魔の森　多くの灯火

賑やかになった魔の森……
そこは一時の安楽。そして21番目のカード。

んーん！地球ごとスイカみたいに割っちゃうかも！

あとっ！最近調査した聖杯ダンジョンで...（ゴソゴソ）あった！

（バッグから何かを取り出している）

ミカエル『それで怪我したらじょーおーサマと先生が悲しむよ？それでもやる？』(ニヤニヤしながら聞く)

ミカエル『？なにそれ』

>>701
ミカエル『やめてよねーアルちゃん、マスターが創ったもの壊さないでよ』

>>705
大丈夫だよ！壊されない限り壊さないから！

ぱんぱかぱーん！（ギュオオオオォオオン）みてくださいこれっ！月光ですよ！月光！

（優しく、靭い光を放つ剣を取り出し、掲げる）

ミカエル『……うわぁ、この子なんちゅーもんを』

姉様が好きだった月光の神性を、ついに見つけたんですよっ！（ドヤッ！）

ミカエル『……まぁたこの子は…』(はぁ、と大きなため息を落とす)

>>710
(裾を引っ張って)
ねぇねぇ僕にもこれの力があるの？

使い方分かりませんけどっ！きっとこうやって...!

（空に向かって月光を振る）

ミカエル『いや、アルちゃんにある…神性だっけ？は別物じゃない？というか、レイチェルちゃんに聞いた方が早いでしょ』

ミカエル『ってコラ！無闇につかったら…っ』

（ブォォォンッ！）.........え？

（巨大な月光の衝撃波が近くの木を粉砕しながら空へと飛んで行った）

>>713
いや僕天下不滅にして永久のコミュ障だし

ミカエル『……だぁああ！！！もうあの子は！！！』

.....💦.....💦....

（月光の神性と粉砕された木々を交互に見ながら冷や汗を流している）

ひょっとして…ひょっとしなくても僕が直した方がいい系？

ミカエル『こういう剣は何かしら魔法が組み込まれてるの！無闇につかったらこの森全体燃え尽きるもんだってあるんだから！よくわかんないものをよくわかんないままつかわないの！』

ミカエル『アルちゃんよろしく！』

ご...ごめんなさい...

（月光の光を消し、バッグにも仕舞う）

ミカエル『ったく…紫苑くんが胃を痛める理由がちょっとわかったよ…もー』

...えーと...さっき言ってたアルさんの神性なんですけど...

…『時間操作魔法』「遡」
(木々が壊れる前へと直っていく)

>>724
ん？

神性ではあるんですけど...他と違って偉大な、壮大な部分が欠如した中途半端な神性なんです

ミカエル『………』

そういう神性をわたしは淀んだ神性って呼んでるんですけど...アルさんの神性も淀んでるんです

ミカエル『…！レイチェルちゃん！そう言えばさっきアルちゃんの神性いのこと！『ルシファー』と似たようなって言ったよね!?』

でも...なんだか他の淀んだ神性と違ってまた何か別のものも入ってる感じがするんです...

まあねぇ…たくさん、たくさん奪ったしね

...?いえ、わたしがにていると言ったのは...誰でしたっけ？うわ！...と言ってきた人

あの人の神性の本質がルシファーと同じような、淀みの底をすくった様な神性だったからそう言ったんですよ

ミカエル『……違うの？ルーちゃんじゃないの？』(あからさまに雰囲気がかわり、重くぐるぐるとした謎の雰囲気になる)

ミカエル『…つまり、ルーちゃんとあったことがあるの？』(カクンッと首を傾げる)

...?違いますけど...例えば、神性ってその本質が似ているものは導きの糸で繋がれているんです（ごそごそ）

（月光を取り出す）

>>735
はいはーい、そこまで(肩をぽん、と叩いて)

...えーと...神性の塊の様な場所でからまれました、淀んだ神性を纏った堕天使でしたからすぐ分かりました

ミカエル『……アルちゃん、邪魔しないで欲しいんだけど』(アルちゃんの方に振り向く、が、その瞳は先程とは違い、恐ろしい程に濁っている)

むー…なんか汚いって感じ…

.....

（月光をしまう）

...天使さん？なんだか貴女の神性が...淀んで...

