机上の空論

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124: ◆WU:2017/05/28(日) 13:04


よりかは
クラスで地味だった子がイメチェンして当時クラスの中心だった子に告白するはなし の方が救いがあるしすき かこう


◆WU:2017/05/28(日) 14:27 [返信]


「なあ、お前さ、ヤマザキ……って覚えてる?」
「ああ、いたよなあ。教室の隅にいるタイプだったよな」

 そうか。だから気が付かなかったのか。地味なヤツの顔なんて、俺がいちいち覚えているはずがない。あいつが俺を覚えていたのは、人気者だったからに他ならないのだ。

「もしかしてお前、覚えてねえの?」

 友人が俺に驚いたような顔を向けてくる。だからなんだ、今納得したばっかりなのに。覚えてるわけないだろと言うような視線を投げると、友人はさらに
怪訝そうな顔になった。

「いつもお前に引っ付いてたじゃん、あいつ。まあパシリみたいな感じだったけど。……マジで覚えてねえの?」
「……そういえば」

 いたな、そんなヤツ。
 眼鏡で前髪めちゃくちゃ長くて、女子には避けられてて、何故か俺になついてたヤツ。

「でも、俺が見たヤマザキはそんなんじゃなかった」

 俺に声を掛けてきたのは、野暮ったい前髪も無くて、ダサい眼鏡も無くて、通るだけで女子が色めき立つようなヤツだった。
 おかしい。どう考えても、おかしい。

「へえ。イメチェンしたのかなー」

 地味だったヤツが俺よりも人気者になってるなんて。そんなおかしな話、あっていいはずがない。
 その後の友人の話なんて、一切耳に入って来なかった。



>>124の〜〜ノリと愛でかいた


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