なんかカプとかあるかも〜〜
思いついたら書いてく過疎過疎なスレ
いつもはこっちhttps://ha10.net/ss/1648405459.html
奏(あれ…ここどこ………なにしてたんだっけ…スランプになって……そうだ、気分転換に新しい味のカップ麺買いに行って………今日暑いな…やば、倒れるかも………)
えむ「大丈夫ですか!?」
奏「…は、はい、大丈夫です…」
えむ「ほんとですか…?水とか飲みましょっ!倒れたら大変ですから!」
奏「みず……」
えむ「あっ!ポカリ!あたしポカリ持ってるんで!ポカリ!ほらっ木陰で休んだほうがいいです!ポカリ!」
奏「…いいんですか?」
えむ「もちろんですよっ!」
奏「ありがとうございます…えっと……名前…」
えむ「えむです!あなたは?」
奏「奏です…」
えむ「奏さん!素敵な名前!奏さん、今日すっごく暑いんで長袖は危ないです!」
奏「ごめんなさい…25度がどのくらい暑いのか覚えてなくて…あんまり外に出ないから…」
えむ「これからもっと暑くなるんで半袖にした方がいいですよっ!それにしてもなんで今日は外に?」
奏「ちょっと作業に行き詰まっちゃって…気分転換に……」
えむ「なるほど…そういうときは…わんだほーいっ!ですよっ!」
奏「わ、わんだほーい…?なんですか、それ…」
えむ(まふゆセンパイと同じ反応……)
えむ「げ、元気を出すときとか笑顔にするときとかに使うおまじないですっ!こうやって腕を広げて…」
奏「わんだほーい……!いいかもしれない」
奏(あの曲が思ってたのと違うのは短調で暗いからだ…ト長調に変えればきっと………)
奏「えむさんっ!」
えむ「ほえ?なにか…」
奏「行き詰まってたとこ、うまくいきそうです…わんだほーいのおかげで…」
えむ「ほんとですかっ!?やったー!奏さんもとってもわんだほーいですねっ!」
奏「はいっ、わんだほーいっですっ…!」
-誰もいないセカイ-
奏「新曲なんだけど、こないだ見せたのじゃなくて…音階を変えてみた」
瑞希「音階を?どれどれ〜?」
絵名「明るくなってる…たしかにこっちの方がしっくりくるかも」
奏「…まふゆは?」
まふゆ「……いいかも…これ………わんだほーいって感じ…」
ミク「……?」
絵名「なにそれ?」
奏「そう!」
瑞希「そう!?」
奏「わんだほーいってイメージで作ったんだ」
絵名「わんだほーい!?」
まふゆ「鳳さんに会ったの…?あのピンクの…鳳えむさん」
奏「うん。まふゆの知り合いなんだね。えむさんにわんだほーいを教わって…」
まふゆ「やっぱりそうなんだね。…すごくいい。この曲、1番気に入った」
絵名「なんの話…?」
瑞希「さっぱり…」
ミク「でもまふゆと奏、たのしそう…」
絵名「鳳さん?って人のおかげね」
奏「うん。感謝してもしきれない」
瑞希「じゃあボクらなりに少しでも恩返ししようよ!」
まふゆ「私達なりに…?」
瑞希「そう!」
一日一万回 感謝のわんだほーい
真面目な話オチが思いつかなかった
4:snnn◆tU 勘違いさせがち鳳えむバレンタイン編:2022/05/30(月) 21:59 ID:J6. -穂波の場合-
穂波(早速3人からアップルチョコパイもらっちゃった…ふふふ、早く食べたいなぁ…)
えむ「穂波ちゃーん!おはようぅぁわんだほーいっ!」
穂波「えむちゃん!わんだほーい!おはよう!」
えむ「なんだか穂波ちゃんご機嫌だねっ!」
穂波「えっ!わかっちゃうかな…一歌ちゃんたちからこのアップルチョコパイもらったんだ…!」
えむ「えっ!…あ、あのね穂波ちゃん…あたしも穂波ちゃんへのチョコ……!」
穂波「アップルチョコパイ!」
えむ「ごめんね、まさかこんなにもらってるなんて…でもすっごく美味しいんだよっ!」
穂波「謝らないで、えむちゃん。好きなものはいくつあっても嬉しいから!」
えむ「ほんと!?よかったーっ!大好きな穂波ちゃんの大好きなもの作って大正解だったねっ!」
穂波「だっ!大好きなんて…わたしもえむちゃんのこと大好きだよ」
えむ「えへへっ!両想いだねっ!」
穂波「りょ、両想い…!?」
穂波(もしかしてえむちゃんの大好きってそういう大好き…!!??いっいや、わたしには宵崎さんが……どうしよう…!えむちゃんなにを思ってそんなことを…)
えむ(わんだほーい!)
