― あかねいろ組曲 ―

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1:へいと◆Pc:2017/11/14(火) 20:28



へいとです!
今回は軽音(バンド)をする話を書きたいと思います!

最後まで書ききれるか分かりませんが頑張って書こうと思います!

>>2 登場人物
>>3 プロローグ
[>>2,>>3,までレス禁止です。]

2:へいと◆Pc:2017/11/14(火) 20:29



【登場人物】

*朝葉 有輝 (あさば ゆうき)女子
 小学五年生。作曲&ベース担当。ニックネームは『ゆぁ。』。あまり喋らない性格だが、あかねいろのメンバーと関わって、かなり喋るようになってきた。

*結城 旭輝 (ゆうき あさひ)男子
 中学二年生。担当はボーカル&ギター。ニックネームは『あちゃピン』※。明るい性格で、中学二年生なのに声変わりしていないのが特徴的。

*椎奈 敦 (しいな あつし)男子
 小学五年生。作詞&キーボード担当。ニックネームは『あツシ』。小五とは思えないほどのピアノの才能の持ち主で、基本的にあまり喋らない。病んだ歌詞を好む。

*夢野 咲夜 (ゆめの さくや)女子
 中学三年生。編集&エレキギター担当。ニックネームは『ゆーや』。リーダーがしっかりしない時に皆をまとめる役。かなり頭が良い。

*十六夜 珀 (いざよい はく)男子
 一六歳。リーダー&ドラム担当。あかねいろの責任者。数学は得意だが、国語が酷く苦手。小学生の時からドラムを習っていた。運だけは何故か高い。

※葉っぱ天国にあちゃピンというニックネームの人が居ますが、本人からは許可を取っております。

3:へいと◆Pc:2017/11/14(火) 20:30


  ぷろろーぐ。


楽しい! 本当に楽しい‼
皆で曲を作って、演奏するのが、こんなに楽しいとは思っていなかった。
流れる前奏。ハイテンポのなドラム。
そして前奏が終わり、明るく高めなボーカル。
私の楽器はリズムを取るだけだが、少しでも皆の役に立って出来ているんだ、と考えると嬉しくなる。
皆でもっと、沢山の曲を作って演奏して、沢山の曲を皆に……これからももっと届けたい……!

       あかねいろの皆で、頑張りたい。

4:へいと◆Pc:2017/11/15(水) 18:55




 私はいつもの感覚で、家に帰って来たらTwitterを開いた。小学生でTwitterをやっている人は珍しいからか、かなり私にはTwitter友達がいる。


 ゆぁ。@yula-yuuki 11月13日


作曲するのが日課だけどもう何かそれにも飽きてきた。
作詞もしてみたいな〜って思いますww

何か面白い事もっとしたいな…。学校じゃ乗ってくれる人居ないし…(ぼっち)wwwww
Twitterが僕の居場所だな(今日は珍しく長文だった)。

1件の返信 1件のリツイート 36 いいね

返信
ハク @akaneiro-haku
返信先:@yula-yuuki

初めまして、ゆぁさん! ハクと申します。あかねいろというバンドのリーダーをしております。

突然ですが、ゆぁさんに…僕のバンドに入ってもらいたいと思っています。
もしよければ次の日曜日の午前十時に、西宮駅で!
宜しくお願いします(^_-)-☆


「……は」


 ちょっと気になることがあり過ぎた………状況を整理しよう…。

 まず、私は朝葉、ユウキ。女子だ。そして趣味は作曲すること。キューベースで(どうでもいいw)。

 そして、今はTwitterをやっている。まず帰ったらTwitterを開くことにしているから……。
 そしてTwitterを開いたら、知らない人…ハクという人から、バンドに入らないかという誘いが来ていた。めでたしめでたし…。
 ―――いやっ! 何がめでたしだよ⁉ 私どうすれば良いの―――⁉

5:ゆーや◆Pc:2017/11/18(土) 15:06



「んー、その、ユウキはどうしたいの?」
「そりゃ、入りたいよ…。でもね、お母さんにバレたら…って考えると恐ろしくて何も返信出来ねぇわ…」

 学校からの帰り道。

 私は信用できる友達の石口海里に相談してみた。
 海里は男子っぽいところが沢山あるが、本当は優しい人である。人見知りの私ともすぐに馴染んだ。明るく、ショートカットが似合う。肌は黒め。にかッと笑うと黒い肌と対照的に白い歯が見えて……何かスポ―ツやってる人っぽくて実は羨ましい。

