2作品目です!
時空って感じではないと思いますが、暖かい目で見守ってくれると幸いです。
アドバイスや感想とかをぜひ、お聞きしたいです。
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 プロローグ
登場人物
影山 裕紀(かげやま ゆうき)
スポーツ万能の小6。
男子っぽい性格をしている女子。
正直言うと、自分が男子っぽいことに気にしている。
ミライ
未来から来た少女。
裕紀とは正反対な感じで、女子らしい。
※多分、他にもキャラクター出ると思います。
ストーリー
男子っぽいことを気にしている裕紀。そんなときに現れたのは、未来から来た少女!?何だかんだで時空を飛び越えることになり、しかもピンチが!?
プロローグ
「とりゃ!」
「お前流石だな!」
「裕紀ちゃん!カッコいい〜!」
サッカーでシュートを決めた時、周りから女子からの黄色い声、男子から褒める声。なんか照れくさく感じるこの空間。なんだか嬉しいような嫌なような…
私の名前は、影山 裕紀。小学6年生。私には普通の女子と違うところがある。
「このトップス可愛くな〜い?」
「うんうん!可愛い!」
女子はキャッキャッとファッション雑誌など、女子っぽいことばっかり話している。でも私は……
「おーい!裕紀〜!サッカーするぞ〜!」
「わかった〜!」
そう。ほとんど男子としか遊ばない。
あいつらは、私のことは異性とは思わず、同性のように遊びに誘ってくれる。こんな自分が一番大嫌いだ……
1…悩み事
「裕紀、じゃあな!」
「おう!」
男子と帰って別れると、私は大きくため息をつく。
なんだか、今日も最悪な一日に見えてしまう。
悩み事がたくさんあって無理。みんなからは、
「裕紀ちゃんって、悩みとか、なさそー!」
って言われるけど、私だって悩み事くらいあるって…
まず、最初は男子っぽい性格。もっと、女子っぽくなりたいけど、こんな私には無理だ。口調も男子っぽいし…
2つめは、服装。前に可愛らしい服を来たら、
「お前、似合わねぇぞー!!」
「可愛いけど、裕紀ちゃんはボーイッシュな方が良い気がする…」
と、似合ってないかのように言ってくる。
それで、ほとんどは兄からのおさがりなどを着たり、女子向けのボーイッシュ系の服を着る。
でも、これだけじゃない…たくさんある。これをなんとか解決したいけど、こんな私には無理…
次の日になると、私は算数の予習をしている。すると、後ろから肩をトントンと叩かれた。後ろから向くと、女子二人がいた。
「どうかした?」
「ねぇ、裕紀ちゃんも心理テストやる?」
「え!?やりたい!」
私は目を輝かせて言うと、二人はニコニコ笑いかける。
「んじゃ、机に林檎が置いてあります。何個ですか?」
「う〜ん…」
私は二人からの質問でう〜んと悩む。心理テストってこういうのなの?
「7個…かな…」
「それで答えはね…」
私は恥ずかし気に言うと、一人はニコニコしている。
私はごくりと唾を飲み込む。
「モテ期の数だよ!」
「えっ!?」
一人はニヤニヤしながら言うと、私は顔を真っ赤にさせてびっくりする。
ま、マジかよ…
「裕紀ちゃん、顔真っ赤!なんだか裕紀ちゃんって意外!」
「そうかな?」
「だって、恋愛とかあんま興味なさそうだし…」
「そうかな?恋愛系の漫画とか読んでるよ?」
なんだか、傷つくような…
私ってそんなに、恋愛に興味なく見えるの?
「ただいま〜…」
私はネットに入っているサッカーボールを蹴りながら帰宅する。
「はい!勿論です!」
「じゃあ、お願いしようかしらねぇ…」
「裕紀のためなら大丈夫そうだな」
リビングからお父さんとお母さんとお客さん?の声が玄関まで響く。
てか、私のため?まさかの家庭教師!?そ、それは嫌だよ〜…
「た、ただいま…」
私は恐る恐るリビングに入って言う。
「あら、お帰り!」
お父さんとお母さんはいつも通りにっこりと出迎えてくれた。
「あの…この人誰…?」
「あ!この子はね、ミライちゃんって言うの」
ミライちゃんか…私より女子らしくて、凄く可愛らしい…しかも、私と同い年くらい?
