影虎作品集

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1:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:20 ID:SnI

ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!

747:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 14:51 ID:DqE

道端を歩いているマイキーの後ろ姿を発見した、タケミチが近づいて声をかける。

タケミチ「マイキー君っ!何・・・してるの!?」
マイキー「!誰?あんた。」
タケミチ「この声っ!?マイキー君の声じゃない!?化粧に髪型も変えて、両耳にリボンってーーーーき、君って!?」
ミスズ「マイキー?知らない人だよ、だってあたしはミスズって言うの。今からさぁー、用あるから邪魔しないで?」
タケミチ(中身は、マイキー君本人じゃなくて、別人だ。確かこれって多重人格って言うんじゃーーーーっ!??って事は、殺してたのはこのミスズって人格??こんな女の子が!?)
ミスズ「ねぇー、もう行くから!」
タケミチ「君!何歳?俺はタケミチ!中2だよ。暇なら今からどっか行かない!?」
ミスズ「ん〜〜〜、ナンパ?コッワイ!ミスズは、今は中1だよ。」
タケミチ「(え?マイキー君より、一つ下?)好きな物、何でも買ってあげるから〜。」
ミスズ「ま、い〜よ。約束ね?」
タケミチ「あ、でも!飲み物と食べ物はNGだよ!?俺さ、服とかカバンとか買ってあげたいから!」
ミスズ「え〜〜〜〜?ショッピングぅ〜??ミスズ、つまんなぁ〜〜〜い。」
タケミチ(一緒にいて分かったのは、このミスズちゃんが他人格でマイキー君じゃないって事。睡眠薬で相手を眠らせた後は、どーなってるかを知りたくて、先に殺されるキサキに話しをつけて、協力してもらった。
俺もキサキの住む部屋のクローゼットにスタンバイ!)

クローゼットの中に潜むタケミチ。

タケミチ(来るかな?キサキとミスズちゃん。ドキドキ)

「カチャ(部屋のドアノブが開く音)」

キサキ「話しって何かな?マイキーの件で?二人で?」
ミスズ「そぉ〜、ミスズ。マイキーから、頼まれて。その前にさぁ〜?近くのコンビニでジュースと食べ物買ってきたの!お腹空く時間じゃん?昼って!はい!」
タケミチ(ミスズちゃんは、キサキとは友達ポジションでマイキー君とは、知り合いってキサキに言ってるらしい。キサキから、そう聞かされた。)

キサキとミスズは、二人で昼ご飯を食べる。

キサキ「マイキーにさぁ?ミスズちゃんの事を聞いたら、「そんな女知らねー」言われちったよ?どういう事?」
ミスズ「マイキー、恥ずかしくてとぼけたいんでしょ?知ってる?
マイキーの好きな人ってミスズなんだよ!?つまり、あたし達裏でコッソリ付き合ってるの!♪驚いた??」
キサキ「ま、マジかよ?だからかー・・・。」
ミスズ「そ、皆にはナイショにね?って。でも、キサキ君は友達だから
言うけど、秘密だよ!!」
キサキ「あ、あれ・・・?何だか・・・ねみぃな。」

「ドサッ(キサキが床に倒れる音)」

キサキは、眠った。
睡眠薬が入っていたのだ。その瞬間、ミスズちゃんの人格が切り替わった。

ミスズ「全てはマイキーの為にやるんだ。悪く思うなよ。主人格を守るのは、他人格の役目だ!敵には、死あるのみ!」
タケミチ(あれ・・・?この声、男だ。ミスズちゃんじゃない。
そうか!?殺しを行っているのは、また別人格なんだ!って事は、今までのも?睡眠薬の流れまでは、ミスズちゃんで殺しはこの男??しかも、主人格の為!?)

「カ・・・タン(タケミチがクローゼットの中で音を立てる。)」

748:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:13 ID:DqE

ミスズ「ん?何だ、今の音。まさか、誰かいるのか?」
タケミチ(音、出ちゃった!ヤバい!!)

タケミチは、小さめの小声を出しながら・・・

タケミチ「コスモ、未来に戻って、また、元の前の未来に。💦」
ホワイトコスモ「分かったモ〜、目をつむるモ〜!!?」
タケミチ「は、早くーーーーーっ!」


「バッ(クローゼットの中を開く音)」

ミスズ「何だ、誰もいないじゃないか・・・。」

次に目を開けた時には、未来だった。

タケミチ「あ、あ、危なかったぁ〜〜〜〜〜!!?(何だっ?何だっ?あれは??マイキー君じゃない!他人格だっ!?声まで違ってた。
まさか、この事件っ多重人格殺害事件!?マイキー君本人の記憶が抜けてたのも、人格達がその記憶を所有してたからかーーーーー!!)」

タケミチは、またリープしてそれまでの事件も調べる。
半間の場合。

ミスズ「わっ!?」

「ドンっびしゃあ(半間にぶつかり、紙コップに入った飲み物がかかる音)」

半間「!??」
ミスズ「ごめんなさいっ!よそ見してて、前見てなくて!?」
半間「どうしてくれんの?これぇ・・・(汗💧)」
ミスズ「抜いても取れないかなぁ??すみませんっ・・・あの、代わりにご飯をタダでオゴるんで?」
半間「タダ?ま、そんならい〜よ。ハンバーガー店ね。」
ミスズ「はい!好きなの頼んでいーんで!!(計画ど〜おり♪)」

ハンバーガー店の中にて。椅子に座り、注文したのがくると
ミスズは、店員から受け取り、そのコーラの中にすかさず睡眠薬を入れる。
半間「悪いねー。こんな高いのタダで頼んで?」
ミスズ「いいです!いいです!はい、コーラです!」

テーブルの上には、複数枚に重なりあったハンバーガーと、飲み物のコーラが並ぶ。
その後、半間は眠り・・・ミスズちゃんは会計を済ますと、タクシーを呼び運転手に半間を乗せてもらい、半間の自宅までくると別人格に切り替わり、半間の鍵を使って中に侵入。
そして、半間君を担いでベランダから落として殺した。

「ドサッ(地面に半間が落ちる音)」

太寿の場合。
ここでは、ミスズちゃんが偶然を装い太寿に近づく。
仲良くなって、二人は恋人同士になっていた。この時、太寿はミスズを男だとは気づかなかった模様。

太寿「ミスズー、モテナイ俺様を好きになってくれたのは
お前だけだ。今日、俺様のアジトに来い!」

アジトには、プールがあって、ミスズを誘ったのは太寿の方だ。二人の付き合いは、周りには秘密にされていた。

749:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:34 ID:DqE

ミスズ「ねぇー?プールの前にさー?太寿君って酒呑める??あたし、酒呑める男の人って大人びてて好きぃ〜!!呑んでみてよ??
あたしの前で。出来るよね??呑むくらい!」

「ポト(隠しながら、睡眠薬を酒の中に入れる音)」

太寿「おう!?男は、酒ぐらい呑めねーとなぁ!?どれ・・・?」

「グビグビ(酒を一気飲みする音)」

そして、眠った太寿を見ると別人格に切り替わり、プールに沈めて
太寿君は水死。

「ボジャン(プールの中に太寿が沈む音)」

サウスの場合。

サウス君にも、ミスズちゃんは偶然を装い近づくと、二人は恋仲になり
最初のデートの日・カフェに立ち寄る。

ミスズ「ミスズぅ〜、オムライスが好きぃ〜!ね?カフェ行こうー!?
カフェ!二人で頼もう〜♪」

カフェに入るなり、注文したメニューがくると、丁度サウスは
トイレ中。
そのオムライスにも、コッソリと睡眠薬の粉をふりかける。

「ババババ(オムライスに粉をふりかける音)」

種類としては、すぐに眠くなる睡眠薬では無いので
食事後、二人は帰る。

ミスズ「ミスズぅ〜、この後用事あるのー!!先に帰るね?じゃあ!」

「ダッ(ミスズがダッシュで離れる音)」

サウス「おう、気をつけてな??」

車を運転して帰る途中だったサウス君は、眠くなり事故を起こした。

「キキィーーーーードォン!(ハンドル操作が狂い、車がぶつかる音)」

サウス死亡。相手の車も巻き添えで車体は、ペチャンコになった。

タケオミの場合。踏み切り近くでミスズと待ち合わせ。

タケオミ「真一郎から、俺に酒の差し入れとは・・・。」
ミスズ「ねー?ミスズ、サノ家に最近行っててマイキーの友達。それと、真さんから伝言を預かっててさぁ〜??」
タケオミ「何のだ?」
ミスズ「先に酒呑んでくれたら、答える!」
タケオミ「ゴクンゴクン・・・これでいいか?」
ミスズ「踏み切りを渡って、公園行こっ!?そこで話す!!」
タケオミ「たく、大人を、あまりからかうな・・・。」
ミスズ「こっちこっち!!」

踏み切りに足を踏み入れた途端に、睡魔に襲われたタケオミ。
突然、倒れる。

「ドサッ(タケオミが地面に倒れる音)」

ミスズ「あっ!タケオミさぁーーーーん!?ちょっとぉ〜〜?!」

「カンカンカンキキィーーーーーーーッ(列車はブレーキをかけたが間に合わず)」

750:影虎◆Vs hoge:2023/11/11(土) 07:36 ID:DqE

タケオミは、列車に轢かれて体は、グチャグチャだった。

ミスズ(計画ど〜おりだね♪)

「ベッ(ミスズが舌を出す音)」

全ての真実を知ったタケミチは、思ったーーーーー・・・

タケミチ「(これってマイキー君の他人格のせいなんだよなぁ!?どうする!?マイキー君本人に言った所で意味ない!どうしたらっどうしたらいいんだっ!?そ、そうか・・・もしかしたらーーーーー。)
コスモ、事件の発生しない中1ぐらいに戻って。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目をつむるモ〜!リープリープモ!」

中1の頃に戻って来たタケミチは、マイキーを呼び出す。

タケミチ「マイキー君!君は中2から、殺人をする様になる!未来で確認してきたから、本当!だから、俺と逃げて。二人で生きよう!この先は、それしか無いんだ!」
マイキー「リープの力の事は、俺も分かってる。そうか、そんな未来になってたのか。・・・東卍のトップでいるのは、無理なのか?」
タケミチ「いえ!俺からは、皆にメールでマイキー君の考えを伝えるんで!側にいなくなるってだけで命令は、可能です!メール内だけでは、交流も続けられる!東卍は、トップはオモテに姿見せなくとも、続けられるっスよ!?東卍の喧嘩もマイキー君無しでも勝てる場合、出る幕ナイっスから。マイキー君が必要な戦いのみ、俺もいる状態で出てもらう形にして。」
マイキー「ありがとう!タケミッチ。」

こうして、二人の新しい人生が始まるのだったーーーーーー・・・。
未来では、タケミチはヒナタをマイキーと同居するマンションの隣に住んでもらっている。マイキーの様子もみながら、ヒナタとも関わる。
仮にマイキーの他人格による、殺害が発生してもタケミチがリープの力を使い戻るから、安心と言うわけだ。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜、今日は真一郎とイザナを悪人にしてやったモ〜!!悪エネルギー補充完了モ〜♪」




(お詫び・説明紹介でブラックコスモが出るという、表記だけ忘れていました。すみません。ブラックコスモは、登場します。失礼しました。)

751:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:40 ID:twU

久しぶりのケイ君の作品を投稿します!

登場人物紹介

サノ イザナ(この世界では、マイキー達や真一郎達と住んでる設定に変わっていきます。年齢は小学生〜中学3年)
サノ マンジロウ(小学生〜中学1年)
サノ 真一郎(大人年齢。バイク屋で働く)
サノ エマ(小学生〜小学校高学年)

東京卍
ドラケン(中学生)
バジ ケイスケ(中学生)
三ツ谷(中学生)
千冬(中学生)

羽宮 カズトラ(中学生。一人だけ、まだ普通の生徒。後に東京卍入りする。)

キャットフィッシュ
ケンジ(カズトラとトラブルを起こす。)

ブラックドラゴン
ユタカ(仲間思いの優しい奴。ただ、過去にてある悲劇に・・・?)
明司 タケオミ(大人で現在は、梵天の仲間入り)

ホワイトコスモ(タイムリープ能力を与える存在)

BL要素があるんで、苦手な方は読まない様にお願いします。
では、久しぶりに投稿します。

パーちん(中学生)

752:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:57 ID:twU

〜東京リベンジャーズ〜キャットフィッシュ・イザナ編〜

イザナは、幼い頃に母親に保護施設だという場所に
預けられる。
母親一人では、2人の世話は大変と言う事で、兄のイザナだけ
預けられた。
1ヶ月、2ヶ月。長ければ、1年〜3年までと、預ける期間を選んで
預けるのが魅力の施設だ。
白く大きな建物。入り口には、「保護施設」と看板が。

母親は、施設長にイザナを引き渡し、建物の中へと入ってゆく。

施設長「イザナ君の部屋は、ここね。503号。」
イザナ「ここ?」
施設長「先にここには、3人の子供達がいるから、仲良くね。」
イザナ「・・・。」
施設長「皆〜。今日から、ここに入る事になった黒川 イザナ君です。」
イザナ「黒川・・・イザナです、よろ・・・しく。」
ジャンク「へぇー、目何か普通と違う?」
グース「何で・・・?」
パート「黒い瞳じゃねー。外国人?」

こうして、イザナは早くから入る事になったが・・・。その話は、1番上の兄の真一郎だけ知る事になっていた。
しかも、そこで、真一郎はイザナが血が繋がっていない事実まで
聞かされていた。
それから、数日が経ち・・・・。

施設長「イザナ君、手紙が届いていたよ。」
イザナ「誰・・から?」
施設長「真一郎兄さんからだって。イザナ君のお兄さん。」
イザナ「お兄さん?そんな・・・人いたっけ?」 
施設長「兄弟多いんだね〜。真一郎君にマンジロウ君、エマちゃん、
イザナ君は知らなかったの?」
イザナ「・・・エマしか、知らない。」

しかし、イザナはここの保護施設にて。

パート「ちょっと来いよ!外国人野郎ー!」
ジャンク「母国に帰れ!」
イザナ「!・・・・っっ、(黙り)」
グース「お前だけ違うんだ!当然だろー。」

周りは、気づかない中虐められていた。

753:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 15:31 ID:twU

大人しいイザナは、最初こそ黙っていたが・・・。
次第に何度も何度もエスカレートしてゆく。
預けられて1ヶ月後。

グース「お前、捨てられたんだろ!イザナ!?」
イザナ「ちっ違うよ!母さんは預けたって言った。」
ジャンク「そのクセ、じゃあ、何で1ヶ月も会いに来ねーんだ?俺なんか、母親は時々5日に、1回は来てるぜ?」

保護施設で育つ子は、親の愛情に飢えている子が多い。
その為、心の穴を埋める為だけに、彼らはイザナをターゲットにして
自分達のが上って思う事で、心の満足を得ている。

こういう場所で発生している件だ。
イザナは、激しく心を痛めている。

イザナ(何でっ!?何でっ?ただ、オレはっ・・・皆と普通でいたいだけなのに!?何でっ?虐められないといけないんだっ!?
何で、皆と、同じ普通じゃいられないんだ!?
だったら、こんな場所にオレの居場所なんてないじゃないか!!)

この件で完全にイザナは、心が病んでいた。
我慢し続けて・・ついには、壊れた。

イザナ(物を壊すのが犯罪なら、心を壊すのは犯罪じゃないのか??
おかしーじゃん。)

また、ある日のいじめでもーーーーー・・・

パート「やっぱ、お前捨てられたんだなぁ!?イザナ?」
グース「お前みたいな外人そりゃ、捨てるって!」
イザナ「・・・・・・っっ。(あれから、2年経ったけど母さんは、来ない。もしかして、オレは本当に捨てられた・・・?)」
パート「す〜てられた!イザナは、捨てられた!」
ジャンク「やっぱ捨てられたんじゃん!?あれから、2年だぜ!?オレら正しくね?」

「プツン(イザナの中で何かが壊れる音)」
「バキッドゴ!(イザナがパートやジャンクを拳や足で殴ったり蹴る音)」

ジャンク「あーーーー!!」
グース「イテェーっ!?」
パート「何すんだよっ!イザナー!?」

「ゴッドッドッ(立て続けに執拗に蹴り続ける音)」

イザナの元に世話している大人達もやって来た。
騒ぎに気づいた様だ。

お世話人1「何してるのー!?」
グース「先生っ!助けて!?イザナがっ突然俺たちを殴った(泣)」
ジャンク「俺ら何もしてないのにっ!?」
パート「うえーん!」
イザナ「!?」
お世話人1「イザナ君っ!?何でこんな事するのっ!??」

754:影虎◆Vs:2024/01/18(木) 07:59 ID:twU

イザナ(オレが悪になった?オレが悪いのか??何だよ、ここにはもう
敵しかいねーじゃん。
皆、敵だ。味方なんかいねー。アハハ!もう・・・誰にも心は開けねー。)

その後、イザナは今回の件を兄だと名乗る真一郎に
手紙で話す。

手紙の内容「真一郎様へ
今日さぁ、オレをいじめてきた奴ら皆ぶっ飛ばしてやった!スッキリしたよ!!?ざまぁ〜みろってな?ハハ(笑)イザナより」

しかし、この何日前・・・真一郎の方でも母親と父親を亡くしていた
ばかりで、父さん側のオジに引き取られて、そこで
兄弟3人は、暮らす事になっていた。

バイク屋にて。

真一郎「いらっしゃいませ〜。」

仕事をしなければ、いかない為・・・高校を行くのは辞めて
バイク屋で仕事中。

真一郎(イザナの奴・・・いじめられて心がヤバい。出来るだけ早めに引き取らないと!じゃないとっ・・・この先アイツ!
保護施設の人をナイフで襲いまくるかもしれない!!そーなる前に金を
貯めねーと!イザナの為にも!?)

ブラックドラゴンを中3の頃に終わらせたのも、親の件が関与している。
回想

真一郎「ブラドラは、これより、中3をもって終わる!今までありがとう!!皆・・・離れてもダチでいてくれ!」
タケオミ「真一郎、お疲れ様。」

涙を流す真一郎に、そうタケオミは言葉をかける。

回想終了

真一郎は、手紙の返事をイザナに返す。

手紙の内容「イザナへ
辛かったなぁ。母さんと父さんは、死んだ。今は、サノ家の爺ちゃんの所に3人でいる。金無いとヤバいから、バイク屋で仕事中。
俺達も今、辛いから・・・イザナ?いつか、兄弟4人で同居しよう。
迎えに行く。その準備が出来たら。
それまでは、待っててくれ。 真一郎より」

755:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:26 ID:twU

イザナは、真一郎からの手紙を読み終わると。

イザナ(親が死んだ・・・。迎えに来ないのって
まさか?真一郎兄さんが今の親代わりって事は、いつかは迎えに来てくれる?)

その後、心配だった真一郎は、保護施設のスタッフと
相談して、1日お泊り許可を得ると、イザナを自分の
サノ家に招待する。

真一郎「ここがなぁ、今は俺とマンジロウとエマが住んでる家だ。」
イザナ「ここ・・・?屋敷、デカっ!?」

部屋の中に入ると、リビングにて2人は話す。

イザナ「母さんってオレの事を捨てたんだろ?」
真一郎「え?無いって。そんなの。そんな話、聞いてない。(嘘だけど。今のイザナは、精神的に不安定だ。
それを考えると、とてもじゃないが本当の事は言えない。ましてや、血が繋がって無いとか。ショック過ぎて言える訳ない、死なれるより、マシだ。)」

最初は、真一郎の優しい嘘だった。傷ついて欲しくなくて。そこに、玄関の開閉の音がなる。

「ガチャ(扉が開く音)」

マイキー「ただいまー。(ん?何か、見慣れねー靴あんな?)」

小学生から、帰って来たマイキーだ。

真一郎「マンジロウ〜。おかえり。」
マイキー「ん?だれ・・・?」
イザナ「!」

2人は初めて顔合わせする。

真一郎「マンジロウ、お前は会った事無かったよな?イザナだ。2番目の兄ちゃん。お前の。
イザナ?こっちは、俺が話してた弟のマンジロウ。手紙でも何回か、話したよな?二人共、仲良くやれよ〜。」

「ガチャ(また、玄関の扉が開く音)」

エマ「ただいまー!あ!?イザナお兄ちゃん?戻って来てくれたの!?」
真一郎「違う違う!エマ、1日お泊りしに来たんだ。
けど、いずれは引き取って皆で同居する予定だから!」

そして、それから更に1年後。
イザナはついに、正式にサノ家で同居生活を始める事になる。

真一郎「イザナ?もう、家の中では自由だ。好きにやれよ。」
イザナ「真兄〜!今日も夜は一緒に寝て!マンジロウばっかに構わないでっ!?風呂も一緒に入る!!」

今まで甘えてこれなかった為か?イザナは、真一郎を独占しようとする。

マイキー(イザナの奴、すっかり兄貴にベタベタしてんな?ま、俺は十分甘えるだけ甘えられたし、エマとでも
仲良くしてるか。譲ってやろう。)

真一郎は、マンジロウの事も気にしてか?説明をする。

真一郎「イザナは、ほら・・・自分だけ保護施設で預けられて愛情不足してんだ。だから、さぁ?悪く思わないでやってくれよ?」
マイキー「あぁー。大丈夫、俺はエマと仲良くしてっから!」

真一郎は、イザナにも伝える。

756:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:28 ID:twU

>>755
ミス発見!

「小学生から帰って来たマイキー」✕
「小学校から帰って来たマイキー」◯

です!

757:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:51 ID:twU

真一郎「イザナ〜?せっかく、家族として過ごせる様になったんだから、どうせなら家族皆で仲良くしよーぜ?」
イザナ「・・・。」
真一郎「マンジロウもエマも、誰もここではお前の敵じゃないんだ、ん?」

とある日。イザナの部屋にて。
時々、施設でのいじめを思い出してか?イザナはフラッシュバックで暴れまわる時もあった。

イザナ「ああ〜〜〜〜〜っ!クソっ!?」

「ドゴッゴッゴッゴッ(壁に対して連続グーパンチする音)」

イザナ「アイツらっ!?オレだけ仲間外れにしやがって!?何だと思ってんだよ!?人の事!」
真一郎「イザナ?何してる?」
マイキー「お前・・・。」
エマ「イザナお兄ちゃんっ!?大丈夫っ??」

「ギュ(真一郎が優しくイザナを抱擁する音)」

真一郎「大丈夫・・・ココには、もうお前の敵はいない。イザナ、だから大丈夫。」
イザナ「!真兄・・・。真兄って、何でそんなに優しいんだ??」
真一郎「俺は、お前の兄貴だぜ?心配すんのも優しくすんのも当たり前だろ?家族には、幸せでいて欲しいんだ。
もう、親は・・・死んだから、兄弟4人で仲良くって。」

その夜。
真一郎の部屋にはイザナもベッドで一緒に寝る。
(ここからBL注意)

真一郎「イザナ?愛してるから、こういう事すんだぜ?お前だけ、特別だ。」
イザナ「愛してるから?それって、どんな?真兄さん?
オレだけ、特別?」

真一郎には、小児性愛的傾向があった。
マイキーからは、拒否られだか、イザナに求めた結果拒否られず。この2人は、周りには秘密でそーいう仲になる。
真一郎は、拒否られないのが嬉しくて、ビデオに撮る事もあった。

次の日。

真一郎「マンジロウ、イザナ?話がある。俺は中3でブラドラ終わらせただろ?で、そのブラドラを受け継ぐ相手を決めようと思って。ブラックドラゴンはーーーーー、
イザナ・・・・お前だ!」
マイキー「!」
イザナ「オレっ?や、ヤッタ〜!!」
マイキー「・・・よ、良かったな、イザナ・・・。」
真一郎「マンジロウ?お前は、友達が沢山出来ただろ?ケイスケにドラケン、パーちんとか。喧嘩強いんだってな?お前は、自分で族創ったら、どーだ?自分で族創るのも、カッコいいんだぜ?」
マイキー「そーだな、そうしようかな。」

こうして、マイキーは小学3年の時に東京卍というグループを創った!
リーダーは、マンジロウ。部下は、ドラケン、パーちん、千冬、ケイスケ、三ツ谷の6人で形成される。
次の日。

ケイスケ「マイキー?今日は、ちょっと友人のカズトラん所に行って遊んで来るぜ?」
マイキー「おー。」

カズトラは、ゲームセンターで、バジと偶然出会い、仲良くなった友人だ。しかし、ケイスケは暴走族とは、隠している。

758:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 07:54 ID:twU

約束の場所に到着。

ケイスケ「よぉ〜!カズトラ!」
カズトラ「遅いよ、バジー。ゲームセンター行く?」
ケイスケ「おうよ!」
カズトラ「でさ、ネットで知り合った同じ年くらいの
ケンジって奴いてさぁ!?そいつにね、✕月16日に△□✕って場所の廃墟は知ってる?
そこで肝試しする予定!」
ケイスケ「え、何時?」
カズトラ「夜の・・・11時。あっちは、友人4人くらい連れて来るって!」
ケイスケ「一人で、11時に夜に出歩くって危なくねー?変なのに巻き込まれたら、どうすんだよ。」
カズトラ「うーーん・・・。」
ケイスケ「だって、お前小学4年だぜ?なぁ〜?俺も行っていい〜?あっちも友人4人連れてくんだろ?いーじゃん。」
カズトラ「うん!行こっか!!」

別の日。バジは、その話を、仲間の千冬にも伝えていた。

千冬「え、バジさん△月16日に廃墟行くんスか?一人で?」
ケイスケ「いや、カズトラって友人と!」
千冬「あ、じゃあ・・・俺も行きます!」
ケイスケ「いや、い〜よ。族ってバレたくねーからよ。」

そして、約束の△月16日。

カズトラ「あ、着いた。ここだ、ここ。」
ケイスケ「不気味だなぁ〜、ホント。」

辺りが暗いのはもちろんだが、窓ガラスは割れだらけで、
所々に亀裂も目立つ。4階建ての廃墟だ。

?「おい、例のガキ。来たぜ?って何だ!?2人?ちっ!一人で来なかったのかよ。」

そんな2人を覗きこむ様に何者かが、木から様子を伺っている。建物の入口付近にある木からだ。周囲は、木々で囲まれている。

ケイスケ「何か、今・・・あそこの木の所で光らなかったか?」
カズトラ「ちょっ!怖い事言わないでって!さ、中行こ!中!?」
ケイスケ「そーだな、待ってるかもしんねーし。」

2人が中へ入ると、そこにはーーーーー・・・。
ケンジと思われる人物がいたが。

カズトラ「え・・・何か、あれ?ケンジ・・・さん?」
ケンジ「カズトラ君〜〜〜何で一人で来なかったのかなぁーーー??」
カズトラ「えっ。」
ケンジ「誰?そっちの子?あ〜、俺がケンジだよ。ビックリした?」
ケイスケ「え・・・高1くらいに見えんぞ?嘘?」
ケンジ「その通り!」
ケイスケ(それに、コイツら変だ。年も嘘ついてて、明らかに4人じゃなくて、30人以上はいねーか?
何だ、これ・・・。コイツらのこの服、族じゃねーか。でも、見た事ねー。こんな服の族、いたっけ?
この辺の族じゃねーのか?って、俺らの入ってきた
入口にもいつの間にか、スタンバイしてやがる!?
逃げらんねー。挟まれた・・・。)

759:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 14:51 ID:twU

ケンジ「ごめんねー。カズトラ君。全部ウソ!俺は、ケンジじゃ無いんだ。偽名。ケンだよ。」
カズトラ「・・・え?何で・・・?」
ケン「最初から・・・目的は、ここに来てもらう事。
廃墟に。何故かって?カズトラ君を、脅す為!
分かんないよね〜小学生だから。ネタバラシするよー、
これから。」
ケイスケ「!?」
ケン「カズトラ君にお願いがあるんだよ。君の親、いるでしょ?その君の親の金、通帳とかさぁ?場所分かる?盗んで来て欲しいんだ。
あ、警察に言ったら駄目だよー。言ったら、カズトラ君の家族皆殺し、ね?
仮にオレらの誰かが捕まっても、捕まってねー仲間で
リンチすっから。」

その間、ケイスケは、カズトラを使って見えにくい様に
しながらも、千冬にコッソリと携帯で電話をかけた。

カズトラ「わぁ〜ん!わーん!怖いよぉーーーっ!」

側でカズトラは、ギャン泣きしている。
もちろん、ケイスケ自身は無言だ。気づいて欲しかった。
SOSに。

ケイスケ(頼むっ!千冬・・・気づいてくれ!)

目を閉じながら、携帯はポケットに隠す。
その頃、千冬の方ではーーーー・・・

千冬「あっ!?バジさんから、電話だっ!?もしもーし?ん?バジさん・・・あれ?」
電話の声「わぁーん、わーん」

カズトラの泣き声が響く。

千冬「カズトラ君の泣き声?何で、バジさん本人は出ないんだ?もしかして、バジさん達に何かあった?よし、マイキー達を呼んで、皆で行こう!場所は、知ってるから。」

急いで駆け出しながら、千冬はマイキー達にも
連絡をすると、東卍のメンバー5人でバイクに乗り向かう!

「ブォオオ(バイクを走らせる音)」

その頃、ケイスケ達はーーーーー・・・

ケン「カズトラ君、そっちの友人は誰?」
カズトラ「うわーーんっ!」
ケン「携帯持ってんじゃー?そいつの盗めっ!」
ケイスケ「!」

ケイスケのポッケの携帯に、気づいた相手に盗られてしまう!

族仲間1「ん?ロックかけられて見れねー。おいっ!ロック外す番号言えっ!」
ケイスケ「(良かった。さっき、千冬に電話した後、ロックかけといて。)あの!怖くてっ・・・俺も、その番号をど忘れしちゃいました!」

ケイスケは、涙を流して恐怖する演技をする。

760:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 08:06 ID:twU

ケイスケ(クッソー!本当だったら、こんな奴らっ
こっちは喧嘩に慣れてっからボコボコにしてやりてー
のに!!カズトラを人質にされたら、不利だから
大人しいふりしてるしかねーっ!!
しかもコイツら、家族をリンチするとかカズトラの家族もヤベー!)

そこへ、バイクに乗ってきた東卍メンバーも来た、が・・・。

?「おい、誰か来た!バイク・・・。5人くらいか?」

外には、キャットフィッシュの見張り役もいる為、
その様子はあっちに伝わってしまう。
建物内では。

ケン「(ん?メールか。あ?誰か来た?バイクで、5人も?ちっ!肝試しかっ!?)おーーいっ!お前ら、逃げんぞ!?い〜か、今回の事は警察に言うなよ!?言ったら、家族事痛いめみるぜ!」

廃墟で建物の窓は、ブチ壊されてる為に、彼らは一気に
窓から外に出て、停めてあるバイクに乗ると走り去って行った。
因みにキャットフィッシュが逃げたのは、建物の裏側の窓からだから、正面にいるマイキー達と出くわす事は無かった。
その為、マイキー達がバジの元へ来る頃には
誰もいなかった。いたのは、ケイスケとカズトラのみ。

マイキー「あ?何だよ、バジとカズトラ2人だけじゃん!」
ケイスケ「ま、マイキー!」
カズトラ「わぁ〜〜ん!」
マイキー「まさか、お前ら肝試ししてお化け怖いって理由で俺らを呼んだんじゃねーよな!?」

少し怒り気味のマイキー。

千冬「確かに。言ってた相手の友人4人っていませしね。まさか、バジさん!?」
ケイスケ「ちげーって!理由は、後でマイキーに言う。カズトラ、ごめんな。見て分かっちまったろ?
俺、族なんだ。東卍って言う。隠しててごめんっ!」
カズトラ「!」
ケイスケ「・・・けど、お前も体鍛えねー?また、同じ事あった時の為に強い方がい〜じゃん?東卍に入れば、強くなんだぜ!?」
カズトラ「・・・っえ、俺も?うん!強くなりたい!!
入るっ!東卍に!よろしく!!」

こうして、羽宮カズトラも東卍入りする。

カズトラ「じゃん!」

東卍の特服を着てみせるカズトラ。嬉しそうに笑う。
マイキー達も、微笑んでいる。

ケイスケ「似合うなぁ!カズトラ!?」
カズトラ「こんなの着るの初めて!」

次の日、バジは昨日の件をマイキーに話す。

ケイスケ「ネットで知り合いになった友人と思ってた奴が、廃墟の待ち合わせ場所に行ってみたら全てウソだったんだ。カズトラは、それでショック受けて泣いてた。
奴ら、どこぞの族なんだと思う。高1くらいで、俺らより、上。名前も、年もデタラメ!」
マイキー「相手の本名も族名も聞けなかったんかよ?」
ケイスケ「微妙だ。偽名の可能性があっから。」

761:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 14:50 ID:twU

ケイスケ「奴らの目的は、どうも金でカズトラが
小学生ってネットで分かってから、脅しにかけて
金系を親から盗む様に命令して来た。
従わなかったり、警察に言ってら、相手の誰かが捕まっても、捕まってない仲間が報復でカズトラの家族を死なす!だとか、言われちまってよ。何も出来ねーだろ?
それじゃあ〜、だから、警察にも言えねー。」
マイキー「・・・さすがに族全員逮捕すんのは、難しいよな。」
ケイスケ「でも、変だよな?アイツらーーー、マイキー達が廃墟に来たって事、気づいて逃げてった。」
マイキー「!」
ケイスケ「外に奴らの仲間がいて、知らせねーと、ありえねー?窓から逃げて、バイクで逃亡した。」
マイキー「随分、手慣れてる感じだよな?そいつらって、他の奴らにも同じ事してる可能性あんな?」
ケイスケ「あぁー。だから、マイキー?
仲間の皆にも、ネットの奴らは気を付けてくれって
言っといてくれ?特に廃墟だとか、人気が無い場所に誘う奴には、余計に注意なって。頼んだぜ?」

その話を、マイキーは真一郎にも自宅にて話す。

マイキー「って事があったんだよ。俺ん所のバジの友人・カズトラ。ま、今は東卍入りさせたんだけどな?」
真一郎「そいつらって、キャットフィッシュって奴ら・・・かもな?」
マイキー「キャットフィッシュ?兄貴、知ってんのか?」
真一郎「知ってるも何も俺らブラドラとの間にもトラブルがあったんだ。過去に、な?
俺の仲間のユタカって奴がーーー。」

回想

中学1年の頃だった。ユタカは、ブラドラのメンバーで
仲間思いの優しい奴。でも、ネットで知り合いになった
友人に誘われるがまま、どこかに待ち合わせして
行って来るって、言ったきり帰って来なくてーー・・・・
次の日、ユタカはボロボロにされた体で帰って来た。

真一郎「ユタカっ!?ユタカーーーーっ!!」

顔にも、手にも足にもアザだらけで
明らかに暴力振るわれたって分かったよ。
慌てて、病院に連れてったさ。怪我の感じから、相当殴られてリンチされた感じだったから、ユタカが口を聞ける様になって、聞いたよ。

真一郎「なぁー?誰にヤラれたんだよ!?ユタカ?相手は、族なんだろ!?言ってくれよーっ!カタキ取ってくるから。」
ユタカ「・・・いーよ、オレの問題だから。ブラドラにまで・・・迷惑かける気ねー。オレの・・・怪我だけで、もう十分っスよ。リーダー・・・?警察には言わねーで。」

結局、ユタカは最後まで敵の事を話してくれなかった。
俺は納得出来なくて、タケオミにその件を話した。
そしたらーーーー・・・

762:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 15:07 ID:twU

タケオミ「そいつ、キャットフィッシュじゃないか?」
真一郎「キャットフィッシュ?何だ、そのグループ知らないなぁ。」
タケオミ「知らなくて当然だ。この族は、普通の族と違う!主に喧嘩主体じゃなくて、コイツらは金主体で動くグループだ。
金の為なら、何でもやる奴ら。アジトも持たない。だから、どこにいるかも分からない。本名も隠しながら、ネットで罠を張って、相手は子供〜青年を中心に。女の場合もある。」
真一郎「!」
タケオミ「従わなければ、リンチだ。ユタカも・・・引っ掛けられたかもな?断ったんだろう。キャットフィッシュの奴らは、ある程度他の族の名前は知ってても、部下の奴らまでは把握してないから、ユタカがブラドラとは分からず、引っかけたんだ。
これがお前や俺だったら奴らも手出しはしなかったはずだ。」
真一郎「そんなっ!?そんな、だからって諦めろって言うのかよ!?アイツがっ・・・あんなヒデ〜めにあったのに!ぐすぐすっ・・・ポタ。(涙が流れる音)なぁ〜!?タケオミ!?ユタカはっ優しい奴なんだっ・・・。アイツ一人の犠牲で済ませろって・・そんなのねーよ!」
タケオミ「っと、言っても・・・。アジトを持たないんじゃ〜探し様が無いだろ。普通に考えて。見つけ出さなければーーー。」

回想終了

真一郎「って事があったんだ。けど、今の・・・お前の話し聞いて分かった。言わなかったんじゃなくて、言えなかったんだな?ユタカ。
脅されてたからっ!もし、言ってら、自分の家族にも迷惑かけるって。今は、分かったよ!アイツが言えなかった理由が!?」
マイキー(・・・キャットフィッシュって言うのか。クソ!分かっても、アジトがどこか分からないんじゃー、見つけてボコれねーじゃねーか!正体分かっても、奴らの方が有利なんかよ!?胸糞悪いなぁ!)

その後、イザナの方と言うとマイキーと同じ小学校に通う。
教室にて。クラスメイトと談笑中。

生徒1「なぁ〜?イザナってさ、家族ってあのサノ家だよな?」
イザナ「?うん、そーだけど?」

763:影虎◆Vs hoge:2024/01/24(水) 07:54 ID:twU

生徒1「東卍って、弟のマンジロウって奴がリーダーたろ?族だから、お前の弟有名だぜ。妹は、エマちゃん。何か、イザナだけ顔似てなくねー?」
イザナ「!」
生徒1「兄弟ってさぁ〜、もっと顔似ると思うんだよなぁ〜?普通は。」
イザナ「!(そ、そーだよな。何で・・・オレだけ、似てないんだろ?捨てられがちだったのもオレだし。本当に血、繋がってんのかなー?)」

イザナは、学校から帰るなり真一郎に聞く。

イザナ「真兄、オレの出産証明書って知ってる?見たいんだ。」
真一郎「何でまた?」
イザナ「学校で友人に言われたんだ。オレだけ、兄弟に似てないって・・・。」
真一郎「そんなの、真に受けなくてい〜って。それに家族でも似ない事なんてあるんだよ!(・・・マズイな、見せたらバレる。血が繋がって無いって。けど、断ったらもっと怪しまれる。どーする?そうだ、タケオミに!!)」

タケオミに相談すると・・・。

タケオミ「ならば、偽のを見せるといい。俺の知り合いにそーいうのを作るのが上手い奴がいる。」
真一郎「いーのか?タケオミ、ありがとな!その礼に、例の俺とイザナのDVD、タダでやるからさ?助かるよ!」

真一郎は、さっそく偽の出産証明書をイザナに見せる。
自宅にて。

イザナ「こ・・・れ?」
真一郎「なぁ〜?家族だろ!」
イザナ「本当・・・だ。母さんと父さんの名前、そしてオレ・・・。」
真一郎「これで安心したろ?さ、もうそーいう話は気にしなくて済むだろ!!」

しかし、イザナはまだ、どこかで引っかかっていた。
そこに白くて丸い球体のホワイトコスモが現れる。

ホワイトコスモ「悩みエネルギーキャッチモ〜!!」
イザナ「え?何っ!?」
ホワイトコスモ「コスモは、悩みを解決するべく現れたモ〜!タイムリープして、過去を調べられるモー!」
イザナ「じゃ、じゃあ!オレの生まれてくる少し前に戻って親の事、詳しく知りたい!」
ホワイトコスモ「オッケーモ!」
イザナ「い〜の?」
ホワイトコスモ「目を閉じて、念じるモ〜!過去にリープするモ!さぁ、出発モ!!」

過去へと、タイムリープした。

イザナ「ここが昔の世界?」
ホワイトコスモ「こっちモ〜。着いて来るモ〜!」

ふよふよと空中を飛びながら、コスモの後ろを着いて行く。
イザナが生まれる前の場合、幽霊の様な体で周りからは見えない状態だ。
イザナの母の家に到着。

イザナ「え・・・ここって、母さんの前住んでた場所じゃない?どこ、ここ?」
ホワイトコスモ「あれが、イザナの母さんモ〜!」
イザナ「えっ?オレの知ってる母さんの顔じゃない!」

そこで、イザナは全てを知った。
自分だけが、血が繋がっていなかった事実を!真一郎や、マンジロウ、そしてエマともーーーーー・・・。

イザナ「ウソだ!ウソだ!ウソだっーーー!って事は、あの真兄が見せたのって偽物だったんだ。ウソっつき!嘘つき!!真兄の嘘つき!家族のオレに嘘教えたっ・・・!?嘘つきぃぃーーーーーーーっっ!!」

764:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 07:56 ID:twU

現代に戻り、コスモは帰ってゆく。

ホワイトコスモ「真相分かったから、帰るモ〜!」
イザナ「・・・・・。もう真兄も信用出来ない。誰も・・・誰も。ここはーーーー・・・。」

ショックで体が震えるイザナ。
それから、イザナは学校に行かなくなって、部屋に引きこもった。

真一郎「おい!出てこいよ!?イザナ!どうしたんだよ!?あんなに学校楽しそうだったろ!」

イザナの部屋の扉の前に立ち、どんどんっと手で叩く真一郎。

真一郎(いきなり、どーして?家族側の問題じゃ〜無いよな?まさか、学校でいじめられてる?施設でもいじめられてたけどーーーー・・・。)

扉の前の床に作った朝ご飯を置く。

真一郎「ご飯は、せめて食べておけよ。置いておくから。


バイク屋の仕事もある為、イザナに構う余裕は無かった。

イザナ「・・・・・・・。」

布団を被って潜りこんだまま、黙るイザナ。
真一郎やマンジロウ、エマがいないのを確認すると
ようやく布団から、出てきてネットをやりながら
友人をそこでつくろうとする。
ネット上では、ネームは「69」と名乗る。

69「なぁ〜?聞いてくれよ。オレの家族さ、お兄ちゃんに嘘つかれたんだ。」
コットン「それは、ヒデーな?普通、家族に嘘はつかねーよ!」

最初は、慰めが欲しいだけだった。

イザナ「皆、同意してくれるんだ。嬉しいなぁ〜。」

69「最近までは、戦いも覚えて強くなったんだ。」
コットン「戦い強いの羨ましい〜」

イザナ「へへ!嬉しいな。ん?」

コットン「オレらは、キャットフィッシュって族だ。」
ニクシ「そりゃ、俺らも騙す相手には、嘘つくぜ?けど、それは生きる為だから。金ねーと生きれねーじゃん?だからって仲間に嘘はつかねーよ?」
クロード「お前の兄貴、サイテーだな、なぁ?オレらの仲間にならねー?オレらなら、お前に嘘はつかねーから。こっち来いよ!」

イザナ「・・・そーだよな。普通は、嘘・・・つかねーよな。ハハ。やっぱり、オレが血繋がって無いから、なんだ。もう、ここにいるのは嫌だ。コイツらのグループに入って、新しい仲間をつくろう!」

こうして、イザナは出ていく準備をして置き手紙だけ
書いて「もうここにいるのは、嫌になった。家出します。」っと残し、姿を消した。
マンジロウとエマが学校から、帰ると・・・・。

マイキー「あれ?イザナの部屋のドアが珍しく、開いてる。イザナ〜?入るぜ〜。ん?」

765:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 14:55 ID:twU

マイキー(何だ!?この書き置きっ??家出しますってアイツまさかっ!?やっべー!兄貴の所に行かねーと!イザナが消えた!出てったんだ。自らここをーーーー・・・)

まさか、キャットフィッシュの所にいる等とは
思わないマイキー達。警察に家出届けを出したが、イザナが見つかる事は無く、それから・・・3年の月日が経った。

真一郎(ごめんな!ごめんな!イザナ!?こんな探しても見つからねーって事は!?自殺して山で死んでるかもっ・・・。)

ポロポロと涙を流しながら、泣く真一郎。
その後、マイキーは中学1年生になった。

マイキー(結局・・・あれから、メンバーとも探したけど、イザナは見つからなかった。もう、会えねーのか?2度?一生ーーーーー??)

