ゴミクズの私が、仮想現実に縋って人を殺していく街。
539:一真:2018/07/29(日) 23:51 "その非合理が破局につながる。メルトもベシュティンムング、天秤にかけるんだな。"
…とにかく、君から指示されたことを僕は実行する。これからよろしく…
あの街からは血の匂いがするよ。そして救済を求める声も聞こえる。
世界の人々には遍く平等なる神の慈愛が必要なんだ。彼らは原罪をすでに犯しているため、逃れられない苦悩や裁きへの恐怖をつねに募らせ、一人一人が持ち合わせる崇高で決して侵すことのできない精神を破壊している。それは赦されていないから、解放されていないからだ。この街にもきっといるはずだ。赦しを求め続ける者たちが。僕はその待望に応えなくちゃならない。それが神から与えられし使命なのだから。
(月の光に照らされる髪の白い青年は丘岡から街全体を見渡す。青年の後ろには黒衣を纏った者たちが配列をもみださずに整列している。黒衣のフードからは骸骨の顔が露呈していて、青年以外は無機的なものとして異常な集団を形成している。)
さて行こうか、神の隷従たちよ。君たちは、人間の尊厳を侵害する最低の罪を犯したんだからね。
その償いとして、個性と欲望を放棄し、その対価として永久に神を欽定し続けることができるんだ。これも神の慈悲ぶかさのおかげさ。
だからこそ、今回の使命で君たちは、必ず成果を上げなくちゃならない。さもなければ...、いやこれは言う必要もなかったね。じゃあ、それぞれの役割を果たせるよう祈っているよ。解散。
(青年の一言で黒衣を纏った骸骨たちが四方八方に向かって離脱していく。)
僕も実行しなくちゃな。(青年もまた森の中に向かってその場から離脱する)
543:カレン:2018/08/17(金) 08:48おはよう
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