「はじめまして!未来から来ました、ミライです!よろしくね♪」
「え?」
2…ミライとの生活
「ちょ、ちょっと待て!」
私はびっくりしてしまい、腰が抜かしそうになってしまった。
「い、いったい、どんな風に会ったのよ!」
「あぁ。実はね…」
早速、お母さんが口を開いた。
*☆…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆…
『私が学校に行ってる間のことらしい。だいたい、15時過ぎ。私が男子とサッカーをしている時間帯。
お母さんが私の部屋に入ったとき、女子が立っていたらしい。
「あ、貴方誰!?警察に電話するわよ!」
と、お母さんがその女子に向かって発狂したらしい。
女子の話によると、未来で私の姿をずっと見ていて、心配になって来たみたいな感じだったらしい。』
「そ、そういうことなんだ……」
正直、私の頭にはあんま入ってこなかった。
「んじゃ、裕紀と同じ部屋だけどいいかしら?良いわよね、裕紀?」
「うん。まぁ…」
「わぁ!ありがとうございます!」
お母さんがそう決めると、早速、ミライの荷物を一緒に私の部屋へ持っていく。
「裕紀さんの部屋に勝手にベッド置いちゃってごめんなさい…」
「いいよ。さて、さっさと終わらそうか。あと、裕紀で良いよ」
「うん!」
私達はミライの荷物を置いて、ミライが持ってきた家具を置いていく。
約1時間でなんとか家具を置ききれた。
「終わったね〜…」
「だな。ミライって今何歳なの?」
「今年で12歳だから、貴方と同い年よ!」
「ふーん…学校通うのか?」
「えぇ。もちろんよ!」
私は次々とミライに質問していく。
同い年で学校通う…と言うことは転校してくるってことか…
3…ミライが転校生!?
次の日__私は、大急ぎで階段をかけ降りる。
「あら?裕紀どうしたの?そんなに急いで」
お母さんは首をかしげて言う。
「今日、陸上の大会の練習があるんだよ!だから、急いで行かないと!」
私は靴紐を強く結びながらお母さんに話す。
「んじゃ、行ってきまーす!」
「気をつけるのよ!」
「はーい!」
私はお母さんの声に返事をして、家から飛び出し、ダッシュで学校へ向かった。
「ヤバい…!疲れてきた……」
私は疲れてしまい、だんだんとスピードが遅くなっていく。
まぁ、今の体力使いきったら陸上の大会練習で体力なくなっちゃうからね…
「やっと着いた……」
私は一安心してグラウンドへ向かう。
グラウンドに向かうと、ほとんど男子ばっかりいた。
「よぉ!裕紀!今日は俺と競争しようぜ!」
「はぁ…別にいいよ」
ランドセルを置くと、クラスの男子が競争を挑んできた。
私は、ため息をつき、仕方なく受けてやった。
「位置についてよぉいドン!」
男子がそう合図をすると、同時に走り出す。
さっき、登校してる時にめっちゃ走ったから力抜けるかも…って思いながら私は走る。
グラウンドを一周男子と走ると、なんとかゴールすることができた。
「えっと…また、影山の勝ちだ…」
私とクラスの男子の走りを見ていた男子は驚きの表情で言う。
てか、『また』ってなんだよ!『また』って!