学校の校舎の屋上で、マイキーはサボりながら
仰向けになり、空を見上げている。
そんな、とある日。

エマ「ねー、マイキー?ネットで「ゆみ」って子と
知り合いになって、今度の休み「廃墟で肝試ししよ〜」って誘われちゃった!行ってもいい?」
マイキー「女・・・2人でか?そいつは、危ねえーな。それにその場所・・・カズトラの件の時と似てんな?
まさか、キャットフィッシュか?もし、キャトフなら、カズトラの時の件でブチのめせてねーから、今度こそチャンスだ!キャトフだったら、兄貴の件のも含めてボコボコにしてやる!逃げまくって、戦えてねーのとかムカツクから、やってやるぜ。」
エマ「??」

今回の件でキャトフに逃げられない様にするべく
相手のバイクは、スタンバイしてあるの全てを壊して
置こうと計画した。
先に廃墟でスタンバイしてる東卍メンバーで、後から来た相手のバイクを走れない様にする。
メンバーで作戦会議中。

ドラケン「バイクさえ、壊してしまえば俺らのバイクで追いかけるまでも無いだろう。
後は、キャトフの見張りの奴も先に潰しておく必要がある。三ツ谷、頼んだぜ?その役目は!」
三ツ谷「任せておけ。」
ドラケン「後は、俺らのマイキーがやってくれるだろう。皆でブチ壊すぞ!」
ケイスケ「この戦い、余裕だな?」
ドラケン「相手のチームは、80人くらいだが、廃墟に来るのは30人。まだ、勝てるレベルだよな?」
マイキー「おう!イケんだろ?今のレベルなら、な?」

そして、エマは約束の日。一人で待ち合わせの廃墟に向かう。

エマ「!(あそこだ。)」

マイキー達は、先に廃墟でスタンバイしている。

766:影虎◆Vs:2024/01/31(水) 07:52 ID:twU

エマ「来たよ〜。ネットで話してた「エブリ」って
ネームのエマだよ!?あ、あれ・・・?」
イザナ「エマ・・・?」
ケン「ん?どうしたんですか、イザナさん。」
イザナ「え、エマなのか?まさかーーーーー・・・。」
マイキー「残念だったな!?俺等、東卍もいるぜ?」
イザナ&部下「!!?」

「バッヒョコ(朽ち果てている廃墟の窓の下から
顔を出す東卍メンバーの音)」

外でスタンバイしていたマイキー達だ。

ケン「お前らっ!?罠かよっ?」
イザナ「!まっマンジロウ!?」
マイキー「えっ?イザナ?何で・・・お前、キャトフにいるんだ?家出してたはず。生きてたのかよ!?兄貴は、死んでたって思ってたんだぜ!?」
イザナ「・・・言えない。理由は、今はもう
オレは、キャットフィッシュのリーダーだ。」
マイキー「分かった。けど約束してくれよ?もし、東卍の俺が勝ったらキャトフを抜けて、東卍に来いって。
一対一の戦いだ!」
イザナ「その約束、受けるかどうかは・・・終わった後に決めるよ。マンジロウ。」
エマ「イザナ・・・お兄ちゃん。」
マイキー「エマは、そこで見てろ。ケンチンと。」
エマ「うん・・・。」
ドラケン「エマ、こっちだ。」

ついに2人の戦いが始まった!

「ドッ(マイキーの足とイザナの足が互いに向けてぶつかる音)」

ケイスケ「マジかよっ!?マイキーの兄弟同士の戦いとか!?」
カズトラ「こんな事って・・・。」
千冬「大丈夫ですよ!マイキーは負けないっ!!」
イザナ「マイキーーーーっ!!」
 
「ヒョイゴッ(イザナのパンチを上に飛び避けると、右足でイザナの頬を蹴る音)」

マイキー「イザナっ!?目覚ませよっ!戻って来いっ!?」
イザナ「俺は・・・正常だよ。マンジロウ。」

「むくっ(体制を整えて、イザナが立ち上がる音)」

エマ「イザナお兄ちゃんが、何でキャトフにいるんだろー?」
ドラケン「あれか?金が必要だと思ったイザナが、、自らキャトフ入りした可能性。ありえなくないぞ?それならーーーーーー。
家出中は、どの道・・・金が必要になるからな?」

767:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 14:44 ID:twU

ドラケン「それにーーー、キャトフはアジトを持たない族だ。居場所を知られる必要も無い。身を隠したいイザナにとっては、良い族だからな。」
ケイスケ「喧嘩は、マイキーが有利だ!見ろ、イザナの奴・・・少し疲れてきてる。」
千冬「さすが、我らのリーダー・マイキー!」
イザナ「ははっ!さすが、強いなマンジロウ。(どうする?このままじゃ、勝てない。マンジロウが得意なのは、あの足技だ。アレを当たらない様にしないと。んーー?)」

イザナの視線は、廃墟の壁から突き出ている先端が尖った鉄柱に釘付けになる。

イザナ(廃墟だから・・・ボロボロになって折れた箇所がある。よし、良い事考えた!)

突き出ている鉄柱を隠す様にイザナは、立つ。

イザナ(どーせ、マンジロウはオレを狙うだろ?)
マイキー「イザナ!!トドメ刺してやんよ!」

「ブワァ(空中を軽く飛びながら、イザナの元に近づく音)」

イザナ(やっぱ、来るよな〜!?その足技!!)

隠しながらも、イザナは不敵な笑みを浮かべる。
マイキーの足技が当たる前にイザナは、地面に伏せた。

マイキー「!」

マイキーは、体を避ける事が出来ず、尖った鉄柱に右足を
ぶつけてしまった!

「ドッ(鉄柱にマイキーの右足が当たる音)」

東卍皆「マイキーーーーーっ!?」
マイキー「くっ・・・」
ドラケン「マイキーっ後ろだ!イザナがっ!?」

「ガッズキ(マイキーの背後から、イザナが右足を狙って蹴る音&マイキーは足を痛がる音)」

マイキー「くっ・・・。」
イザナ「マンジロウ〜?オレしか見てなかったんだろー?ちゃんと、周りも見ないと駄目だぜ?くくく、その右足、痛々しいな〜ーーー!?怪我は戦いに付き物だからな!」
マイキー「(ヤベっ・・・さっきので、右足を痛めた。これじゃあ〜足技がっ?)イザナー?怪我すれば、俺には勝てるのか?
イザナ「あぁ〜、そうだよ。何故かって?お前が得意なのは足技だろっ?怪我して使えなくなったら、まだこっちに勝てるチャンスあるんだよ!?
怪我したマンジロウなんて、その辺の奴と喧嘩すんのと
変わんねーんよ!分かったかぁ!?」

768:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:16 ID:twU

ケン「イザナリーダー!そのままやっちゃえ〜!?」

キャトフのメンバーは、笑い始める。

ケイスケ「やべっ!マイキーの奴、足を引きずり気味だ!?さっきので怪我したんだ!」
カズトラ「ま、マイキーっ!?」
千冬「さすがのマイキーでも、怪我じゃあ・・・勝ち目なんて。」
イザナ(そしてっ!?怪我した右足を攻撃しまくれば!その内っマンジロウは立てなくなるだろ!?第一、痛めた右足じゃあ〜、得意のキックすら出せない!勝ちはこっちのモノだぜっ!?マイキーーーーっ?)

「トン(左足をバネにして、マイキーが上へ飛ぶ音)」

イザナ(左でキックするつもりか!?マンジロウ!!) 
ドラケン(いや、マイキーは慣れない方でのキックは、出来ないはずだ。いつも、仕掛けるとしたらーーー。っと言う事は、まさかマイキー!?)

「ヒュゴッ(マイキーの右足がイザナの頭を蹴り飛ばす音)」

イザナ「(・・・え?)」

「ズダーン トサ(地面に倒れ込むイザナの音&地面に左足で着地するマイキーの音)」

イザナ「はぁはぁ・・・(今、怪我した右足で使ってきた・・のか?痛いはずなのに・・・駄目だ。)
頭がクラクラする。もう戦えない、オレの負けだ。マンジロウーーーー。」
マイキー「いや、俺ももうさっきので、右足を駄目にして立てねーよ。引き分けだなーー?イザナ。
けど、答えてくれよ。何で、家出したんだ?原因は、何だ?」
イザナ「血が・・・繋がってなかったんだ。しかも、真兄はそれ件でオレに嘘をついてた。ショックだったんだよ。家族じゃないからっ・・オレは嘘をつかれたんだって!!なぁー?最悪だろ・・・?」
マイキー「・・・・血とか、繋がって無いと家族になれねーのかよ。それは、絶対か?なぁ、イザナ。俺の母さんと父さんだって元は、赤の他人だろ?血なんか、繋がってねーじゃん!繋がってねーけど、そっから家族になったんだろ?違うか!?」
イザナ「そうだな・・マンジロウ。ありがとう。オレ、どうかしてるよなーーー?けど、やっぱりオレさぁ
もう、戻る気は無いんだ。キャトフが好きなんだ。だから、帰らない。家にはーーーー・・・。」
エマ「!イザナお兄ちゃん・・っ。」
イザナ「出ていったのも、自分の意思だから。ただ、まぁーーーアドレスとかはさ、渡しておくよ?電話番号も。」
マイキー「!!」
イザナ「これで、いつでも話したりは出来るからー。何かあったら、かけてくれ。マンジロウ・・。」

この戦いで東卍とキャトフは、和平を結ぶ事になった。今まで通り、ネットでの犯罪は続けるが、「東卍」と名乗ってくれたら、東卍のメンバーには手出しをしない。
その約束だ。

769:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:34 ID:twU

エマ「お兄ちゃん!良かった!?エマ!嬉しいよ。仲直りしてくれてっ?


マイキーとエマ達が自宅に戻ると、真一郎にもその件を伝える。

マイキー「兄貴、話がある。イザナとさ、会って来たよ。」
真一郎「はっ!?どこで?アイツ生きてたって嘘だろ?死んでたんじゃ無かったのかよ!?
マイキー「アドレスと番号を兄貴にも教えておく。あー、けど
家出した理由は、聞かねーでくれよ?アイツ今・・・キャットフィッシュのリーダーしてんだ。生きるのに必死で金の為にーーー。」
真一郎「え?(よりにもよって、何でキャットフィッシュ?そのグループには入らないで欲しかった。ブラックドラゴンは、イザナにって、言ったのに!?本当に大丈夫なんだろうか?キャットフィッシュにいて。)」

バイク屋の仕事終わり後、イザナに真一郎は電話をかける。

真一郎「もしもし?イザナか?家出の理由は、いーよ。言わなくても。」
イザナ「久しぶり。」
真一郎「今、キャットフィッシュにいるって本当か?」
イザナ「あー。」
真一郎「先々の事は、考えてるんだよなー?キャトフは、逮捕されねー訳でもない。それ含めてリーダーになったって事だよな?」
イザナ「そーだよ?」
真一郎「逮捕とかされたらどーすんだ!?ムショの中にって事になるんだぜ?それでもい〜って言うのか?」
イザナ「うっせーな。もうオレガキじゃねーんだぜ?心配しなくていーよ!自分の事は、自分でどーにかするから!元気でやってるよ、こっちは。あ、ブラックドラゴンのリーダーになれなくてごめん!相変わらず、真兄は、心配性だな。今も、マンジロウやエマの為に仕事してるんだろー?オレ分の負担無くていいじゃん。金とかもさ、こっちに渡して
こなくていーから?キャトフで生きていける。じゃ、また。
これから、他のやる事あるから切るよ。」

しかし、電話ではそう言っていたイザナだが・・・キャトフには
ルールがあって、警察に捕まりそうになったら、捕まる前に死ぬ。
他の仲間の件をバレない様にするべく。もちろん、大金を得たら遠い場所に離れるのも手だ。捕まらないとは限らない。
今はイザナもそれを覚悟でキャトフにいるのだ。
その先の未来は、誰にも分からないーーーー。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜!真一郎とタケオミとイザナを悪人にしてやったモ〜?悪エネルギー吸収〜!!」



完結。

770:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 10:59 ID:QUQ

久しぶりに自身の小説ネタが浮かんできたんで
短めにだけ、投稿します!また、ケイ君の作品投稿に戻る予定。

ヴィンランド・サガ

アシェラッド兵団によって、ビョルンはトールズの
息子・トルフィンを人質にとって、絶体絶命なピンチの
中、物語りは始まる。

ビョルン「そこまでだ!動くなよ?」
トルフィン「とっ!父さん!?」
トールズ「!(トルフィンを人質にする気か。このまま、奴らの言いなりになっても、私自身が死ぬか。ここは、一か八か。)トルフィンを始末したいなら、すればいい。」
ビョルン「!?」
アシェラッド「な!?」
トールズ「その代わり、トルフィンが死んだら、私は
お前らを始末する。(頼む!演技だと気づかないでくれ!?)」
トルフィン「うっううっ。父さんに見捨てられたよーーーーっ!うわーーーんっ!!」
ビョルン「お前、見捨てられちまったな・・・。」
トールズ「どうする?」
アシェラッド「・・・これは、これは困りましたね〜。
弱点とか、無いんですか?アナタって方は。(普通に考えて、この男の言いなりになっても、何もこちらは得しない。逆にフローキと約束した、トールズの首の土産も無しとか馬鹿らしいだけだ。俺等が始末されて、どうするんだ・・・。)」
トルフィン「わぁ〜〜ん!わぁ〜〜ん!父さ〜〜ん!ぐすっひぐっ。」
アシェラッド「・・・・。」
トールズ(すまん!トルフィン!耐えてくれ!この間だけ!?)
ビョルン「アシェラッド?どーする?」
アシェラッド「・・・もう、考えられる選択肢がねぇ。
お手上げだ。ビョルン、もういい。息子は、離してやれ。」
トールズ「!」
ビョルン「分かったよ!ほらっ!」
トルフィン「うゔ〜〜っうゔ〜〜〜〜〜っ!!」
アシェラッド「(フローキの所には戻れねーから、このまま船に乗って逃避行でもするか。逃げたもん勝ちだ。)
お前らっ?行くぞ!」
ビョルン「おうっ!」
こうして、アシェラッド兵団は自身の船に乗り込むと大海原へと消えていった。
奴らの姿が見えなくなると、泣きじゃくるトルフィンをトールズは、抱きしめる。
トールズ「トルフィン!さっきのは、お前を守る為の
全て嘘だっ!ごめんな?だが、無事で良かった!
本当に無事で!?」
トルフィン「・・・!と、父さん?本当に?
うっうっ、良かった・・ぐすっ本当に見捨てられたかと
思った。」
トールズ「本当な訳無いだろう?さぁ、これで、皆の元に帰れる。もう、野蛮なバイキング達はいなくなった。
戻ろう、故郷へ。ただし、帰ったら故郷も去る事になる
な。また、怖い人達が私達家族を狙う。
だからな、トルフィン?ヴィンランドを目指そう!
そこに家族で住むんだ。レイフのおじさんから聞いた事あるだろう?」
トルフィン「じゃあ、また冒険!?楽しみだなぁ〜!」

こうして、トールズとトルフィンは
故郷へ戻って行きましたとさ。めでたし、めでたし。

771:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:19 ID:QUQ

引き続き、続編も浮かんできたんで投稿します。

ヴィンランド・サガ2話

トールズとトルフィンが船でレイフ達のいる自分達の村へと
戻った所から、スタートします。

トールズ「急ですまない!今から、出ていく準備を始めてくれ。
必要最低限な荷物だけを持って。事情は、後で村の者達も集めて
説明する!」
ユルヴァ「ちょっと!いきなり過ぎでしょ?何で?」
トルフィン「幻の島目指して、海の冒険するってさ!?」

トールズの急な準備に嫌嫌ながらも、用意を始める長女のユルヴァ。家族全員の準備が終わると、外に出てレイフ達含めた村の者達と作戦会議するトールズ。

トールズ「本当に急で申し訳無いが、昔の知り合いの追ってに
ここにいる事がバレた以上、他の場所を目指す。そこは、ヴィンランドだ。」
レイフ「何やら、ヤバそうな連中に目をつけられてる様だな。行くのか、ヴィンランドへ?道中、危険だぞ。」
トールズ「他の者が行きたくないと思う場所であれば、奴らも追いかけて
こないさ。そこで、レイフさん達に頼みがある。
城の連中がもし、ここに来たら私達一家は、幻の島を目指して船旅行したと伝えてくれ。いつ戻って来るかは分からないが、またここへ戻って来ると。もちろん、それは嘘だが・・・その後も奴らはしつこく戻って来たか、来るだろう。しばらくした頃に、「おかしいなぁ〜。こんなに遅いのは変だ。トールズは、約束は守る男だ。島への道中は、危険な海域が
あって、もしかしたらそこで海の事故に巻き込まれてトールズ一家が死んでるかもしれん!ワシも若い頃、その危険な海域を渡る途中
仲間は死にワシ一人だけが生き残った。トールズ達に何かあったなら、村人総出で、探しに行ってやらんと!」と連中に、伝えて欲しい。」
レイフ「そうか、危険な海域での水没と見せかけるのか。」
トールズ「連中は、それでもレイフさん達に疑いの目を向けそう
ならば、私達一家を探しに行くと言う、名目の元・・・この村を船に
乗って離れて、探しに行くふりをして実際は、全員で別の安全そうな
島の村に移って、そこで暮らしていただければ良いです。連中に殺されるよりは、マシだ。レイフさん達が村に戻って来なければ、連中は危険な海域の怖さに恐怖して、探しに近づきたいとは思わないでしょう。立て続けにレイフさん達までもが水没したと見せかけるんです。」
レイフ「分かった。やってみよう!お前さん達、元気で過ごしてくれ。」
トルフィン「またなー!レイフのおっちゃん!」

こうして、トールズ達一家は、住み慣れた村を離れて
レイフさん達が用意してくれた船に乗り、島を後にしましたとさ。



トールズ「今まで、ありがとう」

772:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:22 ID:QUQ

上のミスありますね!

トールズ「今までありがとう!」




です。

773:影虎◆Vs hoge:2024/02/09(金) 16:54 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ3話

一方でトールズの首を狙う様にアシェラッド兵団に命じていた、スヴェン王のいる城の配下・フローキはなかなか
アシェラッドからの報告が無い事に不信感を抱く。

フローキ(何故だ?あれから、何の音沙汰も無い。まさか?トールズにアシェラッド兵団がヤラれたのか?もし、トールズが死んでいないなら、地元に戻っている可能性がある。よし、様子を見に行くか。)

フローキは、兵士を連れ船に乗りトールズ達のいる村を
目指す。
そして、到着すると。

フローキ「トールズは、いるか?」
レイフ「!(来たな。ついに。)トールズなら、あの後、帰って来て何やら、幻の島を目指して家族で船旅行すると行ってしまったわい。」
フローキ「何ぃ!?」
レイフ「前に、トールズの息子に話をした事があってなぁ〜、トルフィンが行きたがるから、行ってみる事に決めたんだとさ。」
フローキ「いつ、戻ってくる?」
レイフ「そんなのワシが知るか。海の航海だ。長くはなるだろて。幻の島に着いた後は、またここに戻ると言っていた。」
フローキ「トールズの家の中を見させてもらっていいか?」
レイフ「あぁ。」
フローキは、トールズの自宅に入るなり、周りを物色する。
フローキ(さすがに隠れている訳じゃ無さそうか。)
レイフ「荷物も大分、残ってるだろう?必要最低限の持ち物と食料と飲水を積んでいった。」
フローキ「・・・・。」
レイフ「ただ、一つ心配な事は、トールズ達が目指した幻の島の海域は、とても危険な場所なんじゃ。」
フローキ「危険?」
レイフ「ワシも目指した事があるが、若い頃に海の恐怖を知り、仲間達は皆死んで、生き残ったのはワシ一人だけ。よほどの者じゃ無い限り、あそこの海域は通るべきでは無い。お主らの船とて、水没するぞ?」
フローキ「・・・・・そうか、ならばトールズ達が戻って来た時に話があると、伝えてくれ。また兵士を訪ねさせる。」
レイフ「分かった。戻って来た時に伝えておこう?」
こうして、フローキ達は帰って行った。
レイフ(よし、また次に来た時が楽しみだな。)
その様子を見ながら、レイフはニヤリとすると
村人達と話をする。トールズの計画通りに進行する為だ。
その頃、トールズはオールを使って長女のユルヴァと
船を漕ぐ。その様子を妻のヘルガも見ている。
ヘルガ「大丈夫ですか。あなた、ユルヴァ?」
ユルヴァ「平気平気!アタシの村で鍛えたバカ力で余裕だから〜。」
トルフィン「力もちー!」
トールズ「お前ら2人は海に落ちない様に気をつけてくれ。」
ユルヴァ「おらぁあああああ!!」
トールズとユルヴァ分のスピードで船の速度は、余裕で
進むと危険な海域へと突入間近であった。
トールズ「ユルヴァ!油断はするなよ?もう少しで、危険な海域突入だ。これまでとは違って、船の上の操作も手こずるぞ?」
ユルヴァ「分かってるってー!任せなさいよー!!」
危険な海域は、すぐ目の前だ。


774:影虎◆Vs hoge:2024/02/10(土) 07:47 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ4話

危険な海域に突入するトールズ一家が乗る船。波の揺れが激しくなってきた。
トールズ「ユルヴァ!一気に切り抜けるぞ!?」
2人がかりで必死にオールを漕ぐ。
トルフィン「うわぁー!凄い揺れだぁ〜。」
ヘルガ「トルフィン、ちゃんと握っていて!落ちない様に!」
物凄い揺れで船が左右にグラングランとなる。
ユルヴァ「さすがにこの揺れキッツ!?」
トールズ「もう一息だ!」
トールズのバカ力とユルヴァのバカ力で何とか船は沈ますにすんでいるが、波が入ってきた。
トルフィン「わぁ〜!波だぁー、沈んじゃうよー!?」
ヘルガ「樽に海水を入れて海に返すのよ!」
海水を必死にヘルガは、掻き出している。
トールズ「すまないっ!ヘルガ!?持ちこたえてくれ?」
その間、トールズとユルヴァはオールを力いっぱい漕ぎ続ける。そして、ついに危険な海域を乗り切った。
ユルヴァ「だいぶ、激しい揺れなくなったんじゃない?」
ヘルガ「あれ?トルフィンは?」
トールズ「!?」
周りを見渡すと、トルフィンの姿が無い。
ユルヴァ「父さん!あれっ!!」
ユルヴァの指差した方角には、波の上で今にも溺れそうなトルフィンの姿があった。
トールズ「待ってろ!今行くぞーーー!?」
海に飛び込むと、トールズは泳いでトルフィンの元へ。動かず、グッタリしている。
トールズ「トルフィン!?(息をしていない。海水を飲んだか。)」
トルフィンの体を掴むと、船へと戻るトールズ。
トールズ「人工呼吸をする!」
ユルヴァ「ちょっと!?トルフィン?何してんのよ!大丈夫なのーーーー!?」
ヘルガ「いつの間に落ちたのかしら。」
必死の人工呼吸をしていると・・・
トルフィン「んっ・・・ぷはぁ〜!」
海水を吐き出し、何とかトルフィンは息を吹き返す。
トールズ「はぁはぁ、トルフィン良かった。無事だったんだな。」
トルフィン「・・・あれ?」
ユルヴァ「もーう!あんたねー!何海に落ちてんのよ!?心配したんだからねー!?」
ヘルガ「良かった!トルフィン!!」
ギュっとトルフィンの体を抱きしめるヘルガ。
トルフィン「さっき、激しく船が揺れて海水が入った時に、一緒に流されちゃったんだ。」
目指す、ウィランドラまでは、もう少しだ。
もちろん、危険な海域はトールズとユルヴァだから乗り切ったのであって、他の者が真似していたら水没していただろう。


