銹錆闘技場

破局した闘技場

(なくなっていく足を見て、ため息を吐く)
…待ってくれないみたい…ごめんね
(ぎゅっとフォルを抱きしめる)
…これ。
(フォルにあげる予定だった自身で作った、赤い花が綺麗に咲いている花冠を渡す。

んぐっ…ひぐっ…ありがとう、おねえちゃん…シオンを、ずっとみまもっててくれる…?

う…ん(そう返事をすると消えてしまった)

…（沈黙し、彼女の激情に触れないよう心掛ける）

おねえちゃん…ずっと…ありがとう…


[渡された紅い花冠を、大事に胸の中で抱き抱えて、静かに涙を流していた。薄桃色の短髪は、取り乱したためか乱れ、紅色のワンピースは、涙が染みを作っていく。なんと儚い光景だろう。誰が望んだのだろう、少女は、泣き続けた]

ぐすっ…ねぇ、おにーさん。わたし、あなたにかんじをおしえてほしいの

かんじ…か

構わないが、どんなかんじを教えてほしいのかを教えろ

ぜんぶにきまってるでしょう?わたし、なにもわからないもの…

いっておくけど、おにーさんにきょひけんはないわ

厄介だな。
だが今宵は寝た方がいいんじゃないのかね？
さまざまな事柄から君は疲憊しているはずなのだが

いまはもうねむいから、ねるわぁ。あした、かんじをおしえてね

明日…か。
まあ考えておこう。

(古代の戦いによって破壊された礎の上にランプを設置し、それと共に、メモ用紙を残置しておく。
そのメモ用紙の記述内容
「心、こころ、かんじょうや魂などの精神を司る」
「物事、ものごと、ものごと、さまざまなこと」
「表現、ひょうげん、自分の考えや感情などを相手に伝える」
「更生、こうせい、よみがえること」
「回帰、かいき、もとにもどること」
「喚起、かんき、自覚を戻すよう呼びかけること」
「血風、けっぷう、はげしい戦いのさなか」
「冥利、みょうり、知らぬ間の幸せ」
「反故、ほご、取り消し」
「名声、めいせい、良いひょうか」
「批判、ひはん、欠点や欠如を指摘し、論うこと」
「批評、ひひょう、優劣や証拠を取り上げ、それを元に評価すること」
「拒否、きょひ、ことわること」
「排斥、はいせき、拒否し、退けること」
「呵責、かしゃく、せめくるしむこと」
「鼎立、ていりつ、三者が対立すること」
「能力、のうりょく、物事を成す力」
「才能、さいのう、物事を巧みに成し遂げる優秀な能力」
「才覚、さいかく、物事を進めるうえでの、整理されているかつ、素早いこと」
「才知、さいち、思考がするどい」
「困阨、こんやく、苦悩とほぼ同じ」
「比喩、ひゆ、相手の知る物事を使って表現すること」
「直喩、ちょくゆ、ある物事を他の物事に例え表現すること」
「明喩、めいゆ、一つの物事を他の物事に例えること」
「暗喩、あんゆ、例えないこと」
「隠喩、いんゆ、例えの形式を用いないこと」
「約定、やくじょう、約束をとり決めること」
「讒訴 ざんそ、かげぐちや、他者を陥れるための悪口」
「隠匿、いんとく、かくされた悪行」
「欺瞞、ぎまん、だますこと、他者を陥れるための欺き」
「倨傲、きょごう、おごりたがること」
「憑依、ひょうい、悪霊などが魂や心に取り憑くこと」
「附憑、ふひょう怨讐によって取り憑くこと」
「蹂躙、じゅうりん、他者の権利の侵害、
力によってふみにじること」
「齧噬、ぜつけつ、何かが欠けること」
「魏闕、ぎけつ、大きな門」
「阿鼻叫喚、あびきょうかん、とても残酷的な、むごいようす」)

さて、帰るとするか。

む、難しい漢字がいっぱいだわぁ。実はあの後、シオンもべんきょうしてみたの。礼はいうわ、ありがとう

あ、あの… その… ぼ、ぼくの眼鏡 を知りませんか… ?

こっ、困ってるんです… 誰か、助けてください…

ぼ、ぼくは 正月一日という名前で、活動、しています…

(関わるのは些か非合理かつ、私にとっては非適合なる人物ゆえ、ここで声をかけるのはやめておくか。)

ま、待ってください… め、眼鏡 探すの手伝って… あっ いえ…

(いや、やはり野放しにしておくのも、この闘技場に彷徨う脆弱たる悪魔に弄ばれ強姦されるのが予想としては垣間見えるな。)

えっと… その… ぼくと貴方って、知り合い ですよね… ?

(…見えているのか？)
いや違うな。

えっ 違いましたか… ?ベ、ベルゼヴュートさん、ですよね… ?

なぜ分かる？
視界は朦朧としていて見えていないはずだろう？

な、なにも… 見えてないわけじゃ、ないです… 原形は分からないですけど ちゃんと分かります、よ… ?

そうか、ところでその眼鏡についてなのだが、既に君の頭の上にあるじゃないか。

えっ あ、頭… ? ほっ、本当だ… あ、ありがとうございます!

…… いやはや、参ったでござるよ! 二日で二回も眼鏡を無くすなんて… 兎に角 感謝するでござるよ! ベルゼヴュート氏!