司くんと寧々ちゃんと類くんを勘違いさせる鳳えむもそのうち
大トリ(激ウマ)はまふえむ
-司の場合-
司「フッ…スターたるものこの量のチョコなんてまだまだ甘っちょろい!」
えむ「すっごーい!司くん大人気だねっ!」
司「まあな!ハッハッハー!こんなにチョコをもらったんだ…当分おやつには困らない!」
えむ「チョコいっぱいでわんだほいだねぇっ!」
司「…あぁ、そうだな」
司(えむからももらえると思ってたが…自惚れだったか?まだオレのスター性が足りないのか…!?)
えむ(司くんこんなに貰ってる……しかもあの人気なお店のばっかり!どうしよう…あたしの手作りだし……)
えむ「寧々ちゃんたちまだかな〜あたし昨日新しい衣装考えてきたの!えーっとカバンの中に……」
司「どれどれ……あれ、その袋は?」
えむ「!!え!?なななななななななんでもないよーっ!!」
司「なにかあるだろ。悩みか!?それならこのスター天馬司が聞いてや……ん?袋に司って見えたような」
えむ「…え、えぇぇーっと………これチョコ………」
司「なんだ!えむもくれるのか!?」
えむ「でも手作りで…味見はしてもらったからちゃんと美味しいはずだけどね!でも司くん、お店のチョコいっぱいもらってたから……」
司「いやいや、店のだろうが手作りだろうがもらえること自体が嬉しいんだからな。ありがとな」
えむ「…!うんっ!がんばって作ったもん!今日はだーいすきな人にチョコあげる日だもんね!いーっぱい喜ばせなきゃ!」
司「ああ!……ンンン!!??」
司(大好きって言ったか!?いやでもえむだからな……えむだもんな……いやえむもそういう感情を抱くかもしれ…うわああああああああああああ!!!!!!!!)
えむ「司くんっ!来年もチョコ作るねっ!」
司「あ、あぁ!!!」
司(来年………来年にはえむとの関係が変わっているのだろうか……いいいやいやいやいや!オレとえむはショーキャスト仲間!友達!!!!!)
えむ「来年はもっと美味しいの作るねっ!だって司くんのこと大好きなんだもんっ!」
司「ぐぁ…あ……た、楽しみだ!」
司(えむの一言一言が心臓に悪い!…が悪くは………ないな)
えむ(寧々ちゃんたち遅いなー…2人も大好きだから早くあげたいのに)
きっとこれが恋だ。
そう気付いたのは3年生の春。
昇降口で雨を眺めていたあの子に声をかけた。
ひとつ下の後輩の鳳えむ。彼女は奇想天外という言葉を具現化したような人物で、私とは真反対な思考を持つ。
家まで送ろうかと声をかけたときの鳳さんの顔や声、仕草に心が揺らいだ。そのときはまだ何かわからなかったけれど。
はんぶんこした傘の中、他愛ない会話をした。私の与太話にも彼女は耳を傾け、にこにこと頷く。愛らしい姿を見て、心臓が締め付けられるような感覚がした。
彼女の家に着くのはあまりにも早かった。
決して近い距離ではない。雨だから歩幅も小さく、並んで喋って歩いていたから速度も遅い。時間にするとだいぶ長い時間だった。
それなのに早く感じたのはどうしてなのか。理由はすぐにわかった。
「センパイ、また明日っ!」
その笑顔にときめいた。
よくわからなかった感情が、溢れんばかりの想いに上書きされていく。
これが恋だ。初恋だ。
