奴は絶望して欲しいからなんて理由で私達をここに閉じ込めたのよ?…そんな奴に、まともに話が通じると思う? 」

霧切「 単なる虚言だった可能性を考慮しても、話し合いで解決出来る相手とは思えないわね。 」

その少女はそう言い終えると、此方を一瞥したきり押し黙ってしまった。

咲希島「 …ねぇ 」

霧切「 ……… 」

…これ以上は踏み込んでくるな、という事かしらね。

咲希島「 そろそろ行きましょう、他にも話を聞かないといけない人は沢山居るわ。 」

石丸「 承諾したぞ。全く、この学園には僕の思想を理解してくれそうな人は居なさそうだな… 咲希島くんも、天才である事に間違いはない… 強いて言うならさっきの幸運の… 」

咲希島「 …石丸くん、どうかしたの? 」

何やらぶつぶつと言っている声が聞こえて後ろを振り返ると、一瞬だけ、嫌悪感に苛まれている石丸くんの表情が見えた。

けれど、私が話し掛けたのが分かると石丸くんは直ぐに元の溌剌とした笑顔に戻ってこう言った。

石丸「 …ん?嗚呼、気にしないでくれたまえ!少し今までの流れを振り返っていただけだ! 」

…やっぱり、何かしらこんな状況に対して思うところがあるのかしら。

私はそう頭を納得させると、他の人にも話を聞いてみる事にした。
 

42: 新見川 すみれ ◆96:2019/10/21(月) 19:45 ID:exU


《 設定(改正版) 》

《 名前 》咲季島春香
《 読み 》Sakisima haruka
《 超高校級の才能 》超高校級の選択力
《 年齢 》16
《 胸囲・身長 》83cm・172cm
《 出身校 》霧ノ森女学院
《 好きな物 》みたらし団子
《 嫌いな物 》規律、ルール
《 性格 》基本的には善人。感情の起伏が少ない。どんな状況にも表面的には狼狽えないが、精神力自体は人並みなので後々思い悩む事もある。規律やルールが嫌いなのは素行不良だからではなく、行動を制限されるのを嫌うから。
 

43: 三弦色 すみれ ◆96:2019/10/22(火) 14:22 ID:exU


次は… ん?あれはさっきモノクマに爆発させられそうになってた子?

あの子にも話を聞いておきましょう、何だか見るからにバイオレンスな雰囲気がするけれど…

咲希島「 少しいいかしら? 」

「 畜生、あのクマ野郎… うん?なんだテメェら? 」

咲希島「 私達は皆に話を聞いて回っているのだけれど、貴方にも聞きたい事があるのよ。 」

「 …しょーがねぇなぁ。 」

「 俺ン名前は大和田紋土だ… 超高校級の暴走族って呼ばれてるぜ… 」

…下睫毛の長い紫色の瞳に、くすんだ金髪を前髪を掻き上げて所謂「リーゼント」という髪型にしている。着ている学ランには金糸で刺繍が大部分に施されている。腰に巻かれているベルトには牙を剥き出した虎の金具が装着されている。

