【戦闘スレ】第一次リヴァループ公領戦争

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98:クロエ◆Yg:2021/02/04(木) 21:49



>>97 クリフ様

はひ……ひえぇ……

( その絶対的な安心感。一瞬優しくこちらに促した声に気の抜けたかのような返事を返し、邪魔にならないような場所まで少し距離をとる。しかし、目の前で物凄い音と共に素手で魔術を打ち破った様子を見て腰をへなへなと抜かしてしまう。ぺたり、なんて座り込んでは呆然とその光景を見ていた。あんな事する人、そうそういないよね…。私があの魔術師さんの立場じゃなくてよかった、私なら気迫で気絶しちゃう。なんて真っ白な頭の片隅でふつふつと呟く。意識の切れた魔術師に視線をやれば、腰を抜かしたまま、表情は悔しそうに。 )

……最後、私がもっと強ければ、もっと上手く事を運べたのかしら。クリフ様がこちらに気付いてくれなければ、今頃……。

( もっと、もっとと連呼してはタラレバ話なのをわかっているがつい口にしてしまう。この場合不運だけではなく、この時代が招いてしまったという解釈だってできる。それでも人の手を煩わせすぎてしまう自分にじわじわと嫌気が差したらしく、「……申し訳ありません、私の実力不足のせいで、思ったよりスマートにいきませんでしたね」と自嘲めいた笑みを浮かべ。諦めている訳ではない。でも、申し訳ない気持ちが勝ってしまったが故の言葉。 )


クリフ◆Qg:2021/02/04(木) 23:26 [返信]

「終わった……、どうにか吾ら2人で、
魔術師共を抑え込む事が出来た様だな…。」
(フウッと一息付いて、辺りを見回す。
倒れ伏す魔術師達の少し向こう側に
腰を抜かした状態のクロエを見つけた男は、
肩から力を抜き、クロエの元へ歩み寄る。)
「──過去を嘆いていては目の前の道筋が曇る。
お前も明るい道を歩めるはずだ……その道を
真っ直ぐ見据え、確かに歩みさえすれば。」
(悔しさを滲ませる彼女に励ましの声を掛け、
立てないでいるのを見て、そっと抱え上げる。)
「人間は、一人で生きることは難しいが、
周りから支えられる事で、幸福が齎される。
己の不足を悔やむより、周りに出来ない事で
己に出来る事を探す方が賢明だな。それに、
スマートでなかった事を気にする必要は無い。
吾の戦法は、元々スマートじゃないからな。」
(相手抱えた状態のまま相手の顔を見つめ、
自身が普段出さない様な柔らかな声音で宥める。
また、相手の発した言葉を汲み取る様に
シンプルなジョークを交えながら、軽く笑う。)
>>98 クロエ


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