お悩み相談委員会!

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18:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/25(火) 19:52

心海は、嫌な顔せず、

「そうなんだ!じゃあ、今度ね」

心海と約束して、こばとのクラスに行く。
6ー1は、まだ終わりの会前。
教室前に置いてある、学級文庫を手に取ろうとして、こばとのノートを持ってるのを思い出した。
こばとの小説の方が、おもしろい。
こばとって、意外と短編小説や、切ない純愛系の小説を書いているんだ。
私じゃ、書けない。
ちょっと読んでいると。

「七瀬。・・・って、また読んでる?」

「あっ・・こばと〜!!」

いつの間にか、終わりの会は終わっていて、廊下は生徒たちでごった返している。
みんな、中央階段使うし・・・・。

「ね、こばと。西階段から行こうよ!」

こばとは、うなずく。
西階段は、薄暗くてあまり(急いでる人以外)使われていない。
ちょっと怖いけど、はやく家に着きたいし。
背に腹は代えられぬ!
こばとと、雑談をしながら、玄関に着く。
1〜6年が玄関に居るから、かなり暑い。

「こばと・・・・行くよっ!」

こばとの手を取って、生徒の間をすり抜けていく。


リリカ@恋歌◆JA:2017/07/26(水) 17:35 [返信]

>>19 ありがとうございます!
これからも、がんばります!


すり抜けていくと。

「うわぁーん!」

えっ!
泣いてる子!?
1年生みたい。
こばとが、かがんで、

「どうしたの?」

と、聞く。
女の子は、ポロポロと泣きじゃくりながら、

「あたしの靴、取れないの」

こばとは、ニコッと笑って、

「お姉ちゃんが取ってくるから、待っててね。あなた、なんて名前?」

「堺田心音・・・」

えっ!?
堺田!
堺田って、あの私が注意した、堺田だよね?
こばとは、機敏に、1年生の下駄箱に駆け込む。
しばらくして。

「ハイッ、心音ちゃん。この靴だよね?」

心音ちゃんは泣き止んで、ニコッと笑った。

「ありがとう、お姉ちゃん」

その光景を見て、思ったんだ。
やっぱり、こばとをお悩み相談委員会に入れたいって。


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