775:影虎◆Vs:2024/02/15(木) 16:44 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ5話

それから、数ヶ月が経った頃。
レイフ達がいる村に城の使いが現れる。
城の使い「どうだ?トールズの様子は。あれから、帰って来たか?」
レイフ「・・・帰っとらん。心配だ。これほど、遅いとは。何かあったかもしれん!もしかしたら!危険な海域で水没しとるかもしれんっ!」
城の使い「水没っ!?」
レイフ「きっと、そうに違いない!トールズは、約束は守る男だ。そんな人物が戻らないのは、おかしい!」
村の男1「レイフさん、皆でトールズさん達を探しに行きませんか?」
村の女「ちょっと、私達を残して行く気?」
村の男「海は、危険なんだぞ。」
村の女「ユルヴァちゃんや、ヘルガさんを心配してる
のは、男達ばかりじゃないよ!?」
レイフ「危険な海域だ。」
村の女「捜索なら、出来るだけ人数多い方が有利でしょ?料理だって、作れる!」
村の男「仕方ないなぁ〜。」
レイフ「村人総出で探しに行くか!?ワシもまだ、体力は負けとらんわ!」
城の使い「!!?そんな、大人数で?村がもぬけの殻!」
レイフ「また、戻って来るわい。それ程、トールズ一家を思う者が多いと言う事だ。オール漕ぐのも余裕。」
城の使い「では、フローキ殿にもその件、伝えて来ます。」
レイフ「うむ!皆〜、さっそく準備に取りかかるぞ!?」
船に食料を詰め込み、野菜も日持ちする様に漬物にしたりと、飲水の確保。等等。
レイフ達は、次の日には村を出発する。子供達もいる。
船は、村にある船の全てが使われ、海へと繰り出す。
城の使いの者も慌てて、スヴェン王のいる城へと
戻る最中であった。
レイフ「出発じゃー!良い天気だ。」
村の男「・・・計画、上手くいってますかね?」
レイフ「大丈夫じゃろう。まぁ、あのフローキって男は、なかなか勘が働く奴じゃろうが、海に出てしまえびワシらがどこにいるかは分からん。何せ、危険な海域がどの辺かまでは、教えとらんからなぁ〜!それに、ワシらは危険な海域を目指したと見せかけ、ここから別の島の街に移動する予定だからな。」
村の男「新しい住居、良い所だといいなぁ〜。」
こうしてレイフ達・村人は、居住地を目指し、村を後にした。

776:影虎◆Vs:2024/02/19(月) 14:29 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ6話

その頃、トールズ達はヴィンランド島へ
もう少しの距離であった。
トルフィン「父上ー。あれがヴィンランド島?」
指差すトルフィンの方角を見て、頷くトールズ。
トールズ「そうだ、あれがヴィンランド島だ。レイフさんの話では、原住民が住んでいるらしいが。」
船が島に近づくと、無数の矢が船へと突き刺さる。
ユルヴァ「何よー!」
ヘルガ「危ないわ!?」
トールズ「隠れていなさい。私が話をつけてくる。」
トールズは、武器を持たない状態でジェスチャーで
大きく手を振って争う姿勢は無いとアピールするが
原住民は、また矢をトールズに放つ。
トールズは、姿勢を屈んで避けた。
トールズ(話し合いは、無理そうか。ならば・・・。)
物凄い速さで船から、島の岸へ渡ると
原住民達に攻撃を仕掛ける。
そして、一人の原住民を捕らえると、
トールズ「もし、私がここの者達に勝つ事が出来たら
その時は私共をこの地に住ませて欲しい。」
と申し出る。
原住民は、その申し出を受け入れる。
トールズは、次から次へと武器は使わず
素手で挑むと、首に打撃を加えたりして気絶させながら
原住民達を大人しくさせてゆく。
トルフィン「やれー!父上!がんばれー!」
トールズ「とぉ!」
原住民は、武器を使ってトールズに仕掛けようと
するが鮮やかに避けると、武器を掴んで宙に放り投げ
またもや、手を使って原住民の首をめがけてチョップ。
トルフィン「やったー!!父上強い!」
トールズ「ふぅ。こんな所か。」
周りを見渡すと、原住民は皆気を失っていた。
ユルヴァ「すごっ!一人でこんなやっつけたの!?父さん何者なのよ!?」
ヘルガ「・・・・。」
トールズ「勝ったぞ。」
その後、原住民達は意識を取り戻すとトールズには
敵わないと思ったのか?
皆、受け入れてくれる様になった。
トールズ達一家に、村のご飯をご馳走する。
トールズ「旨い。もぐもぐ。」
トルフィン「おいし〜い!もっと食べた〜い!」
ユルヴァ「良い所じゃん!ここー。」
ヘルガ「有り難いわね。パクパク。」
トールズ「長く住むにしても、自然豊かで食料も豊富にある。困らないな、ここは。」
トルフィン「魚もいっぱーい!」
賑やかに原住民達と、ご飯を囲んで楽しそうだ。
こうして、ヴィンランド島での生活を今後は、満喫する
事になりそうだ。
トールズ「レイフさん達も無事に村から、逃げている
といいんだが。」
一方で、レイフさん達村人が気になるトールズ。
トルフィン「大丈夫なのかなー?」
ユルヴァ「・・・さすがに、城の奴等に全滅されてなきゃいいけど。嘘バレてなきゃ、ね?」
ヘルガ「・・・連絡の取りようが無いから。」
トールズ「そうだな、心配だな。」
この時代、携帯は無い為不便である。しかも、ヴィンランド島では、手紙のやり取りすら難しい。

777:影虎◆Vs:2024/02/26(月) 08:13 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ7話

その頃、フローキ達がいる城の方では使いの者が戻って来る。
城の使い「ただいま、戻りました。スヴェン王様、トールズは村に戻って来ないまま、水没した模様です。
村の者達は、捜索の為に探しに行ってしまいました。」
スヴェン王「何?水没?」
フローキ「危険な海域が存在している様で。」
スヴェン王「死んだなら、死んだで悪い話では無いな。」
クヌート「・・・。」
スヴェン王「クヌート、お前より運が悪い男だ。」
トルケル「トールズが死んだぁ〜??その話、信じられねぇな〜。」
フローキ「どういう事だ?トルケル。」
トルケル「あの男がそう簡単に死ぬかってんだ!」
フローキ「現に帰って来ないのは、死んだって証拠だろう?」
トルケル「そんな事あるもんかぁ、よし!ここは、オレがその危険な海域を目指していってやらぁ!」
クヌート「トルケル!?」
フローキ「本気か?」
トルケル「もし、行ってトールズを見つけ出したら、そん時は戦いの始まりだーーーー!!」
フローキ「スヴェン王様、どうしますか?」
スヴェン王「行かせてやれ。もし、本当に万が一
トールズが生きていたら、大変だ。始末する必要がある。」
フローキ「分かりました。船の用意をさせます。(確かに城の者なら、ともかく・・・トルケルなら、行かせても抵抗無いな。)」
トルケル「おし、きた!待ってろよ〜、トールズ!
見つけ出してやるぜ、必ずなぁ?」
船の準備は進み、トルケルとそのトルケルの手下達は
ヴィンランド島を目指すべく
久しぶりの船の旅へと急ぐ。
フローキ「いいか?万が一、トールズが見つかったら
生かすな。始末するんだ。」
トルケル「見過ごす気はねぇよ〜。さ、お前ら行くぞ!?」
こうして、トルケル率いる船は方角をヴィンランドに
向けて出発する。
トルケル(あの男は、かつてヨームの戦士団をしてた頃に一度戦場で命をおとすフリして、生きてやがったからなぁ〜?今回も死んだなんてハッタリだろう〜?
なぁ、トールズ?)
トルケルは、トールズを見つけ出すべく
楽しそうな、表情で城を離れた。
長い長い航海になりそうだ。

778:影虎◆Vs hoge:2024/03/01(金) 12:32 ID:a5k

ヴィンランド・サガ8話

その頃、レイフさん達村の者はヴィンランド島から
近いとある島に到着。
レイフ「ここが良さそうだなぁ〜。」
村の者1「良さそうな港街だ。」
レイフ「本名は、隠さんといかんから、偽名暮らしじゃなぁ〜。」
村の者2「新しい街で、村人と仲良く出来るかしら?」
さっそく村の者と会話をしながら、住居への居住手続きを行うレイフ達。
何とか、よそから来た部外者でも受け入れてくれそうだ。
そして、その頃・・・トールズ達が暮らすヴィンランド島
では、黒い影が忍び寄って来ていた。
トルフィン「父上、あれ?」
トールズ「ん・・・?船?いや、まさか一般人の乗る船はこんな危険な海域を突破出来る訳が・・・。」
トルフィンの指差す方角には、船の影が遠目に見える。
トールズ「ま、まさか・・・!?あれはっ!」
そう、トルケルはあの危険な海域をーーーーー
突破していたのだ。
〜回想〜
トルケルの手下1「うわぁ!なんて激しい波の揺れなんだ!!」
トルケル「そうか、これが危険な海域だなぁ!丸太よこせぇー!」
そう言って、船に積んであった丸太を手で掴むと
丸太をオール代わりにして危険な海域の波を上手く操るトルケル。
トルケルの手下2「おぉ!さすがトルケルさん!
船の揺れがだいぶ、収まってる!」
トルケル「このまま、突破するぞーーーー!?」
トルケルの手下達もオールを漕ぎながら、皆で力を合わせ
て危険な海域を乗り越えてゆく。
そして、ついにトルケル達はトールズ同様に
危険なエリアをクリアーしてしまった。
トルケル「・・・ヴィンランド島は、もう少しだな?」
そう言って、にやりと笑みをこぼすトルケル。
トールズ達の元に危険が忍び寄っていた!

779:影虎◆Vs:2024/03/05(火) 08:13 ID:a5k

ヴィンランド・サガ9話

トルケル「おぉーーーーーー!?トールズ!?やっぱり
生きてやがったなぁ!?そぉ〜〜〜れっ!」
船に積んでいる丸太を手に掴むと、トールズ達のいる
方向に投げ飛ばす!!
トールズ「ヘルガ!ユルヴァ!トルフィン!!奥へ
逃げて隠れろ!ここは、危険だっ!後、原住民の人達も!?」
ヘルガ「きゃあ!」
ユルヴァ「ちょっとちょっと!まじであの男何なのー!」
ヘルガ「・・・知り合いよ、血縁関係あるわ。あなた達の大叔父。」
ユルヴァ「何でその大叔父がこんな事すんのよー!?」
トルフィン「逃げろ逃げろーーー!!」
丸太は、凶器となり島に降り注ぐ。
トールズ「!ワザとこっちの的は、外している?
そうか、フリだな。」
トルケル「おーーーーいっ!!トールズ!オレと勝負
しろぉーーーーー!?」
トールズ「いいだろう!だが、島の原住民や家族には
手を出すな!関係無いんだ。戦いに。」
トルケル「ラッキー!じゃあ、こっちから行くぜー!?」
丸太を楽々振り回すトルケル。
トールズ「むんっ!」
その丸太がトールズを直撃しそうになる手前、軽くジャンプして丸太の上に乗ると、そのまま丸太の上を走り
トルケルの元へと向かうトールズ。
トルケル「おっ!?こっち来る?そうは、させるかぁ!」
丸太を今度は遠くへと投げようとするトルケル。
しかし、それを瞬時に見抜いていたトールズは、
丸太の上で高くジャンプすると、トルケルの後ろに
回り込み首辺りを手でチョップした。
トルケル「うっ!?」
投げた丸太は、奥の木に直撃している。
トルフィン「父上すごーい!強いっ!?」
草むらに隠れて、その様子を見ているトルフィン。
トルケル「何でだー!?どうして戦場から姿を消した!?守りたいモノってこの島にあるのかぁーーー!?」
トールズ「家族が出来た身、そう簡単に死ぬのは無理になっただけだ。私が亡くなれば、ヘルガ達が苦労する。それじゃあ、
責任は果たせない。」
トルケル「むむっ!だからもうヨームの戦士団には、
帰ってくる気は無いとっ!?」
手を大きく振って、トールズの顔面にパンチしようと
するトルケルだがーーーー
トールズ「あぁ!もう、ヨームに戻るつもりは無い!」
そのパンチをかわして、逆にトールズがトルケルの顔面に
パンチしてからの首にチョップの連続ワザを披露する。
トルケル「ううっ!」
トルフィン「父上ー!やれやれっ!!」
トルケルは、2度の首へのチョップを喰らい、地面に倒れた。
トールズ「・・・勝ったか?」
見ていたトルケルの部下達は、トールズの強さにただ
驚く。

780:影虎◆Vs:2024/03/09(土) 08:05 ID:a5k

その後トールズとヘルガは、トルケル達に鍋をご馳走
する。
トールズ「フローキだろう?お前がここに来た理由は。城の者に頼まれたのか。」
トルケル「そうだぜ。」
トールズ「頼みがある!フローキには、伝えないでくれ!私達の事をっ!その代わり、ここにいればいつでも
お前の戦いの相手になってやろう!」
トルケル「それっ本当だなっ!?トールズ!?
なら、フローキの元には戻らね〜。」
トルケルの部下1「いいんスか!?」
トルケル「構わね〜よ。オレは、元々戦が好きだから、フローキの城にいる事にしただけだ。
それが、今はみろ。大して、面白くもない戦いばかり。
退屈でしかねぇ〜。あんな所、ごめんだ。」
トールズ「そうか!よし、ウィンランド島は、とても
良い場所だぞ!」
ヘルガ「良かったです。」
ユルヴァ「ははっ、何かすっかり仲良しだね!?さっきまでと大違い。」
ヘルガ「娘のユルヴァと息子のトルフィンです。」
トルケル「おぉ〜!!大きくなったなぁ〜!」
トルフィン「つよそー!体デカイ!」
トルケル「よしよし、肩車してやるー!」
何だかんだで、トルケルは2人を可愛がってくれた。
それから数ヶ月経ち、フローキ達のいる城の方ではーーー・・・
フローキ「スヴェン王様!大変です!トルケルもあれから、帰って来ません!?」
スヴェン王「・・・そうか、危険な海域。あのトルケルでも無理だったか。」
フローキ「どうします!?」
スヴェン王「これ程の犠牲が生じる海域、近づかぬ方が
良いだろう。これ以上は、首を突っ込むな。」
フローキ「分かりました。城の兵の犠牲は、損害でしか
無いですからね。諦めも肝心です。」
クヌート「父上、トルケルの代わりはいないと思いますが・・・。」
スヴェン王「お前はまだ早い!引っ込んでいろ。
お前には、付き人のラグナルがいるだろう!」
クヌート「・・・分かりました。」

781:影虎◆Vs:2024/03/11(月) 07:49 ID:a5k

ウィンランド・サガ10話

こうして、ウィンランド島では
トールズ・ヘルガ・ユルヴァ・トルフィン・トルケル
・トルケルの部下達・原住民で暮らす事になり
何事もない日々が流れている。
レイフ達は、新しい島で暮らしながら日々を過ごす。
そして、アシェラッド兵団達は海を航海しながら
フローキ達から逃げ続ける日々。
ほとぼりが冷めたら、街に戻るつもりだ。
そして、スヴェン王達はと言うと・・・スヴェン王は早くも病で亡くなられる。この影では、ラグナルが関与して
いたと思われ、クヌートを邪魔に思っているスヴェン王に
ワザと毒を盛る様に、料理人に高い金を払い
裏で指示していた様だ。
スヴェン王は、自分の死期を悟ると後継者は
息子で兄のハラルドにする様に周りには告げていた。
クヌートは、この時点では選ばれていない。
まだまだ、こちらの城では何やら不穏な空気が流れる
事になりそうだ。
そのスヴェン王が、死んだと噂で聞いたアシェラッドは、
フローキさえ後はいなくなってくれたら、逃げる人生
とはおさらばなのにと思う。
そんな事になっているとは、ウィンランド島で過ごす
トールズ達の耳に入る事は無い。
トルフィンは、ウィンランド島がすごく好きだった。
自然に囲まれ、食料も豊富なこの土地が何より好きだ。
この先もトールズ達一家は、このウィンランドの地で
過し続ける事になるだろう。

完結。

782:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:34 ID:a5k

ケイ君の作品が仕上がってるから、また東京リベンジャーズの投稿開始。今日は登場人物紹介から。

サノ 真一郎(高校生〜大人)
サノ マンジロウ(小学生〜中学生)
明司 タケオミ(高校生〜大人)
明司 センジュ(小学生〜中学生)
明司 ハルチヨ(小学生〜中学生)
バジ ケイスケ(小学生〜中学生)

東卍メンバー
ドラケン(中学生)
羽宮 カズトラ(中学生)
千冬(中学生)
三ツ谷(中学生)
ぱーちん(中学生)

バルハラ
半間シュウジ(中学生)
半間ナガレ(中学生・オリキャラ・半間の弟)

ブラックドラゴン
シバ タイジュ(高校1)

まだ、マイキーが小学生の頃から話がスタートします。
BL表現無し。
タイムリープ無し。
コスモの出番無し。

以上な感じです。投稿内容は、別の日にします!
皆さん、お楽しみに。

783:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:57 ID:a5k

マンガ手元にあるから、ちょこっとだけ投稿しよう(笑)
・東京リベンジャーズ〜センジュ自伝〜

マンジロウが小学生の頃。タケオミの家に遊びに来ていた時。

真一郎「お邪魔するぜ〜?タケオミ。」
タケオミ「おう、いいぞ。」

やって来た真一郎とマンジロウの2人。
この時、真一郎はタケオミと2人で話、マイキーはハルチヨと
センジュとケイスケの4人で別の部屋で遊んでいた。

マイキー「兄貴が買ってくれたコンコンドルだー!」
「ビュウ〜(マイキーが手に持つコンコンドルを宙に浮かせ遊ぶ音)」
ハルチヨ「いいなー!」
ケイスケ「俺も欲しい〜!」

それを見ていたセンジュも。

センジュ(いいな〜。アレ、飛ばしてみたい!!)

そして、センジュを部屋に残して3人は、別の所へ。

センジュ(マンジロウのコンコンドルだ!!いいな〜、ちょっとだけ
ならいいかな?またすぐに元の場所に、戻して置けばーーー!)

「バッ(センジュがコンコンドルを手に持つ音)」

センジュ「ブゥ〜ンブゥ〜ンブゥ〜ン!あっ・・・、」

「ひゅう〜〜〜〜グチャ!(手からコンコンドルが離れ、壁に追突して壊れた音)」

マイキー「おい・・・そこで何してるんだ。」
センジュ「!」
マイキー「ん・・・?それ、俺のコンコンドルーーーー・・・?
何でっ壊れて!?誰がやった!?お前かぁーーーーーっ!!?」
センジュ「うっう、うん!ごめっ・・・すぐに戻そうとしてたけど・・、」
マイキー「っっ!」

「ゴッ(マイキーがセンジュの顎を空中にアッパーする音)」

センジュ「きゃああああああああ!」

センジュの叫び声を聞きつけて、皆が集まって来た。

ハルチヨ「何だ?何だ?」
ケイスケ「センジュの声だ。」
タケオミ「どうした?センジュ。」
真一郎「マンジロウ、どこだ?

そこで、4人が目にしたのはーーーーーー・・・・

784:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:25 ID:a5k

真一郎「えーーーーーー・・・?」
タケオミ「センジューーーーーーー??」
真一郎「ま、マンジロウ・・・・?お前、何してんだ?」
マイキー「・・・。」

「クルッ(4人の方向を顔に血がついたマイキーが振り向く音)」

4人「!!?」
マイキー「センジュが・・・悪いんだ。俺のコンコンドル壊すからー・・・。」
真一郎「!だからって、お前!?センジュを殴ったのか!?やり過ぎだっ!!」
タケオミ「おい真一郎?親がいない代わりにマンジロウを躾けてるの
は、お前だろう?何って育て方してるんだ!?弟にこんなっ人を殴ってもいいと教えてるのか!?しかも女相手にっ!」
ケイスケ「救急車呼ばねーと!?」
ハルチヨ「オレが呼ぶ!」

この後、両口が裂けた状態のセンジュは、救急車に運ばれていったが。

「ピーポーピーポー(救急車が道路を走る音)」

顔のが消える事は無かった。
病室にて。ベッドに寝かされているセンジュ。

タケオミ「センジュ・・・・っ。」

その後、タケオミは親に怒られた。

タケオミ父「兄であるお前が付いていながらっ!?何をしてるんだぁー!!」
タケオミ「・・・・。」
タケオミ父「妹にあんな、顔の傷を負わせてっ!!?」
タケオミ「すみません、父さん。俺は助けたいが助けられなかった。
センジュの為に生きます。これからはーーーー。
センジュ優先だ。」

タケオミは、この時考えていた。どうしたら、この親の怒りを
鎮められるのか?とーーー・・・。
ハルチヨは、その様子を見ながら怯えていた。

ハルチヨ「・・・・・っ。」

センジュは、その後自宅に戻って来たがーーーー・・・。
鏡の前で自分の姿を見る様子。

センジュ「(何でっ何でっ!?こんな顔にっ!?酷いっ!こんなの酷いっ!元の顔に戻りたいよっ!そりゃジブンだって、悪かったけど!?だからってこんな顔にされて、どー立ち直ればいーの!?)
うっううっ・・・。」

涙を流すセンジュ。

785:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:27 ID:a5k

>>784
誤文字発見!