 私は海里に比べて、誰が見ても「引き籠り!」と思うような見た目に、性格……。

「あー…まぁ、バレたらって言うときのを考えるより、自分がどっちにしたいかっていうの考えた方が良いよ。自分が楽しいのが一番でしょ! やっぱり‼」
 あはははと快く笑う海里。この明るい笑い声が、私はかなり好きだった。


「はぁ…やっぱりやりたいんだよなぁ……」

 そんな気持ちが私の中では多くあったので、試しにおk返事を書いてしまった。


『*ハクさんへ*
 お誘いありがとうございます。私で良ければ、是非是非入りたいです! 入らせてください!
宜しくお願いします♪』


 ……うん……。出さない方が良いね――。

「ユウキ〜‼ ちょっと手伝ってー!」
「お、お母さん……ごめん、ちょっとトイレ行ってくる……」

 手伝いって何かな……めんどくさくないものがいいんだけど。
 そんな事を思いながら、本当は行きたくもないトイレに向かおうとしたとき――――――。


 マウスを離そうとしたとき……右手の人差し指に押した……確かな感触があった。



 ――――――間違えて、Twitterに……ハクさんに、おkの返信をしてしまった。



「――――――⁉ あああああああああああああああああああッッッッ!!!!!?????」
   

6: へいと ◆Pc:2017/11/22(水) 18:50



「ユウキ⁉ 五月蝿いけどどうしたの⁉」
「なっ何でもない‼」

 混乱して変な……裏返った声が出てしまった……。
いや! 間違えた! 間違えた間違えた……。
 親にバレたらどうするの⁉ ちょっとその時の考えると……怖すぎでしょ……。


ユウキ「あのね、Twitterで知り合った人と、バンド活動してるんだぁ!(ドヤ)」
母「はぁ⁉ 何てことしてるの! そもそもTwitterなんてやっちゃ駄目よ! それに知り合った人とやってるなんて……! 罰としてこれからPC禁止よ‼」


 ひええええ……こんなふうになってしまったらどうしよう……。死んでしまう……!
「……日曜日の、午後十時……なっ……」
 私は、あっさりと……今起こってる現実を飲み込んだ。
   

7:流◆7s:2017/11/23(木) 21:15

こんばんわ〜

読ませていただきますw

凄い面白い。こんな感じの話結構好き。

私が好きなバンド系漫画にも結城という名字のキャラ出てくるwそのキャラもボーカル担当。

8:あちゃ◆Ok PTSD:2017/11/23(木) 21:33

W

9:へいと◆K. hoge:2017/11/26(日) 20:37


>>7うぉ!?w 読んでくれてる人居てくれて嬉しい!!
ありがとう!!!

>>8お前は何のために来たんだww

10:へいと◆K.:2017/11/26(日) 20:39






 指定された駅の所まで、十分前に来た。まだハクさんと思われる人物はいない。


 スマホでもいじって待っているか、と思い…近くの柱に寄り掛かって、リュックからスマホを取り出した。
「ハクさん……まだかな……」
 私が十分前に来たのがいけなかったけど……ね。

しばらくスマホをいじる。そして五分後――――――。

「あの、ここぁさんですか…?」
「ふぇ⁉ はっ、はいッ!」

 反射的にスマホをしまい、相手の顔を見る。
 男子。身長は私より高い。一重。でも目は小さくはない。髪の毛は長め。中学二年か三年くらいかな?

「えっと……そうです。あっ、貴方は…?」
「はい、あちゃと申します! ハクさんと同じ軽音グループに入っている一人ですっ」
「え……そうなんですか! それはこれから一緒に活動することになりますよね…えっと、宜しくです!」

 自分でも驚くほどにすらすらと喋れる。友達とは全然喋れないのに……初対面の人なのに、緊張せずに! 喋れるなんて! 私もかなり凄くなったなぁ!

