皆さんどうも。瑞です。えっと、小説は凄く書いているので迷惑ですけど、ちょくちょく書こうと思います。それでちょっと自分的にルールを考えました。これで4作品になるので(小説板では)2作品はあげて、もう2作品は『hoge』ようと思います。
ルール
荒らし禁止。面白くないなら書き込みしないでください。削除依頼を出します。
主は小説を書くのがとても下手なのでアドバイスをくれるとありがたいです!
あと、なるべく感想も欲しいです。
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 主の作品
>>5 プロローグ
登場人物
黒島 マナ(くろしま まな)
小5。5-1の生徒。少しクールだが、元気なところが凄くある。星子のめんどう?を見る。星子とは一応友達と思っている。
阿部 星子(あべ ほしこ)
小5。マナと同じように5-1の生徒。あだ名は『アホ少女』。阿部の『あ』、星子の『ほ』で『あほ』だからアホ少女というあだ名になった。とてもアホ?過ぎる女子。クラスの盛り上げ役。
追加キャラクターが出るかもしれません…詳しいプロフは『メモ板』に書いときます。
ストーリー
主人公のマナは、転校生としてやってきた。マナは新しい学校生活を楽しみにしていたが…仲良くなったのは、5-1の一番の明るい子星子だった。ところが、星子はアホなところもあり、『アホ少女』というあだ名だった!ハチャメチャな学校生活が今始まる!
主の作品
ー小説板ー
あの日の物語
私の恋は叶うの?
心に声を響かせて…
ー創作板ー
4つの四季フレンズ
ー短編小説板ー
短編物語…〜はじまりを一つに…〜
『あの日の物語』は主が最初に書いた小説です。最初は凄くあんまり表現を上手くできませんでしたが、いろんな方々からアドバイスを貰い、少しずつ小説の書き方も覚えてきました。
この作品だけではなく、ここに書いてある小説も見てくれると嬉しいです!
プロローグ
私の名前は、黒島マナ。今日からここ星野山小学校に転校することになった。元々は星野砂小学校に居たが、お父さんの都合により、ここの町に帰ってきた。幼稚園の時まで住んでいた星野山町に帰ってきた。
私は今、廊下で待っている。廊下を見渡すと、田舎……前と変わっていないところと変わっている景色があった。『5-1』と書いてある板がぶら下がっている。
「それでは、転校生を紹介します。入ってきてください」
先生が言うと、私は床に置いていたランドセルを背負って、グレーの色のドアをガラッと開けて教室に入った。
「では、自己紹介をしてください」
先生は、ニコッとふんわりとした笑顔で言った。
「はじめまして。星野砂小学校から転校してきました。黒島マナです。幼稚園の時まで星野山町に住んでいました。どうぞ、よろしくお願いします」
私が自己紹介が終わり、ぺこりとお辞儀をすると、パラパラと大きな拍手が教室に響いた。
「では、黒島さんの席は窓側の一番後ろね」
私は先生が指を指したところまでスタスタと歩き、席についた。
「はじめまして!私、阿部星子!よろしくね!」
私が席につくと、隣の阿部さんは、ニコッと明るい笑顔で自己紹介をした。なんだか、眩しいな…この子と仲良くなれるかな……?
第1章ー君と友達に…ー
「では!今日から2学期ですね!」
先生は楽しそうに話している。みんなも楽しそうに聞いている。意外に面白いのね……
「では、1時間目は黒島さんに質問をいろいろとしましょう!」
「あ、はい……」
私はこくりとうなずいた。
質問か…一応前の学校で、友達にプロフ書いてあげた時あったから良いけど…
「では、廊下側からスタートです」
先生は、廊下側の一番前の人に指名をした。
「えっと誕生日はいつですか?」
「昨日の8月31日です」
こういう風に、会話や質問でいろいろとみんなの質問を答えた。
「では、最後に阿部さん」
「好きな食べ物はなーんですか?!」
「あははは!!」
阿部さんが私に質問をした時に、みんなは笑った。
「星子また〜?」
あちこちから次々と『またかよ』などと聞こえてくる。『また』って?
「星子ちゃんはね、質問するとき必ず好きな食べ物を聞くんだよ!」
最初に私に質問をしてくれた子は、クククと笑いをこらえながら言った。
「えへへ…」
阿部さんは、みんなが笑ったのを怒らないでニヒヒと笑っていた。
「では、黒島さん。阿部さんの質問に答えてください」
「アップルパイです」
私はふんわりとしたクールな笑顔で阿倍さんの質問を答えた。
「さすが都会の町…星野砂町…ちなみにー!私の好きな食べ物は『うんめぇ棒』!!」
「あははは!!」
阿倍さんはピースをして言ったら、みんなはまた笑った。うんめぇ棒って、駄菓子屋とかに売ってる10円のお菓子のことだよね…?
新連載おめでとう!
8:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/01/09(火) 20:31 >>7
ありがとう!
「え、えっと〜!先生から質問ね!星野砂町ってどんなところですか?」
「そうですね…景色がとても綺麗です!星野山町とは隣ですが、まるで都会のような雰囲気でした!星野山町はとても自然が良くてここに戻ってきたのは凄く感謝してます」
私はニコッと笑いながら言った。み、みんな話について行ってる?
「おぉー!!君は神!?」
阿倍さんは席から立ち上がってパラパラを大きな拍手をした。しかも泣いてるの!?
「すんばらすぅい!!」
え、えっと……何を言ってのかがさっぱり……
「あぁ………これだから…」
「黒島さんに迷惑かけてんじゃん…」
あちこちからため息などが次々と現れる。え……?何?
「実はね……こいつ…学年のアホなんだよ…」
私の前の席の男子はあきれた顔で阿倍さんを見ながら言った。
どういうことなの……?
阿部さんの駆け出し…。
着いていけるの〜?
>>10
私だったら着いていける……かも…(たぶんw)
まぁ、私もアホだから星子とお互いのアホ少女としてふざけていきまーす!
↑いつもこんなテンションでごめん!
いやいや!
それが瑞ちゃんのいいところだよ!
頑張ってね〜♪
>>12
そう言われると嬉しい!ありがとう!
いえいえ!
私のコメントに返信しなくていいよ。
小説更新に全力を注いでね♪
第2章ー阿倍さんの正体ー
(阿倍さんっていったい…どんな人なの……)
と、私は窓を見ながらはぁ……とため息をついた。
「マーナちゃん!」
阿倍さんはニコッと明るい笑顔をして私の目の前に来た。
「えっと…どうしたの…?」
私は首をかしげて、阿倍さんに聞いた。
「もう!私のことは星子で良いよ!」
阿倍さんはニヒヒと明るい笑顔をして言った。
「うん!星子ちゃん!」
こうして……いろいろと星子ちゃんと少しずつだけど仲良くなれた…
凄く明るすぎて追い付けない時もあったけど、星子ちゃんといて楽しい!