心が揺らぐのも心臓が締め付けられるのも時間が早く感じるのも、全て恋のせいだ。
気付いた瞬間、目が熱くなるのを感じた。すぐに傘を傾けて顔を濡らし誤魔化した。
涙が出たと勘違うから。
受験生の春、2年生の春。
これが初恋と気付くのはあまりにも遅かった。
初恋はまだ黙り続ける。黙り続けなくてはならない。
>>7
残念ながらまだつづく
バレンタインのはいったん置いておく
友達からズッ友教えてもらって勢いで思いついちゃった
この想いを、恋以外の言葉で表したかった。行き場のないこの想いを、言葉にして、文章にして吐き出したかったからだろうか。
「きっと言葉にできないよね」
放課後、誰もいなくなった教室で日誌を書きながらつぶやいてみる。
今まで覚えた言葉はなにもかも当てはまらない。きっと無理だろう。
「なにがですか?」
予想していなかった声が耳に入った。
「鳳さん…!なんでここに……」
「今日もセンパイと帰りたくなっちゃって!」
いつもの笑顔で彼女はそう告げる。今日はひとりこの想いと向き合いたかったが、それは叶わないようだ。
「何か悩みですか?」
「…ちょっとね。鳳さんには相談できないかな」
「っあ〜……でも!あたしにできること……あ!センパイっ!」
短く悩んだ末、鳳さんが声をあげた。
「悩み自体は解決できないですけど…センパイ、すごくつらそうです…!だから……隠れ場所でも探してみませんか?」
「隠れ場所?」
「そうです!ずーっと教室にいたってきっと同じことを考える繰り返しですよ?」
優しい声に顔が綻ぶ。私のことを考えてくれている。鳳さんは今、私のことだけを考えているのだ。これ以上の幸せはきっと…ひとつしかないだろう。
「だから…とりあえず教室を出ましょう?そこなら変わるかもしれません!保証はないけど…」
「…そうだね。ねぇ、どこか遊びに行こうか。鳳さんの好きなところ」
思い切った提案だった。このままそれぞれ家まで帰るつもりだったから、自分でも驚いている。
「行きましょうっ!」
笑顔で応えてくれるそんなあなたのことが好き、なんて言えたらいいのに。
最後のそんなあなたのことが好きは大島宇宙人
かまってちゃん好きかもしれない
「鳳さんはどうしてここを選んだの?」
遊園地を前にして彼女に問う。
地元とはいえ学校帰りに行くような場所ではないからだ。
「ここはあたしと、みんなの思い出が詰まってて……大好きな場所なんですっ!」
「ここが…そうなんだね」
「はいっ!急に遊園地なんて驚かせちゃいますよね…だから特別にこれっ!えむ特製フェニランスペシャルチケット!今日はこれで自由になんでも乗れちゃいますっ!」
渡されたのは手書きのチケット。
かわいい絵と字…好きな人がこんなにも愛らしい。
「嬉しいな。じゃあ…あれに乗ろう」
「観覧車!いいですね乗りましょう!」
二人だけになりたい一心で真っ先に指差してしまった。観覧車は来てすぐ乗るものなのかと考え込んでしまったが…すぐにどうでもよくなった。
鳳さんが私の手を引っ張って観覧車へと引き連れて行ったから。
握る手の柔さだとか体温だとか邪なことを考えてしまい、直前のことなどすべて忘れてしまった。これも恋の感情のひとつなのだろうか?
