思春期シンデレラ

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49: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 20:56

A3.連絡まだかな?

私は二人の先輩の仲を初めて知って、勇馬会長と解斗……副会長呼び捨ては慣れないけど人気な理由はたぶんそれって思う。

それに解斗副会長の呼び捨てはプライベートで呼ぼうと決めた。
「で、勇馬会長今日の生徒会は交流会だけですか?」
「うん、でもこの資料は見てもらいたい」
勇馬会長が皆に資料を渡して来た。

「運動会が終わったから、次は夏祭りを今年をやりたいって思っているんだけど賛成者いる?」
「今年は初めてやるイベントか」
頷きながらも満更でもない感じに、机をバンッと解斗副会長が掌を伸ばして叩いた。

もうっ、ビックリして心臓が止まるかって思った。
初音ちゃんを見てから楽しそうって小声で言い合いしていると「決まりだな!」って勇馬会長が立ち上がった。

「これで、今日の生徒会は終わりだから気をつけて帰るようにな」
渡してくれた資料を入れながら勇馬会長の言葉を聞いていると、少し解斗副会長に影響されているって思った。

そして私は生徒会の部屋を出てから、走って外に出た。
「早いよ、門が閉まるの」と私は呟いた。
隣には解斗副会長がいる。
「んっ、何かな? もしかして勇馬が言っていた呼び捨ての事だったら別に呼んでも構わないけど?」

その一言を聞いて私は、「じゃあ、解斗!」って初めて言った。
「私は今日李斗の連絡を待ってるから、少し離れてくれる」
面白くない表情がまた苛ついた時に、スマホから着メロが鳴った。

李斗!
私は素早く取り出していると、後ろから解斗の笑い声が聞こえた。
スマホの画面をタップして耳元に当てた瞬間、李斗の声がした。

「恋歌、元気にしてるか?」
李斗の声に嬉しくなって頷きながら、解斗の事も気にして喋り出す。
「元気よ、ひなたさんは元気?」
「うん、ひなたさんどきどき手料理を作ってくれるんだけどさ」
「うん」

私は相討ちで返しながら聞いている。
「それが旨くって美味しいんだぜ」
「………」
私が作った手料理は美味しい感じなかったのかな……

言葉を無くしていると解斗がいつの間にか、隣に歩いて来て私は「えっ、何で!!?」ってつい言ってしまった。

「どうした恋歌?」
「はっ!、何でも…なっい…よ」
「何でもなく無いだろ!」
心配して説教して、私は今李斗の発言に悲しんでいるっていうのにって思えた時に解斗が私を抱き締めて来た。

「※◆〒¥&%☆◆」
言葉になっていなかったのと、何この状態は!?
「恋歌っ!?」
大きく言って来た李斗が私の身の回りに、何かあったのかって心配してきた。

「なっ何でも無いっ!!」
私は焦って戸惑いを隠してなかったから余計にそれが伝わったのか、李斗は早口言葉で言って来た。

「ひなたさん、ちゃんとタオ…ルを巻くんじゃなく……って寝間…着を着て……下さい…ね」
動揺か戸惑いを表した言い方だったから「大丈夫だから、またね」って言って着信を切った。

最悪だね、嫉妬かも?
それとも、ヤキモチかな?
でも解斗の抱き締められて重いって感じた。


リリカ@恋歌◆JA:2017/09/25(月) 21:15 [返信]

なにがあったの!?(笑)
解斗さーん、恋歌ちゃんに触んな←
気になるよ〜!


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