「顔のが消える事は無かった」✕
「顔の傷が消える事は無かった」◯

786:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 07:48 ID:a5k

その後、センジュが学校に行くと。

生徒1「その傷何ぃ〜?」
生徒2「何で顔に傷あんの?」
生徒3「怖い〜口裂け女だぁ〜〜〜〜!」
センジュ「!」

センジュは、イジメのターゲットになった。

センジュ「(何でっ?こーなるのも全部ジブンが悪いのっ!?!全部ジブンの責任なの!?ジブンが全部、引き受けないとダメなの!?)」

そしていつしか学校にも行けなくなったセンジュは、自宅
にこもって部屋に閉じこもる。引きこもりだ。
センジュ以外にもあのプラモ事件で傷ついている。

ハルチヨ(・・・もう、こんな家にいたくねーな。あれから、家族皆ピリついちまってるし。出ようかな?)

ハルチヨだ。
ハルチヨは、家が嫌になって出て行った。
その後とある東卍の人物の元で暮らす事になる。

タケオミ(ハルチヨは出ていったか・・・それなら、俺が
センジュを支えるしか無いな。)

当然ハルチヨは、この頃から東卍入りしてる事にもなる。
小学4年の頃にマイキーは、東京卍を作った。

マイキー「今日から俺は、リーダーだ。皆、東卍として
よろしく。」

タケオミは、センジュの望みなら全て応じてきた。
仕事もしながら。それから、センジュはーーーーーー。

センジュ「明兄・・・。ジブン、格闘を習いたい!」
タケオミ「格闘?何故だ。お前を苦しめたのは、暴力だ。また、その顔に怪我でもしたいのか?」
センジュ「違うっ!ジブンを苦しめたのが暴力だからこそだ!!マンジローみたいに強くなれば、弱かったジブンはもう惨めじゃないっ!惨めなジブンでずっといたくないんだ!変わるなら、強くなるしかない!!」

787:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 12:51 ID:a5k

タケオミ「そうだな。長く引きこもりでいるぐらいなら、人と関わりながらも生きるのも人生か。ボクシングで良い所を知っている。そこへ行けば、今より強くなれるだろう!とことん、付き合ってやる!!」

こうしてセンジュは、ボクシング部へ・・・!
そこのボクシング部でセンジュは、メキメキと強くなっていった。

「パスパスパス(サンドバッグにセンジュが両拳を打ち込む音)」

マンジローへの復讐心を胸に燃やしながら!
センジュの心の支えになっていたのは皮肉にもマンジローへの復讐心だった。
ボクシング部の他の男相手にも負けじと戦うセンジュ。

「ひゅう〜〜〜〜(センジュが宙に体を浮かせる音)」
「ゴットンドッ!トサ(相手の頭にセンジュの足が当たり、片足で宙に再度浮くと、また頭に足がヒットして
相手は床に倒れる音)」

センジュの主なワザは空中で浮いてからの相手への
カカト落としで、相手に一度与えてももう一回
片足で蹴って上へ飛ぶとまた空中カカト落としの繰り返し。
その名も「空中連続カカト落とし」
相手が立たずにダウンしたら、ようやくセンジュも下へ
降りる。

トレーナー「凄いな?タケオミ?お前の妹。今じゃ誰にも勝たせないぐらい強いぞ?」
タケオミ「あ〜。(センジュは、負け無しだ。っと言う事は族のトップにもなれるだろう。この先はーーーー。)」

もう、この頃にはセンジュは中学1年だった。

タケオミ「センジュ、話がある。」
センジュ「ん?何だ、明兄?」
タケオミ「お前の為に族を作った。梵天だ。」
センジュ「ぼ、梵天?」
タケオミ「かつて、昔にブラックドラゴンのNo.2をしていたが、今や敵無しだろう?チームを作れるくらいの
器もある。どうだ?トップになれば、いずれはマンジロウと戦えるんだぞ?」

788:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 14:47 ID:a5k

センジュ「そーだな。戦いたいな!ジブン、あの日の
復讐を果たす為にーーーーーー!」

東卍のマイキー達も今や、中学生だ。
この辺では、東卍と梵天が強いっと囁かれているぐらいだ。この両者を戦わせたら?と考える者もいる。
待ち望む声。
今の所どちらも負け無しだ。

ドラケン「マイキー。聞いてる話では、この辺では梵天って族が強いんだと。」
マイキー「梵天?あー、それ千冬も言ってたな?
この辺で、東卍以外の敵をねじ伏せてるんだって?
強いんだってな?その梵天のリーダー。俺以外にも、
強いヤツいるんだ。」
ドラケン「お前に似ていて足から繰り出すワザが
得意なんだと。口元には、黒いバンダナを巻いてるのが
トレードマーク。どっちが強いのか気になるだろう?
戦いたいか?」
マイキー「相手の名前って?」
ドラケン「瓦木センジュだ。」
マイキー「センジュ・・・?」
ドラケン「ん?どうした、知り合いかーーーーー?」
マイキー「いや、昔そんな知り合いがいたってだけだ。
そいつは、男だろ?」
ドラケン「男だ。」
マイキー「なら、違う。」

プラモ事件の日から、兄貴はタケオミと仲悪くなった。
回想

真一郎「タケオミから、あの日以来から絶交されちったよ。」
マイキー「え。」
真一郎「お前の弟は危険過ぎる!センジュとハルチヨには、会わせない!って、縁切られた。
ま、当然っちゃ当然かぁ〜。」
マイキー「・・・・!」
真一郎「あんな事になっちまったからな。俺は、謝っておいたよ。」
マイキー「壊した・・・センジュが悪い。プラモ壊されなかったら俺だって、センジュを壊さなかったーーーー。」
真一郎「気持ちは分かるよ?けど、相手・・女の子だ。
デコピンくらいで良かったろーーー?」
マイキー「デコピン・・・・。」
真一郎「両口の横に傷が残っちまったんだって?
女は顔が命だ。可哀想過ぎるだろ・・・。」
マイキー「・・・・。」

789:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:02 ID:a5k

回想終了

梵天が最初に戦ったのは、バルハラだった。

センジュ「梵天だーーー。」
半間「見かけない新しいグループだなぁ?」
センジュ「バルハラのリーダーってのは、オマエか?」
半間「そ、俺。今後よろしく。強いのかよく分かんねーけど、戦ってやってもい〜ぜ?」
センジュ「ーーーーー・・・やろうか?」
半間「思ったより、小柄だなぁー?そんなんで俺に勝てんのかなー?」
センジュ「・・・。」

「シュッ(先制パンチを繰り出す半間の音)」
「ヒュウ〜〜〜〜(宙にセンジュが体を浮かせる音)」

半間「(上?)」

「クルクルクルドスッッ!!(センジュが体を回転させながら、半間の頭にカカト落としする音)」
半間「!?」

「グッビュウ(半間がパンチを返そうとする音)」
「クルクルクル(回転しながら後ろへ下がるセンジュの音)」
「トサ(センジュが地面に着地する音)」

半間「(頭に攻撃を受けた時に、こっちもパンチしたら、当たるどころか、クルクル体を回転させて避けられた。
コイツーーー強い!)」
ナガレ「兄貴っ!?大丈夫かよ!相手傷を負わねーじゃん!?どーすんだ!」

「バックルクルクル(センジュが体を回転させる音)」

半間「(また来たーーーーー!??避けてからの・・)」

「ヒョイ(半間が体を右にズラす音)」
「クルン(それを察したセンジュが、右に回転の向きを変える音)」

半間「何!?」

790:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:19 ID:a5k

「ドス!!(再度半間の頭にセンジュのカカト落としが直撃する音)」

ナガレ「空中でまた体を方向転換したぁーーー!?」

「びゅうーーーーー(半間の頭から血が吹き出す音)」
「パタン(地面に半間が倒れる音)」

ナガレ「つ、強いーーーーーっ!!?」
タケオミ「(・・・さすが、センジュだ。タイマンならまず負け無しだな。)」

梵天は、タイマン申し込み式がほとんどだ。この戦い梵天の勝ち!

ナガレ「このセンジュってヤツ、クルクル回して頭を攻撃した後に
もう片方の足でクルクル戻って、相手の攻撃避けた!?バランス良すぎだろーーー!隙ねーじゃん!?」

次に戦いをした相手は、ブラックドラゴンのタイジュ。

タイジュ「タイマンだとぉ?死ぬ気かい、お前ーーー・・・。言っとくが小せぇ体で俺様に勝てるとでも?ナメられたもんだなぁ。」
センジュ「!・・・ナメてるのは、どっちだかな?」
タイジュ「あぁっ!?」
センジュ「体格でこっちが勝てないと決めつけてる。本当に強ければ、勝つよ。ジブンはーーーーー負けない。」
タイジュ「上等だぁ〜〜〜〜〜オラァーーーーっっ!」

「ダッ(センジュの元へタイジュがダッシュして向かう音)」
「ブン!(タイジュが右パンチをセンジュへ放つ音)」
「クルクルクル(回転して、センジュがパンチを躱す音)」

タイジュ「(ちっ!当てようとすればする程、チョコマカと!?
攻撃はあくまで受けねー気でいるなぁ!?)」

「クルクルクルゴッ!(センジュが体を回転させ、タイジュの頭にカカト落としする音)」
「トスンクルクルクルゴキッ!(更に高い上から回転がかけられる音)」

あの高さでは、頭にかかるダメージは倍だ。

「ドス・・・ン(タイジュが地面に倒れる音)」

タイジュが弱かった訳じゃない。それを上回る程、センジュが強かったのだ!ワザが!!

センジュ「・・・・・・。(頭に受けるダメージは、女も男も同じだ。違いは無い。頭蓋骨の硬さに性別の違いは無い。同じだーーーー。)」

梵天は、バルハラもブラドラも潰したーーーー!

791:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:57 ID:a5k

センジュ「後は、東卍のマイキーのみ。」

センジュの勝ちで終わった。
力のタイジュに技のセンジュ。この戦い、技が力を上回った。

センジュ「(後はーーー復讐を果たすのみ。負けないぞ!)」

後もう少しであの日の辛い記憶に別れを告げられる。
それは、長く待ち望んでいた事。

「ファサ(自宅にて、黒いバンダナを外す音)」

センジュ「(ジブンが長くそれでも生きて来れたのは、この傷があったから。逃げすに立ち向かうっ!!)」

その頃、マイキー達はーーー空き地にいる。

ケイスケ「マイキー?梵天から戦いの話がきた。どうするよ?」
マイキー「戦うに決まってんじゃん?どっちが強いか
決めよーぜ?楽しみだ。」

そしてついに、戦う時が来た!!
東卍VS梵天

センジュ「梵天からの条件は、タイマンだ。その条件のむか?」
マイキー「問題ねー。俺は一人でも強い!」
ケイスケ「すげーな。相手も強そうだ。」
ハルチヨ「じーっ。(センジュを見つめる音)」
マイキー「負け無しなんだって?さっさと戦っちまおーぜ?」

こうして始まったマイキーVSセンジュの戦い!

「クルクルクル(センジュが体を回転させて、マイキーに近づく音)」

マイキー「おっと!?」

「ヒョイ(マイキーが左に体をズラす音)」

タケオミ「(しかし、避けるだけ無理だぞっ!?マンジロウ!方向転換して再度、相手にしつこく向かうからな!?逃げられないんだ!当たるまで!?)」

「ビュウ(マイキーが向かってくるセンジュにキックを当てようとする音)」

センジュ「(ハイキック!?)」

「ヒョイクルクルクル(そのキックを避けてセンジュが戻る音)」

マイキー「(方向転換して逃げられた、ちっ!)」
ドラケン「(マイキーの足技がヒットしないのは、かなりキツイ!今までの敵も大抵は足技で倒してきたからな。しかし、マイキーも攻撃は受けてない、か。)」

この後は、どちらの攻撃も当たる事無く、その繰り返しだった。

「クルクルクルスッ(回転するセンジュの体から黒い布が取れる音)」

ケイスケ「おいっ?何かセンジュから、バンダナが取れたーーーー・・・?」
千冬「顔が・・・。」

「トス(手で唇を覆いながら地面にセンジュが着地する音)」

ハルチヨ「(しつこいぐらいにあの口元を隠すあの仕草ーーー。まさか、あれは妹のセンジュ?ありえるーーーー。タケ兄もいる。まさか、タケ兄のヤツ。この梵天は妹の為だけに作ったチームなのか!?そうなのか?
だとしたら、この戦いはマイキーへの復讐。)」

792:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:16 ID:a5k

「スッ(マイキーがキックをセンジュに当てようとする音)」
「クルクルクル(センジュがそれを回転させながら避けて戻る音)」

マイキー「(また、避けたかっ!)」
タケオミ「(マズイ。センジュの技が決まらない。この状態だとマズイな。今までの相手は技が決まったからこそ、センジュが有利だった。しかし、これではーーーー。
このままでは、センジュが不利だ。それなら・・・)」

「スッ(タケオミが服に隠し持っていた銃を取り出す音)」

タケオミ「(今、売ってしまおうーーーーー!!)」

マイキー「?」
センジュ「!はっ、何してるんだっ!?ジブンの戦いにドロを塗る気か!?タイマンの邪魔はするなっ!!」
タケオミ「(しかし、このままではまたセンジュの顔に傷がーーーーーっ。どうするーーー?)」

時間が経つほどに不利になったのは、センジュだ。

センジュ「はぁ〜、はぁはぁ。」

無理も無い。回転すればする程、体力を削ってゆく。
センジュにはもう、戦う力は残されていない。

センジュ「(こんなにーーー長く攻撃が当たらないなんて。もう、体が・・・無理だ。)はぁはぁ。(このままだと、負けるっ!)」 
マイキー「終わりにしてやるよ・・。」

「ヒュウ(マイキーがセンジュに向けてキックを放とうとする音)」

センジュ「・・・・っ。」

目をつむるセンジュ。

「バッ(その間に割って入って来たハルチヨの音)」

ハルチヨ「(俺だけ・・・逃げてた。タケ兄も
センジュも、もがき立ち向かったのにーーーーっ!)」
センジュ「(ハル兄っ!?)」
ハルチヨ「(家族の中で逃げた。もう、それが嫌になったんだ。いい加減っ!)」
マイキー「!」

「ドゴッ(避けきれず、マイキーのキックがハルチヨに直撃する音)」

センジュ「!!」
マイキー「ハル・・・チヨ、何でーーー?」
タケオミ「!?(ハルチヨっ!?)」
センジュ「ハル兄・・・何でっ!?」

ハルチヨ「不思議なもんだなぁーーーー?出て行っても尚、家族への想いって消えないんだ・・・・。
センジュ・・もう戦いなんてやめろよ。じゃないと、
代わりにオレがマンジロウの攻撃を受ける。」
ケイスケ「ムチャだ!!いくらっお前でもマイキーには勝てないっ!?死ぬ気かよ!?ハルチヨ!!」

793:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:40 ID:a5k

「ガッドッゴッ(マイキーがハルチヨに攻撃を当てる音)」

センジュ「は・・っハル兄っ!?」 
ドラケン「マイキーっやめろーーーー!!ハルチヨは
味方だっ!?何してんだっ!やめろぉーーーーっ!」
マイキー「邪魔・・・すんな。ハルチヨ。
そいつに勝てねーと、戦い終わらねーだろ?」

「ポタポタ・・・(ハルチヨの頭から血が落ちる音)」

ハルチヨ「・・・・・・。センジュ、お前しか
オレを止められねーよ?分かってるよな・・・。」
センジュ「!〜〜〜〜っっ!」
ケイスケ「見ていられねー!俺は行くぜっ!?」

「ダッ(ケイスケがダッシュする音)」

カズトラ「バジっ!」
千冬「バジさんっ!?」

「バッ(ケイスケがハルチヨとマイキーの間に割り込む音)」

マイキー「!」

「ヒュウピタッ(マイキーのパンチが停止する音)」

ハルチヨ「!」
センジュ「?」
マイキー「お前も邪魔・・・すんのか?バジーーーー。」
千冬「バジさんっだけじゃないっスよ!俺もっ!」
マイキー「千冬・・・。」
カズトラ「俺もっ!」
マイキー「カズトラ・・・?」
ドラケン「俺もーーーー・・。」
マイキー「ケンチン。」
三ツ谷「俺もな?」
マイキー「三ツ谷・・・。」
ぱーちん「俺もだ!」
マイキー「ぱーちん。」
タケオミ「(東卍の方では、一体何が起きている?仲間割れ・・・か?これだと、マンジロウVS東卍の流れになっちゃうんじゃないのか?)」
マイキー「何だよ・・・?皆して、か。そうかーーーー・・・俺の味方するより、仲間同士でかーーー。
もし、このまま俺が戦っちまったら、お前ら仲間殺して俺一人の東卍になんぜ?」
センジュ「!」
マイキー「分かった。俺は、この戦いーーー降りる。」
皆「マイキーーーーーー・・・・。」

「ざっざっざ(雑草を踏みしめながらマイキーが一人、その場を立ち去る音)」

東卍の戦いで・・・こんな終わり方なんて無かった。
それほど、衝撃的だった!
バルハラとの戦いでも、ブラドラとの戦いでも
予想出来ない終わり方ーーーーー・・・。

東卍VS梵天の戦いは、終わった。

マイキー「・・・。」

次の日。

794:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:50 ID:a5k

マイキー「ハルチヨーーーー。センジュに話してぇ〜事ある。」
ハルチヨ「戦いの邪魔して、ごめん、。」
マイキー「もう・・・そんなの気にしてねぇよ。」
ハルチヨ「今、センジュを呼んでくるから。ここで待っててくれ!」

ハルチヨは、センジュを連れて来て2人っきりにする。

センジュ「話ってーーー何だ?そっちからーーー?」
マイキー「許してくれとも言わない。愛してくれとも言わない。
責任は取る。だからーーーー・・・俺と結婚して欲しい。」
センジュ「えっ!??何でっーーージブンとっ?告白なんてされた事
無いっ。恋愛なんて、諦めてた。」
マイキー「俺はーーー、強い女が好きだ。」
センジュ「!・・・ありがとう。ジブン、結婚するよ。」

その後、センジュは梵天を辞めて代わりに東卍を抜けて、ハルチヨが梵天のリーダーになった。
マイキーは、変わらず東卍を続ける。
梵天の終わりに他のグループは、色々な噂をしたが謎に包まれている。
ハルチヨは、マイキーともこれから家族になる事になる。

マイキーとセンジュ、2人が住む新居。

センジュ「マンジロー!ただいまっ!」
マイキー「おーっ!」

そこには、オシャレをしたセンジュの姿があった。
口元の黒いバンダナも外している。
2人の幸せな生活がこれから、始まりそうだ。



完。

795:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:00 ID:a5k

とりあえず、ケイ君のマンガはこの30巻で
止まってるけど今後、ネタが浮かぶかは分からない状態です。ここまで読んでくれた方は、ありがとうございます!
読者あってこその作品なんで、読んでくれる人が少数でもいたら嬉しいです!!長く付き合ってくれてありがとうございます!m(_ _)m

今後については、自分が他の相方とタッグして描いた
マイホームヒーローの二次創作が仕上がっています。
そちらに今度は、力を入れようと思います。
今度ともよろしくお願いしますね!!

796:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:03 ID:a5k

後、前々から思っていたんですが、タイトルが影虎作品集なだけに、ケイ君はケイ君の作品で分ける方が良いと判断したんで、新しくケイ君作品集を立てて、そこに今までのケイ君の作品を移そうかと検討しています。
さすがに分けた方が良い気がしてます。
また、別の日にやりましょうかね。

797:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:14 ID:UrI

ここからは、ケイ君じゃない別の相方と作った作品になります。
題材は、マイホームヒーローです。
注意点・BL表現あり。
オリキャラの出番あり。苦手な方は、読まない様にお願いします。

登場キャラ紹介
@鳥栖テツオ
A鳥栖歌仙
B鳥栖レイカ
C麻取ヨシタツ
D麻取延人
Eオリキャラ・カイト
Fキョウイチ
Gその他・部下達

798:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:28 ID:UrI

マイホームヒーロー〜カイト〜

鳥栖テツオは、娘のレイカの彼氏・延人を死なせてしまった。
延人の親は、ヤバいグループの人物で、これがバレたら即アウト!
そこで、テツオが考えたのはーーーーー。

延人の替え玉を、用意する事だった。
それが役者志望のカイト君だ。
レイカに協力してもらって、何から何まで延人に似せた。

カイト(・・・延人になれたか?)

ホクロもタトゥーで掘ってもらって、実際の延人のホクロ位置に
タトゥーのホクロがある状態にした。
本人に近づいた。

声も髪型も仕草も全て、合わせた。

カイト(そして、後は延人として戻る。)

この段階のカイトは、服装も延人失踪前のと同じ洋服にして
髭は、伸び放題にしてある。
テツオからの指示で、記憶喪失のフリがしやすい多重人物の
設定での延人を演じる事に。

カイト(その前にあっちから、見つけてくんねーかな?)

