「ちょっと来てくれません?」
「誰!?……………!!!!」
振り向いた瞬間目に飛び込んできたのは…。
にっこりと笑いながら立っている、
杏子の姿があった。
「な………!杏子………!?」
「留美、行こう?」
「ど、どこに連れていくつもり…?」
「んー………、楽しいとこ。例えるなら、遊園地かな?」
「ふ…ふざけんなよ!どーせ先生にチクるんだろ!?」
私がそう言うと、杏子はきょとんとした。
「違うよ。楽しいとこだって!」
「わっ!?」
杏子に手をグイッと引っ張られ、連れていかれたのは…、
ートイレー
「トイレ……………?」
「うんっ!あ、留美、私今から手品するからぁ、目ぇ瞑っといてよ!」
「……………っ分かったわ。」ギュ
(こうなったら、とことん付き合ってやるわよ!!)
_数分後。
「……ねぇ、まだなの?もう何分か経ったけど。」
私はイライラしていた。どうしてこう自分は我慢強くないんだろうか。
「できっ…たよー!」
杏子が言葉を詰まらせた意味は分からなかったが、そこは気にしないことにした。
「♪チャラララララ〜 チャラララララ〜ラ〜ン♪」
「……無駄なBGMいいから。」
「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、行っくよ〜〜〜〜〜!それっ!」
バシャッ!!
ー続くー
誤字
×「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、行っくよ〜〜〜〜〜!それっ!」
○「も〜、留美、ノリ悪いな〜。じゃあ、いっくよ〜〜〜〜〜それっ!」
×行っくよ〜〜〜〜〜
○いっくよ〜〜〜〜〜
でした。