その様に観察をしていると、石丸くんが眉間に皺を寄せて大和田くんにこう言い放った。

石丸「 大和田くん、君の身に付けている物は校則に反している物ばかりではないかっ!今すぐ脱ぎたまえ! 」

大和田「 んだとテメェ!俺に教えを説くってのかァ!?そもそもこれを脱いだらな何に着替えるっつーんだよ?! 」

…ええ、風紀委員と暴走族が真っ向からぶつかったら何となくこうなる気はしていたわ。

咲希島「 落ち着いて頂戴二人共、この状況で仲違いするのは不味いわ。とりあえず今は状況を整理して、脱出する方法を探さないと… 」

大和田「 …チッ、確かにそこはお前の言う通りかもな。わあったよ、協力すりゃあいいんだな? 」

石丸「 むぅ、なら今のところは注意だけに留めておこう… だがしかし!ここから出たら格好をきちんと規則に沿った物にして貰うぞ! 」

大和田「 あーはいはい、今は了承しといてやんよ。ほら、散った散った。オメェらどうせまだ全員に話聞けてねーんだろ?俺に構ってる暇あんのか? 」

石丸「 返事の仕方が適当なのは気に食わないが… 」

咲希島「 細かい事を気にしてもしょうがないわ。忠告有難う、貴方も気を付けてね。 」

大和田「 おうよ、次はあんなクマ野郎に殺されかける様なへまはしねぇよ。 」

ぶっきらぼうに呟く大和田くんを尻目に、引き続き話し掛ける人を探していく… 次はあの人にしようかしら。

44: チェーホフの閃光銃 ◆96:2019/10/24(木) 21:22 ID:exU


すたすたと、一直線に目の前の少女の居る方向に向かっていく。

少女は私が近付いてきている事に気付くと、今にも泣き出しそうな表情で此方を見つめてくる。

…あの少女に話し掛けようとした理由は、敢えて言うなら… 何だか、必要以上に怯えて見えたからかしら。

尤も、あのクマの言葉を聞いてすっかりへたりこんでしまった私が言える事ではないのだけれど…

咲希島「 えっと、こんにちは 」

石丸「 こんにちはだぞっ!ええと… そこの君! 」

「 …あっ、えっと、僕に話し掛けてくれたのぉ? 」

その少女は怯えていた表情をへにゃりと緩ませ、庇護欲を掻き立てる様な笑顔を見せた。

「 えへへぇ、嬉しいな… あっごめんねぇ。僕の名前は不二咲千尋で、超高校級のプログラマーだよぉ… 」

…少し跳ねている薄茶色の髪に、ぱっちりとした幼げな黄色の瞳。服装は深緑色の上着とジャンパースカートの組み合わせで、自然ながらも可愛らしさを強調するというある種の拘りが伝わってくる。足元はニーソックスにシューズの王道スタイルね。

咲希島「 私もご挨拶しておくわ、咲希島春香。超高校級の選択力よ。 」

石丸「 石丸清多夏、超高校級の風紀委員だ! 」

石丸「 …にしても、君は舞園くんや咲希島くん、霧切くんと同じく模範的な服装をしているのだな!実に似合っているぞ! 」

不二咲「 …うん。そうだねぇ… 似合ってる、かぁ。 」

咲希島「 …気に障ったらご免なさい。彼、さっき天敵みたいな人に出会ってね… 」

不二咲「 い、いや、何でもないよぉ。気にしないでねぇ。 」

不二咲さんの表情が一瞬暗くなったのが気になるけれど… 気のせいかしら?

咲希島「 そう、なら良かったわ。 」

不二咲「 うん、大丈夫だよぉ。そういえば二人は皆に話を聞いて回ってるんだっけ? 」

石丸「 情報共有は大事な事だからな! 」

咲希島「 それに、予め会話をしておけばその人がどういう人柄なのか把握しておく事が出来るわ… いざという時、必要になる事かもしれない。 」

石丸「 いざという時なんて訪れないと思うのだが…? 」

咲希島「 飽くまでも可能性の話よ、考えたくはないけれど。 」

不二咲「 そっかぁ、二人は凄いねぇ。僕が出来る事なんて何もなくて… 」

咲希島「 あら、不二咲さんは機械のプログラミングをして人の役に立つ物を作る事が出来るじゃないの。それだけで充分すぎる程よ。 」

石丸「 うむ!最近はグローバル化も進んでいるからな!君の才能が必要とされる事も増えるだろう! 」

不二咲「 そっか… うん、ありがとう。僕も皆の為に、出来る限りの事をするよぉ。 」

…寧ろ私からしたら不二咲さんが羨ましいわね、私の才能は不明瞭だし… でも、希望ヶ峰に招かれたって事は、本当にそれに見合うだけの才能があるのかしら?