ミカエル『……ルーちゃん…下界にやっぱりおりてきてる…』(下を向きボソッとつぶやく)

>>740
…何、ルシファーがどしたの？
(動じることなく、バッサリと聞いて)

>>744
それってやばいんじゃ…

ミカエル『……アルちゃんには関係ない』(変わらず、瞬きひとつせず答える)

ミカエル『…やばくないよ、ルーちゃんはどうせ観光気分で来てるだけ、なんの支障もない、飽きたらすぐ魔界に帰ってくよ』

...むー...神性のもとを探したいなら、その神性と似てる神性をさがすのが良いですよ

>>749
それって同じ神性なら…見えたりする？

似てる神性は導きの糸で繋がってるから、それをたどれば別の神性にたどり着くことができるんです

あっ...でも、導きの糸って...見えますか？

…見ようとすれば、ね！
(目から血を流した。刹那、糸がキラキラと光って見える)

ミカエル『……』

...うーん...そんな痛い目見るくらいなら、これ貸してあげます！

（月光を手渡す）

ミカエル『やらなくていいよ、アルちゃん』

>>755
んーん、大丈夫。治るから

>>756
なぜ？

ミカエル『……どーせ、ルーちゃんの事だしもう魔界に帰ってるでしょ、それならまぁいいや、今度降りてきた時にでも探すよ』(ふっと元の雰囲気にもどる)

うん…。

...えーと、必要ないですか？月光...

ミカエル『……あぁ、それとね、レイチェルちゃん』(ふぃっと2人の方をむく、月明かりが影になり、表情はみえない)

大丈夫、みたいだね

なんですか？

>>761
…(すぅ、と息を吸って)
何？

ミカエル『……ルーちゃんの神性は淀んでるんじゃない、あれはルーちゃんが『あそこ』に居るためにわざわざつくってる幻影だよ』

…なるほど、ね。それで魔界か…

ミカエル『…僕のルーちゃんは、ずっと綺麗なまま、ずっと、ずぅっと…ね』(狂気に溢れた笑みをこぼす)

ミカエル『じゃっ♪下界のことでも話そーよ！僕ここのことあんまり知らないからさっ♪』(ニコニコと元のミカエルにもどる)

(…どうやら、神聖の象徴、天使まで狂ってるみたいだ…なるほど。どうりで、現世も狂っている…)
…そっか。

.......

（月光を取り出す）

ミカエル『ふふっ♪んふふっ♪』(月の光にあてられ、まさに天使と言われるにふさわしい美しさに包まれ、軽やかに踊る)

…んー、明日は満月か…しかも…ふぅ

空より降りそそぐ神秘の母よ、この神性のゆりかごを経て導きをその刃に宿せ...

ミカエル『！…あれぇ？どうしちゃったのかな？レイチェルちゃん、無闇に使うなって言ったよねー！もー！』

…特に明日は使っちゃダメだと思う……レッドムーンの日だ。
神気が妖気に最も近づく日……

月光の聖剣よ 神性の母のゆりかごと成れ 導きの神性をその身に宿せ わたしを神性を暴く者として...

（月光の聖剣の光が強くなっている）

ん？何してるんだろ

(ごめんちょっと寝る)

ミカエル『…………』

(おけ！)

導きよ、わたしに目を示せ...

（月光の聖剣を掲げる）

....果てしなき神性として！（ギィンッ！）

（アルスターが目を見開き、月光を纏う）

ミカエル『……こりゃまた…この子はどういう素質があるんだか』

....おお...これが導きの月光...神性を暴く神性の糸...

（アルスターを中心に月光が渦巻いている）

...ああ、天使さん...わたし、月光の導きを得たみたいです！

（いつもの表情になり、嬉しそうに飛び跳ねる）

ミカエル『うーん…まさかとは思うけどそれ体力とか消費したりしない？』

貴様ら膝まずけ、命乞いをしろ

だいじょーぶです！月光の聖剣の糧は月光そのものですから！月光を浴びる限り全然疲れません！

....え？誰ですか？

ミカエル『………何こいつ』(逆さまに浮きながら)

Σさんだ、今すぐに膝まずけ！命乞いをしろ！

ミカエル『いや、なんで』

貴様らはΣさんの前にいるのだぞ

....（スッ）....（ギィイイイイイイイイン）

（両手で聖剣を持ち、目を閉じて構えると、聖剣に強い月光が集まっていく）

それか、私と戦おうと言うのかね？

ミカエル『いや、なんでそうなるわけ』

ミカエル『レイチェルちゃんも1回抑えて』

さあ、決めるんだ、三分間待ってやる

（ギィィンッ！）...

（溢れんばかりの月光が聖剣に渦巻き、アルスターは開眼して聖剣を大振りに構える）

ミカエル『…いやいやいや、なにさそれ、つーかなんでいきなり来てその二択しかないわけ？3択目に事情を話すくらい入れといてくれない』