「ふぅ…疲れた〜…」
私は汗拭きタオルで汗を拭きながら教室に入る。
「裕紀ちゃん、おはよ〜!」
「うん。おはよ〜」
私はクラスの女子から挨拶をされると、返事を返す。
私は赤いランドセルから教科書やノートなどを出して、机の中に入れる。
…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆
「席に着け〜!」
先生が教室に入ると、みんなは静かになり、席に着く。
「えぇ。今日は転校生を紹介する。入ってこい」
すると、教室のドアが開いた。
フワッと毛先がカールになっていて、二つに結んだお下げの髪型の子。どっかで見たことあるような…
「それじゃ、自己紹介をしろ」
「はい!ミライです!宜しくお願いします!」
「え、えっと…名字も……」
まさかのミライかよ……違うクラスになるかと思ったのに…
先生は頬をかきながらミライに言う。
ま、まさか、ミライ……名字ないまま、学校に来たな!!自分の名字わからないって言ったらやべぇよ…
「えっと…あ!雫川です!改めまして、雫川ミライです!宜しくお願いします!!」
ミライはやっと考えて、改めてまた自己紹介をして最後にニコッと笑った。
「んじゃ〜…一番後ろの影山の隣な」
先生は私の席の隣を指さして、ミライに指示する。
ミライはこくりとうなずいて、近づいてくる。
なんか嫌な予感しかしない…
「わーい!ゆーきと隣だ!」
「ははは。宜しく…」
ノリノリでいるミライを見て、私は苦笑いをすることしか出来なかった。
はぁ…1ヶ月この席でいるのか…
「んじゃ、算数の準備しろ〜!あ、影山悪いんだが、雫川に教科書見せてやれ!」
「はーい。これじゃ、見えづらいから席くっつけよ」
「うん!私がくっつけるね!」
そう言って、ミライは席をくっつけて座る。
「算数、大丈夫?」
「うん。一応、文字と式までは覚えた」
「今日から分数の掛け算に入るからね」
「うん!わかった!」
私は教科書を開きながら言うと、元気よく返事をした。
ミライ、凄く面白い…
「では、今日から分数の掛け算をするぞー。教科書の48ページ開けー!」
先生がそう言うと、みんなはペラペラと音をたてながら、ページを開く。
「では、影山。文章を読め」
「はい」
先生から指示されると、教科書を持って立つ。
すると、ミライからTシャツの袖を引っ張られる。
「何?」
「教科書見えない〜!」
「少し待ってて!」
私とミライは小声で話す。
「影山〜?早くしろー!」
「はいっ!!6分の2Lの____」
私は読み終わると、席に着く。
「ミライ、教科書を読むときは声かけちゃダメだからね?」
「うん!わかった!」
私はミライに注意すると、にっこりと素直にうなずきながら言った。
時間が得て、休み時間になる。
「ねぇねぇ、ミライちゃんって何処から来たの?」
「趣味って何〜?」
「前の学校に好きな人いた〜?」
女子みんなは、ミライの席を囲み、話している。
私は正直、あの輪に入れない。
「おーい!影山〜!体育館でバスケしようぜ!」
「うん。今行く〜!」
私はクラスの男子に呼ばれると、すぐに教室を出ようとした。
その時だった。周りが白く光出した。
…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆
「え!?」
さっきまで教室にいたのに、何故か体育館まで来ていた。
いったい、あの光はなんだったんだろ…
「おーい!どうした〜?早く来ねぇと始めるぞ〜!」
「あ、ごめんごめん!」
私は男子がいるところに走っていく。
「影山!」
「オッケー!」
私はドリブルをしながらたくさんの人を交わして、ゴールネットに入れた。
「ちくしょー!また、裕紀に負けたわ…」
相手チームは私に負けたせいか、前よりだんだんどんよりしている。
「そろそろ教室行かないと、先生が怒るから戻ろ〜!」
「おぉ!急いで行こうぜ!」
私はみんなに言うと、みんなと一緒に教室へ戻る。
…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆
「ギリギリセーフ…」
私は机にぐったりしながら、独り言を言う。
「ゆーき、さっきなんで居なかったの?」
「あぁ。体育館でバスケしてた」
ミライは首をかしげて聞いてくる。
私は、ぐったりしたまま、ミライの方を向いて言う。
「え!?やってみたい!!」
「んじゃ、明日の休み時間にミライも入っていいか聞いてみるから」
「わーい!ありがと〜!」
私は腕を組ながら言うと、ミライはバンザイをしながら喜ぶ。
バンザイするほど嬉しいのかな…
…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆
「では、さようなら〜!」
帰りの挨拶を済ませると、私は教室から出る。
「裕紀〜!放課後しよーぜ!」
「ごめん!今日用事あるから…今度誘って!」
「おぉ!またな!」
私は放課後遊びを断ると、昇降口でミライを待つ。
あぁ…放課後遊びしたかった…今日はドッヂボールでまた、勝とうとしたのにな…
「ゆーき!お待たせ!」
「あ!来た」
ミライが大きな声で走ってくる姿を見て、私はハッとする。
ミライが来たことだから、一緒に帰った。
「今日、楽しかった?」
「うん!友達たくさんできた!!」
ミライは笑顔でニコニコしながら、今日の出来事を話す。
ミライ…学校気に入ったようで良かった…
「あ、そう言えば、休み時間体育館に行こうとしたら、目の前光っていつの間にか、体育館に来てたんだけど、あれってなんだろ…」
「あ、それ私やったよ」
「は?」
私は休み時間に起きた謎な現象を話すと、ミライは自分を指で指して教える。
私は意味が分からず、理解できない。
4…ミライは謎過ぎる!