「はいっ、宜しくお願いします! ハクさんが選んだ人……という事は、やっぱり何かしら楽器が出来て、かなりセンスがある人なんですね……。バンドとかの楽器だと何ができますか?」
「えっ……ええっと、ギターとベースとエレキギターと…キーボードです。ドラムは出来ません……」

 センスがある、と言ってもらえる点については凄く嬉しかった。友達から言われたことはあったが、あんまり心がこもってなくてあまり嬉しくなかったのだ……。

「すげぇ! いやいや、そんなにできるんですか⁉ 流石ハクさんのえりすぐりのひと……!」
 心底感動した、という顔で私を見てくる。おー……ッ人に褒められるとこんなに嬉しい物なのか……!

「あー、あちゃくん! 久しぶり! 隣にいるのがここぁさんですか!」

 次に来たのは女子。あちゃさんと同じくらいの背の高さ。かなりの美人……髪の毛はそこそこ長い。

「ゆーやさん! お早う御座います!」
「あー……えっと、こんにちh…いや、お早う御座いますっ。ここぁです。これから宜しくお願いします…」
「ここぁさん! お会いできて本当に嬉しいです! 私はゆーやと申します。エレキギターと編集担当です。宜しくお願いします‼」

 バサッと頭を下げるゆーやさん。僕も見習って、ちょっと頭を下げて「宜しくお願いします」と呟いた。ゆーやさんはとっても礼儀正しい人だった。こんな人私とつりあわない……。

      

11:流◆7s:2017/11/26(日) 21:05

有輝の一人称が最後のところ僕になったり私になったりしてる…

人物紹介のとこハクが十六歳ってなってるからもしや学校行っていない…?

12:へいと◆K. hoge:2017/11/27(月) 07:30


>>11おお待って待って!ww僕になってますか!?
すみません気付かなかった!!!! 言ってくれてありがとう!!!?
ハクは多分引き籠りなんでねw学校行かないんですよ(多分ww

13:流◆7s:2017/11/27(月) 07:41

あ、無意識だったんだwp

14:流◆7s:2017/11/27(月) 07:41

最後のp気にしないで!w

15:へいと◆K.:2017/11/27(月) 17:00




しばらくして時間ぴったりに、あとの二人の人が来た。つまりメンバーは五人、男子三人女子二人(私を含めて!)らしい。

「……じゃぁ、改めて自己紹介なっ?」

 全員揃ったら、適当な近くの喫茶店に集まって、自己紹介だのなんだのすると決まった。
 私以外の人は一度、顔合わせをしているらしいので、自己紹介とは殆ど私の為のものである。なのでしっかり聞かなければいけない……。

「俺は、十六夜 珀。十六歳です。リーダーをやっています。ここぁさん、今日は会えて嬉しいよ。担当楽器はドラム……。頼りないところも沢山あると思いますが、宜しく」

「私は夢野 咲夜、中学三年生です! エレキギターと編集担当です。ゆーやって呼んでくださいねっ! 宜しくお願いします!」

「僕は結城 旭輝です。あちゃかあちゃピンって呼んでください。担当は、ギターとボーカル。ここぁさん、これから宜しくですっ‼」

「…オレは、椎奈 敦です…。小学五年生で、ニックネームはあツシ……っす。キーボードと作詞を担当しています。よろです」

「はい……私は、朝葉 有輝、小学六年生です。担当はナニスレバ良いのか分からないので不明でしゅ…不明です! 皆の足を引っ張らないようにして頑張りたいです。ここぁって呼んでください! ハクさん、誘ってくれて本当に有難う御座います。で、みなさんもこれから宜しくお願いします…!」

 言い終わって、フーッと息を吐く。友達にさえ喋るのが辛いのに、初対面の人にこんなに喋れる自分になったなんて……と心底驚く。この人たちなら、緊張せずに喋れる……これから活動して行く仲間としてふさわしいのかもしれない。

16:へいと◆K.:2017/11/27(月) 17:03



「宜しく、ここぁさん。こちらこそ、来てくれて本当にっている。出来れば、ここぁさんにはベースをやってほしいと思っている。ベースを出来る人が、このメンバーにここぁさんしかいないからね」