そう思ったカイトは、麻取の自宅付近をウロウロする。
ワザとウロウロしているとーーーー。
そこへ、車を運転する麻取の部下・キョウイチが現れる。

「キキィーーー(キョウイチの車がブレーキをかけ停車する音)」

キョウイチ「延人さんっ!?延人さんですよね!?」
カイト「(ビンゴ!)誰だよっ!?オレは、延人じゃねー!」
キョウイチ「え?延人さん、まさかーーー記憶喪失になってる??」
カイト「オレは、ザキだ。」
キョウイチ「え、あのー?」
カイト「延人は、今・・・出てこねーよ。」
キョウイチ「延人は?え?」
カイト「延人の人格は、眠ってるんだ。」
キョウイチ「人格ーーー?え、延人さん。多重人格っっ??」

799:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 12:56 ID:UrI

キョウイチ「(本人の人格が出てこなかったから、戻って来なかったのか?何があったー?)ザキ君、とりあえず。お腹とか空いてませんか?俺、飯をおごるんで。食べに行きましょう。」
カイト「何で知らねー奴と。誘拐犯か!」
キョウイチ「延人さんとは、声も違いますねー。ザキ君、仲良くしたいだけじゃないですか。」
カイト「キメェ〜(気持ち悪いの意味)」
キョウイチ「お腹、空いてるでしょう?金持ってますか、今。」
カイト「そーいえば、サイフはどっかに無くしちまった。」
キョウイチ「なら、腹空いてますよね?行きましょう!」

カイトは、多重人格の演技中。

カイト「(テツオさんに、これも頼まれた。どこまで、欺けるかな〜?)
分かった。行くって!」

場所を変えて、近くのファミレスにて。

キョウイチ「ザキ君、先にご飯食べていいです。俺はトイレ行って来るんで。」
カイト「あー。パスタうまそぉ〜!」
キョウイチ(ヨシタツさんに電話だ。コッソリと。)

ファミレスの男子トイレにて。

キョウイチ「もしもし〜?ヨシタツさん。延人さん、見つかりました。ただ、何か・・・本人じゃなくて。ザキ君って人格です。多重人格になってるみたいです。もしかしたら、延人の記憶が無くなってて
戻って来なかったかもしれません。
何とか、そっちに戻る流れには、持っていきますね。はい、上手くやります。」
カイト「うめー!うめ!」

「ずーずーモグモグ(カイトが、パスタを食べる音)」

そこへ、トイレからキョウイチも戻って来た。

キョウイチ「ザキ君、金無いなら家はーーー俺の所に泊まりません?
タダで大丈夫です。」
カイト「何で?」
キョウイチ「心配だからですよ。一人でどっか外でとか。そっちにとっても悪い話じゃないでしょう。ご飯も用意します。」
カイト「分かったよ!行きゃ〜いいんだろ。」
キョウイチ(よし、上手くいった。)

「バタン(2人は、ファミレスから出て車に乗り込む音)」

しかし、キョウイチが車で向かったのは
ヨシタツの住む家だった。

ヨシタツ(キョウイチ君から、メール?今、そっちに向かってます、家の鍵を開けて置いて?よし、延人が帰って来るんだ!久しぶりだな。
すっかり、死んでしまったかと思っていたけど。
多重人格?何が原因かな?)

800:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 14:54 ID:UrI

「キキィー(ヨシタツの自宅前にキョウイチの車が停車する音)」

キョウイチ「着きましたよ。こっちです。」
カイト「ここが、オマエの家なんかよ〜?デケー家。一人でこんな広い
所に住んでんの?」

家の中に入ると・・・

ヨシタツ「のっ、延人!?」
カイト「!て、テメェー!?騙しやがったなぁー!」
キョウイチ「・・・・・。」

「がしっ(キョウイチが後ろから、カイトの両腕を掴み手錠で
拘束する音)」

カイト「何すんだぁーーーっ!?」
ヨシタツ「確かにこの声っ、延人じゃない!どう関わればいいの?」
キョウイチ「騒がないでっザキ君!?」
カイト「誰かぁーーーーー!?監禁されてるぅーーー助けてーーーっ!!」

大声をあげて、周りの住人に警察を呼んでもらう作戦だ。

「ぺた(カイトの口にキョウイチがガムテープを貼る音)」

ヨシタツ「キョウイチ君っ・・・?ここの家より、第1アジトの方が
いいんじゃー?周囲が気になる。別の場所にしよう!」

ヨシタツ側の組織には、アジトだけでも国内で2つ。
外国で3つある。
その国内の2つ目は、ヨシタツ所有の土地で周囲は、林になっており
壁に囲まれ、防犯カメラだらけ。

その後、ザキから延人の人格へ。

カイト「あ、あれーーー?俺、何してたんだ??」
ヨシタツ「その声、延人っ!??」
カイト「あっ父さん!」
ヨシタツ「良かった!元の人格に戻ったんだね。」
キョウイチ「今の内に第1アジトに行きましょう!延人さんの内に。」
カイト「何がだよ!?」
キョウイチ「話は、後です!さ、早く車へ。」
ヨシタツ「大丈夫だよー?延人、一緒に行くから!」
カイト「だから分かんねーって!?」

「バタンヴォオオ(3人が車に乗り込み、走り去る音)」

第1アジトの部屋にて。

ヨシタツ「これから、どう延人と関わればいーのか分からない。」
キョウイチ「いつも通りで大丈夫です。ただ、ザキ君の場合
@受け止めるAある程度の信用を得る、の2つは大事にして下さい。
そこを気をつけていれば、やがて心を開いてくれます。」
ヨシタツ「じゃあ、こっちが延人の側にいない時は、キョウイチ君が
延人をよろしくね。」

801:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:13 ID:UrI

次の日。

多重人格中の延人・小学生のノト君(10歳)出てくる。

カイト「公園行って遊ぶー!!」

「ピョンピョン(ノト君が飛び回る音)」

キョウイチ「あ、ノト君ですか。今日は、公園はダメです。用事に付き合ってください。」
カイト「キョウイチのバーカ!カス!」
キョウイチ「・・・何言ってもムダですよ。」
カイト「どこ行くの?じゃあ〜。」
キョウイチ「デパートに買い物です。」

デパートにて、用事を済ませたその帰り
パフェ屋にて。
2人のキョリは、近くなっていく。

キョウイチ「はい、ノト君。あーーん。」
カイト「あーん、パク!(恥ずかしい)」
キョウイチ「これ、終わったら自宅に帰りますよ?ヨシタツさんに
バトンタッチです。俺は他にやるべき事があるんで。」

キョウイチには、とある目的がある。
この組織のリーダーになる事。

キョウイチ(その為には、ヨシタツさんに認められる必要がある。
それが、彼が愛してる延人さんを俺も大切にする事だ。)

パフェの帰り、車の中にて。

カイト「あれ?俺・・・今、ここにいんのか?何してたかの記憶ねー。」
キョウイチ「延人さん?ようやく、戻りましたか。話があるんですけど、俺達ー・・・付き合いません?アナタの事、ずっと支えたい。
俺だったら、それが可能です。」
カイト「(え?つ、付き合う??)
キョウイチ「言わせてもらいますけど、アナタの様なタイプ程
付き合う恋人は、能力低いタイプを選ぶべきじゃない。
何故なら、能力低い恋人を持つと、アナタが不幸になるからです。
俺は違う。」
カイト「!」
多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
カイト「大した、自信だよなぁー?まぁ〜、付き合うの自体
別に嫌じゃねーけどさ?父さん、ビックリすんだろ〜な。これ、知ったら。」
キョウイチ「そうでも無いです。延人さんは、元々
バイセクシャルじゃないですか。」
カイト「!(そ〜だったんだ。テツオさんからは、聞いてない内容だ。)そーだな!そ〜だったよな。」

802:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:20 ID:UrI

>>801
ミス発見!
キョウイチの名前入力だけされてない箇所ある。

キョウイチ「多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
↑の本来この表記。

803:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:43 ID:UrI

そんな2人の関係に、ヨシタツも気づく。

ヨシタツ「キョウイチ君っ!?君、延人の何なのかな?恋人関係に
なってない?」
キョウイチ「はい。俺達、付き合う事にしたんです。そーいう仲に
なって。」
ヨシタツ「君さぁ〜、延人の事は取らないで欲しいなぁ。」
キョウイチ「う、奪う気は無いです。もし、アナタが死んだ時に
組織のリーダーに俺を選んでくれたら、その時は延人さんを俺が守ります!それなら、いいでしょう?」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「ヨシタツさん自身が死んだ後、延人さんの件
不安かと。だったら、有能な俺が1番どーにか出来る!延人さんにも
苦労はさせない!組織で稼いだ金は、ちゃんと延人さんにも差し出す。」
ヨシタツ(延人を残して死んだ時?確かに延人を一人にするのは、不安はある。無いと言えば、嘘になる。
キョウイチ君の様にしっかりした人物に、その後は任せておきたい気持ちもあるがー。延人をいつかは残して、死ぬなんて・・・。)

一方で、カイトの方でも悩む。

カイト(生きてた頃の延人さんって、バイセクシャルで恋愛も恋多き
人だった。なら、もっと本人に近づかないと!?よし、考えた。組織の
とある年下の部下を誘うか。恋愛志向が変わってたら、周りに延人じゃないって勘付かれる。)

別の日。

カイト「おい!ナオヒト?お前、今日は俺が飯代をタダで奢ってやるから行かねー?」
ナオヒト「はい、延人さん!」

2人は、歩いて外へ。
ヨシタツから、延人の見張りを頼まれているキョウイチは、2人の後を
追う。

キョウイチ(延人さん?ナオヒトと、どこへーーー?)

ファミレスへと入った。

カイト「好きなの、頼めよ。」
ナオヒト「じゃあ、グラタン!」
キョウイチ(!・・・食事中?)

2人は、食事をしながら普通に昼食を済ます。
その後、ファミレスから出るとーーー。

カイト「なぁー?ナオヒト。この後、ホテル行かねー?」
ナオヒト「えっ!?ほ、ホテルですか!?それはちょっと・・。」
カイト「テメェー!断わんのかよ!?タダで飯を奢ってもらって?
そんな態度か??あぁ?」
ナオヒト「わっ分かり・・・ました。い、行きます・・・っ。」
キョウイチ「・・・・。(ホテル。まさか、延人さん。浮気してる?
俺と言う恋人がいるのに?こんな分かりやすく、浮気?まさか、
見せつけてる??)」

行為終わり後。

カイト「いーか?隠し撮りもしたから、これからも誘いに応じろ!じゃねーと、テメェーが損するんだよ。ま、礼の金は渡してやるから。」
ナオヒト「は、はい。」

ホテルから出てきた所で、キョウイチが現れる。

キョウイチ「延人さん・・・。家まで、送ります。」
カイト「お?あぁ、サンキュー。」

804:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 08:20 ID:UrI

キョウイチ「あの、浮気してました?」
カイト「あ?それが何だよ・・・。言っとくけどなぁ〜、恋人は一人にするなんて、約束はしてねーよ!?
邪魔すんなら、別れる!」
キョウイチ「!」
カイト「別にい〜んだぜ?俺にとっては、絶対お前じゃ
なきゃいけねーって訳じゃね〜から!?」
キョウイチ「・・・・・。(こっちにとっては、延人さんである必要がある。別れたい訳じゃない。体目的の浮気ぐらいなら、目をつむろう。
別れるよりマシだ。そして、いつか組織のトップになる
んだ!ヨシタツさんに認められるまではーーー、頑張ろう。)」

本来のカイト自身なら、こんな恋のやり方はしないが
延人に成りすましてる身。

カイト「俺ってすげ〜モテんだろ?」
キョウイチ「・・・そーですね。」

ありのままの自分では、いられない。
偽り続ける。
それ以外でも、金をエサにして女達にもモテる。
キャバクラの女性達だ。(キャバクラのお店に来店中。)

カイト(凄いよなぁ〜。こーいう世界の人達って。
金をエサに女性もゲットしてる。こんな派手派手な世界、普通の俺ならあり得ない。金感覚が変になる。
金さえあれば何でも手に入ったよ。)

キャバクラの女性1「キャア〜!延人ぉ〜!会いたかったぁ!久しぶりぃー!?」
カイト「ひ、久しぶり・・・・。(誰?)」
キャバクラの女性1「ねー?何で今まで会いに来てくれなかったの?」

困った時は、多重の演技で誤魔化す。

カイト「どこー?ここぉ〜〜!!帰るー!」

「ピュウー(足早にカイトが店を出る音)」

キャバクラの女性1「え?延人!?どうしちゃったのー?」
キョウイチ「ノト君、帰りましょうね?
説明すると、延人さんはですね。多重人格になってしまったんですよ。だから、今まで通りの関わり方は出来なくなりました。」
キャバクラの女性1「えー?そうなの〜??そっか、だから、来なかったんだね。普通の延人なら、ここに来るもーん。」

こんな延人に失望して、離れていく女性もいる。
しかし、カイトにとってはその方が良かった。
(只今、ヨシタツの自宅にて。)

カイト(また、1から恋人を作んぞぉ〜!前の延人さんの彼女だと、別人って万が一、バレねーか怖すぎる!
その前に今日は、部屋で休もう。色々と疲れちまったなぁー。)

「バフッ(自分の部屋のベッドに仰向けになって倒れる音)」

その頃、キョウイチはヨシタツとリビングで
何やら話をしている。

805:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 15:26 ID:UrI

キョウイチ「ヨシタツさん、延人さんの多重人格の件
なんですが、何事も原因ってあります。」
ヨシタツ「原因!?」
キョウイチ「原因無くして、今の結果は発生しません。
っと言う事は、延人さんにとって長期のストレスか、
強い突然のストレスによって、多重人格になったはず
です。心当たり、ありませんか?」
ヨシタツ「いや、延人との関係は、ストレスなんて
無かったと思うよ?悩んでいる様子なんて、少なくとも
こっちには、見せていなかった。
相談も無いし。」
キョウイチ「ヨシタツには、ストレスに見えてないだけ
で、本人はストレスを感じてた可能性ありますよね? 
もし、親子関係に原因が無いなら、レイカの件か。
レイカとの仲もあまり良くなくて、元々金目的の付き合い
。ミッションを、果たす重圧はありました。」
ヨシタツ「延人の考え方なら、不満あれば口に出すタイプだと思うけどなぁ〜?
溜め込むタイプじゃないと思うんだ。ストレス溜めやすいのって、例えば大人しい子とか、気を使う子でしょ?
延人は、それじゃないよ。」
キョウイチ「だったら、あのレイカの家にいた時。メールの返信しなくなった時。アレを最後に、消えたから
やっぱりレイカとの関係が濃厚だと思います。
それが原因なら、鳥栖家の相手と関わらせるのやめましょう。」
ヨシタツ「そうだね、延人はやりたくなかったのかもしれない。」
カイト「俺が何だって?」

盗み聞きしていたのか、姿を表す。

カイト「(ここは、その話に乗っかろう。)なぁー?
もうレイカと関わんなくていーのかよ!だとしたら、
最高〜!マジであの女、ナマイキでムカつくかんな!?」
ヨシタツ「延人、ストレスになってたんだね!」
延人「つーか、もうミッションやらなくていーんだろ?
あの女の顔、見なくてスッキリするぜ!」
ヨシタツ「もちろんだよ!延人!良くなってくれるなら、その方が嬉しいよ!」

806:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 16:33 ID:UrI

カイト「多重だとかって言われても、実感無くてさー。
記憶ねーんだよ。他人格の。」
キョウイチ「他の事なら、俺に任せて下さいよ。
延人さん。協力なら沢山しますから。ね?有能な俺がパートナーで良かったでしょー?この先も。」
カイト「あぁ。(・・・そろそろ、テツオさんの言っていたプランBに移るか。ここからが、本番だからなぁ。)」

そのプランBについては、テツオとカイト君の2人だけ
が知る。秘密の情報。

カイト(もう、騙しの演技も続けられねーからなぁ?
色々とーーー・・・。最初から、目的は騙し続ける事
じゃなく、この流れを、いずれはーーーー・・・。)

次の日。
第1アジトには、ヨシタツと延人を演じるカイトの
2人だけがいる。他メンバーは、第2アジトで詐欺の
仕事中だ。

カイト「・・・父さん、俺さ・・・本当は、延人じゃないんだ。」
ヨシタツ「えっ!?何・・・言ってるの??」
カイト「・・・別人で、目的はあんたらの所の組を潰す事。元々、別のグループのメンバーなんだ。
あ、どこのグループかは教えないぜ?
中でも、顔があんたの息子の延人に似てて、そんで
延人に成りすまして近づいた。
本物の延人は、俺等のグループに監禁されている。」
ヨシタツ「・・っ監禁!?延人を返してほしい!金ならあげるからっ!君の欲しいぐらいの金ならっ!
5000万でも用意するから!?そっちの組織を裏切って欲しいっ!!」
カイト「だから、目的は金じゃねーって言ったろ?
それに俺は、組織を裏切るつもりもねーんだよ。
こっちの言う事を聞けっ!い〜か?命令に逆らうなら、
延人は始末する!しかも、残忍な方法でだ。
指を一本ニ本、骨折させたり。指の爪剥がしたり、散々痛めつける!」
ヨシタツ「そんな、酷い方法でっ!?(延人っ・・・)
一つ聞いていい?断わったら、延人だけ?殺されるのは。」
カイト「ちげ〜よ。この話を知ったテメェも始末するし、別のプランBで、いずれは組織を潰す予定だ!
プランAなら、延人だけは助けてやる。
プランBは、テメェも延人も死ぬんだよ!分かったか!?」
ヨシタツ(延人が死ぬプランBよりは、延人が助かるプランAがいい。それにしても、どこのライバル組織だろう・・・?思い当たる組織が多くて絞れない。)

807:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 08:15 ID:UrI

カイト「あんたがーーー、話が分かる相手で良かったよ。ヨシタツさん。(よし、上手くいった。テツオさんに言われてた通りの流れだ!)
いいか?他の奴らには、言うなよ?俺の事を殺そうとしても、携帯でメンバーとやり取りしていて、いつでもあんたとの会話も、あっちに聞こえてっから?」
ヨシタツ「わ、分かった・・・。」
カイト「あんたが、裏切ったらノブトを始末する様にってルールを、共有してんだ。」
ヨシタツ「わ、私はーーーー・・・?どうすればいーの。主に??」
カイト「そーだなぁ?今から言う通りの行動を取ってもらう!」

次の日。
ヨシタツに呼ばれて、部下達が集結。

ヨシタツ「皆?ボス命令だよ。いい?何日置きに外国の方のアジトに行って、詐欺仕事してもらう予定だから!
行く時の用意しといてね!?」
キョウイチ「ヨシタツさん、俺も行く事なります?」
ヨシタツ「いいや?君には・・・ノブトの世話をして
置いて欲しいから、君だけ残って欲しい。
残りの皆は、外国に!」
ヨシタツ「でも、行く時は1日一人ずつとかだよ?
警察官も最近は、色々とそーいう事件にうるさいし、
少しでも怪しまれにくい様にしないと。
多めより、個人にした方がいいと思うんだ。よろしく。」

カイトは、ヨシタツが変な行動をしないか常に側にいた。

カイト「さみしくなんなぁ?キョウイチだけとか。
ま、仕事だからしゃーねぇか?」

キョウイチは、まだ気づく事も無く・・・。

ヨシタツ「キョウイチ君、これからスーパーに買い物
して来て!?」
キョウイチ「分かりました。」

他のメンバー達は、アジト2で詐欺の仕事中。
外国に行く、タツヤと言う部下だけが残る。

カイト「いいか!!多く掘るんだ!」

その前に夜、アジト1の外の森の土を、2人でシャベルで
掘っていた。

カイト「よし、こんぐらいあれば十分だ。
いいか?明日、タツヤを始末しろ。俺も一緒にいる。
もし、タツヤが反撃してきても、俺が銃で始末する!」

808:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 12:53 ID:UrI

地面にシャベルで大きな穴を掘ったヨシタツ。
そして、昼頃になりキョウイチには、買い物へ行く様に
指示。今、アジトにいるのは、ヨシタツとカイトと
タツヤの3人。

ヨシタツ「タツヤ君、外国行く前にちょっといいかな?
話がある。」
タツヤ「はい?」
カイト「俺も行く!!」

3人は、外へと出る。

タツヤ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「あ、それは・・・。」
カイト「いい、俺から言う。(タツヤが俺の方向見てる内に撃て!)」
タツヤ「?ノブトさんの話って?」

「スッ(ヨシタツが服から、隠してた銃を取り出す音)」

そして、ついに。

「バァ〜〜〜ン!(タツヤを銃で撃った音)」

タツヤ「う・・ううっ、ヨシタツさん・・・何・・で。」

地面に倒れ込んだタツヤは、息はまだあった。

ヨシタツ(撃ってしまった相手をっ!?私が殺しをっ!?)
カイト「よし、よくやった。穴にコイツ・・運んで埋めるぜ。」

タツヤは、動かなくなった。息もしていない。

カイト「せぇ〜の!」

「ドサッ(ヨシタツとカイトでタツヤを穴に放り投げた音)」

少し、見えにくくする為に土を被せるが・・・。

カイト「その辺でいい。まだ、明日も始末するから。
もうちょい、横の穴を広くしとくぜ?」
ヨシタツ「分かった・・・。」
カイト「夜にな?今はいい。キョウイチが帰って来るから。所で、1日に2人始末しねーか?」
ヨシタツ「えっ!?殺したのなんて、今が初めてで
一気に2人も!?」
カイト「殺しなんて、慣れてくれば余裕だ。やり続けてる内に普通になる。」
ヨシタツ「そんなものかな?」
カイト「・・・。キョウイチ達には、相手の部下が
仲いいから、どうしても「2人で行きたい」って言ってきたから、許可したって伝えときゃいい。
まぁ、他に良い提案あれば、そっちに変えるけど。
だから、次は2人だ。後ーー・・俺が注目させてる時に
2人を後ろから、撃て!」
ヨシタツ「私が・・・2人を?分かった。」
カイト「そーすれば、他の仲いいメンバーも「2人で行きたい奴」は、自分から言ってくんだろー?」

しかし、これもカイト君の演技だ。
心の中では彼もショックを受けている。

カイト(マジでキツイ。早く、終わらせたいーーーー。)

キョウイチが、買い物からアジトに戻る。

キョウイチ「・・・あれ?タツヤはーーーー?」
カイト「出てった。空港に行ったぜ?まぁ、そろそろ時間だったしなぁ。」
ヨシタツ「スーツケースも、持って行ったよ。荷物も無い。」
カイト「それよか、早く昼飯食いてー。腹空いた。」
キョウイチ「ランチにしますか。作ります。
3人分ですね。」
ヨシタツ「いつも、助かるよ。キョウイチ君。今日もよろしく。君の料理は、最高!」

809:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 16:54 ID:UrI

キョウイチ「俺の・・・死んだ父さんが、料理を作るの
得意だったんです。それで俺も食堂に憧れてて。」
カイト「へぇ〜、そーだったんか。」
キョウイチ「あれ?ノブトさんには、前に話してませんでしたか。」
カイト「オ〜ナァ〜カ!?空いたぁー!早く作ってー!」早くぅ〜!?
キョウイチ「あ、ノト君ですね?分かりました。すぐに
作りますから。だから、大人しくテレビでも観てて下さいね?」
ヨシタツ「ノト君、こっちだよ〜。一緒に観ようね?テレビ。」
カイト「うん・・・。」
キョウイチ「ヨシタツさん、ノト君の事をよろしくお願いします。」

