▼ 百鬼夜行は『う腐腐』と言っている!

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1:百鬼夜行@ライブ行きてぇ◆1NuQJEWB2M hoge:2018/10/09(火) 02:51

 


創作とかnmmnとか


 

359:◆1NuQJEWB2M hoge:2021/05/10(月) 19:01

 
ぱちりと目を覚ました。
外はうっすらとオレンジ色に染まって、朝は来たばかりのようだ。
するりとベッドから抜け、クローゼットから服を出す。
パジャマからいつもの服に着替えて階段を降りた。

今日の朝食は何にしようか。
昨日は和食だったから今日は洋食にしようかなあ。
頭の中でなんとなく献立を考えながらキッチンへ向かう。
キッチンに着くとまずは材料の確認。
ロールパンがたくさんあるな…、賞味期限も危ないしホットドッグでもしよう。
軽くサラダとスープも付けたらちょうどいいかな。
そう決めてパンを拐い、冷蔵庫から必要なものを取り出す。
野菜を洗って刻み、ソーセージを焼いているとダイニングの扉が開く。
ちらりとそちらに目をやると髪を結びながらあくびをする弟が立っていた。

「 おはよ、聖。
  今日は早起きなの? 」

「 うーん、なかなか寝付けなかったから起きちゃった。
  手伝うね〜 」

ぱたぱたとスリッパを鳴らして近寄る弟にパンを渡す。
言わずともわかるらしい、手際よくソースを塗ってチーズを挟んでオーブンへ。
そんな風に二人で分担して朝食を作り終えた。

「 朝からこんなに作るんだね〜 」

「 ちょっと大変なんだからね?
  手伝ってくれて助かったよ、ありがと。 」

感謝の意を込めて軽く頬にキスを落とす。
テーブルに皿を並べ、ぐっと伸びをした。

「 じゃあ、起こしに行こっか。
  遊錏は前兄とラル兄起こしてくる〜 」

「 は〜い、 」

錵ちゃんと華ちゃんを起こしに行った聖を見送り、逆方向へ足を向ける。
本当の朝の日課はこれからなのだ。

まずはラル兄。
ラル兄は割りと寝起きがいいのでスッと起きてくれるから先に起こす。

軽くノックすると、既に起きていたのか、はぁい、と間延びした返事が聞こえた。

「 なんだ、起きてたの。 」

「 おはよぉ〜、遊錏〜♪
  い〜ニオイしたからさぁ、目ぇ覚めちゃったぁ 」
にこにこしてるラル兄が降りて行ったのを確認して前兄の部屋へ向かう。

部屋の前に着き、一呼吸置いてノックする。
まだ寝ているようで返事はない。
いつものことなので問答無用でドアを開けた。
ベッドにそっと近寄り、すとんっと目の前に座る。

「 …すぅ、 」

穏やかに眠る姿はいつもの倍幼く見える。
…かわいい。
思わず緩む頬を叱咤して、いつも通りカーテンを開ける。
朝日を浴びる前兄の姿はきらきらしていて綺麗だ。
…こんなこと本人には絶対言ってやらないけど…!
軽く髪をすくように撫でると心做しかへにゃりと笑った気がした。
にやけそうなのを必死で抑えて肩をとんとんと叩く。

「 前兄、もう朝。 」

「 ん、〜…? 」

声をかけると、ゆっくりまぶたが開く。
この瞬間が、大好きだ。
きらきらと朝日を反射して輝く瞳。
宝石みたいだなんて、言っても足りない。
どんな希少価値のある宝石もきっとこの輝きには霞んでしまう。
前兄の目が遊錏を捉えるとへにゃり、と歪んだ。

「 ゆあ、おはょ。 」

ふにゃふにゃした口調で紡ぎ出される言葉も、寝癖のついたぼさぼさの髪も、優しく握ってくる手も、全部全部愛しい。

「 おはよう。 」

これは、いつもと変わらない、少し愛しい朝のお話。


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