よくわからないけれど、きっとそうなのだろう。
「センパイはなんでいっちばんに観覧車を選んだんですか?」
「…なんでだろうね」
二人だけになりたいからなんて言えたならどんなに楽だろうか。
言ったとして、鳳さんはそれを私からの恋心だとわかってくれるのだろうか。
いつもはよくわからないで片付けられていた疑問が浮かんでは重なっていく。
恋をするのはこんなにも苦しい。始まったばかりだけど、片想いはきっと楽しくない。
「あたし、どうしようって悩んでたとき…大好きな人と観覧車に乗ったんです!そうしたら悩みを吐き出せて……センパイもどうかなって思ったんですけど…」
「……鳳さんにはきっと吐き出せないかな」
「そんなっ…や、そ、そうですか……」
突き放したような言い方に鳳さんはうるんだ瞳を見せる。
少し申し訳なく思って…というのは建前で、本当はしたいとたまらなく思って……
「んッ…!?ぅ……んむ…………」
唇と唇を重ねた。
舌と舌を絡めた。
彼女は目を大きくして椅子から落ちた。少し揺れた観覧車の中、短い沈黙の末に声をあげた。
「な、ななななんで…センパイ………ちゅ、ちゅーして……」
「こうすればなにかがわかるかと思って」
下手くそな言い訳を取り繕う。
真っ赤に頬を染め、何度も指先で唇に触っている。
「…なにかわかりましたか?」
「……まだわからない」
「じゃあもう一回しますか…?」
「…うん」
観覧車が1番上に差し掛かったところでまた私たちが乗った観覧車は揺れた。
寝落ち
まふゆバナーまふえむくるよね楽しみです
ネフレちゃんにファンアートなるものを描かせましたありがたや
https://i.imgur.com/LewGQEc.jpg
ピクシブの方が画質良いらしい
https://www.pixiv.net/artworks/98973063
沈黙のまま観覧車から出た。
常に明るい音楽が流れ、人々は笑顔を浮かべて喋っている。そんな賑やかな周りとは違い、私達2人は唇を軽く噛みながら歩いている。
付き合ってもない人にキスをされて鳳さんはどう思ったのだろうか。
黙々と考え込んでいると、沈黙に耐えきれなくなったのか鳳さんが口を開いた。
「センパイ、あたし…………これでセンパイの悩みが少しでも軽くなるんなら…も、もっと利用していいです…よ?」
「えっ」
脳が爆発しそうな感覚が襲ってくる。
後輩に…経営者の令嬢にしたかったからなんて理由で、しかも嘘をついて2回もキスをしたのだ。訴えられてもおかしくない。
そんな行為が公認になってしまった。
「鳳さん、」こういうのはちゃんと人を選んでしないとダメだよ。
いや、強引にした人間が言うのはちがう…?
「えっと…」…
言葉が出てこない。何も思いつかない。
「ありがとう」………あ
「はいっ!」
ここで本当は鳳さんが好きだったの、って言えばよかったのかな。
「じゃなくて!えと…私……鳳さんと……と、と…」キスしたくなるくらい好きなの。
「と?あ!あたしと友達になりたかったんですか?」
「えっ」
勘違いが生じてしまった。どうしよう、挽回はもう…できるのかな……
「センパイとこーはいなのは変わらないですけど!あたしたち友達ですよっ!ずーっと!」
「…そうだね」
もう、これでいい気がしてきた。
「おーい!司く……」
「雫💕雫💕」
「…司くん、彼女さんできたんだ…あ!寧々ちゃん!」
「星乃さん💕星乃さん💕」
「…寧々ちゃん、一歌ちゃんと仲良くしたいんだ…あ!類くーん!」
「寧々……寧々ぇ…………」
「…類くん、寧々ちゃんのことが好きだったんだ…あ!一歌ちゃん!」
「ミク💕ミク💕」
「…一歌ちゃん、相変わらずミクちゃん廃なんだ…あ!咲希ちゃん!」
「いっちゃん💕いっちゃん💕」
「…咲希ちゃん、一歌ちゃんのことが好きなんだ…あ!穂波ちゃん!」
「宵崎さん💕宵崎さん💕」
「…穂波ちゃん、彼女さんできたんだ…あ!志歩ちゃん!」
「司さん……司さん………」
「…志歩ちゃん、司くんのことが好きだったんだ…あ!みのりちゃん!」
「遥ちゃん💕遥ちゃん💕」