テレビの近くのソファーにヨシタツとカイトで
腰掛けている時。

「ピロリン(タツヤの携帯に、メールを受信した音)」

ヨシタツ「!(タツヤ君の携帯のメール音?)」
カイト「誰からだ?」
ヨシタツ「送信相手は、キョウイチ君!?」
カイト「何って送ってきた?」

とっさにカイトは、テレビのボリューム音をあげる。

ヨシタツ「・・・「今どの辺にいる。もう着いたか?」って。
カイト「いいか?タツヤに成りすまして返せ。」
ヨシタツ「わ、分かった。」
カイト「今までのメール文を真似て、だぜ?」
ヨシタツ「「もう少しで着く所。コッチ忙しくなるんでまた、後で!」っと。」
カイト「・・・・・。」

台所にいたキョウイチは。

キョウイチ(そろそろ、着くか。
さて、もう少しで3人分は完成だ。皿を出す用意をするか。)

テーブルへと、場所を移して皿に入れた料理を置く。

キョウイチ「ヨシタツさん。完成しました。ロールキャベツです。」
カイト「なぁ〜?キョウイチぃ、食べさせろー!」
キョウイチ「自分で食べて下さいよ。ノト君、たまには。」
カイト「ちっ!」
ヨシタツ「美味しいよ!いや〜、キョウイチ君の作るご飯は、本っ当に美味しいね。」
キョウイチ「嬉しいです!・・・俺がノブトさんの恋人なら、毎日2人の為に作りますよ。苦じゃないです。」

その後、料理を食べ終わり
ノト君は、ベッドで眠りにつく。

キョウイチ「ノト君・・・?布団、かけますよ。」
カイト「ん〜むにゃむゃ。」

次の日。

ヨシタツは、メールにて部下のフキとロジには、
アジトに残る様に伝える。キョウイチもいる。

ヨシタツ「今日も、昼ご飯の買い物をよろしく〜。キョウイチ君。」
キョウイチ「はい!」

他のそれ以外の部下は、別アジトで詐欺の仕事中。
その間、フキとロジを外に連れ出す。

810:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 07:53 ID:UrI

フキ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「・・・。」
カイト「俺から言う!皆コッチに注目!」

2人の視線をカイトに向けさせて、その後ろから
ヨシタツは、銃を取り出し・・・

「バァ〜ンバァン!(ヨシタツが銃で、フキとロジを背後から撃つ音)」

カイト「上出来だ。大分、始末するのも慣れてきたんじゃねー?」
ヨシタツ「・・・そ、そーだね。これが終われば、ノブトは助かるんだね!?
所で、本当に約束は守ってくれるんだよねー?こっちが死んだ後、ノブトも始末するとかじゃぁ〜?」
カイト「安心しろよ!ちゃんと守るって!!さすがにノブト一人じゃあ、組を再開出来ねーって。
そんな奴、最初から敵だとも思ってねー!始末する価値ねーんだよ。」
ヨシタツ「そ、そう〜。じゃあ、価値のない相手は
始末しないんだ?(価値のある人物だけ、始末して置きたいのか。ノブトも能力を低く見られたもんだ。)」
カイト「それと、フキとロジに成りすまして、キョウイチにメールを送れ!「俺等の頼みでヨシタツさんにお願いして、2人で外国のアジトに行く事になった。」って。
「了解されて、今空港に向かってる」ってな?」
ヨシタツ「分かった。」
カイト「ちゃんと、送ったかどーか、内容は見せろよ?
隠れて、違う内容を送るのはダメだぜ?」

買い物中のキョウイチの元に、メールが届く。

キョウイチ「ん?2人で向かう様に頼んでOKもらえた?もう空港に行ってる所、か。(大体、出発の時間は昼一時。そのタイミングだなーーーー。)」

その日の夜・アジトにて7時。

ヨシタツ「ん?電話だ!フキ君の携帯に、キョウイチ君から!!」
カイト「アイツ・・・たまたま、話してぇ事でもあんのか?」
ヨシタツ「どっどっ、どうしよう!?さすがに声真似までは、出来ないっ!!」
カイト「そのまま出んな!今、詐欺の仕事中で忙しい。用件あるなら、メールでお願いです!ってそう返しとけ!
メールで。」
キョウイチ「!(今は忙しい、か。真面目に仕事してる証拠か?あれから、タツヤもメールでは忙しくなるから、電話よりメールでって、返ってきて詐欺の仕事をしてる
様子だったからな。)」

次の日。
この似た様なペースで、次から次へと部下は始末され続けた。
一ヶ月で、61人も死んだ。
その度に外国のアジトに、送り込んだ事にしていて、
ついにはメンバーは、キョウイチ一人になる。

キョウイチ「メンバーは、俺一人だけになってます。
ヨシタツさん、大体・・・いつになったらメンバーを
こっちに戻す予定ですか?」
ヨシタツ「かなりの大金、詐欺で稼いでもらったら
だね。売り上げは、多い方がいいよ。うん。
皆で、分けるんだ。多い方がいいよねぇ?そー思わない??」
キョウイチ「・・・得ですよ。」
カイト「キョウ〜、何やってるのー?オナカ空いたぁ〜。」
キョウイチ「あ!ノト君。分かりました。今、作ります。」
カイト「早く作ってー!早くぅ〜〜!!」

811:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 09:20 ID:UrI

キョウイチ「今日は、何がいいですか?」
カイト「カレー。」
キョウイチ「カレーライスですね。分かりました。」
カイト「キョウ〜が作るメシってうめぇ〜。もっと食べたい!」
キョウイチ「いいですよ。」
カイト(・・・そろそろ、もうキョウイチでピリオドか。長くて短い様な〜もう、偽りのノブト人生も終わりだ。
早く、カイトとしての人生に戻りたいな。もう少しなんだ、後。
俺としては、あんたら2人に恨みなんて無い。テツオさんに頼まれて、役目を果たしてるだけ。)
ヨシタツ「キョウイチ君。話があるから、ご飯食べたら外でいい〜?」
キョウイチ「はい?」
カイト(・・・これで、最後だ。)

最後の晩餐だ。

カイト「ぱくぱく。うめぇ〜。」
ヨシタツ「美味しそう。どれどれ、パク。」
カイト「あ・・・あれ?何だ?ねみぃ・・ま、まさかっ!?」
キョウイチ「・・・・・・。」
カイト(キョ、キョウイチ!?)
ヨシタツ「何か、眠い様なぁ〜・・・。」

次に2人が目を覚ますと、ロープで体を縛られていた。

カイト「!?キョーウ!?」
ヨシタツ「何でこんな事っ!?」
キョウイチ「知りたいのは、こっちの方ですよ!?ヨシタツさん!!
ノブトさん、2人してどうして部下を裏切るんですか!?」
カイト「え?バレてる。何で・・・いつから?」
キョウイチ「・・・2人には、内緒にしてたんですが。俺は信じられない部下は、裏切るんじゃないかってこっそりと、携帯を使ってよく
会話を盗聴してたんです。知ってます?盗聴って携帯からも、出来るん
ですよ。」
カイト(って事は、あーーーー!!)
キョウイチ「たまたま、とある部下の携帯を盗聴して、聞いていたら
2人の犯行を知ってしまって・・・。」
カイト(ダメだ!誤魔化しが効かねー。)
ヨシタツ「(あれ?本当の事を言ったら、人質のノブトは始末される?)何も言えない。」
カイト「・・・トス テツオに頼まれて、俺はノブトに成りすまして
後でヨシタツにだけバラして、部下を全員始末したら、部下殺しの犯人であるヨシタツに、自死してもらう予定だった。
これが終われば、俺は元の自分で生きれるんだ。だからーーーー。」
ヨシタツ「えっ!?ど〜いう事ぉ!?こっちが聞いた内容と違う!」
カイト「嘘だって。」
ヨシタツ「!」
カイト「本当は、ノブトさんはテツオさんが始末した。もう、死んでんだよ。ノブトは、生きてない。」
ヨシタツ「って事は、最初っからハメて、部下を始末させて
ノブトの死を隠すつもりだったんだね?よくもっよくもっ息子のノブトをーーーーっ!!?」
カイト「・・・・・っ。」
ヨシタツ「トス テツオ!許せないっ!家族皆殺しだぁーーーーっ!!
キョウイチ君、このロープを解いてっ!?テツオ一家に復讐をーーー!」
キョウイチ「・・・もう、いいじゃないですか。ヨシタツさん・・・。」
ヨシタツ「・・・・え?」

「スッバァン!(隠し持っていた銃をキョウイチが、ヨシタツに撃つ音)」

カイト「えっ!?」
キョウイチ「俺とあなたの2人だけで、どうすれっていうんだ。
俺達の負けだ。あなたは、可哀想な人だ。
ヨシタツさん、ノブトさんの元に行ってあげて下さい。一人で淋しいと
思うんで・・・。」
ヨシタツ「の・・・ぶと。キョウ・・イチ君、あ・・・りが・・とう。」

ヨシタツは、息を引き取った。

カイト「何でっ!?味方じゃなかったのかよ!?(コイツっやべぇ〜!俺も始末されるーーーーっ!)」

「バタバタ(カイトが体を、バタつかせる音)」

キョウイチ「・・・あなたの事は、始末しません。元々俺は、普通の人間だ。最初から悪人じゃない。」
カイト「え・・・・??」
キョウイチ「俺の父さんは元々、食堂やってたタダの父親。その父親を死なせたのは、悪人だ。それ以来、正義は力が全て。そう思ってた。
だけど、トス テツオは力じゃなくて、頭で勝とうとした。
初めてだ。そんな男。諦めてた、俺の心に最後の光をくれた。どこかで本当は、俺自身望んでた。父を死なせた悪人への復讐を。
後の事は、任せろ。」

812:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 12:10 ID:UrI

カイト「任せろって・・・どーするつもりなんだよ!?」
キョウイチ「いーから、ここから逃げろ。そして二度と戻って来るな。
分かったな?」
カイト「あぁ・・・。(そっか、コイツの親って悪人によって
死んでたんだな。なのに表面的にだけ、悪の味方してたって事か?
複雑だ。)」

キョウイチの言葉通り、カイトは外へと出ていった。

キョウイチ「さてーー、残りの後始末。俺がやるか。」

ヨシタツの死体には、灯油をばら撒き、家全体も灯油をばら撒いた。

「ボワァ〜〜〜〜(アジトに、炎が舞い上がる音)」

そして、キョウイチは火を点けて外へと出る。

キョウイチは、死ぬ前に紙に遺書を書き残す。
そして、遺書を自分の側に置いたまま、銃を自身のこめかみに向ける。

キョウイチ「カイト君・・・。後は、よろしく頼みます。
俺は、死んだ父親の元へ行ってくる。父さんーーーー・・・。」
カイト「(ま、まさか!?キョウイチ!?)」

その様子をアジトから、少し離れた木に隠れて見るカイト。

「バァ〜〜〜ン(キョウイチが銃を自分に撃つ音)」

カイト「ヨシタツも死んで、キョウイチも・・・死んだ。
俺が殺した訳じゃないーーー、だけど。何で素直に喜べないんだろう。
もし、悪人側にいなければ、この2人はきっと幸せだったんじゃあ?」

こうして、ヨシタツとキョウイチが死にその後、アジト1は、警察に
調べられる。
燃えた中から、ヨシタツの遺体。
林からは、部下達の遺体。外には、キョウイチの遺体だ。
ヨシタツを撃った犯人は、キョウイチでクロ。
部下の死に関しては、ヨシタツ所有の銃なのでヨシタツがクロ。
遺書には、こう書かれていた。

キョウイチの遺書「全ては、ノブトさんがいなくなった事から
始まった。ヨシタツさんは、ノブトが見つからない事で精神的におかしくなって、部下に疑いの目を向けて、次から次へと銃で脅して部下を
死なせ始めた。俺は、他の部下の携帯を盗聴する事で、未然に
ヨシタツさんの犯行に気づけた。だから、最後にヨシタツさんを
俺の手で死なす事にした。けど、もう全て終わりだ。人殺しになった
未来に希望は無い。だから、自分もこの世を去る。
母さんは、何もこの事は知らない。さようなら。」

加害者が既に死亡すると言う、異例の事件で終わる。
テツオも、たまたま歌仙とレイカの3人で、テレビに流れる事件を
観ている。

テツオ「あれっ!?この人物ってキョウイチ君とヨシタツ。このヨシタツってまさか、ノブトのーー!?」
レイカ「本当だぁ〜〜!息子の尚、ノブトについては
行方知れずとか言ってるぅー!!」
歌仙「テツオさん!?カイト君きっと、上手くやってくれたのね!」
テツオ(あれ?けど、これ・・・カイト君に頼んだやり方じゃないぞ?
もしかして、変えざる終えない流れなってたか?
彼自身も無事だと良いが。頼むっ!逃げ切ってくれ!?)

一方で、カイト君に関する証拠は、キョウイチが死ぬ前に上手く隠していて、警察もその事実に気づく事は無かった。
そして、その後のカイト君はと言うとーーーーーー・・・。

マネージャー「カイト君っ!?今日のドラマの役をよろしくね!」
カイト「あっ、マネージャー。今行きます!」

彼の夢だった、ドラマの仕事をしている。
テツオ達はと言うと・・・。

テツオ「レイカー?カイト君が出るドラマ、始まったよ?」
レイカ「待ってー?今行くぅ〜!!」
歌仙「3人で観ましょう!」


END

813:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 13:39 ID:UrI

因みにキョウイチがヨシタツを銃で死なせていない場合は、
ロープを解かれたヨシタツが、まずノブトを守れなかった罪だとかで
キョウイチを撃つ。そして、テツオに加担した罪でカイト君も撃つ。

その後は、トス家に復讐するべく
テツオが朝の仕事へ行く時間を狙って、出てきた所を
袖で隠した銃をテツオに向けて、「騒ぐな。言う通りにしないと撃つ。
家の中に入れ。」
っと脅して、トス家の中に侵入した後、歌仙とレイカも1箇所に
集めさせて、カイト君の件やノブトが殺された件も知ってる
と説明して、4人でしばらく会話を交わすが
ヨシタツの目的は、「復讐だ」と言い3人をその場で射殺。
最後は、ヨシタツも自分を撃って倒れる。

っという流れの完全バッドエンディングになってた。

814:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 07:37 ID:UrI

引き続きも、マイホームヒーローの設定を変えたまた
違うカイト君ヴァージョンになります。

登場人物紹介

@トス テツオ
Aトス レイカ
Bトス 歌仙
C麻取 ヨシタツ
D麻取 ノブト
Eキョウイチ
Fカイト(オリキャラ)ノブトの替玉役をする。
Gしずく(オリキャラ)カイト君の高校の同級生
H麻取の部下達

注意点・原作には無い親子間BLあり。苦手な方は、
読まない様に。

では、始めます。

815:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 07:59 ID:UrI

マイホームヒーロー・〜カイトヴァージョン〜

キョウイチ「いいか・・・?後、一週間過ぎても、ノブトさんが
見つからなかったら、お前ら家族を皆殺しにする。分かったな?
その間だけ、手を組む。」

キョウイチとテツオ。2人がいるのは薄暗い、建物の中。

テツオ「(どうして、こうなってしまったんだろう?全てはあの日から、始まった。)分かりました・・・。(娘のレイカが付き合ってるノブト君を、死なせてからだ。
そのノブト君が、闇組織側の息子さんで・・・)」

回想

ノブト「クソっ!あのレイカぁ!?死なす!始末してやる!」
テツオ(!れ、レイカを死なすっ!?)

たまたま、レイカの家の部屋のクローゼットに隠れていた私はーー・・・
レイカを守る為に、ノブト君をこの時死なせてしまった。

「パタッ(ノブトが血を流して、床に倒れる音)」

回想終了。

そして、今この組織の男・キョウイチに私は、ノブトの件で疑われている。何としてでも、疑いを逸らさないとっ!!
家族皆、死んでしまうかもしれないっ!
この残りの一週間、全てを賭けよう。

キョウイチ「ちゃんと、携帯は手元に持って、いつでもこっちの
連絡は、受け取る様にしろ!」
テツオ「はい。」

その後、場所は代わり、テツオの自宅。
家には、妻の歌仙と娘のレイカ達が待っている。
テツオが、部屋の中に入ると。

レイカ「父さんっ!?ど〜したのその頭っ!!」
歌仙「貴方っ!?」
テツオ「ちょっと〜転んじゃって。(よし、後はホワイトボードで
言葉を書いて、伝えよう。)」

妻の歌仙とレイカにも、既にノブトを死なせた件は、伝えている。

ホワイトボードの内容を見た2人は。

歌仙「(組織の連中にやられた!?)」
レイカ(パパっごめん!)

一度前に、この家から盗聴器を見つけてからは、盗聴の恐怖に怯え
それ以降、ホワイトボードでの会話になった。

ホワイトボードに更に追加して《私の携帯も、盗聴されている。》

テツオ(聞かれたくない内容は、こっち。)

ホワイトボード《頼む!レイカ?今から、私の言う通りの行動を、起こしてくれ!》

レイカ(分かった!元はと言えば、私のせいだしなぁ〜。)

816:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 12:52 ID:UrI

次の日、1日目。ここは、レイカの部屋。

レイカ「(えっと、まずはコレ〜!)」

レイカは、自身のスマホのネットにて。
ネット投稿内容《個人のムービーに、出てくれる役者さん募集!
主に、このイラストの主人公に、顔が似てる人。
出演してくれる人には、高い金を支払うよ!》

そのイラストは、ノブトの顔に似ている。
レイカの投稿内容に、心惹かれたのがノブトに顔が似ている
役者を目指して、頑張っているカイト君だった。

カイト(ギャラ高めかぁ〜。悪い話じゃないな。役者の仕事を目指してる
ものの、両親には迷惑かけてる。高めのギャラ貰えんなら、やりたい!
母さんにも渡せる。)

カイト以外にも、ノブトに顔が似ている10名ぐらいが応募してきた。

待ち合わせ場所は、レイカの家の近くにあるカラオケ店。

レイカ「ごめんねー。こんな場所で、オーディションして。
もっと、更に1名に絞りたくて。」

レイカは、その10名を自分の知る、カラオケ店に呼び集めた。
そこで、背も血液型も顔もソックリな、カイト君が選ばれる。

レイカ(声とか、歩き方は似てないけど、10名の中ならダントツ!
見た目なんか、双子!)

二日目、レイカは自宅にカイトを呼んだ。

ホワイトボードで会話中。

レイカのホワイトボード《パパ、見て!カイト君って人に決まったよ!》
カイト「どうも。」
テツオのホワイトボード《よくやった!レイカ!ノブトにソックリだ!》

テツオ「レイカの友達なんだって?よろしく、寛いでいって。」
カイト「はい。」

テツオは、キョウイチに怪しまれない様に、嘘の情報を伝える。
すぐにリビングの方に行って、レイカとカイト君とは距離を取る。

歌仙「レイカちゃんも、男友達が出来る年頃になったのね。」
テツオ「邪魔したら、悪いからそっとして置こう。」
歌仙「そうしましょう。」

レイカは、自分の部屋にカイトを招きいれる。
ホワイトボードで、更に会話は続く。

レイカのホワイトボード《ここで、カイト君に頼みがあるんだ。
この、オーディションって本当は、嘘なの。》
カイト(え?嘘?)
レイカのホワイトボード《うん、本当はね、カイト君には
ノブトって人を、演じて欲しいの。ノブトって人に、成りすまして生きて
欲しいの!》
カイト(何で?その、ノブトって誰だ??)
レイカのホワイトボード《ノブトは、付き合ってた彼氏なんだけど
ある日、消えちゃって。そのせいで、私の親が彼氏の組織から
疑われて、家族3人今、ピンチなの!
ノブトが現れてくれないと、最悪「始末」って状態なの!》
カイト(!始末?)
レイカのホワイトボード《警察じゃあ、助けてくれそーに無いし
もし、カイト君がノブトに成りすましてくれたら、その分のギャラは
毎月35万、振り込むから!だから、お願いっ!》
カイト(35万・・・。普通に役者の仕事しても、俺だとそんなに
貰えない。)

カイトは、手をグーにして承諾した。

817:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 16:11 ID:UrI

三日目。

レイカは、カイトと外で会っては、延人の情報を伝えて
色々とレクチャーする。

レイカ「延人の歩き方はねー、こう!」
カイト「特徴的ですね・・・。」
レイカ「後〜、カイト君の声より、延人の声はもうちょっと太め!待って、延人の声を携帯で、撮って置いてるの。この声!」
カイト「!勉強になる・・・。」

カイトは、小さい頃からキャラに成りきるのが
好きな子だった。

カイト「役に成りきるのも、声を真似るのも得意です!」

レイカのお陰で、カイトは延人に完全に、似てくる。

レイカ「延人がよく好んでた服も、カイト君にプレゼント!最後、いなくなった時に、着てた服だよ!」
カイト「ありがとうございます!髪型は、どうしますか?」
レイカ「そーだね!延人に近づけよっか?」
カイト「はい!」

そして、完成したのがーーーーー・・・。

レイカ「いいね、いいね!完っ全に延人!?」

そして、四日目。

カイトは、自分の自宅を訪れると、親に嘘をつく。

カイト「母さんっごめん!友人の借金を背負わされちゃった!迷惑かけたくないから、このまま逃げて、消える!
本当っごめんっ!」
カイト母「借金!?どれくらいの?」
カイト「ご、5000万。」
カイト母「そんなにっ!?」
カイト「母さんには、迷惑かけたくないから、俺が逃げたって事にしておいて!」
カイト母「いつ、戻るかも分からないの?」
カイト「今は、分からないっ!ごめん!もう行くからっ!」
カイト母「カイトっ!?カイトーーーーーっ!!」

延人になって生きる為、何もかもを捨てないと
いけなかった。

カイト(後は、友人か。)

メールでも、母に話した内容と同じのを送る。
中には、心配してくれて「金貸そうか?」の声を
くれる者もいた。

カイト(ありがとう!皆。こんなに優しい友人に囲まれて、幸せだなぁ〜。でも、延人になって生きるには、
もう、いない事にしないといけないんだ。
だから、もう・・・。)