ある日のことだった……私が教室に戻ろうとしたときだった。
「いたっ!」
私は急にお腹に痛みがビリッときたような痛みを感じた。
「マナちゃん!?」
私は倒れこんでしまった。頭の中はお腹が痛いことしかなかった。
「どうしたの?」
「あ!星子ちゃん!マナちゃんが!」
星子ちゃんの声が聞こえ、ピクッとしたけど、お腹に激痛が走り、顔をあげることができなかった。
それからは意識が……なかった…
「………ん…」
私はゆっくりと目を開けた。私は起き上がって周りを見た。保健室らしい…
「マナちゃん!」
星子ちゃんは泣きながら笑っていた。私は悪いことしちゃったかな……と少しオロオロしていた。
「みんなが、マナちゃんが倒れたって言ってたからびっくりしたよ!」
星子ちゃんは涙を拭いて、ニコッと笑って言った。
星子ちゃん………私の心配してくれたんだ…星子ちゃんと友達で良かった…涙が溢れるほど嬉しいよ…
「教室戻ろう?大丈夫?」
「うん!」
私と星子ちゃんは手を繋いで教室に戻った。
「みんなお帰り!!」
「ただいまだろ…」
みんなは星子ちゃんのふざけっぷりにドッと笑った。
「今日もおかしいなアホ少女!」
「よっ!アホ少女?」
私は一瞬自分のことかと思い、ビクッとした。
「ど、どういうこと…?」
私は少し頭がパニック状態になりながら聞いた。
「実は、こいつ…学年一のアホなんだ!」
「えーーーーーー!?」
お帰りとただいまは間違えちゃダメだよ、星子ちゃ〜ん!
頑張って!
>>18
ちょっとおかしくやってみました(笑)
ありがとう!
第3章ー星子はアホ少女!ー
私は一瞬頭がぽかーんとなった。あの優しい星子ちゃんが!?
「ほんとなの…?」
私はカチコチになりながら星子ちゃんに聞いた。
「もちのぽんさ!」
あぁーーーーー!?もちろんだろ……ちょっとキレそう……
「とにかく!黒島さん!アホ少女のお世話よろしくぅ!」
男子はなぜかニコニコ笑いながら私に押し付けてきた。
「うん……」
一応星子ちゃんの友達だけど…まさか星子ちゃんがこういう子だなんて……
給食の時間……今日はお弁当の日だった。
「黒島さんって、ここの町のどこら辺に住んでたの?」
私がパクパクとお弁当を食べていると、同じ班の男子から話しかけられた。
「えっと…幼稚園の時だったから覚えてないな…ごめんね…」
私は少し苦笑いをしながら言った。どこら辺に住んでたっけ…?
「………」
星子ちゃんはよだれをたらして、私のお弁当を見ていた。
「え、えっと…星子ちゃん…?」
「卵焼き美味しそう…」
私はあわあわとしながら聞くと、星子ちゃんはさっきと同じようによだれをたらし、おまけに目を輝かせていた。
「卵焼きあげる!」
私はよだれをたらしている星子ちゃんの空っぽになったお弁当箱に卵焼きを一個入れた。
「良いの!?」
星子ちゃん目を輝かせて、私に聞いて、私はこくりとにっこりしてうなずいた。
「わぁ!ありがとう!う〜ん!マナちゃんの家の卵焼きいつ食べても美味しい!」
「今日初めて食べるでしょ…?」
私はあははと苦笑いをして言った。
「ごちそうさまでした!」
弁当を食べ終わり、机を運んで掃除をすることになった。
「えっと、マナちゃんは、6班だから教室掃除だよ!1週間に掃除が変わるんだよ!」
星子ちゃんは、掃除の役割表を指をさして教えてくれた。
「んじゃ、マナちゃん黒板でいいかな?」
「うん!」
私は黒板のところに行き、黒板消しを持って、消し始めた。
一応私は、前の学校で児童会に入ってたから、黒板記者とかだったから…消したりするのはまぁまぁ得意。
「よぉ〜し!行くぞぉ〜!」
私が後ろを向くと、男子がほうきをバットに雑巾をボールにして野球をしていた。
「えい!」
雑巾が私の頭に軽くぶつかった。一応頭には痛みはなかった。
「マナちゃん!!」
女子はそれぞれ私を囲み集まってきた。
「おい……男子……今何やった?」
私はニコッと笑い男子に聞いた。
「え、えっと…野球ですぅ」
男子はにっこりしながら言った。どうやら……わからないか…
「そっか…お前ら……掃除しろや!」
「えっ!?」
私はニコッと笑ってた笑顔から男子を思いっきり睨み付けて、黒板を思いっきり叩いた。
「ほうきと雑巾にゴミがついてるんだぞ!?ゴミが目に入ったらどうすんだよ!!」
私は雑巾を投げた男子に、雑巾を投げつけた。
「で、でも!こいつが悪いだぞ!?」
雑巾を投げた男子は、ほうきで雑巾をを打った男子を指さした。
「お前もわりぃんだよ!」
「す、すみませんでしたぁ!!」
男子2人は私の前に土下座をした。わかったならよろしい!
「おぉ…!」
私の周りからパラパラと拍手がなった。なんだか照れくさい……
「男子ぃ!」
星子ちゃんは掃除中に野球をやっていた男子の前に立った。
「な、なんだよ!」
男子は少し星子ちゃんを睨み付けながら聞いた。
「野球なら…外でして来いよ!」
「掃除中に行けねーだろ!」
「しかも、休み時間に野球禁止だぞ!?」
男子は、黒板に貼ってある紙を指さした。
「?」
私は黒板に貼ってある紙を見た。
『グラウンドの使い方
ボール運動は、サッカー、ドッヂボール、バレー以外は禁止です。
下級生などの迷惑にならないようにしましょう。』
と書いてあった。なるほどね〜……
「だったら遊びに行けよ!」
「行けねーよ!」
星子ちゃんと男子の戦いが始まった…なんだかすげーみにくい戦いだな…
「お前ら…さっさと掃除しなさーい!」
私は凄くイライラが止まらなくなり、男子と星子ちゃんに怒った。
「うぅ……星子ちゃん…さっきはごめんね…」
帰り道…星子ちゃんと途中まで同じだから一緒に帰った。
「良いよ!私が悪いんだし!」
星子ちゃんはニヒヒと笑っていた。私を元気づけてくれてるの…?
