˚*.✩ルールや当スレの方針等✩.*˚
・ある程度下がったら始まります
・クロスオーバーです(重要)
・下手です
・hoge進行です
・荒らしは誹謗中傷等は禁止です
・コメント等はOKですがhogeてください。
・クロスオーバーの為のやむを得ない独自設定(改変は最小限に抑えます)
同じ東方二次創作を書いてる人として、応援します
3:匿名さん hoge:2020/06/28(日) 21:08 ID:L8. >>2ありがとうございます。
そして下がりそうに無いのでhogeのまま投稿させて頂きます。
中庭に、彼らは集まった。
「それじゃあ主、江戸城の調査、行ってくるぜ。」
「行ってらっしゃい、気を付けてね。刀装ちゃんと装備してる?」
「そうびはばっちりです」
彼らは江戸城へ調査へ向かうようだ。それを見送る少女。彼らは強くなったとは言え、やはり心配なのであろう。装備等の確認をする。
「他の準備も皆バッチリです!では主さん、行ってきますね」
「絶対怪我しちゃダメだからね〜!」
「そんなの分かってるよ。俺を子供扱いしないでよね」
「でも心配だからね!気を付けるんだよ!」
彼らは見た事も無いような装置へ集まる。
「いち兄、お土産話待ってますよ!」
「楽しい話を持って帰れるように頑張るよ」
弟に期待をされているのだから、頑張らねば、そう感じているのだろう、少し緊張しているようだ。
「一期一振、江戸城は何度も行っているんだからそんな緊張してやらかさないでよね」
「分かっておりますよ。」
「行先は江戸城で〜…さっさと行って帰っちゃお〜」
カチカチ、とダイヤルを操作しボタンを押すと装置の周りは光に包まれ、彼らの姿は消える。
―しかし、彼らは違う所へ飛ばされるのだ。そんな事、誰が予想出来ただろうか。
そこは、現世や過去の世界のどこかでも本丸でも、まして江戸城でも無い、また1つの、別の世界である。
幻想の世界に、いざ参る!
side―和泉守兼定―
今回は何処から回ろう、隊長らしく動きを考えてみる。すると視界が開けた。着いたようだ。江戸城なんかでは無いが。
「…っ!?ここは…江戸城じゃねえ…何処だ?」
見慣れぬ風景。本来ならば調査の度に見ている風景。そのはずだったがここは全く違う場所。今までに行ったことのない、見たことも無い場所であった。
目的の場所に辿り着けなかった事など一度もないが故、戸惑う。
改めて周りを確認する。神社のような建物、季節外れに舞い散る桜。下には小さい何かが沢山見える。
ここは山の上の神社のようだ。
はっ、となり、何処かに居ないのかと相棒の名を呼ぶ。
「国広!何処だ国広!」
彼の声が木霊するだけで、相棒からの返事は無い。
「クッソ、どうなってやがんだ!」
苛立ちの含まれた声がまた、木霊する。
暫く周りを歩き回っていると、何処から来たのか、少女が和泉守に声を掛けた。
「…あんた誰?」
side―堀川国広―
ただでさえ暗かった森も、闇に飲まれてゆく。
どのくらいの時間が経っただろうか。無闇に歩き回ってしまった所為で余計に奥へ迷い込んでしまったようだ。
しかしそこまで頭が回らなかったのだろう、彼はまだ迷い続ける。
暫くすると、家が見えた。明かりが付いている。中に誰かいるかもしれないようだ。
「凄く怪しいけれど、入ってみるしか無いよね。もしかしたら兼さんもいるかもしれないし。」
家の前まで歩き、ドアをノックする。
すると、魔法使いのような格好をした少女が現れた。
「すみませーん、こっちに兼さんは来ていませんか?」
「兼さん?誰だそいつ。それに誰だお前。そもそも人間がこんな森の奥に来れる訳が無い…」
「あっ僕は堀…」
名前を言いかけるが、彼は何かを思い出したかのように黙り込む。
「ど…どうしたお前?…あ、私は魔理沙。普通の魔法使いさ。」
「まほう…つかい?」
彼は幕末までの事しか分からない。魔法使いが分からないのは当然の事である。
「なんだお前、魔法使いも知らないのか?随分古風だな。」
「取り敢えずお前は名前何て言うんだ?」
「あっ…僕は……堀川国広です…」
「堀川国広…か、良い名前なんじゃないか?」
「…!」
彼は確信した。ここは江戸時代の何処でも、現世でも無い、別の世界である事を。
江戸時代、彼を打った刀工堀川国広は有名であった。それを知らないのはおかしい。薄々気付いていたものの、この会話で確信した。
見ている人が居るのか分からないので言う必要あるのか分かりませんが当スレでは主に数振りずつ話を進めていく形でストーリーが進みます。現在は和泉守と堀川メインで進めていますが暫くしたら違う刀剣男士がメインで出るようになります。当スレの進行の仕方はこの繰り返しとなります。
side―和泉守兼定―
「あんた誰?」
「はあん?お前から名乗るのが普通だろ?」
「はぁ…私は博麗霊夢。博麗の巫女よ。」
少女…博麗霊夢は溜め息をつきながら名前を言う。
「へぇ…巫女なのか。」
「それで?あんたは名前何て言うのよ」
「オレは和泉守兼定。かっこよくて強い!最近流行りの刀だぜ。」
和泉守は顕現時と全く同じ台詞で自己紹介をする
「刀…?というか最近流行りの刀って何よ…」
「ああ、オレは刀だ。当時最先端だったんだ。」
「その割には全然刀じゃないのね。」
ツッコミを入れる霊夢。
「オレらは主から刀剣男士としてこの体を貰った。時間遡行軍から歴史を守る為にな。」
「むむ、話が読めないわ」
「そのままの意味だが。」
「てかあんた外来人?人じゃないけど」
「外来?オレらは日本で作られているが…」
「あーもしかして分からないのか。」
「何が?」と問い掛ける和泉守。
「ここの事。」
勿論和泉守に分かるはずは無い。
「あー、そう言えばそうだな。ここは何処だ?」
「ここは幻想郷よ。」
「幻想郷…?」
「…ここは、忘れ去られたものが最後に行き着く楽園。」
「おいおい、オレらは忘れられてなんかいねーぜ?主はオレらの事大事に扱ってるし。」
ああそうね、と霊夢は言う。
「でも、そうでなくても時々ここに来るのは居るわよ。」と付け足す。
「ああそうだ、霊夢、国広とか清光とか見なかったか?」
あっ、と気付き、霊夢に堀川や清光の第1部隊の刀剣男士を見なかったか聞く。
しかし、霊夢の返答は勿論NOである。
「国広?清光?誰か分からないわ。あんたみたいな変な格好した奴も見た事ないし」
「変な格好って何だよ!」
「だって変じゃない?歴史を守るのがなんたらかんたら〜って言ってるけど戦ったりするんでしょ?そんな姿で大丈夫なの?」
彼女に悪気は無い。しかし受け手によっては煽っているようにも聞こえてしまう。
「ああん!?これは実用性と見た目が両立できている最高の装備だぞ!?」
和泉守は反論する。
「はいはい、そうでしたね。」
「……」
和泉守は少しムスッとする。
「…じゃあこの話は終わり。当ても無いならうちで泊まってく?」
「…ああ?悪ぃな、そうさせて貰う。」
ちょっとキリが悪い気もしますがここで切ります。