そして、五日目。

ここは、ヨシタツの自宅。
家の前には、組織側の待機組と呼ばれる面々が
車の中で見張っている。

部下1「ん?あれ・・・延人さんじゃないっスか?」
部下2「本っ当!延人さんっ!?」
部下1「でも、何かウロウロしてて、変じゃないっスかね〜?」

待機組とは、分かりやすく言うと、ヨシタツの身の安全を見張る係りの事。

818:影虎◆Vs hoge:2024/05/22(水) 08:05 ID:UrI

部下1「とりあえず、家の中にいる麻取さんに
メールだ!」
メールの内容「ノブトさん、家の前でウロウロしてるっスよ。あ、今チャイムを鳴らしてます。」

「ピンポ〜ン(麻取の家の、チャイムが鳴る音)」

メールの返信「本当にノブト?今、外に出る。」

「カチャ(ヨシタツが玄関のドアを開ける音)」

ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「と、父さん。」
ヨシタツ「!その声、その顔!?のっノブトだ!!
ノブトォ〜〜〜〜〜〜!」

中へと、招き入れる事に。
リビングのテーブルと、椅子の所で話し合い。

ヨシタツ「ノブト、けど何で?消えてたの?」
電話もメールも、どうして返信してくれなかったの?」
カイト「・・・・記憶、失くしてた。」
ヨシタツ「えっ!?それって、記憶喪失っ??」
カイト「何も分からなくてなってて、自分が誰なのかも。何処に、住んでたのかも。」

「ガチャ(ヨシタツの玄関が開く音)」

キョウイチ「麻取さんっ、今戻りました!」
ヨシタツ「キョウイチ君、お疲れ。」
キョウイチ「ノブトさんが、戻って来たって話は、本当ですか!?怪しいのは、あの鳥栖家だと思ってたんですが。」
ヨシタツ「あ〜、もう。その件は、いいよ〜。だって、ノブトは戻って来たから。」

カイト(ノブト)が話した、内容はこうだ。
いきなり、記憶が失くなっていて。(レイカと同棲してる家にて。)

カイト「あれ、俺誰だっけ?ここ、どこだっ!?他人の
家っ?俺の家じゃないなら、他人の?やばいっ!早くここから、出ないとっ!
よくよく、見たら女住んでそうな部屋じゃねーか!?とりあえず、外に出っ・・・!(いや、待てよ?俺がここの住人じゃねーなら、そのまま表から出るのは、マズイか。窓からだ!)」

彼は、窓から外に出る。
見張っていたキョウイチからは、その窓は見えない場所にある。
外に出たノブトは、しばらく歩いてると、携帯と財布に気づく。

カイト「はっ!あれ?俺、携帯持ってる?だけど、誰のだ?まさかっ!?さっきの部屋の女の?俺が盗んだみてーじゃん!やべっ!警察に捕まる!?」

身に覚えが無かった為、他人のだと思い込み、川に捨てた。

カイト「捕まんのだけは、勘弁だぜ〜。」

「ドボン(携帯を、川に投げ捨てる音)」

その時に、財布から現金だけを抜き取って、財布だけ川に捨てた。

カイト「もしかして、俺・・・他人の女の部屋に、盗み目的で入ってたのかー?マジでヤベ〜所だった。」

どこが、家なのか?分からないまま、彷徨いながら
ホームレス状態。
財布から、抜き取った金で、空腹を満たす。
それから、五日目。
少し、記憶が戻る。

819:影虎◆Vs hoge:2024/05/23(木) 07:48 ID:UrI

カイト「思い出したっ!俺は、麻取ノブトだ!!
で、後・・・父さんは、ヨシタツだ!顔も分かる。
住所も、思い出した!よし、記憶頼りに行ってみるか。」

回想終了。

カイト「それで、ウロウロしつつも、戻って来たんだ。」
キョウイチ「って事は、ノブトさん?もしかして、レイカの件も、忘れてます?」
カイト「!れ、レイカ?誰だ、その女・・・。」
キョウイチ「・・・覚えてませんか。(レイカの件を、覚えていないなら、計画は、台無し。レイカから、金取る件も潰れた。)」
カイト「てか、あんたらがまず、誰だよっ!?」
キョウイチ「覚えてないんでしたねー。ノブトさん?
初めまして、キョウイチです。
麻取さん、ノブトさんを病院で診てもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
カイト「!何でっ!?別にどこも痛い訳じゃねーし!
ホームレス生活で、疲れてるし!?それに、行った所で記憶は、戻る訳じゃねーんだろ!?」
キョウイチ「確かにそーですが、どこか悪くしてないかだけでも・・・。」
カイト「しつけ〜な!?誰とも会いたくねーし!外に出たくねーんだよ!?一人にしてくれっ!?」
ヨシタツ「キョウイチ君、他の皆?もう、今日は帰っていいよ。ノブトには、無理して欲しくない。」
キョウイチ「分かりました。早く、ノブトさんの記憶・・・戻るといいですね。」

ヨシタツの家から出たキョウイチは、自身の車に戻る。

キョウイチ(ただ、あの鳥栖家の奴ら、特に親2人は
怪しかった。何かを隠している。ノブトさんが記憶喪失になったのは、あのテツオって奴のせいじゃあ?
あの日、2人は会って喧嘩になり、ノブトさんは、壁に頭を打ちつけ、そのせいで記憶喪失になったんじゃないか?それを、アイツらは隠したくてーーーー?
っと言っても、戻って来た以上、深く首は突っ込めない。鳥栖家からは、離れるか・・・。)

その頃、鳥栖家はーーーー。

テツオ「ついに、ついに!キョウイチからね、ノブトが見つかったから、もういいってメールきたよ〜〜〜〜!!」
歌仙「やったじゃない!?テツオさん!」
レイカ「やったね〜パパ!!カイト君が、上手く演じてくれてるんだね?ちゃんと、お金は振り込んで置いてねー!?」
テツオ「大丈夫だよ!レイカ、ちゃんと振り込みしといたからっ!」

鳥栖家は、ノブト殺しの疑いから、開放されて幸せムードに!盗聴される心配も無くなり、嬉しそうだ。

820:影虎◆Vs hoge:2024/05/23(木) 17:07 ID:UrI

その頃、ノブトのフリをしているカイトは。
現在、ノブトの部屋にて。

カイト「ここが、ノブトの部屋か。初めて入った。」

カイトは、レイカからの情報で体に、タトゥーで彫った
ホクロも、本人と同じ位置にしてある。

カイト「よし、ノブトさんの好みのパンツとか、この部屋で知ろう!服の好みも、何から何まで同じに。ノブトにもっと、近づくんだ!」

しかし、その夜。(ここから、BL注意)

ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜?こっちへ来なさ〜い。」
カイト「何だ?もう、寝る時間なのに。(部屋に呼ぶとか、何かあんのか?でも、行かないのもあれか。)」

ヨシタツのいる寝室にやって来た、カイト。

ヨシタツ「こっちこっち!布団に入りなさ〜い。」
カイト「(何で?布団に?)」

そこで、カイトがされたのは衝撃な行為だった。

カイト「(はっ?こんな事、俺の父親だってしなかった!ここの家では、それが普通なのかよ!?聞いてないよー!)」
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜〜!」

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

行為終わり後。
カイトは、反発した。

カイト「父さんっ!?俺、もうい〜大人だぜ!?そーいう事、しなくていいからっ!」
ヨシタツ「何言ってるの〜?ノブト。親にとっては、いつまでも子は、子だよ〜?親が子供に教えるのは、義務だから!父さんは、悪い事してないよ?ん?」
カイト(え?自分が悪い事したって、自覚もねーのか?んなら、伝わらねーじゃん!)

次の朝。

カイト(ここの家の親、異常者じゃねーか!?そういえば、そーいう人程、自分のおかしな面に、気づかないって言うよな。こんな、父親と住んでて、本人はおかしくならなかったんだろうか?それか、麻痺してて普通って思ってたのか?)
ヨシタツ「ノブト〜?ノブト〜?朝ご飯だよ〜?」

「コンコン(ノブトの部屋のドアを、ヨシタツがノックする音)」

カイト「いや!一人で食べるからいい〜〜〜!」
ヨシタツ「朝ご飯くらい、2人で食べよぉ〜、ノブト〜?」
カイト(ノブトの父親って、ほぼウゼェ〜!)

リビングへとやって来て、テーブルの近くの椅子に
腰掛ける、カイト。
もう、朝食の準備はバッチリ。

ヨシタツ「ほらほら?ノブトの好きなの、用意したよー?」
カイト「(す、好きなの・・・?)」

821:影虎◆Vs hoge:2024/05/25(土) 08:05 ID:UrI

ヨシタツ「あれ・・・?どうしたの、何だか嬉しそうじゃないね。」
カイト「覚えてる記憶情報で、好きなもんとか忘れてんだよ。ほら、記憶が一部しか、戻ってねーから。
けど、俺の為にわざわざ、ありがと!気持ちは、嬉しいよ。父さん。(これで、ノブトの好みも覚えれる。逆にラッキーか?)」
ヨシタツ「じゃ、ノブト!父さん、仕事してくるから!?家でのんびりしてるんだよー?」
カイト「分かった、いってらっしゃい。父さん!」

「バタン(ヨシタツが家から、出て行く音)」

カイト(はぁ〜、やっと一人になれた。でも、ん?
窓の外!?車が待機してる!人乗ってるし。家の前には、見張りいんのかよ!マジでうぜぇ〜!?下手にどっか行こうもんなら、バレるか。)

その間、色んな部屋をグルグルと回って、カイトは調べていた。アルバムを、ヨシタツの部屋にて、見つける。

カイト(これか!?ふ〜ん、母はこんな人か。でも、何で?今はいないんだ??別れたのか?
別れた原因って、何なんだろう?ここの家族ーーーー。)

ヨシタツと、夜ご飯をしてる時に、聞いてみた。

カイト「どうして、母親っていないんだ?」
ヨシタツ「出てった。」
カイト「何で・・・?」
ヨシタツ「ノブトとの仲に嫉妬して?息子が出来てから、ノブトしか可愛がらなかったからね!」
カイト「えっ?」
ヨシタツ「不器用な人間だから、両方愛するとか
出来ないタチでね。」
カイト「!?」
ヨシタツ「それこそ、夜のノブトとの営みを、妻は知っていた。女としての立場すら奪われたと思って出て行ったよ!」
カイト(!普通〜、そんな家庭ねーだろ!?やっぱ、この父親が異常だよな。もしかして、初めから同性愛者?)
ヨシタツ「ノブトは、離れていかないよね〜?」
カイト「・・・あぁ。」
ヨシタツ「良かったぁー!ノブトまで、失ってしまったら、何も無くなるんだぁ〜。ノブトさえ、いてくれれば幸せだぁ〜!」

次の日も、カイトはヨシタツの部屋を調べる。

カイト(おっ!?ムービー出てきたっ!もしかして、これに生きてるノブトさんが?)

ムービーを、作動してみると。

カイト(やっぱり、ノブトさんだっ!?でも、何かこれ、映ってるの、ノブトさんばっか!?)
 
それだけ、ヨシタツがノブトばかりに、関心を寄せていたかが分かる。

カイト「ん?(このムービーも、ノブトさんのか?)」

カイトは、色んなのをチェックしてみるが、その中には
もっと、ショッキングなものまであった。
そこには、ノブトとの営みすら、映っていた。

カイト「!営みのやり方を、小学生のノブトに教えてんのか!?やべーよ、これ!相手、小学生だぜ!?何なんだよ!この父親!?さすがにもう、観るのは止めよう!」

ムービーから、得た情報で更に、カイトはノブトに、似せる。

822:影虎◆Vs hoge:2024/05/27(月) 14:46 ID:UrI

カイト「少し、記憶・・・思い出した。飼ってた犬いたよな?」
ヨシタツ「あー!思い出したんだねー?ノブト!?
そーだよ!犬プレゼントしたんだ!ノブトには、友達が出来なかったから。」
カイト「え?何で友達出来なかったんだ?」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままの子供だったから。それ以外のクラスメイトの奴らは、ルールで躾けられた子供達だった。ノブトだけが、違うって理由でアイツらは、イジメてきたんだ!家族なら、ありのままのノブトを愛せるのに!?クラスメイトの奴らは!?愛せないからって理由だけで、ノブトを虐める野蛮な奴らだ!!気にしなくていいんだっノブト?」
カイト「!」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままだっただけで、
悪い事なんてしていない!受け入れられない奴らが悪いっ!」
カイト(何言ってんだ?この父さん。自分の異常に気づけてない。色んな親子の形があるんだろうけど、俺には理解不能だ。)
ヨシタツ「ありのままのノブトには、『価値』かあるんだよ〜?周りの奴らは、そんな『価値』の無い自分を、認めたくないだけだよ!」

それから、1年の月日が過ぎた。

ヨシタツ「ノブトぉ〜?そろそろ、どぅ〜?外に出る気はない?父さん、ノブトの事は、愛してるけど。
さすがに死んだら、ずっとは、守ってあげられない。
父さんいなくても、ノブトには、仕事して生きれる様でいて欲しい。」
カイト「!」
ヨシタツ「大丈夫だよ!?ちゃんと、ちょっとずつ教えるから。父さんのそばにいて、覚えていけばいいんだ!」
カイト「わ、分かった。」
ヨシタツ「キョウイチ君にも、頼んでノブトの出来ない事は、カバーさせる様に言うからね!」
カイト「あっ!そーいえば、父さん?護衛用の銃って、俺も、持って置きたいをんだ。」
ヨシタツ「ん?」
カイト「やっぱ〜、万が一・・・命を狙われないとも、限らないし。俺、殺されんのごめんだ。」
ヨシタツ「大丈夫!その為に、ノブトのそばに常に、待機組を、スタンバイさせてるから!」
カイト「いや、そ〜いうんじゃなくて!!気持ち的に、銃が手元にあった方が、安心感あんだろ?」
ヨシタツ「あーーーー、そう。分かった。ノブト用の銃、持たせて置くから!後で、用意して渡して置く。」

次の日。場所を移して、アジトにて。

ヨシタツ「キョウイチ君。君が、ノブトのそばで教えてあげて。仕事のやり方を。」
キョウイチ「分かりました。ノブトさん、よろしく、これから。」
カイト「おぅ。」
キョウイチ「そーいえば、ヨシタツさんから、頼まれてた銃です!ノブトさん、どうぞ。」
カイト「ありがと・・・。(この銃があれば、バレた時にそん時に・・・!!)」

823:影虎◆Vs hoge:2024/05/28(火) 07:55 ID:UrI

カイト(父さんは、電話で何してるんだ?詐欺の話?)
キョウイチ「ヨシタツさんの仕事ぶり、いいものです。ノブトさんは、どれから出来そうか。覚えてしまえば、簡単ですよーーー?」

今日は、仕事を少し覚えて終わり、ヨシタツの自宅にて。

カイト「父さん、風呂入ってくる。」
ヨシタツ「あぁ!」

ノブト(カイト)が風呂に入ってる間、ヨシタツはーーーーー・・・。

ヨシタツ(そーいえば、ノブト引きこもってて、部屋の掃除していないなぁ〜?よし、片付けるの手伝おう!)

部屋に入って、掃除をしているとーーーー。

ヨシタツ「ん?何だ、これは?」

引き出しを開ける。
その中にはーーーーー。

ヨシタツ(これは、身分証!?名前、カイト?え?
これって!!?)

カイトは、風呂からあがる。

カイト(ふぅ〜〜〜、やっぱり、銃があるってだけで、心的に安心だなぁ〜。何か、襲われてもこれさえ、あれば・・・・・。)

カイトが、風呂場から、出ると廊下には、ヨシタツが
立っていた。

カイト「あれ・・・?父さん。どうしたの?そんな所で、立ち止まってーーー・・・。」
ヨシタツ「・・・・。君、ノブトじゃないの?」
カイト「えーーーー?」
ヨシタツ「カイト君。何で、ノブトに成りすましてるの?」
カイト「(ば、バレたぁーーーー!?こ、こ〜なったら!?)」

「スッパァ〜ン(カイトが銃を取り出し、ヨシタツに向けて発泡した音)」

ヨシタツ「の・・・ブと・・・・。」

「パタ(撃たれたヨシタツが、床に倒れる音)」

カイト「ごめんっ!麻取さんっ!?貴方に罪は、無いけど俺ーーー今、バレる訳にはいかないんだっ!ごめんっ!!(どうしようっ!?こんな早くっバレる訳無いって、思ってたけど、バレたっ!)ひ、ひとまずー、外に出て逃げよう!?」

「ダッ(カイトが、ヨシタツの家から、外へ出て走り去る音)」

外には、待機組の部下達。

部下1「あれーー?あれ、ノブトさんっスね。何処に出かけるんだ?麻取さんと、メール繋がんないっス。中入ってみるかー。発砲音したよ〜な?」
部下2「!?ま、麻取さん!?死んでる!まさか、ノブトさんに殺された!?」
部下1「おい、どうする?このまま、ノブトさんを警察に調べられたら、警察に俺らの捜査までされる羽目になる。」

ヤバいと思って、彼らは麻取さんの死体を
運ぶと、車に乗せて山へ行き、地面に埋めて、事件にしない様にする。

824:影虎◆Vs hoge:2024/05/29(水) 07:56 ID:UrI

それから、2日後。
アジトにて。

「カチャ(カイトが、アジトのドアを開ける音)」

部下1「ノブトさんっ!?戻って来たんスか?」
部下2「何で、父さんであるヨシタツさんをっ!?」
カイト「ちっ違うんだっーーーー!大変な事になっちまったーーー!」
部下1&部下2「!?」

カイトが皆にした話は、こうだ。

また、記憶喪失になってしまった。

カイト「ど、どこだっ!?ここ!」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「誰だよっ!」
ヨシタツ「また、記憶失くしちゃったのー?君は、ノブトで、こっちは父さんだよ。落ち着いて・・・。」
カイト「そんな記憶ねー!嘘つくなよっ!?まさか、俺を監禁してる!?」
ヨシタツ「何言って!?」

「がしっ(ヨシタツが、暴れるカイトの肩をつかむ音)」

カイト「外に出るーっ!外にーっ!?」
ヨシタツ「待ちなさいって!」
カイト「離せ〜〜〜っ!!」

暴れながらも、銃を所持していると気づいたカイトは。

ヨシタツ「のっ、ノブトっ!?や、やめて・・・の・・ぶと・・・。」
カイト「俺は、ノブトじゃない・・・!そんな、名前の記憶なんてねー!」

「パァ・・・ン!!」

回想終了。

キョウイチ「では、ノブトさん本人としては、殺したかった訳では、無いと・・・?」
カイト「後から・・・記憶戻って、怖くなって逃げた。
けど、やっぱり、皆には真相を話して置かないとって思ってーーーー!
父さんの事っっ、ショックで訳分かんなくてっ!どうしたらっいいのかも!?
なぁ・・・?俺やっぱり、自首しようかなぁ?
警察に。」
キョウイチ「ノブトさん、殺したくて殺した訳じゃ無いなら、自首すればヨシタツさんが、悲しみます!
それは、止めて下さい!代わりにヨシタツさんのいた
ポジションを貴方がやるべきだ。
それが責任と言うものでしょう。いなくなった分の穴埋めは、貴方が果たして下さい!」
カイト「わ、分かった。組織の為に頑張るよ。(俺としては、ノブトに成りすますより、刑務所にいる方が安心なのになぁーーー?)」

それから、半年経ち、ノブトは組のトップになっていた。

キョウイチ「ノブトさん、新しく仲間が、入って来ましたよ?」
カイト「ん?誰だ?」
しずく「しずくです!」
カイト「!(えっコイツってーーー!?俺の高校の時の仲いい〜、しずくじゃんか!?知り合いキターーーー!)」
しずく「貴方が、リーダーのノブトさん?あれ、何か・・オレの友人に、顔が似てる様な・・・?」
カイト「あっ?誰が似てるって?俺は、ノブトだ!」
しずく「あ!すいませっ・・・声とか、髪の色は
違うんで、気にしないで下さい!!」
キョウイチ「?」

825:影虎◆Vs hoge:2024/05/29(水) 14:34 ID:UrI

次の日。

カイトの母親の住んでいる家の前に、しずくの姿があった。

しずく(カイト、そーいえば元気にしてるかなぁ〜?久々に家に来た。)

「ピンポーン(しずくが、家のチャイムを鳴らす音)」

しずく「あれ?カイトの母さん?久しぶりです、しずくです。」
カイト母「あ、カイトと仲の良かった?」
しずく「久しぶりに、カイトに会いたいなって。」
カイト母「カイトは、いません・・・・。」
しずく「え?」
カイト母「正しくは、理由あってもう、帰って来ません。」
しずく「どうして?」
カイト母「理由は、言えないの。ごめんね。」
しずく「わ、分かり・・・ました。(久しぶりに顔見たかったな。カイトーーーー。今、どこにいるんだろう?
会えないのかな、もう?)」

その頃、カイトはキョウイチと、二人っきり。

キョウイチ「ノブトさんーーーー・・・、新入りのしずくとメールで、連絡が繋がりません。組のルールとしては、いつ、誰と会うか?何処に行くか?伝える掟があります。しずくに、伝えた方がいいですよ。」

しずくが戻って来た。

カイト「しずく?ちょっと、今日の夜、飲みに行こうぜ?一緒に。俺の奢りだ。」
しずく「ノブトさん?ありがとうございます。」
カイト「あ、キョウイチは、来なくていいぜ?2人で話したい。」
キョウイチ「分かりました。」

ファミレスにて。

カイト「なぁー?しずく、お前今日、何処に行ってた?
もうちょっと、組に入ってるって自覚しろよ?
どこ行くなら、「◯◯に行きます。」誰と会うなら、「◯◯に会います。」って、メールぐらいよこせ。
もう、お前一人の問題じゃなく、チームの問題なんだぜ?」
しずく「はっ、はい!すみません!今度からは、そーします。」
カイト「で?今日って、どこ行ってたんだよ?一応、リーダーとして、知った置きたい。」
しずく「・・・久しぶりに、高校の友人の家に。けど、母親は出たけど、本人はいないって。」
カイト「(え?)ま、まさかそれって、俺に似てるって言ってた奴の所!?」
しずく「はいっ。でも、何故いないのかは、話してくれませんでした。」
カイト「あのな!もう、フツーの奴らと関わるなっ!?
俺らの組に関わってる以上、俺らだけと交流するんだよ。そもそも、ルールに従えねーなら、こんな組にいない方がいーぜ?他の所に行っちまえ!何でここに来たんだ!?」
しずく「・・・とある、友人に借金を、背負わされちゃって。そんな、大金返せない。こーいう、悪い世界に足を踏み入れたら、その方がすぐに、大金も返せるかな?って思って。今の俺には、居場所なんて無い。」
カイト「(しずくーーーー。)そ、そーいう事か。
なら、しんどいな?これから、力を合わせて、頑張って行こうーぜ?」


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