「あ!私歩道橋のぼるから!じゃあね!」
「うん!バイバイ!」
歩道橋をのぼる星子ちゃんを見送りながら手を振った。
「ただいま〜!」
私は鍵を開けて、家のドアを開けた。
「あ!マナお帰り」
リビングでテレビを見ながらポテチを食べているのは私のお姉ちゃんのマユお姉ちゃん。
お姉ちゃんは、私より一つ年上…
「あ。お母さんから電話でしばらく入院するってさ…」
お姉ちゃんはキッチンに移動をして料理をする準備をしながら言った。
「わかった。荷物置いてくるね」
私はリビングから出て、2階にあがって自分の部屋に入った。
「はぁ……」
私はランドセルをベッドに置くと、ため息をついた。
実は、私のお母さんは入院している。あともう少しで私の弟か妹ができる…
「あ!マナ手伝って!」
私は宿題が終わり、リビングへ戻ると、お姉ちゃんは忙しそうに料理しながら私に言った。
私はリビングにあった自分のエプロンを着て、お姉ちゃんの手伝いをした。
「今日のご飯はハンバーグだから焼いて!」
お姉ちゃんは、フライパンを指さして教えてくれた。
「よぉし!」
私は自信満々でお手伝いをした。私は家庭科の特に料理は苦手だけどお姉ちゃんは家庭科が得意だからいろいろと家庭科のことを教えてくれる。
「えい!」
私はハンバーグを優しくひっくり返すといい色に焼けていた。
「ん〜!」
私は美味しそうな匂いがして足をバタバタしていた。
「マナ!お家壊れちゃうよ!」
ハンバーグの形を作っているお姉ちゃんは私に注意した。
「ごめん…」
私はハンバーグを見ながら謝った。静かな部屋にはジュージューとハンバーグを焼いている音しかなかった。
「いただきまーす」
私とお姉ちゃんは二人で夕食を食べた。お父さんは夜20時に帰ってくる。お母さんのためにも頑張っている。
「静かだね…」
私は白米をパクパクと食べながら言った。
「いつものことよ…」
お姉ちゃんはコップに麦茶を注ぎながら言った。
「あ、新しい友達できた?」
お姉ちゃんは箸を止めて、私に聞いてきた。
「うん。まぁね…」
私は苦笑いをしてお姉ちゃんに言った。アホって言われてる子が一番仲良くなれた子…
「お姉ちゃんは?」
私は首をかしげて聞いた。
「うん。私もかな…」
お姉ちゃんはニコッと明るい笑顔で言った。こういうときはお姉ちゃんすぐに機嫌が良いからな……
めっちゃ面白いわ、、、
普通にごめん。
>>28
ありがとうございます!!
>>29
いえ!2回目を書くときにこのスレをあげるのでちょうど良かったです!
次の日の朝……私はお姉ちゃんと一緒に登校した。
外に出ると、秋に近づいているのに涼しい風…青い空…
「ちゃんと勉強頑張りなさいよ?」
「お姉ちゃん!」
お姉ちゃんは意地悪そうに言って、私はお姉ちゃんに怒った。
「冗談よ。でも体育は頑張りなさいよ?」
「うん……」
お姉ちゃんが言う通り…私は運動が苦手…できるとしたら、長距離、縄跳び、水泳しかできない…跳び箱なんて6段も跳べない…
「あ!マナちゃ〜ん!」
上を向くと、歩道橋で大きく手を振っている星子ちゃんが居た。
「お友達?私行くね!」
お姉ちゃんは私に気を使って私より学校へ向かった。
「あの子誰?」
星子ちゃんは首をかしげて聞いてきた。
「私のお姉ちゃん」
「お姉ちゃん居たんだ!」
星子ちゃんは羨ましそうに目を輝かせて私を見た。
「今日応援団以外の運動会の係を決めるのか〜!」
星子ちゃんはニコニコしながら言った。
「あるの?」
「うん!ちなみに私は応援団!」
星子ちゃんは自慢をするように言った。
「そうなの!?スゴい!」
私は目を輝かせて星子ちゃんを見た。星子ちゃんって運動神経良さそう!
「どんな係があるの?」
私は首をかしげて星子ちゃんに聞いた。
「それは授業でのお楽しみだよ!」
星子ちゃんはウィンクをしながら言った。
「はい!皆さん、今日は運動会の係を決めますよ〜!」
先生は楽しそうな笑顔で言った。
運動会か…あっちの星野砂小学校でも9月に運動会があったな…
「では、黒板に書いてある係を選んでくださいね〜!これは希望なのでなれるかどうかわかりませんからね〜」
先生は紙を次々に渡しながら言った。
これに書くのか…
私は第一希望は、イラスト。星野山町に星野山小学校の運動会のポスターを書いたり、赤組、白組の絵を描く仕事。第二希望は放送。
「では、希望を書いた人は先生の机に出してくださいね〜!」
私は紙を裏返して先生の机にそっと置いた。
「よし!これで完了!」
星子ちゃんは『ふぅ!』と疲れきって笑顔になっていた。
「って!応援団でしょー!」
私は星子ちゃんのプリントをバッと取った。
「えーー!?応援団も書くんじゃないの!?」
星子ちゃんはびっくりしてきょとんとしていた。
「応援団以外って黒板に書いてあるよ…」
私は黒板に書いてあることを星子ちゃんに見せた。
「本当だねぇ〜!」
星子ちゃんはニッコニコに笑っていた。腹が立ってきますねぇ…(^言^)
次の日になると、係がもう決まっていた。私は廊下に貼ってある係を見た。
「放送か…」
私は少し嬉しそうに言った。
「マナちゃんおはよ〜!」
星子ちゃんは私の後ろからヒョコッと出てきた。
「何の係だったぁ〜?」
「放送だったよ」
私は嬉しそうな顔で答えた。
「なれて良かったじゃん!」
星子ちゃんはニヒヒと笑った。
「おーい!マナちゃ〜ん!」
教室の出入り口からクラスメイトの子が私を呼んだ。
「何?」
私は首をかしげて聞くと、お姉ちゃんが居た。
「お姉ちゃんどうかした?」
「あぁ。間違ってマナの箸入れてた。マナの方に私の入ってると思うから持ってきて」
お姉ちゃんから箸を受けとると、私はランドセルを探すと、『黒島マユ』とお姉ちゃんの名前が書いてある箸を見つけて、お姉ちゃんに渡した。
「サンキュー!」
お姉ちゃんはポニーテールの髪を揺らしながら自分のクラスに戻った。
「ねぇねぇマナちゃん!あれってマナちゃんのお姉ちゃん?」
クラスの子はバッと、私の周りに来て聞いてきた。私は小さくこくりとうなずいた。
「大人っぽいね〜!」
「スタイル良いね〜!」
など、誉め言葉がたくさん出てきた。そう言えば、お姉ちゃん前の小学校で凄く告白されまくってたな…
「てか、ヤバッ!着替えないと!」
みんなは次々と体操着を持って、廊下に出た。私も体操着を持って、更衣室までダッシュした。
「今日って何かあるの?」
私は首をかしげて聞いた。
「あ、今日はね、リレーの練習なの!」
星子ちゃんはニコニコと笑いながら言った。
リレーか…私リレー得意じゃないんだよね…
着替え終わると、いつの間にか休み時間が終わりそうだった。私は赤白帽子を被って、早めに並んだ。
「はぁ…はぁ……」
グラウンドに行くと、グラウンド1周をマラソン…つ、辛い……
「や、やっと……」
私は荒い息をしながら集合場所に向かった。私は白組。
「では、今日は6年生と合同でリレーをやります。先に5年生が走って、最後に6年生が走ります」
6年生と合同!?お姉ちゃんと一緒に授業できるんだ…
「では、5年生の皆さんさっそくですが、リレーの準備をしてください!」
先生はさっき並ぶ場所を教えてもらった。私は4番目に…自信ないなぁ…
「では、位置について!よーい!」
先生の大きな声の後に、ピストルの大きな音が聞こえた。
「はい!」
3番目の人が走りに行くと、私は準備をした。すごく緊張する…
「はい!」
3番目の人は少し強めにバトンを渡した。どうしよう…私足遅いから…
私は後ろをチラッと向くと、驚いてしまう光景が…!
