色褪せる前に.   

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7:  聖織。  ◆ESlA:2017/07/01(土) 18:57


その日から、私は体育、部活禁止になった。
当たり前のことだけど、悔しかった。走りたい。

それどころか、移動教室だって大変なのだ。
歩くのが一苦労のため、れいちゃんにいつも迷惑をかけてしまう。
れいちゃんは優しいから、のろい私と一緒に移動してくれる。ありがたい。

その度に榎下から声をかけられる。

「歩くの頑張れよー。」

まるで私が歩くのにもやっとな運動音痴の人のような言い方だ。
私は陸上部で、しかも体育の成績は最高なのに。

なんだか榎下がうざったく思えてきた。

車で送迎されるため、そこは楽だった。
れいちゃんとは方向が真逆で、いつも一緒に帰っていなかった。
その点では迷惑をかけない。
私の場合は、一人か、時々榎下がいる。
なんだか知らないけど、横で一緒になって自転車をおしているのだ。

「じゃあれいちゃん、また明日ね。」

車に乗り込みながら、私は手を振った。
視界の中には榎下もいて、なんだか変な感じだった。

「うん。ひよちゃんバイバイ。」

れいちゃんも手を振ってくれた。
そのすぐそばで、榎下もよっ、と手を振った。

田舎道を通って、家に着いた。
既に帰っていた小学生の妹、菜奈( なな )に、

「おかえり、お姉ちゃん。」

と言われた。
時々はうざい妹でも、血の繋がっている妹だ。
そう言われると嬉しい。


匿名:2017/07/01(土) 19:13 [返信]

一通り読ませていだたきました。

まず第一に感じたのは“若い”ということです。
主人公の視点、文から現役学生の等身大の姿が伝わります。

つぎに思ったのは、続きを読ませる力が弱いということ。

次の展開を予測できる用に作られているのはわざとだとわかるのですが、次の話を読もうと思わせる力が足りません。
話の切り方も、続きが楽しみになるように工夫してはいかがでしょうか。
長く書くと疲れてしまうのもわかりますが、例えば>>7の終わりもおかえりと声をかけてきたのは誰なのか…。と言うような疑問を残すなど工夫ができると思います。

上から目線で申し訳ございません。気に入らなければどう言っていただいても構いませんので。
最後に、この小説が完結することを願っています。
微妙な長文、駄文失礼いたしました。


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