「私が……ベース……よっ、喜んで……」

 ベースは趣味で弾いているだけで、プロ並みには程遠い状態だ。でも、私は趣味でやる楽器の中で、ベースが一番好き……。ベースという楽器を貰えるのはとても……酷く嬉しい。

「ありがとう。あと……もし良ければ、作曲をしてほしい。みんな少しずつ、作曲は出来るんだけど、得意でやりたいという人はいなくてね…。ここぁさんはTwitterによく、自分で作ったヤツ出してるよね? あれを、作詞するあツシが気に入ったって言うからさ。な、あツシ?」
「嗚呼、まぁ、はい。迫力のある感じのドラムと、複雑な感じの音の重なりが良いなと思いました」

「あっ……有難う御座いますっ!」

 作曲も担当できるなんてすごい…大役を任せられたな…。

「あと…基本的にバンド練習は、ゆーやの家でやりたいと思う。ゆーやの家…何か色々凄いからねっ」
「あはは、有難う御座います! 是非私の家でやりましょう!」

「うん、有難う。で、基本ルールとしては、このメンバーでは基本タメ口で、メンバーのことも呼び捨てで。その方が馴染みやすいかと思ったから…。このバンドの名前はあかねいろ=B何で付けたのかは…あんまり聞かないでね」
 何となく付けたんだ……いや、まぁハクさんらしい。

     

17:流◆7s:2017/11/27(月) 19:44

なんとなくw

18:雪那◆K. へいととか雪那とか賢治とか色々名前変わりますw:2017/11/28(火) 18:52



「何か気になることが合ったら聞いてね。じゃぁ……早速バンドの練習をしよう。みんな、これから時間空いてる?」
「空いてる‼」「空いてるはずっす」「大丈夫っ!」「あー…おkですっ」
「じゃあ早速ゆーやの家にお邪魔して…良いかな?」
「うん、おっけーです!」

 自然に敬語とかになっちゃうのは仕方ないんだよね……うん。

**

「おぉぉ…ここが…ゆーやの家ですか…!」

 私は敬語にしたら怒られないけど、さん付けにしたらハクさんに注意されることを知った。なので今度から、敬語のさん付けなしで喋ろうと思う。

 ゆーやの家は、一言で言って凄くデカい。そして何か他の家より浮いてる感じで…こんなところに私みたいな人が入って良いのだろうかと引きずってしまう…。

「この家…すげぇわ…」

 あちゃも初めて来たらしく、かなりドン引きしている…。だよな……。

「あはは! あちゃくん有難う! 私の部屋は二階だからね〜どうでもいいけどっ」
「前も一回来たけど、本当にゆーやの家デカいよね。お城みたい」

 ハクさんも凄く感動してる。そっか、前に来たことあるのか…。

 家の中もまた凄かった。何かカーペットが敷いて会って、壁の感じとかもお城みたいで、何か――自分が偉くなったように思える。

「二階は一応全部私が使っていいって事になってるし、今家に家族居ないので、ご自由に騒いだりしても大丈夫です!」

「騒ぐんですか…これから…」

 あツシは「もう疲れた」という顔をして訴える。騒ぐというかもうあちゃが歌って暴走すると思うから。勘だけど…。あツシは騒がなくて良いんだよ! 私も騒がないから‼
         

19:流◆7s:2017/11/29(水) 23:07

でかいんだw二階全部っっ!やばw

20:◆1g:2017/11/30(木) 16:31


>>19
私の友達にむっちゃ家でけぇ!って人が居てw
その人の家をパクったw

21:へいと◆1g:2017/11/30(木) 16:32


↑へいとですw

22:流◆7s:2017/11/30(木) 17:57

そうなんだ。

私のうちもでかい方かもしれないけど二世帯住宅だし。

23:   へいと  ◆1g 神僕:2017/11/30(木) 19:06


すげぇ!二世帯住宅でも一軒家が羨ましい((+_+))

24:流◆7s:2017/12/01(金) 21:16

一軒家じゃないんだ。

25:あちゃ◆Ok PTSD:2017/12/15(金) 17:38

こんしゃ…すごい〜!!

26:あちゃ◆Ok PTSD:2017/12/15(金) 17:39

こんな進んでたんだ

27:あちゃ◆Ok PTSD:2017/12/15(金) 17:39

面白い〜


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