「ま、待って!!いくら、未来から来たからって、そんな冗談やめようよ。ね?」
「だーかーらー!本当なのっ!」
私は手をブンブン振ると、ミライはウィンクして、指をパチンとした。
すると、明かりは光始める。
すると、気がつけば、家の前にいた。
「ほら!本当でしょ!」
ミライはまた、ウィンクをして、勝ち誇ったように言う。
「いったい、どうなってんのー!!」
私は大きな声で叫ぶ。
「裕紀うるさい!」
すると、お母さんがドアを開けて、私を叱る。
何故、私が怒られるんだよ…確かに、大きな声を出したのは事実だけど…
「とにかく、早く入って、宿題しなさい!」
「はーい」
私はお母さんからそう言われると、返事をして家に入る。
「はぁ……」
私は宿題をしていると、大きくため息をつく。
「ゆーき、どうかした?」
「いや〜…宿題多くて呆れる…」
「だよね〜!!私も呆れちゃうよ!」
ミライは共感しながら返事をしてくれる。
本当は違う。さっきのミライのことを考えると、だんだんとミライが謎に包まれる。
(後で、ミライに聞いてみようかな…)
私はそう思い、宿題をだんだんと進める。
1時間後__やっと、宿題が終わり、伸びをした。
「ゆーき、終わった?私終わったけど…」
「うん。今終わったところ」
隣の勉強机で、学校の準備をしているミライは手を止め、私に聞いてくる。
私はうなずきながら返事をする。
私もミライと同じように学校の準備をする。
すると、ドアからノックする音が聞こえる。私とミライは返事をすると、お母さんが入ってくる。
「宿題終わったの?」
「うん。さっき終わって、今学校の準備してる」
私は今日の宿題のプリントをピラピラと動かしながら言う。
「そう?学校の準備終わったら、お菓子食べなさい。テーブルに置いとくわよ?」
「はーい」
お母さんが丸くて大きいテーブルにクッキーとコップに入ってる麦茶を置くと、部屋から出ていく。
学校の準備が終わると、お菓子を食べ始める。
「このクッキー美味しい!」
ミライは目を輝かせ、両手にクッキーを1枚ずつ持つ。
「一応それ、普通にスーパーとかコンビニで売ってるよ?」
「そうなの!?今度買いにいく!」
私は苦笑いをして教えると、ミライは嬉しそうに拳を作り、拳を縦に動かす。
「そう言えばさ…」
「ん?」
私は下を向きながら言いかける。
ミライは首をかしげている。
「あれ何?」
「あれって?」
ミライは益々、首をかしげる。
「だから、瞬間移動とかのやつ」
「あぁ。あれね。んじゃ、ゆーきにだけ教えてあげる」
ミライはクッキーを食べるのをやめ、真剣な顔をした。
すごくおもしろいです!ファンタジー系書けるの憧れるなあ…頑張ってください!
21:カルマ◆NI:2018/07/31(火) 12:51 >>20
コメントありがとうございます!
ファンタジー系の物語のネタがあまり思い付かないことがよくあります…
(^^;)憧れるなんて、とてもありがたいです!
萌夏さんも頑張ってくださいね!
そうなんですか?とても上手いです!
はい、ありがとうございます😊
>>22
はい…時空と言う意味がさっぱりわからなく、小説を書いている仲間からいろいろと聞いております笑
↑こちらは返信しなくて大丈夫です。
「あのね…私がここの時代に来る前にね、未来学校って言うところに通ってたの」
…*☆…*☆…*☆…*☆…*☆
未来学校は、今の時代(裕紀の時代)の人を手助けするために訓練とか勉強を行う場所。
小学6年生になると、試験がある。その試験を合格すると、今の時代の人を手助けすることができる。
そして、ミライは裕紀の家の窓から入ると、裕紀のお母さんに見つかり、訳を話す。
『___ということなんです!』
『それじゃあ、裕紀の手助けになるの?』
『勿論です!』
ミライが訳を話し、お母さんが首をかしげて聞き、勿論と言い張る。
『じゃあ、お願いしようかしらねぇ…』
『裕紀のためなら大丈夫だな』
って言うわけ。」
ミライは息継ぎをする暇もなく、続けて喋っていく。
「うん。それはわかった。んじゃ、瞬間移動のこと教えて?」
「うん……」