『 え−..、 』
「 ダメかな? 」
『 私そんなに人様の歌うたえるほど自信ないし. 』
「 一生のお願い 」
『 それ何回でも使えるよね 』
「 うん 」
会話は終わった。
ああ、もうなんなんだ。
このあとも粘ってみたものの、
" そんなにうまくない " の一点張り。
小澤葉月は意外に頑固だった。
数十分経過した。
粘って甲斐があった、
小澤葉月は漸く頷いてくれた。
彼女は" しょうがないなぁ " と一言溢した。
下から4行目、
粘って×
粘った○