そんな希望を胸に抱きながら、私達は不二咲さんと話を終えて、他の人達の元へ向かった。
 

45: チェーホフの閃光銃 ◆96:2019/10/27(日) 22:57 ID:exU


次に話しかけるのは… 私がそう迷っていると、いきなり後ろから肩を叩かれる。

「 ちょっといいべ? 」

少々警戒しつつ私が振り返ると、へらりとした笑みを浮かべた少年?が立っていた。

咲希島「 丁度よかった、貴方にも聞きたい事が… 」

「 勿論わかってんべ!自己紹介だろ? 」

石丸「 こら君ッ!人の話を遮るのは良くないぞ! 」

石丸くんに注意された少年は一瞬悩ましげな表情になるけれど、すぐに元の掴み所のない笑みに戻る。

「 …まぁ、善処すんべ 」


「 俺の名前は葉隠康比呂、超高校級の占い師だべ! …まぁ、お手柔らかにお願いするべ。 」

…茶色のドレッドヘアーに、蛇の様に飄々とした印象を与える橙色の瞳。学ランを肩に掛け、その下に薄汚れたシャツを着込み、草臥れた腹巻きを巻いている。履いている草履も紐が切れかけになっており、全体的にだらしなさを感じさせる服装だ。

咲希島「 此方こそ、と言わせて貰うわ。私の名前は咲希島春香、超高校級の選択力よ。 」

石丸「 名前は石丸清多夏、信条は努力一筋!超高校級の風紀委員だ! 」

一通り挨拶を終えて、先ず一番最初に気になったことを指摘してみる。

咲希島「 ところで貴方は占い師らしいけれど、どのくらい占いは当たるのかしら? 」

葉隠「 きっとその質問をするだろうと思っていたべ… 聞いて驚くなよ?俺の占いは三割当たる!すげーだろ? 」

石丸「 葉隠くんには申し訳ないが、三割とはかなり微妙ではないかね…?唯でさえ風紀の乱れた格好をしているだから、せめて才能面を… 」

葉隠「 いやいや、絶対に当たる占いなんて皆喜ばねーんだべ、需要とニーズに応えた結果だべ… そもそも確実に当たるなんてそれはもう未来予知だべ! 」

葉隠「 というか石丸っちはこの服装をマイナスだと思ってるみてーだけど、全然そんなことないんだべ。ほら、適度に着崩した方が親しみが持てるだろ? 」

咲希島「 …適度ってレベルではないと思うけれど。 」

葉隠「 そこは俺の人柄でカバーすんべ! 」

私は改めて葉隠くんを観察してみる。

…うん、物凄く胡散臭い。人柄とかそういう次元じゃないと思うわ。

咲希島「 …貴方はどうして私達に声を掛けたの? 」

葉隠「 おっ、それについてまだ話してなかったな!ちょっとこれを見てほしいべ! 」

葉隠くんはいそいそと腹巻きの中から紙を二枚取り出し、石丸くんと私に手渡す。

石丸「 む?何かねこの紙は… 「 セミナーご案内 入会料十万円 」と書かれているが? 」

葉隠「 二人にはこのセミナーに来てほしいんだべ!大丈夫だべ、最初の入会料は代わりに俺が払ってやるし、ありがたーいお話が沢山聞けるんだからな! 」

入会料?有難いお話?