「はぁ…!はぁ…」
3人とも私の後ろで遅い!これって完全に漫画にある展開じゃん!
私は思いきって走り、5番目の人にバトンを渡した。
「マナ!」
お姉ちゃんは私に手を振ってハイタッチをした。少し恥ずかしいな…
「青!」
青は私のリレーの色。みんな喜んでるなか私も喜んだ。心が凄くぴょんぴょん弾む!
「楽しかった〜!」
着替え終わると、嬉しそうな顔をして、水筒に入ってる冷たい水をゴクゴクと飲んだ、
「ぷはぁ〜!」
隣から声がして、隣を見ると星子ちゃんがいた。『ぷはぁ〜』ってビールを飲んだあとかよ…
「運動後になんか飲むと美味しく感じるよね!」
星子ちゃんはニカッと笑った。私はこくりとうなずいた。
確かに、運動した後の飲み物は美味しく感じる……
「あ!そうだ!今週の土曜日お祭り行かない?」
下校の時、電柱に貼ってあったポスターを指さして星子ちゃんは聞いてきた。
「う〜ん…お父さんに聞いてみるね」
私は少しう〜んと考えた。お姉ちゃんにも言わないとな…
「んじゃ、明日教えてくれる?」
星子ちゃんはニコニコして聞いてきた。私はこくりとうなずいた。
「了解!じゃあね!」
星子ちゃんは嬉しそうに歩道橋を走っていった。なるべく行けるようにしたいな…
「ただいま〜」
私は玄関を開けた。いつもお姉ちゃんはいるけど、今はいない
「誰もいない…」
私はリビングをうろちょろしていると手紙があった。
『マナへ
お父さんが行けなくなったので、私が病院に行っています。17時には帰ります。
マユより』
と書いてあった。お姉ちゃん出掛けたのか…
「う〜んと…ここは…」
私は算数のプリントとにらめっこをしながら悩んだ。
「こうかな?」
私はスラスラと問題を解いた。
解き終わると、なんだか暇になってきた。
「テレビみよ…」
私は階段をおりて、テレビをつけた。その時にはニュースがやっていた。次々とチャンネルを変えると、ほとんどがニュース。別に、ニュースば勉強になるし…
「さて…今週の土曜日は星が綺麗に見える日ですね!」
私はビクッとした。今週の土曜日…お祭りの日だ…
私は少し考えていると、ポツポツと窓に何かが当たった。私はカーテンを開けると雨が降っていた。
「や、ヤバッ!」
私はベランダへ走って、洗濯物を取り込んだ。少し洗濯物が湿っている。
「ただいま〜」
どうやらお姉ちゃんが帰ってきたみたいだ。お姉ちゃんがリビングに来ると、後ろに誰かが居た。
「お姉ちゃん後ろに居るのは誰?」
私は首をかしげて聞いた。
「お父さんだよ」
お姉ちゃんはあははと笑いながら言った。
「な、なんだ〜!てっきり不審者かと…」
「お父さんのこと不審者って思ってたの!?」
お父さんは青ざめながらびっくりしていた。
「いや、悪気はないよ…あ、そうだ。友達から今週の土曜日にあるお祭りに誘われたんだけど行ってもいいかな?」
私はお祭りのことを思い出してお父さんに聞いた。
「あぁ。良いぞ。20時前には帰るんだぞ」
お父さんはこくりこくりとうなずきながら言った。お祭りの日に早くならないかな…
「あ!星子ちゃんおはよ〜!」
次の日私は星子ちゃんを見つけると、星子ちゃんに手を振って走った。
「こんばんは〜」
は?こんばんは…?今は朝だろ…
「おはようでしょ?」
私はムスッとした顔で言った。
「あ!そうだったね!あ!お祭りの件どうだった?」
星子ちゃんがえへへと笑うと、お祭りのことを聞いてきた。
「うん。お父さんが良いよって言ってくれたよ。その代わり20時前には帰るようにって!」
私は嬉しそうにお父さんが言ってたことを言った。
「お父さん?お母さんじゃないの?」
私はこの言葉にグサッと来た。
「お母さん…今病院にいて…」
私は本当は言いたくなかったけど、星子ちゃんには言った方が良いと思った。
「そっか…無理に聞いてごめん」
「ううん。大丈夫」
私はにっこりと笑った。
星子ちゃんと話しているといつの間にか学校に着いていた。
「みんなおはよ〜!」
私はニコッと笑いながら教室に入った。
「星子ちゃんとマナちゃんおはよ〜!」
「よっ!アホ少女と黒島さん!」
次々とみんな星子ちゃんと私に挨拶をしてくれた。
「今日も宜しくね!」
星子ちゃんはニコッと笑って言った。私はこくりと笑顔でうなずいた。
「マナちゃ〜ん!隣のクラスの男子が呼んでるよ〜!」
クラスの子は私に教えてくれた。私は「なんだろう…」と思い、男子が居るところに向かった。
「あ、えっと…俺5年3組の早坂。ちょっと来てもらっていいかな?」
早坂君は私に首をかしげて聞いてきた。私はこくりとうなずいて、早坂君に着いていった。
「ごめんね…こんなところまで来てもらって…」
私は首を振った。来たのは裏庭だった。裏庭初めて来たな…
「話は俺黒島さんのことが好きだ!」
え!?早坂君はバッと頭をさげて告白した。私恋とか全然わからない…
「ごめん……なさい…」
「え…?」
早坂君は顔をあげて少し暗い顔をした。
「私恋とかまだ……」
「だったら教えてあげるよ」
早坂君は私にグイグイと来た。助けて!星子ちゃ…ん…!!