…お疲れ様…でした。

…今宵も来ていないか。
断定はできないが、自らでの熄滅は高確率で施されたということになる。
だが、それを理解していようとも、私の想起と叡知は、この場所を幾度とも指し示す。
疑念を辿ると、おろかにも私は彼女との邂逅を望んでいるのか。あるいは、愛への待望をかなているのか。はたまた、私は欲望による蠢爾(しゅんじ)を続けているだけなのか。

さて、今宵はここまでだ。
再び醜く魘されし世界へと戻らなくてはな、

ククク…
暴食の悪魔、か…
貧弱な悪魔風情が、この大悪魔ストロンゲスト様に刃向かうなら、容赦はしない!!

やあ

この気配…漆黒の竜か…
フッ、甚だしい、このストロンゲスト様に対して敬意すら払わないと言うのか!!!

ねえそんなことよりタピオカ飲みたい

フッ、我を舐めている様だな…
良かろう、力試しだ。
特別に相手をしてやろう…!!!

うるさいよストレートロングのゲスト←

(ネタじゃなくて、ちゃんと相手してくださいよ…僕だって、色々と考えてるんですから)

黒はね、普通に喋ってこれなんだよネタの塊なんだよわかるかい、ところでタピオカしらないかい

タピオカどこぉぉ

(知りませんよ…戦いくらい、しても良いじゃないですか…)

和睦しようZ

(だ、誰も和睦することなんてしていないじゃないですか…)

えーそんなん知らんしー

(もう良いですよ…暴食さんも返事くれないですし、寝ます…)

そうですかぁーおやすみー

我の逆鱗に触れた事を…
必ず後悔させてやろう。
不死、か…ククク…
ならば、永遠に拷問してやろう。
死にたくても死,ねない、そんな苦しみを、永遠に味わうのだ…!!!

あひゃひゃひゃwwwくっそwwあひゃひゃwwww(((

ごめん、笑ってしまった←

何が可笑しい…
消すぞ、虫ケラ…!!!

ボクはー虫ケラじゃなーいでーすよー

…(´г`)ﾀﾋﾟｵｶｧ

(ごめんなさい、本当に眠いので寝ます。)

おやすみーじゃあねー

厄介たる冒涜者がまたしても露呈されたようだな。
ストロンゲストよ、まずは、闇竜の騎士、憤怒の悪魔サタンを誅戮すればいい。
さすれば、君にとっても、私にとっても、恵沢されし福祉がもたらされることだろう。

えﾞっ…!!?
えっと、いや、あの…
ふ、憤怒の悪魔サタン様…じゃなかった。
サ、サタンをこ、殺…す……？

え？ダレをコロすって？(^言^)

あぁ、彼らを糾弾し、速やかに排除すれば、稚拙たる秩序が瓦解してゆき、さらなる新世代を築きあげることができるだろう。

………(何を言ってるんだコイツは)

サタンおよび闇竜の騎士は単純かつ、径行者といっても過言ではない。
また、考え方は常に利己的かつ短絡的であり、恣意な行動が数多く見られた、その行動の意図、目的とは相手と自分との関係を改変するためのものだと推測する。
ちなみに、これらは稚拙に当てはまり、稚拙だからこその物理的攻撃に関しては鉄壁であり、無為な時を浪費するだけに過ぎないことが証明されている。
そして、彼の弱点とは孤独および孤立状況である。
ただし怠ってはいけない諸注意事項としては、彼を孤高たる存在にしてはいけないことだ。

長い長い長い長い長い長い(((

えっ、あっあの…
ぼ、僕にサタン様なんて倒せません、ハイ…

ス、ストロンゲストなんて大層な偽名ですけど…
本当は、漫画などでなぎ倒されるような、雑魚な使い魔なんですよ…

サタンお姉ちゃんに手出したらブチ殺だからな←

えっ、じゃあ…
殺してください、お願いします。

僕は、とても貧乏な家の育ちでした。その為には、僕が偉い悪魔になって、お金を稼ぐしかなかったんですよ。
それでも、僕はいくら頑張っても弱いまま…とうとう財産が尽き果てた家族は、一家心中しました。
僕を、残して。
こんな人生なんですよ!!!いっそ、死んだほうがマシに決まってるじゃないですか!!!!!

そんなん知らんわ((

貴方みたいな人間…いや、竜は…
そうやって、何でも軽くあしらうんですね…
薄情者……!!!!!!

もう、良いです。
死にます。

どうせ死ぬなら一発ヤらせて

竜じゃないです、ドラゴンです←

獲物の癖にその態度はなんだ、無礼者

愛乃、ここだ。

(´г`)

(…一応きとく)

(´г`)

…。

で？

肝心の人は？

あとはよ錬金術みたい

錬金術の馳駆方法が…

きた、よ。。。
先に言っておくけどね、
愛乃は本名じゃないよ。。。

…漢字わからん

分かった。
さて、教えてくれるか？

なにを、
教えればいいんだっけ。。。？

(予想だと那梨=愛梨)

(馳駆 ちく、巧妙に操る駆使と同じ)

(あ、愛乃か。)

>>280
(ありがとう)

僕と既に接触した那梨輪廻転生後について具体的に教えてくれる？

あの、ね。。。
そう思われるのは、
しょうがないよ？
でもね、愛乃は、
那梨じゃないよ。。。

わたし、ね。。。
山田さん、ううん、
色欲の魔女さんをね、尾行したの。
そうしたら、分かったよ、
色欲の魔女さん⇔正月一日さんだって。。。

だからね、
山田さん⇔色欲の魔女さん⇔正月一日さん、
で繋がってるんだよ。。。？

それは拙者たち人格も知ってたでござる！

私も知ってる

知らなかった…

だからね、
正月一日さんと接触したってことは、
那梨とも接触したって、
事実なんだよ。。。？

ならば、正月一日を訊問すれば

那梨、結論、僕は彼女との邂逅を成立させることができるのか？

(上誤字！那梨について)