きみはわたしの方をちらりと向いて、今年はお花見してないんだよねと言った。今年は暖かい春だったから、少し桜が咲くのが早くて間に合わなかったんだ。わたしは「 もう少しで、車窓から桜並木が見えるよ 」と言った。きみはそんなの一瞬でしょ笑った。「 散りかけてるしね 」 わたしは付け足した。
わたしたちが見た桜は一瞬だったし、散りかけだった。でもそれは桜だった。カメラでは切り取れないほどの、瞬くような春だった。きみの髪から、桜の匂いがした。これは、いつも通りだ。 >>2-3
なるほど、ラクトアイスとかではないんやな
後で調べてみるわ、シークレットモードで
おやすみー