全部読んだよ!凄い面白い…瑞って文才あるんじゃないかな?
44:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/01/28(日) 16:39 >>43
ありがとう!
そうかな?最近小説作家になりたいって思ってるんだけどね(笑)
とにかく、また読んでくれると嬉しいな!
「おい!早坂!」
声がする方を向くと、星子ちゃんがほうきを持っている姿が……
「てめぇ…私の友達に何やったん?」
「は?告白だけど?」
星子ちゃんはほうきを振り回しながら早坂君に近づいた。早坂君は星子ちゃんを睨みつなけた。
「告白なら……」
告白なら……?
「私にしろよ!!!」
「はぁ!?」
私と早坂君はびっくりしてあんぐりとした。
「こんなかわいい私をほっとくなんてもったいない男ね〜♪」
「え、えっと…ごめん!」
早坂君は星子ちゃんの言葉が嫌だったのかわからないけど逃げていった。
「星子ちゃんありがとう!」
私は星子ちゃんにギュウッと抱きついた。
「私本当のこと言っただけだよ?」
「え……?」
私は青ざめて一瞬震えた。自分のこと可愛いって思ってたの…?
「さぁ!中入ろっか!」
「ま、待って!」
ほうきを振り回しながら星子ちゃんを私は追いかけた。
「おっかえり〜!」
星子ちゃんは相変わらず『ただいま』と『お帰り』を間違っている。
「いや、ただいまだろ……」
ドアの近くの席の人は苦笑いをしながら言った。
「皆さ〜ん!おはようございま〜す!今日は席替えをしまーす!」
先生はみんなを楽しませるために嬉しそうな声をした。するとみんなは嬉しそうにざわざわした。
第4章ーわくわくな席替えー
席替えか〜!なんかわくわくする!
「はい!静かに!その代わりくじ引きですからね〜!」
「んじゃ、一列に並んでね〜!くじを引いたら、後ろに行ってください!」
私はくじを引くと、ロッカーがある場所に向かった。
「では、A!」
Aの人はスタスタと楽しそうに席に行った。ちなみに私は『D』。星子ちゃんは何番だろ……
「次D!」
私の番号だ。私は先生に教えてもらった席に座った。
「次E!」
「はいはいはーい!」
星子ちゃんは一番最初に席に座った。
星子ちゃんと離れちゃった…残念だなぁ…
「はい!では机と椅子を移動させてくださいね〜!」
みんなは席をガタッと立って自分の机と椅子を運んだ。
「私はここか……」
私は机を自分の場所へ運んだ。
「では、この席で今日から授業を始めますよ〜!えっと、では社会の授業です」
1時間目の授業が終わると、私は2時間目の準備をした。
「……」
私は黙りながら次の音楽の準備をした。教科書、楽譜、リコーダー。
「マナちゃん!」
私が一人でボツボツと歩いていると、明るい笑顔で星子ちゃんがきた。
「一緒に音楽室行こ?」
「うん!」
私は星子ちゃんに誘われて嬉しくなり笑った。
「あと、マナで良いよ」
「んじゃ、私は星子!」
これからは私と星子ちゃん…ううん…星子との友情はまだまだこれからです。
第5章ー星子とのお祭りー
土曜日になると、星子と約束したお祭りに行くことになった。
「忘れ物ない?」
「うん!」
オシャレな服で、リュックを背負っているお姉ちゃん。お姉ちゃんも行くらしい。
「んじゃ、行こうか」
「うん!」
家の鍵をガチャッと閉めると、私とお姉ちゃんは歩いた。
「お父さんは来れないからお父さんに何か買ってきてあげようね」
お姉ちゃんはニコッと笑いながら言った。私はニコニコと笑いこくりとうなずいた。
腕時計を見ると、18時を過ぎている。20時まで時間がある。
「やっと着いた〜!」
私は公園に着くと、爽やかな笑顔をした。
「おーい!マユちゃ〜ん!」
「あ!みんな!じゃ、バイバイ!」
お姉ちゃんは友達を見つけると、私に手を振って友達のところへ行った。
私も星子と集合する場所に行かないと…私は星子と集合する場所に軽めに走っていった。
「あ!マナ〜!」
星子は元気よく私を見つけると、大きな声で私を呼んだ。私はさっきより速めに走って星子がいる場所に向かった。
「ごめん!待った?」
「ううん!大丈夫!」
星子はニヒヒと笑った。
「じゃあ、行こっか!」
「あそこまで競争だー!!」
「ま、待って〜!」
星子はいきなり走るから、私はびっくりして走った。
「早く!」
星子は体育が得意だけど私は体育が一番苦手だから…!
