飛雄にょた化!【ハイキュー(にょた影山総受け)】

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150:お香しゃちょー◆kk:2018/01/21(日) 13:57 ID:fSs

>>130の続きw

猫「ーーまあ、それでもあの10番に付いて行ける奴は限られてると思うけどな」

芝「犬岡くん、大きいけどすばしっこいですもんね!」

猫「頭使ったプレーは全然ダメだけどな。
ーーが、ひとつの事を徹底してやらせればーー」

犬(10番を追いかける10番を追いかける)

猫「大いに力を発揮する」

犬岡が、日向のスパイクに触った。球(ボール)は夜久がレシーブで返す。

犬「俺だって攻撃も負けないぜ!!」

日「俺だってブロックも負けない!」
(速攻来る…!)

その球は孤爪の手に渡ったが、犬岡にトスは上がらずにネットの向こう側に落ちた。

“ツーアタック”だ

急いで西谷が拾いに行くが、間に合わずに床に落ちる。

影「おい、力みすぎんなよ。ちょっとのスキも見られてる」

日「おっ?おう」

ーーーーーーーー

フェイントの球を田中がギリギリで拾う。そして、西谷がカバーする。

影「ライト!!」

しかし、影山がトスを呼んだ。これには菅原も日向も驚く。

西谷は影山にトスを上げた。

影(視えた…!)

影山は思いきり、サイドライン沿いまっすぐにストレートを打った。

これには東峰も田中も日向もショックを受ける

影「オイ、今のが“ストレート”だかな!サイドライン沿いまっすぐ!ちゃんとコースの“打ち分け”できるようになれよ!」

日「うぐぬ〜」

田「アイツのハイスペック、マジ腹立つわ〜」

ビシッと日向を指差す影山を、ギリギリと睨み付ける田中。背後では菅原が頷いている。

芝「すっごいですねーっ!烏野高校のセッター!」

猫「ああ」

芝「でも、孤爪さんだって派手じゃないけどスゴイです!」

猫「…ふム
…他人が苦手で、他人の目を気にするが故、他人を良く観察する
孤爪(アイツ)は“予測”が上手いんだ。『コイツはこういうタイプできっとこう動く』って予測が

…でも、音駒(ウチ)の強さはそこがポイントじゃないけどな」

猫又が、ニヤリと笑った。


お香しゃちょー◆kk:2018/01/28(日) 16:28 ID:dXU [返信]

>>150の続き

孤爪の前に月島が立ちふさがる。バタッと目が合ったが、すぐに孤爪が目をそらす。

研(こいつ…賢い奴だ…冷静に見てよく考えるタイプの奴。翔陽とは真逆の奴…)

烏野が打ったサーブを山本がレシーブで孤爪の所へ持って行く。

滝「しっかし音駒は相変わらずレシーブのレベル高ぇな…」

嶋「うん…セッターがほとんど動かずに済んでる…トスを上げる前の動き(モーション)が少ないから、
トスがどこに上がるのか、ギリギリまでわかんねえ」

研(誰に上げようかな…)

月「! ……」
月(ライトか)

チラッと孤爪が視線を向けたのは、2番(海)。それに気付いた月島は、ライトへ動く

研「レフトだよ」

月「!!」

しかし月島の読みは外れ、月島が動いたライトとは逆のレフトへとトスは打たれた

研(やっぱりよく見てた。反応も速い…)

スパイクを打たれてこちらに来た球を田中がレシーブで上げようとするが、弾き飛ばされ球は床に転がった。

月島が少し警戒気味に孤爪の背中を睨む。

影(今の…“視線”……フェイント…!!)

ーーーーーーーーーーーー

武「……、目立たない…ですね」

烏「? あン?」

武「うちの影山さんは、女子だからというのもあるんでしょうが素人が見てても「なんか凄い」感じがビシビシ伝わってくる…
けど音駒のセッター君は、何か凄いことやってるのかもしれないけど、見ててもよくわからない…」

烏「それは音駒のあの安定したレシーブのせいだ。
多彩な攻撃を仕掛ける為に何より重要なのは、セッターの頭上にキレイに返ってくるあのレシーブだからな。
あのレシーブがあるから、向こうのセッターは本領を発揮できてるんじゃないか
うちはちょっとくらいレシーブ乱れても、あの影山が力づくでカバーしちまうけど…

セッターである影山が、圧倒的才能でデコボコのチームを繋ぐのが烏野なら
セッターである孤爪を、全員のレシーブ力で支えるのが音駒…」


俺達は血液だ

滞りなく流れろ

酸素を回せ

“脳”が

正常に働くために。


孤爪のトスを黒尾が力強く打つ。その球はレシーブが追い付かず、床へ打ち付けられた。

烏野 18 1 音駒 18

山「追いつかれた…!ずっとリードしてたのに…」

滝「攻撃力は突出してなくても、総合力は音駒が上ってかんじか…
あとはーー」

日向が打ったスパイクに、犬岡の手が当たった。

犬「ワンタッチ!!」

「ナイスカバー夜久さん!」

滝「烏野のちんちくりんが中心になって叩き出してた得点が、減ってきてる気がする」

嶋「相手のブロックに触られるようになってきてたからな…トス減らしてんのかもな…」

猫「…超人みたいかエースが居なくても、
丁寧に
1点1点を積み重ねて行けばーー…」

烏野 22 1 音駒 24

音駒高校 セットポイント

日「影山!
次こそバシッと決めるから、トスくれ…!」

影「今相手のセットポイントだ。ミスったらこのセット落とすぞ」

影山の言葉に、日向がぐっ…と押し黙る。

日「わかってる!!決める!!」

ーーーーーーーー

『最初クリアできそうにないゲームでも』

「西谷!」

「ナイスレシーブ!!」

西谷のレシーブ、影山のトス、日向が走り出す

『“慣れる”んだよ』

日向が打つ前に、もう、犬岡の手はそこにあった

日、影「!!!」

日向が打ったスパイクは犬岡の手に当たり、こちらに返された。

ーー第1セット終了

犬「やっと捕まえた!!!」

25(音駒)ー22(烏野)


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