死にたいというのは、何て無責任な言葉なのだろう。
アンビヴァレンツ。欲求を満たされないから死ぬのは無罪なのか。
死ぬとその罪からも逃れられるというのか。記憶がないだけ。熟した果実を頬張る罪。
嗚呼、人間は何て勝手なのだろう。子供は大人になりたいと呟き、大人はもう一度子供になろうとして死ぬ。
しかし大人は子供が子供でいることを許さない。人は人を殺してしまうために生きているのだろうか。
自分が死ぬと周りは悲しむなんて甘い考えだ。自殺した者への世間からの風当たりは強い。
今やどこでどう死んでも人様に迷惑をかけてしまう。退屈だ。なにもかも退屈。
人より精神年齢が劣っている。幼い児。胎児。母親の栄養だけで生きる寄生虫。
やりたいこともない。ないと言えば嘘になるが、もう諦めてしまった。
サイエンス、などとかっこつけて言うが、所詮は世界がどうできているか知りたいという欲求の名前なだけだ。
別に良いだろう、もう。許してくれ。世界がどうできてたって俺には関係ねェよ。
激しい眠りがおしよせてくる。