「キャッ!」
私は石につまずいて転んだ。膝をすりむいた。膝を見ると血が滲んでくる。大きな傷だった。
「マナ!」
星子は私が転んだ声が聞こえたらしく、何か操られるように私のところに戻ってきた。
「だ、大丈夫!?ごめん…私のせいで…」
「これくらい平気だよ!いたっ!」
私の怪我を見て真っ青にしていた星子を安心させようと立ち上がると、まるで電流が走ったような激痛がした。
「だ、大丈夫か!?」
「大丈夫だよ!」
「大丈夫なのか!?」
「大丈夫って言ってるだろ…」
星子はわざとらしくしつこく同じことを聞いてきて私はイラッと来た。
「と、とにかく傷口を水で洗ってくる」
「ちょっと待て〜!!」
私が傷口を洗いに行こうとするとなぜか星子は止める。
「早く洗わないとばい菌が…」
「ぺっぺっ!」
私が言い訳をすると何故か星子が唾を飛ばしていた。
「な、何してるの?汚いよ…」
私が苦笑いをしていると、星子はこう言った。
「唾をつけとけば治る!」
星子はドヤ顔をして言った。
「おい…そろそろキレるぞ…?」
私は笑いながら怒っていた。唾だと?きたねぇな…
「ご、ごめんなしゃい…」
星子は涙目になりながら謝った。私はハッとして星子の背中を擦った。
「あぁ…星子ごめんね…言い過ぎたよ…」
「私ごぞごめんね…」
星子はぐすんとしながら言った。私は急いで水で傷口を洗って絆創膏を貼り、星子のところへ戻った。
「かき氷でも食べよ?」
「食べる食べる!」
星子は『かき氷』に反応して目を輝かせた。あの涙はいったい…
「いらっしゃいませ〜」
かき氷を売ってあるところに行くと、役員の人がニコニコ笑って接客してくれた。
「かき氷2つくださーい!」
星子は元気よく言うと、味を選び始めた。
「私はメロン!」
「私はイチゴで…」
私は少し恥ずかしそうに言った。少しの時間がたつと、かき氷を渡された。
「う〜ん…キーンときたぁ!!」
星子はキラキラに目を輝かせた。
「おーい!星子〜」
後ろから星子を呼ぶ声がして星子と一緒に振り返ると一人の身長が高い男子がいた。
「おぉ!お兄ちゃん!」
お兄ちゃん!?星子にお兄ちゃん居たんだ…意外だなぁ……
「えっと…この子は…」
星子のお兄さんはどうやら私のことを知らないみたいだ。
「あ、はじめまして!星子の兄の阿部清也です。宜しくね」
「えっと、星子と同じクラスの黒島マナです」
星子のお兄さんから自己紹介をされて、一瞬慌てながら私も自己紹介をした。
「マナちゃんか!これからも星子と仲良くしてね!」
星子のお兄さんはニコッと笑って言った。星子のお兄さん…星子と性格反対だな…かっこよかった。
「ふぅ……美味しかった」
かき氷を食べ終わると、もう18時30分をまわっていた。
「次は焼きそば食べよう!」
星子は私の手をグイグイと引っ張り焼きそばが売っている場所に向かった。
「おーい!母ちゃ〜ん!」
母ちゃん……?え!?お母さん!?
「あら!星子!あら?その子は…?えっと、星子が前に言ってたマナちゃんだったかしら?」
星子のお母さんか少しびっくりした顔で言われて私は静かにこくりとうなずいた。
「あら!星子可愛いお友達が出来たわね!」
「いえ、私の方が星子にお世話になっているので…」
私は星子のお母さんから『可愛いお友達』と言われて、恥ずかしそうに言った。
「あ!母ちゃん!焼きそば2つ頂戴!」
星子は輝いている笑顔をしながら言った。
「んじゃ、200円ね〜」
私はバッグからモノトーンのお財布を出して、100円玉を2枚渡した。
「はい。焼きそばね〜。マナちゃんこれからもうちの星子と仲良くしてね」
「はい!」
星子のお母さんから焼きそばを渡されて星子と仲良くして欲しいと言われて、私は元気よく返事をした。
「あれ?おーい!アホ少女と黒島〜!」
後ろを振り返ると、クラスのみんなが私達に手を振っていた。
私と星子はクラスのみんなが居る場所に走って向かった。
「みんなも来てたんだ!」
「あぁ!せっかくの祭りだもんな!みんなで楽しもうぜ!」
こうして今からクラスのみんなでお祭りを楽しむことになった。
「回ろうか!」
「待って!」
みんなが歩き出そうとした時に星子はみんなを止めた。
「ど、どうかした?」
私は首をかしげて聞いた。
「母ちゃんの焼きそばまだ食ってねぇよ!」
「さっさと食えよ!」
星子は焼きそばをみんなに見せると、男子からツッコミが来た。
「良いよ〜早食いするよ」
星子はやる気満々な顔をした。や、やめなよ…
「いっただきまーす!」
星子は早食いをする勢い焼きそばを食べようとしていた。
「ダ、ダメだよ!!」
私は勇気を振り絞って星子に言った。すると、星子は焼きそばを口に入れる前に箸を置いた。
「ダメだよ……星子のお母さんがせっかく作ったんだから味わって食べないとダメだよ!」
私は少し涙声で言うと、星子の目から大粒の涙が出てきていた。
「あ…星子ごめんね…」
私は焦りながら言った。焦っている私の額から汗が流れてくる。
「私こそごめん!母ちゃんがせっかく作ってくれたやつを……私味わって食うよ!」
星子はどうやら私の言葉に気がついたようだ。良かった……
星子とマナとっても男勝りだね!
今日初めて読んだけど面白いよマナは告白された男子の関係があのまま男子が諦めたのかが気になるなぁ?
>>55
コメントありがとうございます!
面白いですか!?ありがとうございます!
それはこのお祭りのやつが終わったら書く予定です!
あと、『私の恋は叶うの?』でコメントしてくださり、ありがとうございました!
腕時計を見ると、もうすぐで20時になってしまう。
「もうすぐで花火だね〜!」
すると、花火が見えるところに次々と人が集まってくる。
「おーい!マナ〜!」
後ろから私を呼ぶ声がして後ろを振り返ると、お姉ちゃんがいた。
「何〜?そろそろ帰るの?」
「うん。花火見たら帰ろうね」
「うん!」
私はそううなずいた時、上から『パーン』と大きな音が聴こえた。
「マナ!花火始まっちゃってるよ!」
星子は大きな声で私に言う。私はお姉ちゃんに「見終わったらこっちに来るね」と優しく告げて、星子達がいる場所に戻った。
「打ち上げ花火綺麗だね〜」
私は目を輝かせながら言った。彼氏が居たら、ロマンチックだったのにな〜!
「花火が終わりました。足元におきをつけて帰ってくださいね〜」
マイクで女性の人みんなに注意を呼びかける。
「帰ろっか。」
お姉ちゃんは私を見ると、ニコッと笑って言った。左手にはお父さん用の焼きそばが入っているビニール袋を持っている。私は右手でお姉ちゃんの左手を握って帰った。
次の日の休み時間になると、土曜日のお祭りのことで話がざわついた。
「昨日楽しかったね〜!」
「また行きたいね〜!」
と楽しそうに話した。すると、先生は息を切らしながら教室のドアを開けた。
「黒島さん!今すぐ帰りの準備をしなさい!」
「なんでですか!?」
先生から急に言われてびっくりして聞き返すと、先生はこう答えた。
「黒島さんのお母さんが大変なの!」
先生は真剣な顔で言うと、私は固まりかけた。
第6章ー妹と弟ー
私は先生に言われた通り、帰りの準備をした。
「マナ…帰っちゃうの?」
「うん…明日は来れるはずだから」
星子は少し悲しそうな顔をしたけど、私は星子を慰めるようにニコッと笑って見せた。
「マナ!行くよ!」
廊下からはお姉ちゃんが大きな声で私を呼んでいる。
「じゃあ、みんなまた明日!」
私はみんなに手を振って教室から出た。
お母さん…いったい何があったの…?