…良く良く見ると、勧誘している葉隠くんの目が心なしかギラついている気がする。

石丸「 有難いお話、かね…? 」

葉隠「 そうだべ!この話を聞くだけで世界の終わりだって怖くなくなるべ! 」

言い終わった後に葉隠くんは明らかに圧を掛けながら石丸くんと私の肩を抱いてくる。

葉隠「 俺っちは大歓迎だべ!この紙は渡しておくから、よーく考えて決めるんだべ! 」

葉隠くんは無理矢理手に紙を握らせ、軽やかな足取りで体育館の端へ歩いていく。

…「 これでノルマ達成 」と小声で言っていたのは聞き逃していない。

咲希島「 警戒は解かない様にしないとね 」

石丸「 入会料は葉隠くんが払ってくれるのか… 」

咲希島「 行くのは辞めておくべきよ 」

石丸「 だが咲希島くん、葉隠くんが折角勧めてくれたのだぞ? 」

咲希島「 人の気持ちを尊重出来るのは良いことだけれど、行ったら何をされるか判らないわ。 」

石丸「 …むむむ 」

色々と納得していなさそうな石丸くんが心配だけれど、今は他の人達の事が先決かしら…

そう考えた私は、まだ不満げな石丸くんの手を引いて他の人の元へ向かった。
 

46: 三弦色 すみれ ◆96:2019/11/08(金) 20:08 ID:z52


咲希島「 ここから脱出することもだけれど、葉隠くんの件に関しても心配する必要がありそうね… 」

思考を巡らせながら次に話し掛けるべき人を探し回っていると、少し気になる子を発見した。

咲希島「 気になるって言っても… インパクトが強すぎるとかそういう方面の… 」

もう一度観察するが、やはり私の見間違いではないらしい。私はゆっくりと少女?の居る方向に歩み寄っていく… のだけれど。

「 む、我に言いたいことでもあるのか? 」

…あの少女?の居る方向に二三歩歩いただけで勘付かれてしまった。気配察知能力でも持っているのだろうか。

私は少々動揺してしまったが、直ぐに再度仕切り直し言葉を紡ぐ。

咲希島「 言いたいこと… というか、聞きたいことかしら。 」

「 そうか、わざわざ我に近寄ってくるということは、決闘を申し込みに来た人間なのかと思ったが… どうやら違う様だな 」

石丸「 当然だ!仲間同士で争うなんて不健全にも程があるぞ! 」

咲希島「 私達は貴女のことが詳しく知りたいの。 」

大神「 成程、確かにこの状況ならば互いの情報を知っておくことは必要だな… 我は大神さくらで、才能は超高校級の格闘家だ。 」

筋肉で覆われた屈強な体つきに、それを強調するかの様な鋭い彫りの深い顔立ち。袖口の破れているセーラー服を着込み、足元は飾り気のない白のニーソックスと上履き。正に『女傑』と云うに相応しい貫禄を呈していた。

咲希島「 意外と優しい人なのかしら…? 私の名前は咲希島春香、超高校級の選択力と呼ばれているけど…地味かしらね。 」

石丸「 石丸清多夏、超高校級の風紀委員だ!勿論この学園の風紀も取り締まらせて貰う!宜しく頼むぞ! 」

最早定番化した紹介を終えると、大神さんは私達を一瞥してから口を開いた。

大神「 ふむ、お主らは二人で行動しているのだな 」

石丸「 これも何かの縁、という事だろうからな! 」

咲希島「 …後は、一人で行動するのは心細いのもあるわね。 」

大神「 確かに理にかなっているな 」

咲希島「 そういえば、大神さんは超高校級の格闘家なのよね?…今までどんな活動をしてきたのかしら? 」

大神「 我は総合格闘技を専門としているが、様々な大会に出場させて貰っている。 」

大神「 この前優勝した世界大会などはその最たるものだな。 」
 

47: 天上院 茜 ◆96 自称都会派:2019/12/01(日) 19:10 ID:Cnk


【 随時説明 】

【 この小説では原作キャラにもキーワードやスキルが設定されております。小説の間に時折それを幾つか載せていきますのでご了承いただければ 】

48: チェーホフの閃光銃 ◆96 都会派のカステーラ:2019/12/05(木) 17:53 ID:Cnk

【 現時点での出会ったキャラ達の主人公への評価 】

苗木「 うーん、いい人っぽい? 」
舞園「 これから一緒に頑張りましょうね! 」
石丸「 意外とアクティブなのだな 」
霧切「 私と似ているわね 」
葉隠「 押せばいけそーな感じすんべ! 」
大和田「 興味ねーな 」
不二咲「 褒めてくれて嬉しいな… 」
大神「 武術の心得はないようだな 」
 


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