「…みのりちゃん、相変わらず遥ちゃん大好きだね…あ!遥ちゃん!」
「みのり💕みのり💕」
「…遥ちゃん、みのりちゃんと好き好き同士なんだね…あ!愛莉ちゃんセンパイ!」
「雫……雫ぅ…………」
「…愛莉ちゃんセンパイ、司くんの彼女さんのことが好きだったんだ…あ!こはねちゃん!」
「杏ちゃん💕杏ちゃん💕」
「…こはねちゃん、相棒さんと恋人だったんだ…あ!彰人くん!」
「桃井さん…桃井さん……」
「…彰人くん、愛莉ちゃんセンパイのことが好きだったんだ…あ!冬弥くん!」
「彰人……彰人ぉ………」
「…冬弥くん、彰人くんのことが好きだったんだ…」
「みんな恋愛してるんだなぁ……それに比べてあたしは…………あ!朝比奈センパイ!」
「鳳さん、どうしたの?そんな難しい顔して…」
「えっと…あたしのお友達、みーんな恋愛してて…あたしはそういうのないから羨ましいなーって……」
「そっか。でもいつか好きな人ができるかもしれないし焦らなくていいんだよ。それに鳳さんはかたい顔より笑顔の方が似合うよ」
「……!は、はいっ!」
「いつもの鳳さんに戻ったね。そっちの方がいいと思うよ」
「……朝比奈センパイは…いや、なんでもないです…」
「…?そう」
(…なんであたし、朝比奈センパイの好きな人のこと聞けなかったんだろう…………)
💕つければ怪文書になるってきいた
18:snnn◆tU:2022/09/10(土) 14:18 ID:0NQ えむ「今日はよろしくお願いします!しのののめさん!」
絵名「のが1個多いよ?」
えむ「ごめんなさい!噛みました!しののののめさん!」
絵名「今度は2個多いって!」
えむ「ごめんなさい!噛みました!」
絵名「流石にわざとでしょ…」
えむ「かみまみたっ!」
絵名「わざとじゃない!!??」
えむ「あらためて…教えてもらうの楽しみにしてました!しのめさん!」
絵名「それはのが1個少ない!」
えむ「ピャ!!ごめんなさい噛みました…しにょにょめさん…」
絵名「しののめね!」
えむ「ごめんなさい!噛みました〜っ!しろこめさん!」
絵名「人の名前をお米みたいに呼ばないでよ!?」
えむ「ごめんなさい噛みましたっ!」
絵名「違うよね!?わざとだよね!?」
えむ「かみまみた!」
絵名「わざとじゃない!?」
えむ「神はいたーっ!!」
絵名「どんな奇跡体験しちゃったの!!??」
えむ「東雲……彰人さんっ!」
絵名「おおむねその通りであってめちゃくちゃ惜しい感じなんだけどね鳳さん、人を二重人格みたいに外ヅラだけよくして黄色メッシュ入れちゃってるストリートユニット組んでるうちの弟の名前で呼ばないで!私の名前は東雲絵名だから!!!」
えむ「ごめんなさい!噛みました!」
絵名「わざとだよね!?」
えむ「かみまみた…」
絵名「わざとじゃない!!??」
えむ「はにかみましたっ!えへへっ」
絵名「かわいい…」
えむ「えへへ、しとめるさん」
絵名「ちょっと待って鳳さん。私との対話にもうすっかりうんざりして怒ってるみたいな殺意溢れてる風に呼びかけてこないで!私の名前は東雲絵名!!!!」
えむ「ごめんなさい!噛みました!!ししのめさん!」
絵名「入れ替わってるからね!?」
えむ「ごめんなさい!噛みました!!木曽のめさん」
絵名「長野県にある日本で最も美しい村連合のひとつに選ばれた町みたいな名前で呼ばないで!」
えむ「ごめんなさい!噛みました!!日の目さん!」
絵名「確かにいつか絵でも日の目を浴びたいとは思ってるけど鳳さん、私の名前は東雲ね?」
えむ「ごめんなさい!噛みました!西雲さん!」
絵名「方位がちがう!私の名前は東雲!!」
えむ「ごめんなさい!噛みました!しなしなさん!!」
絵名「人の名前をそんな弱々しく言わないでって!」
えむ「ごめんなさい!噛みました……絵名さんっ!」
絵名「えっ……💕えむちゃん💕」
えむ「絵名さん💕」
穂波「…………🤯」
-ワンダーランドのセカイ-
えむ「ねぇねぇミクちゃん、この黒いぐるぐるなんだろう?」
ミク「えー?な、なにこれーっ!?」
