☆探偵チームKZ事件ノート小説&雑談3☆

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415:黄緑◆veI:2016/06/04(土) 16:11 ID:IR6

>>360の続き(*´▽`*)

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「大鏡は知っている」


放『立花彩さん、立花彩さん、お電話です。至急、事務室まで来てください。

 繰り返します。立花彩さん、立花彩さん、お電話です。至急、事務室まで来てください。』

また呼び出し〜。

前にも呼び出されたじゃん。

今度は誰から電話?

若「おい、アーヤ。電話みたいだぞ、行って来い。」

彩「うん。」

そう言ってカフェテリアを出た。

   *

彩「失礼します・・・。」

事「立花さん?お母さんからよ。」

またぁ。

そう思いながら受話器を受け取る。

マ『彩、大鏡は美術館に戻ってきたみたい。』

彩「ふぇっ!?」

マ『変な声出さないでよ。さっき美術館から電話があったのよ。まだ

 鑑定はしていないけど、大きさも重さも正確だったから美術館が本物と言っているわ。』

彩「鑑定しないの?」

マ『分からない。で、彩、ママは美術館でインタビューがあるから行くわね。

 じゃあ。』

📞『プツン』

電話、一方的に切られちゃった。

でもなんで一回盗んだのに返してきたんだろう。

捕まるのが嫌だったのかな?

そんなことを考えていたら、気づいたらカフェテリアについていた。

黒「アーヤ、どうしたの、ボーっとしちゃって。熱でもあるの?」

そう言うなり黒木君は私のおでこに手を当てる。

はははははは恥ずかしいっ!

私はうつむき、耳まで真っ赤になる。

若「くぅ〜ろぉ〜きぃ〜。」

なんか若武が怒ってる。

私がいない間に何かあったのかな?

上「黒木!立花からその手を離せ!今すぐだ!」

小「そうだよ黒木、ずるいよ。」

翼「一人だけいい格好しちゃって。俺にもやらせろ。」

ミナサンナゼソンナニオイカリナノデスカ?

トッテモコワイデス。

黒「しょうがないな〜。」

そして黒木君はやっとおでこから手を離してくれた。

はー。

良かったでも…。

若武たちが黒木君を取り囲んでいる。

なんか言い合ってるみたいだけど聞こえないや。

っていうか、カフェテリアにいる人が、こっちを見ている。

うわぁ、明らかに迷惑だよね。

となると、私がやることは一つ。

深ぁ〜く息を吸ってぇ・・・

彩「や、やめなさ―いっ!」

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黄緑◆veI >>475:2016/06/13(月) 13:10 ID:IR6 [返信]

>>415の続き(*´ω`*)

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「大鏡は知っている」


あの後、若武達を叱って、無事会議に戻った。

若「で、アーヤ。さっきの電話の内容、なんだったんだ?」

あ、そうそう、そのことなんだよね。

彩「大鏡が美術館に戻ってきたんだって。」

上「それ、おかしくないか。」

私もそう思う。

若「どこがおかしいんだ?俺たちKZにばれるのが怖くなって逃げただけだろう。」

そんな訳ないっ!もう、バカ武っ!

小「若武、そんな訳ないでしょ。だってばれるのが怖かったら最初から盗まないでしょ。」

彩「小塚君の意見に賛成。」

黒「俺も。」

翼「右に同じ。」

上「俺もそう思うな。ということで5対1、若武の負けだ。」

上杉君はにやりと笑った。

若「チッ。」

小「ねぇ、いっそのこと、もう一回美術館に行ってみない?鏡も見れるし、美術館の人に

 話を聞けるし。アーヤ、招待券もう一回使えるでしょ?」

彩「使えるよ。」

若「小塚、そいつはいいな。賛成の者は手をあげろ。」

私は手をあげた。

周りを見たら、全員が手をあげていた。

若「よし、決まりだな。じゃあ、次の土曜日の10時に美術館前な。解散!」

解散した。

またみんなでお出かけできる。

楽しみだな〜。

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短めですが、今回は終わりです(*^▽^*)


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