GO!ペンギン研究会!

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7:Re:秋音◆G.:2016/12/27(火) 13:24

第2話『まさかまさかの新メンバー!?』
「はーい!皆さん、転校生を紹介します!!」
ある日、教室に先生の声が響いた。
...どうやら転校生が来るらしい。
あちこちから「え!?本当!?」、「あー、男子だったらいいなー!」などと声が聞こえてくる。
「はいはーい、皆静かにねー!では、浜口さん、どうぞー!」
...浜口さん、と呼ばれたその女の子が入ってきた。
「では、挨拶とかない?」
先生が訪ねた。
「.......特に無いです。」
「...え?」
...クラス全員がそう思っただろう。でも先生はへこたれない。
「じ、じゃあ名前だけ教えてくれるかな?」
「...浜口桜子ですが何か?」
...さすがの先生も何も言えなくなったのだろう。
「あ、じゃああの後ろの席があいてるわね。あそこに座って。」
...え?い、今なんていった?
...え?なんでこんなに焦っているのかって?そ、それは、私の隣だから...
...私がそうこう思ってる内にホームルームが終わってしまった...
ど、どうしよ...?一回話しかけてみようかな...?よ、よし、話しかけよう!!
「え、えーっと、浜口さん、でいいのかな?私、彩って言うんだけど、...良かったら友達になんない?せっかく隣なんだし...」
い、言えた〜!問題は浜口さんの反応だ...!!
「あ、彩ちゃん...?うん、友達になろう!よろしく!!」
...は?な、なんでこんなに明るいんだ...?自己紹介の時はこんなに明るくなかったのに...
「うん、よろしくね!...ところでさ、なんで自己紹介の時あんなに無口だったの?今はこんなに明るいのに...」
「え?えっと私、皆の前で話すのってちょっと苦手なんだよね...もしかして暗い人って思われちゃったかな...!?」
なんだ、そういう事だったんだ。私も同じだ!
「うんうん、分かる!!ところで浜口さん、部活決まった?」
さりげなくペンギン研究会に誘おうとしている自分がいるのはなんでだろう...
「あ、実はもう決まったんだー!ペンギン研究会っていう部活なんだけど...」
ん?いま、何ていった?
「もしかしてペンギン研究会に入るの!?」
私が身を乗り出して聞いてみた。
「え?さっきからそういってるじゃん?」
こ、これはチャンスだ!!
「じ、実は私もペンギン研究会なんだ!!ペンギン好きなの!?」
「え!?彩ちゃんも!?よかったー!クラスで一人だけだと思ったよー!二人だー!」
ん?二人?まだ萌がいるんだけどな?
「あ、実はまだもう一人いるんだー!萌って言うんだよ!そのうち浜口さんにも紹介するね!!」

...この一年は素敵なものになりそうだ
★第3話に続く★


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