寧々「何このブラックホールみたいなの…どう見てもやばいやつじゃん…一旦セカイから出た方がいいよね、えむ」
ミク「あれーっ?えむちゃんが吸い込まれちゃった!」
寧々「はぁ!!!?????」
-????-
えむ「…あれっ?ここ…どこだろ…屋上…?セカイでぐるぐるに吸い込まれて………」
??「誰だ?」
えむ「!鳳えむです!あのっあたし目が覚めたらここにいて…」
??「鳳…?いや姉じゃあなさそうだな…どこの制服だ?氷帝の生徒じゃねーな」
えむ「宮益坂女子学園です」
跡部「…知らねえとこだな。俺は氷帝学園3年の跡部景吾だ。事情は知らねえが…ひとまず外に出た方がいい」
えむ「はいっ!」
跡部「鳳…といったか。年齢は?」
えむ「16歳!高校1年生です!」
跡部「!?年上じゃねーの…」
えむ「えっ!?と、年下!?」
跡部「あぁ、俺は15歳だから…悪りぃな。勘違いした」
えむ「ううんっ!身長おっきいから年上だと思っちゃった!景吾くん!」
跡部「景吾くんか……」
忍足「あ、跡部どこ行ってたん……ん!?誰やその女……!?」
跡部「あぁ、屋上にいたんだ。目が覚めたらいたらしい」
忍足「ツッコミどころ増やすんやないで……で、誰なんその子」
えむ「鳳えむだよっ!」
忍足「鳳…鳳さんね。俺は忍足侑士や」
跡部「宮益坂女子学園の生徒らしいが…聞いたことがなくてな」
忍足「んー…知らんとこやな。都外か?どこにある学校なん?」
えむ「東京だよ!」
忍足「あー知らんわ。この辺やないなら帰れるんか…?」
向日「侑士早く戻って来……誰だその女!?」
えむ「鳳えむだよっ!!」
向日「同じ空間に鳳が2人…俺は向日岳人」
忍足「岳人、初対面の女の子に対して女呼ばわりはひどいんちゃう?」
跡部「お前も思いきり言ってたじゃねーか…実はかくかくしかじかでな」
向日「なんだそれ…」
忍足「日吉が聞いたら喜びそうやな」
向日「…やめろ」
日吉「なんか呼びましたか…誰ですかその女?」
跡部「お前ら必ずそれ言うな」
向日「跡部のそばにいるからな」
えむ「鳳えむだよっ!」
日吉「…日吉若だ。鳳…あいつって妹いましたっけ?」
忍足「いや、かくかくしかじかやから鳳は関係ないと思うで」
跡部「日吉、妹と言っていたがこの鳳は高校生だぞ」
日吉「ヘァッ!?」
向日「年上!?」
忍足「めっちゃタメ口聞いてもた…」
えむ「景吾くん景吾くん、ここのみんなも15歳なの?」
跡部「あーん?日吉だけ2年だ」
日吉(部長に向かって景吾くん!?)
忍足(景吾くん…あかん笑ってまう………)
向日(跡部も跡部で景吾くん受け入れんのかよ)
忍足「ん、もしかして鳳さんスマホ鳴っとらん?」
えむ「ほえ?本当だ!…もしもーしっ!」
寧々「えむ!今どこにいるの!?」
えむ「あのね、ひょーてー学園ってとこ!」
寧々「ひょーてー…氷帝……?いやまさかね…あのね、KAITOさんに聞いたらよく別の世界と繋がっちゃうことがあるんだって。異世界からでもセカイに行けるから安心してって。でも最低でも1時間は異世界にいないと帰れないみたい」
えむ「わかった!ありがとう寧々ちゃん!景吾くーん!帰る方法わかったよーっ!!」
跡部「よかったじゃねーの!」
寧々「待って!景吾くん!?跡部様のこと!?えむ!?諏訪部順一の声がすr」
えむ「あっ切っちゃった!寧々ちゃんごめん!」
日吉「帰る方法って?」
えむ「あのねっ!スマホのここ押したら帰れるんだって!」
向日「わかんね〜〜…」
跡部「もう帰んのか」
えむ「ううん!1時間はここにいないとだって」
跡部「よくわかんねーが…俺らも部活があるから面倒見てやれねぇな…」
えむ「部活?」
日吉「俺らテニス部なんで」
えむ「へぇ〜すごいねっ!そういえばあたし最近テニス部には行けてないなぁ」
忍足「テニス部“には”?」
えむ「うん。あたし部活いっぱい掛け持ちしてて、テニス部にも入ってるんだけど…ショーが忙しくってあんまり行けないんだ」
向日「ショー?」
えむ「あ、あたしねっ!遊園地でショーキャストやってるんだ!」
向日「すっげぇな〜」
