玲side
あ〜あ…俺、一体なにしてんのかな…
分かってるくせに二人を見てんの…
…つーかあれって “ 両想い ” ってやつじゃん。
舞ちゃんもアイツに腕回してるし…完璧 “ 好き ” でしょ…
つーことは……え、まさか俺って…
あっはは…
「好きって気づいて、もう失恋してんじゃん…ダッセーの俺…」
情けない顔を隠すように俺はくしゃっと自分の髪を握った。
…っ…俺は…どーすればいいんだよ…
俺は一人屋上で涙を流した…
__ガチャ
ドアの開く音…
は?まだ誰かいたの?
俺急いで涙を拭っていつもの顔にした。
「高岡…玲くんだよね?」
この声…女?
チラッと目を向けるとそこに立っていたのはそこそこ綺麗な顔立ちをした女だった。
「そーだけど?俺に何の用?」
そー聞くと、女はニコニコしながら俺に近付いてきた。
そして、俺の赤い髪を触りながら…
「フフッ綺麗な赤い髪…羨ましい…私にも…この色くれない?」
そう言った。
あぁ…なるほどね…
つまり、この女は俺に抱いてほしいんだ…
俺はクスッと笑って女の顎を上げて、キスを落とした。
だんだん強く…激しくして…
「ん…ふっ…ん」
__俺はこの女に舞ちゃんを重ねた…
オーマイガー。。。重ねちゃったんだ。玲すゎーん。そこは舞ちゃんと話してみようよ。
ちゃんと話してからほかの子にキスしようよ(これもどうかとおもうけど、、、)
>>椎名
もうねぇ。かっこよすぎるんだよねー。2人とも。読んでるときキュンキュンしちゃうわ。
うん。元彼のことあきらめようとしてるけど、あきらめようとする自分が辛いの。自分でも意味が
わかんないんだよね。あきらめようとしてるのにそうしてる自分が怖い。辛い。
たぶん元彼のこと、そして親友の彼氏のこと大好きになっちゃったんだと思う。。。