KZ大好きな人全員集合!

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53:ヒナ:2016/12/21(水) 19:34 ID:9D.

上ヒナだよ。
久しぶりに小説更新。

【流星群は知っている】
4.流れ星の波
その夜、彩ちゃんも帰ってきて、おいしいご飯をたくさん食べた。
「香音ちゃん、空、見ようよ。流れ星あるかもしれないから。」
彩ちゃんが誘ってくれた。
流れ星、今日に限ってあるかな?
「あ!理科が得意な男の子の友達がいるんだ。その子に聞いてみる。」
え?
彩ちゃんのボーイフレンド?
あたし、ボーイフレンドいないよ?
電話を手短に済ますと、一言。
「今日と明後日は流星群が流れるらしいから、見るといい。って。」
わぁ、彩ちゃんありがとう。
奈子ちゃんも一緒に、ベランダに行って、おしゃべりしながら流星群を待った。
「奈子ちゃんが通っているクラブZっていうビルではどう?」
奈子ちゃんは、待ってました。と言わんばかりに言った。
「お姉ちゃんのボーイフレンドの先輩が優しくしてくれるの。チビ立花って呼ばれるんだよ。元KZレギュラーから言ってもらえるんだよ。」
いいなぁ、彩ちゃん。
奈子ちゃんも。
「香音ちゃんは流星群にお願いすること決まったの?」
彩ちゃんの問いに、しばらく考えてから言った。
「KZのマネージャーに推薦されますように。かな。」
彩ちゃんは、応援してくれた。
明日、誰でも参加のKZマネージャーコンテストが開かれると聞いた。
今日決まったって。
もちろん、あたしも出るよ。
頑張って推薦されるぞ!
「あ、流星群!」
奈子ちゃんが叫ぶと、流星群…流れ星の波がザブンザブンッ!
(KZのマネージャーに推薦されますように。KZのマネージャーに推薦されますように。KZのマネージャーに推薦されますように。)


続く


ヒナ:2017/01/07(土) 14:21 ID:rcU [返信]

>>53の続き

5.マネージャーは難しい
奈子ちゃんが、マネージャーの仕事に行くときに、私もついていった。
マネージャーの見学もしたかったし、何よりも、私の夢だから。
マネージャーはマネージャーで、メニューを渡されたり、各自のタオルを持って、メンバーに渡してあげたり。
年はバラバラだけど、だいたい奈子ちゃんと同じくらいかな。
KZの練習場は、椅子とかがないんだけど、立って見てる人が結構いた。
KZのひとりの男の子が、こっちに走ってきた。
「お姉さん、誰?」
へ?私のこと?
私は、辺りを見回した。
どこに私の他のお姉さんがいるかと思って。
「お姉さんだよ。君しかいないよ。俺は、美門椿(つばき{翼のずっと下の弟のことです。オリキャラです})。」
椿君は、金網のこっち側の私に話しかけてくれている。
「えっと、私は黒沼香音。マネージャーの奈子ちゃんの従兄弟だよ。KZのマネージャーに推薦されることが夢なの。どうぞよろしく。」
私が軽く自己紹介すると、椿君は腕を上で組んだ。
空を仰いで、ブツブツ何かを呟いていた。
やがて、聞こえる声で言った。
「マネージャー試験、1週間後って知ってるか?ちょうど1週間。俺、ネーサンの推薦責任者になってやるよ。」
ちょうど1週間!?
私が帰るときじゃん!
推薦責任者って。
「椿君!」
椿君は、監督に呼ばれて行ってしまった。
どうしよう。私、無理なのに。
椿君が本気で原稿を提出したら…
マネージャー試験、私は受けない。
受けるんじゃない、推薦がいい。
立候補は嫌なんだから!
「香音ちゃんは本当に強気だよ。」
いつの間にか奈子ちゃんがいた。
「香音ちゃん。推薦は難しいんだよ。でも、流星群にお願いしたもんね。3日後までに推薦されなかったら、立候補したらいいじゃん。」
奈子ちゃん…
3日後…まだ時間はある!
「奈子ちゃん。推薦って、誰に、いつ、どうやって言われたの?」
奈子ちゃんに聞くと、奈子ちゃんは唇に人差し指を置いた。
きっと、家で話してくれる。そう信じて、KZの練習を見守っていた。


        続く


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