そして五時間目。昼休み寝てて昼飯食い損ねた。くそぅ。
そしたら俺の前にある席に見覚えの無いバンダナ君と丸コメ君。
そして視線に気ぃついたんか知らんけど、俺の方をばっと見たバンダナ。
「……お前、誰や……!?」
「はじめまして〜。今日転校してきました。涼風いおりでーす。」
「“いお”……り? 赤嶺と知り合いか?」
「……赤嶺ってどなたや?」
「知らんならええねん。」
「じゃあ良いや。」
「ええんかい。」
「お前こそ誰だ。」
「お前に名乗る名なんて無いわ。」
「じゃあおやすみ。バンダナ。」
「バンダナちゃうわ! 俺には一氏ユウジっちゅーかっこええ名前があるねん!」
バンダナが言った時には遅かった。俺熟睡。話なんて聞いてない。ハッ!
六時間目スッ飛ばしてホームルーム。
「明日の日直は涼風と一氏や〜。まっ、よろしく頼むわぁ!」
「はーい渡辺とか言ったっけ? とりあえず先せーぃ! 一氏ってどこのどいつですかー。」
「俺や俺!」
「オレオレ詐欺には引っ掛かりません。」
「詐欺ちゃうわ!!!」
なんか周り笑い転げてるし。え、なんなの?
「あ、バンダナ君、一氏って知らない?」
「だから俺やっちゅーねん!」
「え、あー……
って嘘マジで!? ほんまに??」
「ほんまに知らんかったんかい!」
そしてここで大爆笑! あ、丸コメ君がこっち見てる。
「どーしたん?」
とりあえず聞いてみたら。
「涼風君めっちゃかっこエエわぁ」
と返された。とりあえずのとりあえずととりあえずでスルー。
「俺の小春取るなよ?」
「俺は他人のものには手を出さへん主義や!(どやぁ) それに俺は男が好きと言う変な癖は持ってへんしな!」
一氏にすごく睨まれたので、とりあえず。はっ、と嘲笑ってやったぜ!
すると担任が、(名前忘れた)声を掛けた。
「あ、せや涼風! お前部活何に入るんや?」
「……入らんとあかん?」
「あかん。」
「……じゃあテニス部。」
「よっしゃテニ「のマネージャー」は?」
「マネージャーなら部活やってやるぜ!」
と、立ち上がって机に片足乗せてがっと腕を巻くって見せた。女子卒倒。なぜだ。
「しゃあないな。マネージャーでエエか!」
『やだ!』
「どっちやねん!」
ここで教室大爆笑! 笑うの好きだなおい! やだ! って言った俺も俺だけど。
「見学ならいくで。」
「なら見学で……「やだ!」どっちやねん!」
「じゃあ見学。」
「……お前めっちゃ疲れるわ。まっ、ええか! 1コケシやろ、おぉやr「要らん! ごみを押し付けるな! 」酷い!」
そうして放課後、金色とか言うおねぇの丸コメとバンダナ&目付きが悪い一氏と一緒に部室に向かわされた。
それにしても笑ったな。おもろいわ。
ここ。