元の世界に帰還するには…
一、魔法学者として自分で研究する。
二、専門家に金銭を投じて依頼する。
三、かの魔王の持つ書物を獲得する。
四、エトセトラ かつ アンノウン
非才・凡庸・無勇気・潔癖、
そんな俺にとって、この世界は憂鬱だ。だから、俺は必ず元の世界に帰ってみせる。
もしも手伝ってくれるなら、相応の金を支払おう。
>>63
…俺の欲しいもん、みんな…
この指の間をすり抜けていっちまう。
水みてぇに。
(痩せ細った自身の両手を広げ、指の間、その下の金に目線を落とす。)
もうたくさんだ。
お前の賭け事は愚かだよ。
見返りを求めてそのたびに裏切られてみろ。
希望なんかじゃない、絶望しかやってこないんだ。
妹を救いたいなら勝手にすればいい。
それがどんなに細い糸の先にあるものでもな。
おれはごめんさ。より確実なのは魔女を根絶やしにすること。
これは復讐でもない…正義なんだよ。
宗教なんて微塵も興味ない。
言っただろ? 「混乱の使者」だって。
おれは必ずこの腐った世界に革命をもたらすぜ。
>>63
最後に賭けをしよう。
お前とおれの、だ。
(黄金の上、諦念以外の感情すべてを燃やすチゼルと相対する。)
おれはもちろん全ての魔女をぶっ潰す。
そしてお前は魔女の権能に頼るために邂逅する。
妹を救いたきゃおれを止めてみろ。
そして最後に、この首を取れ。
(手で銃を形作りこめかみに当てる。
ほどけた指の間で力なく笑った。)
……名前はないと言ったな。
生まれてきた意味がないなんて可哀想だろ?
だからおれはたった今、この世に証を残す。
始まりさ。
おれはカオスだ。
…初めましてだなぁ、チゼルの旦那。
>>64
ひっ……
(民家の陰で息をひそめる少女が一人。見た目は年端もいかないはずの人物が死体を踏みつける様を見て、思わず悲鳴を漏らす。)