外に出ると、先生が車を用意してくれた。私とお姉ちゃんは後ろの席に乗り、病院に連れて行かれた。
「ここまでは二人で行けるかしら?」
先生は車の窓を開けて聞くと、私とお姉ちゃんは首をこくりとうなずくと、先生は「じゃあ、さようなら」と窓を閉めて、学校に戻っていった。
病院の中に入ると、ホールにお父さんが椅子に座っていた。
「お父さん!」
私とお姉ちゃんはお父さんを見つけると、声が重なってお父さんのところまで速歩きで向かった。
「お母さんどうしたの!?」
私はお母さんのことを心配しながら聞くと、お父さんはこう言った。
「マユとマナはもうすぐでお姉ちゃんになるんだ」
…と言われた。お姉ちゃん?私とお姉ちゃんが?
赤ちゃんが産まれる!?
誰にかな?
>>59
はい!
性別は決めてるんですけど、名前決まんない…頑張って考える予定です!
「妹か弟ができるんだ!やった!」
私は嬉しそうな顔を浮かべる。私の胸の奥は跳び跳ねそうになっている。
「お母さん大丈夫かな…」
私は心配そうな顔をして小さく呟く。
「マナ大丈夫よ。お母さんならきっと大丈夫だから…」
お姉ちゃんは私を慰めるように背中を優しく擦りながら安心させるように言った。
その時だった…!「オギャー!」と大きな声で泣く声が聞こえた。私とお父さんとお姉ちゃんはビクッとして立ち上がった。
すると、看護師さんは小走りで私達のところへ向かってくる。
「黒島さんのお宅ですか?」
「はい」
看護師さんは首をかしげて聞くと、お父さんはうなずいて言う。
「無事に産まれましたよ!」
看護師さんは嬉しそうに言う。
私達は嬉しそうな顔をして、病室へ向かった。
弟かな妹かな、楽しみだね😃
63: 瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/15(木) 19:03 「お母さん!」
私は最初に病室を開ける。
病室のベッドにはお母さんが座っている。お母さんは一人の赤ちゃんを抱っこしている。
「マユ、マナ良かったわね!お姉ちゃんになるのよ」
お母さんは自分のことのように嬉しそうに言う。
私とお姉ちゃんは目を合わせるとニコッと笑い嬉しそうにする。
「ねぇねぇ!女の子?男の子?」
私は目を輝かせてお母さんに聞く。
「男の子よ。名前はナオよ」
お母さんはニコニコしながら名前を見せた。
ナオ君か…よろしくね…ナオ君。
「お母さん!ナオ君が家に来たら、友達を連れてきていい?」
「私も!」
私とお姉ちゃんは目を輝かせてお母さんに聞く。お母さんはニコニコしながらうなずく。
「ナオ君とお母さんいつ戻ってくるの?」
私はグイグイとお母さんに質問する。お母さんはスケジュール帳を見て予定を見た。
「わからないわね…戻ってくるのは今月中だから安心してね」
お母さんは優しい笑顔で私達を安心させる。
うん…待ってるからね…お母さんとナオ君…
お母さんもみんなも瑞ちゃんも頑張ってねーっ!
65: 瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/16(金) 22:34 >>64
ありがと〜!がんばるね!
可愛らしい名前だね🎵
67: 瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/17(土) 22:51 >>66
ありがとうございます!本当は『マオ』にしようかなって思ったのですが、女の子っぽい名前なので『ナオ』にしました!
第7章ー星子とナオー
次の日私はニコニコしながらいつも通りに学校に来た。
「あ!マナちゃん!お母さん大丈夫だったの!?」
みんなは、私を囲みながら聞く。私はにっこりしながらこくりとうなずきこう言った。
「私ね、弟ができたの」
「本当に!?見てみたい!」
「私も!」
私に弟が出来たことを言うと、みんなは目を輝かせて食いつく。
「うん!良いよ!お母さんとナオ君が退院したら言うね!」
「ナオ君?」
「弟の名前がナオって言うの!」
私はスケジュール帳を見ながら言うと、女子達は首をかしげて聞く。
私はナオって言う名前は弟の名前と教えた。
「え!?弟!?」
私の後ろから何やらキラキラとした視線を感じて、後ろをゆっくり振り返る。
「ほ、星子…」
私は苦笑いをして星子を見つける。
「私も会ってみたい!」
「丁度、星子を呼ぼうとしてたから良いよ」
「やったー!」
星子が手をブンブンと大きく振って言うと、私はこくりとうなずきながら言った。
すると、星子は嬉しそうにダンスをし始めた。
「じゃあ、今度宜しくね!」
みんなは手を振って私から離れて行く。私は自分の席に座り、準備などをした。
「ふぁ……」
私は小さいあくびをした。昨日ナオが産まれたことが嬉しくて寝れなかったからな…ここで寝よ…
「………」
何分か立つと、私はゆっくり目を開けた。今何時だ?8時25分だ。もう朝休みが終わる時間。
「あ!マナちゃん起きた!」
星子は私の目の前でニコニコしながら言う。
私は「うわぁ!」とびっくりして椅子と一緒に床に転んだ。
「いてて…」
「大丈夫なの!?」
私は尻餅をつき、ぶつかったところを擦る。星子は焦りながら言う。
続きがメッチャ気になる
71:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/20(火) 21:01 「うん…大丈夫…」
私平気そうに言うと、立ち上がり椅子を戻しまた座った。
なんだよ…運悪いなぁ〜!
「今日テストあるね〜」
「あ、今日はテストか…」
ちなみに、今日のテストは算数。算数はまぁまぁ大丈夫だけど復習しとこう…
私は机から算数の教科書、ノートを出した。
「……」
私は黙って真剣にノートと教科書とにらめっこをしている。
「朝の会するよ〜!」
クラスの子はみんなに言う。
私はハッとして教科書とノートをすばやくしまう。
「おはようございます!」
先生が元気よく入ってくる。
朝の会が終わると、いよいよテストだ…
「では、今日は算数のテストですね。皆さんテスト勉強しましたか〜?」
健康観察が終わると、先生は意地悪な笑みを浮かべながらみんなに聞く。
私はもちろん勉強したよ!特にわからないところを中心にして!
「では、さっそくテストをしますよ!」
そして、テストが配られる。
ちなみに、うちのクラスは隣同士の席が離れているのだ。
「では、よーいスタート」
私は名前を書き終わると、さらさらと問題を解いた。今のところ全て答えがわかった。
表が終わると、みんなより早く裏へ進んだ。裏ももちろん全問答えた。
間違いがあるか確認をすると、先生の机に出した。
「ふぅ〜…」
私は疲れてきった顔で椅子に座る。
みんなはびっくりして私に視線を送る。
「では、黒島さん本を読んでてくださいね」
先生は黒板に書きながら言うと、私は図書室で前に借りた本を読み始めた。
今教室で聞こえる音は鉛筆を動かしてる音。集中して本を読める…
テストはキライだったけど、星子とマナの点数が気になるよ!
74:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/02/23(金) 22:38 >>73
コメントありがとうございます!
点数は気になりますよね!実は誰が一番点数が高いかを考えていませんでした(笑)
次の日…テストを返される日だ。
私はこの日がずっと最悪だと思っていた。点数が低かったらヤバいし…
「昨日のテストを配るよ〜」
先生は班ごとにみんなのテストを渡す。
私はテストを貰うと、点数は見ていないから目を閉じてゆっくりテストを開いて、目を開ける。
「はい!今回は黒島さんが満点でした!」
そう!今回は100点を取ることができたのだ。テスト勉強してよかった!
授業が終わると、星子はしょんぼりとして私のところに来る。
「うぅ……良い点数取れなかった〜…」
「でも、大丈夫だよ!私教えるよ?」
「本当に!?マナの家に行きたい!弟も見たいし!」
私の「教える」と言う言葉に星子は反応して目を輝かせる。
星子は凄くちょろいな……
放課後になると、星子が私の家に来ることになった。
星子はランドセルを家に置いていくと、バッグに宿題とかを入れて来る。
「じゃあ、行こっか」
「うん!」
私は星子を待つと、星子と一緒に歩き始めた。
私も星子がチョロいって感じているけどね
77:凛◆ic:2018/02/24(土) 18:42 瑞の書いた小説面白い!
これからどうなるのかが気になる。
「ただいま〜」
「おっじゃましまーす!」
家に着くと、星子を家に入れる。
私は落ち着いた感じで帰ると、星子は人の家でも凄くハイテンション。
「あらマナ!お帰り!」
お母さんはリビングからひょこっと顔を出してきた。
きっと退院したんだ!
「お母さん!ナオは?」
「今寝てるわよ。星子ちゃんもいらっしゃい。よかったらナオの顔でも見てね」
お母さんはナオを連れてきて言う。
すると、星子はナオを見つめる。
「かわいい〜!」
「だよね〜!」
星子は目をハートにさせて言う。私はこくりこくりとにっこりしながら納得する。
「…」
すると、ナオは私達の声がうるさかったせいか目をゆっくり開けた。
星子の反応が良い
80:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/03/02(金) 22:20 >>79
ありがとうございます!
「あ!ナオが起きちゃった…」
「かわいい!」
私はあわあわとしながら言う。
隣にいる星子は空気を読まずに、目を輝かせてナオを見つめる。
「かわいい〜!えっと弟?」
「うん。そうだよ」
「こ、こんなに可愛いとは…」
星子は目をハートにしながら私に聞く。
私は苦笑いをしながら答える。
「とにかく、勉強しようよ」
「うん!ありがとうございました!」
私は星子を引っ張り、私の部屋へ連れて行く。
「わぁ!」
「汚いからあんま見ないで…」
星子はキョロキョロしながら私の部屋へ見渡す。
私は苦笑いをして注意する。
「あ、飲み物ってオレンジジュースでよかった?」
「うん!大丈夫!」
私はオレンジジュースのペットボトルを手に取って聞く。
星子が良いなら、私はコップ2つにオレンジジュースを注ぐ。
ジュースを注ぐと星子の目の前に置いて、中心にお菓子を置く。
「わぁ!ありがとう!勉強勉強!」
「そうだね」
星子はバッグから宿題を取り出して言う。
私はベッドに置いてあるランドセルからノートとペンポーチを取り出す。
「まずは、偶数と奇数のやつか…んじゃ、0は偶数と奇数どっち?」
「う〜ん…奇数かな?」
「違うよ。奇数は1と3、5とかだよ。偶数は0、2、4とかだよ」
私は教科書で星子に少しでもわかるように教え始めた。
星子…理解してくれるかな?
「なるほど〜…んじゃ、偶数は2のだんで覚えると良いってこと?」
「まぁ、簡単に言えばそういう感じかな」
「わぁ!なんだか勉強好きになれた気がする!」
星子はこくりこくりと縦に首を動かしながら言う。
良かった〜!星子少しは勉強克服出来たね!
こうして…星子に勉強をたくさん教えて、時が過ぎていく…
___________
「今日はありがとう!」
「うん!わからないところあったらいつでも教えるからね!」
「うん!バイバイ!」
私は星子を玄関まで見送る。
星子が私の部屋から出ていくと、お母さんのお手伝いをしにいく。
____夜 22時__
この時間帯は私は寝ている。
いつも21時には寝る約束だ。
「………」
私はぐっすり眠っている。
凄くすっきりするような…
「マナ…!マナ…!」
すると、お母さんは私を優しく揺すって起こす。
あれ?もう朝?でも暗いよ?
「どうしたの?」
「電話よ」
「え!?」
私は目を擦ってお母さんに聞く。
お母さんは電話機を持って言う。
こんな時間に誰だろ…
「はい」
「あ。マナ?星子だけど…勉強教えて!」
「今は無理だよ」
「だって、いつでも良いって言ったじゃん!」
「それは夜とか無理だよ!じゃあね!」
「うん!バイバ〜イ!」
私は電話を持つと、星子からの電話だった。
なんだか、嫌な予感がしたが的中した。こんな時間に教えられる訳ないじゃん!
私は思いっきり切ろうとすると、星子はニコニコしてそうな声で言う。
私はゆっくりと切る。
第8章ー恋の行方ー
隣のクラスの早坂君に告白されてから、何日かたちました。
(振っちゃダメだったパターンだったの?)
と、少し反省をしている。
「おーい!マナちゃ〜ん!早坂君が呼んでるよ〜!」
「え?わかった…」
出入り口で大きな声で、私を呼んでいるクラスメイトにハッとして、早坂君のところへ行った。
「ごめん…ちょっといい?」
「?別に良いけど…」
私はそう言うと、早坂君の後ろへ着いていく。
今度はなんだろ…また告白?告白なら飽きる。
裏庭に着くと、グラウンドからはしゃぐ声が小さく聞こえる。
「ごめんね。呼び出して」
「ううん。大丈夫」
「あのさ、俺君のこと全然諦めなれないよ。付き合って」
「あー…無理」
よ、予想的中…全然嬉しくない…
告白は一応嬉しいよ?でも、私は…
「勉強が大事。だから無理」
「え…」
私は最後に「はぁ…」と溜め息をつき、呆れ始めた。
早坂君は、顔を真っ青にして困っていた。