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24:匿名 sage:2017/06/10(土) 18:57

すれ主さん自身は小説書かんのん?


視点:リナ◆ZM sage:2017/06/13(火) 18:43 [返信]

|_ ̄)スレ主さん、読み専、了解しました。
なんか思いついたのでスペースお借りします。

題:先輩と私/リナちーとあたし 
作:レス番
 四月。高校入学して間もなくの新入生歓迎ライブ。
とある洋楽のコピーバンドが、私の印象に強く残りました。

 元になったバンド名も曲名も知らなかったけど、
大音量にも関わらず、とても聴き心地が良かったのを覚えています。

 そして、ポニーテールに結い上げた長い髪をなびかせて、
楽しそうにドラムを叩く女性の姿に、私は目を奪われました。


 かっこよくて綺麗な、二年生の先輩。
ライブの後、私は「素敵な演奏でした」と伝えに行き……
先輩は少し驚いたような、照れ混じりの笑顔で
「ありがとう」と答えてくれて……
私は、軽音楽部への入部を決めました。




「リナちー、『ゲイン』って書いてあるツマミは真ん中に合わせてね。
ゼロだと音が出ないけど、大きすぎると音が割れちゃうよ」
「はいっ、先輩!」

 入部してから音響機材の使い方を教えてくれたのも、
私に『リナちー』という愛称をくれたのも先輩でした。


 軽音楽部は創設から十年も経っていない、若いクラブで、
その頃に流行っていた『軽音女子が題材のアニメ』の影響を受けたとか受けないとか。

 当時の先輩達が、部員集めや顧問の先生を探すのに、
涙ぐましい努力をした話が脈々と伝わっているとか。
先輩はそんな裏話まで、面白おかしく聞かせてくれました。


 学校生活にも、部活動にも慣れてきたある日…

「リナちー。今度の日曜日さ、あたしの家に遊びに来ない?」

 思いがけない先輩のお誘いに、私は驚きと喜びを抑えて、頷きました。


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