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15:マジュ◆slE:2017/04/08(土) 08:14 ID:rKc

>>14のつづき
「ぷるぷる……」

謎のポケモンは技を繰り出して来た。しかも、リーリエ目掛けて技を繰り出している。サトシは、リーリエを守るために、ゲッコウガに指示を出す。

「パ、パワージェム!?きゃ、きゃあっ!!」

『ゲッコウガ、いあいぎり!』

「ゲッ……コウガ!コウガッ!!」

ゲッコウガは、パワージェムの岩を全て斬ってリーリエをなんとか守れた。だけど、あっちのポケモンは、止めようとする気配がない。それどころか今度は自分からリーリエのところに向かって来た。

「きゃあっ!こ、来ないで下さい〜!!」

「コウガッ!?」

『ゲッコウガ!?』

ゲッコウガは、リーリエを庇い、謎のポケモンと合体なのかよく分からないことになった。

「コウガァ!!コウガアァァァァ!!」

ゲッコウガは何故か毒を浴びていた。それどころか、大変なことになったのはゲッコウガだけじゃなく……

『ッ……』

サトシにも影響があった。サトシは、膝を付いてしまった…。

「サトシ!?しっかりして下さい!!(い、一体……何が…!?)」

リーリエがサトシのところに向かっていると、謎のポケモンはゲッコウガから離れていた。そしてまた技を繰り出す。

「ベノムショックです!避けて下さい!」

『ゲッコウガ……交わす…んだ……!!』

サトシとは、毒を浴びていても何とかなっているけど、息切れは激しかった。

「コウ…ガ……。」

ゲッコウガも同じ。今の姿は、片方が苦しめば、もう片方も苦しむという恐ろしいこと。逆に、絆のチカラで何とかなったりすることもできる。

「ぷるぷるぷるぷる……!!」

「コウガアアアァァァァァ!!!」

ゲッコウガは、ベノムショックに当たってしまった。そしてサトシも……

『大丈夫か、ゲッコ…ぐっ!!』

「サトシ!?」

サトシにも影響が大きかった。

「ベノムショックは毒状態のまま受けると効果が2倍になってしまうんです…!!このままだと…危ないですよ……!!」

リーリエはサトシを心配しているが、サトシ本人はまだ平気そうな顔をしていた。

『ゲッコウガ……フルパワーで…行くぞ!みずしゅりけんだ!!』

「コウガァ……!!」

「えっ………!?」

「ぷるぷる…!!」

ゲッコウガは巨大…いや特大のみずしゅりけんを出していた。リーリエは驚きを隠さなかった。一方、奇声を出す謎のポケモンは、パワージェムを繰り出していた。

『行っけー!!!!』

「コウガアアァァァ!!!!」

特大ともいえるみずしゅりけんはポケモンに命中をした。

「ぷるぷる…」

謎のポケモンは、奇声をあげて消えて行った。

「やっぱりサトシは凄いですね…」

ドサッ

「え?」

サトシは毒を浴びつつ全力のチカラを出して倒れてしまった。また、ゲッコウガはいつもの姿になって倒れた。

「サトシ、ゲッコウガしっかりして下さい!」


マジュ◆slE 気にしたら負けですよ:2017/04/08(土) 14:00 ID:rKc [返信]

>>15のつづき
-リーリエ side-

『サトシ!!大丈夫ですか!?』

私は急いで、モモンの実を出して、サトシとゲッコウガの毒を消した。

「ん…。あれ?」

目を覚まして良かった………。このまま、眠っていたらって考えちゃうとつい……涙が……。

「リーリエ?何で泣いてるんだ?」

『あ…何でもないです!』

「そう?」

サトシが鈍感で良かった……。

「あ、ゲッコウガは!?」

「コウガ。」

『ゲッコウガも毒を浴びてましたが、モモンの実で何とかしましたよ。』

「サンキュー、リーリエ!」

……………。

「どうしたんだ?」

『あの…さっきのゲッコウガは何だったんですか………?』


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