跡部「じゃあ最近できてない分やるか?」
えむ「いいの!?」
忍足「跡部!?」
向日「女子のテニスとじゃ勝手が違うんじゃねえのか?」
跡部「だからこそ、だ。いつどんな相手と戦うかわからねえんだからな。なぁ樺地」
樺地「ウス」
忍足「いつからおったんや樺地…」
えむ「ありがとうっ!」
跡部「ひとまずあいつらにも事情を説明しに行くか」
向日「跡部はいつも通りやれって言ったけど流石に毎日やってる俺とたまにやってる鳳さんじゃちげーし多少は手加減しねーと…らぁっ!」
えむ「えいっ!」
宍戸「お、打ち返した!」
忍足「アカンなぁ…あいつ絶対跳ぶで」
向日「っ!あヤベっ」
鳳「月面宙返り!」
宍戸「おいおいアクロバティックやっちゃ流石にゲームにならねーだろ…さじ加減できねーのかよ」
えむ「よっ!!」
向日「はっ!?」
日吉「返した!?」
審判「15-0」
鳳「なんなんだ…最近テニスやってないって言ってたんですよね!?」
忍足「…ショーキャストやからアクロバットもできるんやないか?」
跡部「おもしれー女じゃねーの」
向日「くそくそっ…もう油断しねーからな!ショーキャストならこのくらい跳んでみそ!」
審判「ゲーム鳳5-6」
宍戸「激ダサだぜ…」
跡部「追いつかれそうじゃねーの」
忍足「上手さなら岳人の方が圧倒的に上やな…けど鳳さんはどんな球でも基本返せる……」
鳳「だから向日さんの体力も…」
向日「はっ……っらぁっ!」
宍戸「!あれはいけるか!?」
えむ「よっ!!」
忍足「返す気なんか!?」
えむ「鳳わんだほーいっ!」
向日「なぁっ!?」
審判「15-0」
跡部「ダンクスマッシュ…」
日吉「財前の技みたいなネーミングだな…」
向日「なんっ…鳳さんっダンクスマッシュまで打てるのかよっ!!」
審判「40-30」
忍足「これで鳳さんが決めたら終わりや…」
鳳「向日さん…」
えむ「よぁっ!!」
向日「ぜってー返すッ!」
えむ「わわっ!また回った!?」
審判「40-40」
宍戸「っしゃデュースだ!」
向日「そこだっ!!」
えむ「んしょっ!」
日吉「返した!」
向日「たまるかっ!」
鳳「向日さんあと1点!」
えむ「ま、負けられないよっ!」
向日「うぉらっ!」
えむ「はいっ!」
向日「っんでそんな体力持つんだ…よっ!」
えむ「わっ!」
忍足「鳳さん粘るなぁ…」
跡部「さすが俺が見込んだ女だ」
向日「もっ…っともっと跳んでみそっ!!!」
えむ「いくよっ!スーパーウルトラミラクルジャーンプっ!!」
跡部「あんなに跳べるのか!?」
宍戸「決められちまう!」
鳳「あ、あんなすごいの返せるとは…」
忍足「いや…岳人はやるで」
向日「うぉっしゃあっ!!!!」
えむ「うそっ!?」
審判「ゲームセット!」
跡部「5対7…」
えむ「つっかれた〜っ!」
忍足「…そうは見えんけどな……」
跡部「おい鳳」
鳳「はい」えむ「はーい!」
鳳「あっ」
宍戸「長太郎いるから紛らわしいな」
跡部「もう1時間経つんじゃねーか?」
えむ「本当だっ!岳人くん、楽しかったよっ!」
向日「俺も…あんなに返してくるとは思わなかった…」
えむ「それじゃあねっ!景吾くんありがとうっ!」
跡部「あぁ、また来な。次は俺が相手してやる」
えむ「楽しみにしてるね!」
日吉「…消えた………」
忍足「…岳人?岳人!岳人ーっ!!!!???」
向日「あばばばばばばばばばばば」
跡部「…なんだったんだ……?」
鳳「でも幽霊?とか思っても怖くはないですよね…」
宍戸「まああんな明るかったらな……」
-ワンダーランドのセカイ-
えむ「たっだいま!」
寧々「ええええええええええむ!!!!さっきの氷帝学園ってまさか……け、景吾って…跡部様…」
えむ「うーんとね〜……わかんないけどピョーンって跳んでぐるって回ってバシバシ打ってきたよっ!」
寧々「絶対テニスしてきたじゃん…わたしも氷帝行きたい……司ッ!」
司「無理言うな!」
長っ…
全国区のレギュラーvsテニス部じゃないえむちゃんは絶対こんな接戦にならないけど多めに見て
ジローは寝た